夏休み子ども科学電話相談と病院の怖い話

NHKラジオ第1放送の夏の定番夏休み子ども科学電話相談が近づいています。今年で25年目だそうです。

質問に対する回答よりも,回答者どうしの会話のほうがおもしろかったりします。あと,回答者の肩書きがけっこう変わっているのもなかなか興味深いです。天文担当のN先生,今年も出演するとすれば確実に肩書きが変わっていますね。

今年は21日からはじまるようですが,その予習を兼ねて去年の放送の復習をしておきましょう。

去年の放送のハイライトは,なんといっても7月25日に放送された次の質問です。

妖怪とお化けってどう違うんですか?

これって科学相談か? スタジオは大騒ぎ(笑)

そのあとの会話の要点を抜粋します。

ホンモノはこれの1000倍は面白いです。ICレコーダーで録音してありますが(笑)音声データのアップロードはしません。かりにこの件で問い合わせをいただいても一切答えませんのであしからず。

村上アナ  今ね,スタジオのね先生方も下向いちゃってね,自分に当たんなきゃいいなって思ってんだけど,ちょっとみんなで考えてみるけど……。どうしましょう?

矢島先生(昆虫)  いちばん専門は誰?

小菅先生(あの旭山動物園園長)  こういうのはあれじゃないですか,やはりいちばん長く生きたかた。

矢島  じゃあ口火を切ります。・・・お化けとか幽霊とかいうのはモデルがあるんだと思う。妖怪っていうのは人間の心の中で自由につくったものだと思う。自分のイメージでいろんな妖怪ができるわけだよ。ある種楽しいよな。

質問者のツッコミ  だけど妖怪って水木しげるさんが見たっていうんですけど,あれホントですかね?

矢島  そりゃまあ水木さんは見てんのかも知らんよ。でも私は見たことないんだけど。・・・昆虫の世界には妖怪やお化けはいないだろうなあ。

村上アナ  動物園にはどうですか?

小菅  ・・・幽霊とかお化けってなんか気持ち悪いしね,人だと思うんだ,人。それもなんか楽しい感じではなくて,人を憎んだりね,そういうのが幽霊だと思うんだ。楽しそうでない。だけど,妖怪っていうのは人間の社会の外にいるんだと思うんだ。例えば,傘なんかでも,人間の使っている傘は妖怪にはなってない。だけどボロボロになって裏山なんかにポイって置いておいたりするとしっかり妖怪になっちゃったりする。人から離れたところなんだけど,しかし実際には人に近いところ,里山のところなんかに夜行くと,微妙な音が聞こえるでしょ,ああいうところが好きなのが妖怪で,妖怪は人間に悪いことしない。

村上アナ  植物には妖怪とお化け関係ないかも知れませんけど?

田中先生(植物)  植物の世界では妖怪ということばは使いません。でもお化けはいるんですよ。お化けこんにゃくとかね,お化けかぼちゃとかお化けすいかとか。不思議なことにお化けというと大きなもの指すんですね。なんでかわかりません。ぼくが子どもやったらこの番組に電話かけてきて聞こうかと思います。

村上アナ  それじゃ心に詳しい山本さんはどうでしょうか。

とつとつと話しはじめた山本先生。救急医療が専門の山本先生からなんと,ある意味衝撃的な病院の怖い話が語られる!! まさかこの番組でこんな話が聞けるとは……。

それは次回で(笑)

能天気Express~新世界版~  夏休み子ども科学電話相談と病院の怖い話2に続きます。

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高瀬川大氾濫

1924年7月10日の朝,豪雨により宇治川が「二十年来の大洪水」に見舞われました。1924年7月11日付東京朝日に次のようにあります。まあ,当時の新聞はあまりあてになりませんが。

高瀬川大氾濫 京都三條以南一面の海
居宅堀川に顛落し家族四名濁流に流さる


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