東京でさくらの満開を観測

昨日の発表ですが……。

本日4月2日、東京でさくら(ソメイヨシノ)の満開を観測し
ました。
これは、平年(4月5日)より3日早く、昨年(3月27日)
より6日遅い満開です。

開花発表が3月21日でしたから,開花から満開までの期間は12日間ということになります。

東京管区気象台の発表資料によると,この期間が長いベスト3は次のようになっています。

1位 1966年 16日
2位 1989年 14日
3位 1987年 13日

ただし,気象庁天気相談所の資料によると,1937年に3月26日開花,4月15日満開という記録があります。現在とは記録の取りかたが違ったようです。

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こたつで迎えた“夏時刻”(1949年)

1949年4月3日,前年からはじまった夏時間の2年目がスタートしました。

4日付朝日新聞より――:

冬オーバーで花見の宴

こたつで迎えた“夏時刻”

北海道では雪まで降った

きのう三日の日曜から幕をあけたサマータイムは,名にそむいてとんでもない寒さ北は北海道から南は九州まで寒くて眠い一日だった――札幌では零下六度

4日付毎日新聞より――:

三日の第一日曜はサマータイムであけた。上るはずの水銀柱が低気圧のいたずらでぐーんと下り,富士山に雪が降る, 帯広は零下九度平年より六,七度低い九州はお日様が出たのが朝七時,東京は平年より二度三分低い三度六分, 咲きそめた上野の桜もつぼみを閉じるという冬姿の夏時間初日だった。

こんなこともあり,夏時間は不評で,1951年を最後に廃止されました。導入してはならんといういい教訓でしょう(笑)

次の表は,いくつかの地点における今年の夏至の日(6月21日)における日の出・日の入りの時刻と昼の長さです(国立天文台HPより)。

地名 日の出 日の入り 昼の長さ
根室 03:37 19:02 15:25
札幌 03:55 19:18 15:23
東京 04:25 19:00 14:35
鹿児島 05:13 19:26 14:13
那覇 05:37 19:25 13:48

昼の長さだけを考えれば,北にある北海道では導入するとウレシイことになりそうです。しかし,1時間では効果がうすく,2時間くらい早める必要があります。

東京では,通勤時間を考えると,あまりウレシイことにはなりそうもありません。涼しい朝のうちに仕事をはじめられる……という話もありますが,1時間で何℃違うのか,考えてからいってほしいものです。それに,この理屈どおりだとすると,まだ暑いうちに帰宅することになり,家での冷房の使用量が増えるのではないでしょうか。

九州・沖縄では夏至前後の1~2か月くらいはウレシイことになるかもしれません。しかし,その代償として,表からではわかりませんが,夏至前後の1~2か月を除き,朝の暗いうちに通学・出勤するハメになります。夏休みも,薄暗い中で「ラジオ体操第一,よ~い!! ♪チャンチャーラチャンチャンチャンチャン……」となるでしょう。

というわけで,かなりおおざっぱなデータではありますが,日本では導入してもウレシイことにはなりそうもないということがわかるでしょう。

あと,忘れてはいけないのは,日本の現状の労働慣習のまま夏時間を導入しようものなら,出勤が1時間早くなり,退社は今と変わらない……というような事態になることはミエミエだということです。

サマータイムは省エネになるという試算もあるようですが,私が以前見た試算では,仮定の上に仮定を重ねても0.1%程度の“節約”にしかならず,ふつうはこれを誤差といいます。一方で最近では↓のような研究もあります。

夏時間を採用するとエネルギー消費量は逆に増える、米経済学者 – Technobahn

夏季に時間を早める夏時間(Daylight Saving Time)は欧米では省エネにつながるとして制度化されているが、夏時間を採用しても期待した程、省エネにはつながらないばかりか、却ってエネルギー消費量を増やしてしまうという事実が、米カリフォルニア大学サンタバーバラ校のマシュー・コチェン(Matthew Kotchen)教授を中心とする研究グループが米経済学会の会合で発表した研究成果によって明らかとなった。

ところで,日の出(日出),日の入り(日入),昼,夜って何なんでしょうか。

まず,“日出”と“日入”は,「明治三十五年文部省告示第百六十五号」で

太陽面最上点ノ地平線ニ見ユル時刻ヲ以テ日出入時刻ト定ム

と定められています。常識的には日出から日入までが昼,日入から日出までが夜ですが,私が調べた限りでは法律的にはとくに定められてはいないようです。

“日出”は,「刑事訴訟法」第116条に登場します。

日出前,日没後には,令状に夜間でも執行することができる旨の記載がなければ,差押状又は捜索状の執行のため,人の住居又は人の看守する邸宅,建造物若しくは船舶内に入ることはできない。

