ふたりっ子ロケ地めぐり


天下茶屋界隈

南天下茶屋商店街

ドラマの南天下茶屋商店街のモデルとなっているのは西天下茶屋駅前の商店街です。
南海汐見橋線(ものすごく本数が少ない。ドラマではかなりしょっちゅう通りますが)の西天下茶屋駅を降りて左手に行くと,すぐに西天下茶屋銀座商店街のアーケードになります。「銀座商店街」の看板を見たとき,「香ちゃん見いへんかったん?」とか「ウチの麗子知らん?」といいながら野田家,黒岩家の面々が今にも飛び出してきそうな気になりました。

商店街の一角に「ふたりっ子記念碑」があります。1997年4月5日に建てられたものだそうです。1997年4月5日というのは「ふたりっ子」の放送が終了した日です。

なお,デジカメでは商店街を1枚も撮影しなかったようです(いくらさがしても見つからん)。APSカメラで撮った写真はあるのですが。

ブランコの公園

21世紀編で,落ちぶれて大阪に帰ってきたオーロラ輝子がひとりさびしそうにブランコをこいでいたところに家出した真実がやってきて,輝子に自分と同じさびしさを感じ,輝子と仲良くなったあのブランコのある公園です。
のちに,麗子と麗子に反発していた真実を再び結びつけたのもこの公園でした。写真のブランコは,麗子と真実が「あなた」を歌いながら,仲良くこいだブランコです。

玲実・真実の通学路にもなっていたようで,真実が麗子のことを「麗子おばちゃん」と呼ぶようになったことを知った香子が,玲実と学校から帰ってくる真実を待ちうけて「真実のアホッ!! おかあちゃんをいじめるやなんて子どもとして最低やわ」と怒鳴りつけたのもこの公園です。
今にもむこうから学校帰り真実と玲実が歩いてきそうです。
ところで,再放送を見るまではこの公園は21世紀になってはじめて出てくるものとばかり思っていました。ところが,第2回で早くも出てくるのです。麗ちゃんと香ちゃんの通学路だったようです。右の写真に見える山の形をしたすべり台は,香ちゃんがバーバーのババアにかんしゃく玉を投げつけたところです。
また,光一がはじめて午前さまになるのもこの公園です。

桁下有効高1.8mのガードとお地蔵さん

麗ちゃんと香ちゃんの,のちには真実と玲実の通学路になるガードです。麗ちゃんが「入れ代わろか」と香ちゃんに提案したのもちょうどここでした。香ちゃんが家出したとき,しばらくここにたたずんでいましたし,のちに真実や麗子が家出するときも,ここにしばらくたたずんでいました。

麗子が京大を受けるときにもここを通っていきました(麗子はどういうルートで京大まで行ったんだろう?)。そしてマサがそのガードを通ってくる麗子を激励したのがこのお地蔵さんの前です。

トンネル

光一が麗ちゃんと香ちゃんの授業参観で「かどはあるけどやわらかいお先真っ白なとうふのすばらしさを……」という「豆魂演説」をぶって麗ちゃんの不興を買い,光一が麗ちゃんをなだめながら帰ってくるシーンがあります。そのときに麗ちゃんが「あたしの気持ちなんかお父ちゃんにも香ちゃんにもわからへんわ。なんで双子なんかに生まれてきたんやろう」といって駆けこんでいったのがこのトンネルです。
21世紀編でも,真実との大ゲンカでヒステリーを起こして裸足のまま家を飛び出していった麗子が,このトンネルから出てくるシーンがありました。

なお,不思議なことにこのトンネルは写真の側しかテレビには出てきません。もちろん撮影のためにつくられたトンネルではありませんから,“向こう側の口”が存在します。右の写真がテレビには出てこなかった“向こう側の口”です。

線路脇の道

トンネルのところで出てきた授業参観からの帰りのシーンのほかにも何回も出てきた道です。ただし,1976年のシーンでは,木のフェンスになっています。
右の写真の手前に例のトンネルがあり,この道をまっすぐ行くと,いったん左に曲がりますが,道なりに行くと例のお地蔵さんガードのところに出ます。
なお,ドラマの中ではこの道は天下茶屋と新世界を結んでいるという設定になっているようですが,さらに本来は南側である写真の向こう側にほんとうは北のほうにある新世界があるというようになっているようです。

小学校

麗ちゃんと香ちゃんが,そして真実と玲実が,さらに古くは光一が通った小学校です。

第2回の放送によると,麗ちゃんと香ちゃんはこのガードをくぐって通っていたようです。

その他のスポット

家出した香ちゃんをさがしまわるシーンで出てきた高野はりヘアーサロンアベ喫茶HABUが実在します。ただし,2001年2月には喫茶HABUはすでに閉店しているそうです。

高野はり

ヘアーサロンアベ

喫茶HABU