2 日没前に差押状又は捜索状の執行に着手したときは,日没後でも,その処分を継続することができる。

ここで使われている“日没”は“日入”と同じなのでしょうか? また“夜間”とはいったいいつのことなのでしょうか? アイマイさがある表現です。

“日出”は「風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律」(風俗営業法)第28条第4項でも,“深夜”を定義するために次のように使われています。

都道府県は,……(中略)……深夜(午前零時から日出時までの時間をいう。以下同じ。)における営業時間を制限することができる。

太陽が昇るまでは“深夜”なわけですね。

太陽が沈んだあとや太陽が昇る前の空の明るい状態が,“薄明”です。通常,太陽が地平線下何度にあるかによって次のように分けられています。

6度以内 常用薄明または市民薄明 通常の活動ができる
12度以内 航海薄明 海で水平線が見える
18度以内 天文薄明 天文観測に適さない

どうでもいいですが,風俗営業法上では“明るい深夜”という状態が存在します。

太陽が沈まないか,薄明のまま日の出を迎えるのが“白夜”です。白夜の反対が“極夜”です。気象関係者は極夜渦とか極夜ジェットとかいった用語でそれなりになじみがあるのですが,一般にはあまり使われていないようです。

白夜が国内で知られるようになったのは,1952年のヘルシンキ五輪がきっかけだったという話もあります。一方で,白夜を有名にした「知床旅情」という歌で誤用されているのは有名な話です。はるかクナシリに白夜はありません。

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こたつで迎えた“夏時刻”(1949年)

1949年4月3日,前年からはじまった夏時間の2年目がスタートしました。

4日付朝日新聞より――:

冬オーバーで花見の宴
こたつで迎えた“夏時刻”
北海道では雪まで降った

きのう三日の日曜から幕をあけたサマータイムは,名にそむいてとんでもない寒さ北は北海道から南は九州まで寒くて眠い一日だった――札幌では零下六度

4日付毎日新聞より――:

三日の第一日曜はサマータイムであけた。上るはずの水銀柱が低気圧のいたずらでぐーんと下り,富士山に雪が降る, 帯広は零下九度平年より六,七度低い九州はお日様が出たのが朝七時,東京は平年より二度三分低い三度六分, 咲きそめた上野の桜もつぼみを閉じるという冬姿の夏時間初日だった。

こんなこともあり,夏時間は不評で,1951年を最後に廃止されました。導入してはならんといういい教訓でしょう(笑)

次の表は,いくつかの地点における今年の夏至の日(6月21日)における日の出・日の入りの時刻と昼の長さです(国立天文台HPより)。

地名 日の出 日の入り 昼の長さ
根室 03:37 19:02 15:25
札幌 03:55 19:18 15:23
東京 04:25 19:00 14:35
鹿児島 05:13 19:26 14:13
那覇 05:37 19:25 13:48

昼の長さだけを考えれば,北にある北海道では導入するとウレシイことになりそうです。しかし,1時間では効果がうすく,2時間くらい早める必要があります。

東京では,通勤時間を考えると,あまりウレシイことにはなりそうもありません。涼しい朝のうちに仕事をはじめられる……という話もありますが,1時間で何℃違うのか,考えてからいってほしいものです。それに,この理屈どおりだとすると,まだ暑いうちに帰宅することになり,家での冷房の使用量が増えるのではないでしょうか。

九州・沖縄では夏至前後の1〜2か月くらいはウレシイことになるかもしれません。しかし,その代償として,表からではわかりませんが,夏至前後の1〜2か月を除き,朝の暗いうちに通学・出勤するハメになります。夏休みも,薄暗い中で「ラジオ体操第一,よ〜い!! ♪チャンチャーラチャンチャンチャンチャン……」となるでしょう。

というわけで,かなりおおざっぱなデータではありますが,日本では導入してもウレシイことにはなりそうもないということがわかるでしょう。

あと,忘れてはいけないのは,日本の現状の労働慣習のまま夏時間を導入しようものなら,出勤が1時間早くなり,退社は今と変わらない……というような事態になることはミエミエだということです。

サマータイムは省エネになるという試算もあるようですが,私が以前見た試算では,仮定の上に仮定を重ねても0.1%程度の“節約”にしかならず,ふつうはこれを誤差といいます。一方で最近では↓のような研究もあります。

夏時間を採用するとエネルギー消費量は逆に増える、米経済学者 – Technobahn

夏季に時間を早める夏時間(Daylight Saving Time)は欧米では省エネにつながるとして制度化されているが、夏時間を採用しても期待した程、省エネにはつながらないばかりか、却ってエネルギー消費量を増やしてしまうという事実が、米カリフォルニア大学サンタバーバラ校のマシュー・コチェン(Matthew Kotchen)教授を中心とする研究グループが米経済学会の会合で発表した研究成果によって明らかとなった。

ところで,日の出(日出),日の入り(日入),昼,夜って何なんでしょうか。

まず,“日出”と“日入”は,「明治三十五年文部省告示第百六十五号」で

太陽面最上点ノ地平線ニ見ユル時刻ヲ以テ日出入時刻ト定ム

と定められています。常識的には日出から日入までが昼,日入から日出までが夜ですが,私が調べた限りでは法律的にはとくに定められてはいないようです。

“日出”は,「刑事訴訟法」第116条に登場します。

日出前,日没後には,令状に夜間でも執行することができる旨の記載がなければ,差押状又は捜索状の執行のため,人の住居又は人の看守する邸宅,建造物若しくは船舶内に入ることはできない。
2 日没前に差押状又は捜索状の執行に着手したときは,日没後でも,その処分を継続することができる。

ここで使われている“日没”は“日入”と同じなのでしょうか? また“夜間”とはいったいいつのことなのでしょうか? アイマイさがある表現です。

“日出”は「風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律」(風俗営業法)第28条第4項でも,“深夜”を定義するために次のように使われています。

都道府県は,……(中略)……深夜(午前零時から日出時までの時間をいう。以下同じ。)における営業時間を制限することができる。

太陽が昇るまでは“深夜”なわけですね。

太陽が沈んだあとや太陽が昇る前の空の明るい状態が,“薄明”です。通常,太陽が地平線下何度にあるかによって次のように分けられています。

6度以内 常用薄明または市民薄明 通常の活動ができる
12度以内 航海薄明 海で水平線が見える
18度以内 天文薄明 天文観測に適さない

どうでもいいですが,風俗営業法上では“明るい深夜”という状態が存在します。

太陽が沈まないか,薄明のまま日の出を迎えるのが“白夜”です。白夜の反対が“極夜”です。気象関係者は極夜渦とか極夜ジェットとかいった用語でそれなりになじみがあるのですが,一般にはあまり使われていないようです。

白夜が国内で知られるようになったのは,1952年のヘルシンキ五輪がきっかけだったという話もあります。一方で,白夜を有名にした「知床旅情」という歌で誤用されているのは有名な話です。はるかクナシリに白夜はありません。

雨師風伯おもひの儘に荒すさみ(1892年)

今日の東京は発達中の低気圧の影響で朝から強い風が吹いています。09時までの最大風速は10.8m/s,最大瞬間風速は21.1m/sです。

さて,1892年4月2日の東京は,日付が変わったころから大雨が降り出し,朝になってからはそれに加えて強風が吹き荒れました。最大(瞬間)風速は「十八米突八」を観測,これは1876年から1912年までの37年間における4月の最大(瞬間)風速でした。

富岡門前町警察署管内でところどころ出水し深さが3尺に達したところがあったほか,屋根塀などの被害があったようです。また,横浜でも家屋が倒壊したほか,川につないであった小舟の流失などがあったようです。

ちなみにタイトルは,3日付東京朝日新聞の記事より。

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雨師風伯おもひの儘に荒すさみ(1892年)

今日の東京は発達中の低気圧の影響で朝から強い風が吹いています。09時までの最大風速は10.8m/s,最大瞬間風速は21.1m/sです。

さて,1892年4月2日の東京は,日付が変わったころから大雨が降り出し,朝になってからはそれに加えて強風が吹き荒れました。最大(瞬間)風速は「十八米突八」を観測,これは1876年から1912年までの37年間における4月の最大(瞬間)風速でした。

富岡門前町警察署管内でところどころ出水し深さが3尺に達したところがあったほか,屋根塀などの被害があったようです。また,横浜でも家屋が倒壊したほか,川につないであった小舟の流失などがあったようです。

ちなみにタイトルは,3日付東京朝日新聞の記事より。

東京で21年ぶり4月の雪(1956年)

1956年4月1日,朝から降り出した雨は15時30分には雪に変わり,23時には積雪3.0cmを記録しました。

4月の降雪は1943年以来13年ぶり,積雪は1935年以来21年ぶりのことでした。

この日,千代田区千鳥ケ淵公園に五つのテントを張り「即時帰国の具体策」を要求して座込みをつづける在ソ同胞の留守家族たち約二百人には無情な雪だった。座込みの人たちはあわてて火バチや木炭を調達し寒いテントの中で毛布にくるまっていたが,この人たちに同情してお菓子,薪,金一封を贈る人たちもあって留守家族たちを感激させ,また激励電報も数十通寄せられた。しかし“シベリアの寒気”と“留守家族の座込み”――何かしらの結びつきのありそうな,寒い春の雪であった。

(2日付毎日)

また,この日は隅田川で早慶レガッタが行なわれました。メルボルン五輪の関係で例年より早い開催でしたが,それがアダとなり,朝からの雨が対校エイトのころには吹雪,早慶レガッタ史上初の雪中レースとなりました。慶應が5艇身差で5年ぶりの勝利を飾っています。

ちなみに,有名な“あらしのボートレース”は翌年の早慶レガッタでのできごとです。これについてはあらしのボートレース | 能天気Express~新世界版~をご覧下さい。

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強風の成田空港 脱出乗客,次々に転落(1990年)

昨日06時49分に発生したフェデラルエクスプレス航空80便の着陸失敗炎上事故は記憶も生々しいですが,1990年の今日3月24日,ところも同じ成田空港で強風による事故がありました。

14時10分ごろ,成田に到着したキャセイ・パシフィック航空508便トライスター機(乗員18人,乗客283人)が誘導路を走行中,突風であおられて機体が傾き,主翼の一部が壊れて燃料が漏れ出しました。火災の恐れがあるため乗客全員が非常脱出用の脱出スライドで機外に出ようとしたところ,スライドが風にあおられて乗客らが相次いで地上に投げ出され,65人が負傷しました。

この日,日本海を発達しながら低気圧が通過中で,成田空港では朝から強風が吹き,13時には22.1m/sの瞬間風速が観測されました。

内陸部の丘陵地帯につくられた成田空港はもともとウインドシアの発生しやすいところとして知られており,こんなところに無理矢理空港をつくった連中に責任の少なくとも一端はあるでしょう。

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強風の成田空港 脱出乗客,次々に転落(1990年)

昨日06時49分に発生したフェデラルエクスプレス航空80便の着陸失敗炎上事故は記憶も生々しいですが,1990年の今日3月24日,ところも同じ成田空港で強風による事故がありました。

14時10分ごろ,成田に到着したキャセイ・パシフィック航空508便トライスター機(乗員18人,乗客283人)が誘導路を走行中,突風であおられて機体が傾き,主翼の一部が壊れて燃料が漏れ出しました。火災の恐れがあるため乗客全員が非常脱出用の脱出スライドで機外に出ようとしたところ,スライドが風にあおられて乗客らが相次いで地上に投げ出され,65人が負傷しました。

この日,日本海を発達しながら低気圧が通過中で,成田空港では朝から強風が吹き,13時には22.1m/sの瞬間風速が観測されました。

内陸部の丘陵地帯につくられた成田空港はもともとウインドシアの発生しやすいところとして知られており,こんなところに無理矢理空港をつくった連中に責任の少なくとも一端はあるでしょう。

東京で瞬間風速26.7m/s(2000年)

2000年も今年同様に3月20日が春分の日でした。

この日,日本の東海上の低気圧と黄海にある高気圧の間で気圧の傾きが大きくなり,関東地方を中心に北よりの風が吹き荒れました。

東京では11時23分に最大瞬間風速26.7m/sを観測,館山や熊谷でも25m/sを超える瞬間風速が観測されました。

10時50分ごろ,足立区青井で,14階建てマンションの屋上に携帯電話の基地局を設置するための足場が強風にあおられて倒れ,隣接する家具店を直撃,店舗の屋根と壁が壊れました。

また,架線に飛んできたビニールや傘がからまったりして,常磐線宇都宮線,武蔵野線,ゆりかもめなどのダイヤが乱れました。

東京消防庁のまとめでは,この日都内で10人が重軽傷を負いました。

このほか,葉山沖では,こんなときにのんきにヨット遊びをしていた芝浦工大ヨット部の5人が乗っていたヨットが転覆して海に投げ出され,ヨット備えつけの救難用ブイにつかまっているところを通りかかった釣り船に救助されました。

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東京で瞬間風速26.7m/s(2000年)

2000年も今年同様に3月20日が春分の日でした。

この日,日本の東海上の低気圧と黄海にある高気圧の間で気圧の傾きが大きくなり,関東地方を中心に北よりの風が吹き荒れました。

東京では11時23分に最大瞬間風速26.7m/sを観測,館山や熊谷でも25m/sを超える瞬間風速が観測されました。

10時50分ごろ,足立区青井で,14階建てマンションの屋上に携帯電話の基地局を設置するための足場が強風にあおられて倒れ,隣接する家具店を直撃,店舗の屋根と壁が壊れました。

また,架線に飛んできたビニールや傘がからまったりして,常磐線宇都宮線,武蔵野線,ゆりかもめなどのダイヤが乱れました。

東京消防庁のまとめでは,この日都内で10人が重軽傷を負いました。

このほか,葉山沖では,こんなときにのんきにヨット遊びをしていた芝浦工大ヨット部の5人が乗っていたヨットが転覆して海に投げ出され,ヨット備えつけの救難用ブイにつかまっているところを通りかかった釣り船に救助されました。