今日の土曜ワイド劇場はタクシードライバーの推理日誌38

今日の土曜ワイド劇場はタクシードライバーの推理日誌38「伊勢志摩~貝の中の殺意!! 真珠をめぐる同時殺人・魔性の女の完璧すぎる殺人アリバイ!? 出所した男と消えた4000万の行方!」です。

最近は最初の10~30分程度で犯人がわかるシリーズとして知られています。夜明日出夫元警部補がアリバイ証言をして,絶対に犯人じゃない!! と途中まで主張する女性が犯人です。

ただ,今日の土曜ワイド劇場はタクシードライバーの推理日誌35 | Notenki Express 2014に書いたとおり,以前は違いました。例えば,第4作では“女性客”ではなく男性客でしたし,第5作では“女性客”は殺人には関与しておらず,第6作では犯人は“女性客”の従姉,第12作ではそもそも“女性客”を乗せておらず,第16作では“女性客”は最初の被害者になりました。今のようなパターンが定着したのは少なくとも第17作以降です。

それから,このシリーズは「法医学教室の事件ファイル」とペアで放送されることが多いです。次の表は今日の土曜ワイド劇場はタクシードライバーの推理日誌37 | Notenki Express 2014に今回分を書き足したものです。

タクドラNo タクドラ放送日 法医学No 法医学放送日
38 20150829 41 ????????
37 20150307 40 20150212
36 20141213 39 20141018
35 20141011 38 20141004
34 20131207 37 20131109
33 20131012
32 20130406 36 20130330
31 20121208 35 20121201
30 20120107 34 20120211
29 20110702 33 20110611
28 20101211 32 20110122
27 20101009 31 20100925
26 20100123 30 20100109

ちなみに,今のところ9月19日までに「法医学教室の事件ファイル」の放送予定はないようです。

タクシードライバーの推理日誌38のあらすじ

テレビ朝日|土曜ワイド劇場より引用:

 タクシードライバーの夜明日出夫(渡瀬恒彦)は、元警視庁の敏腕刑事。その日、夜明の車に乗りこんだ女性客が向かったのは、府中刑務所だった。女は、出所した男を見つけるなり「10年前の真実を聞かせて」と詰め寄り、2人はもめはじめた。夜明はあわてて間に入って、いさかいを止めた…。

 その後、女性は夜明のタクシーに再び乗車、青山の宝石店“進藤ジュエリー”の前で降りた。彼女を出迎えたのは、なんと夜明の娘・あゆみ(林美穂)だった。聞けば、女性はこの店の専属ジュエリーデザイナー・神崎睦美(高岡早紀)で、かつては三重・鳥羽の真珠加工工場の従業員だったが、進藤ジュエリー社長・進藤俊彦(葛山信吾)に才能を見出され、いまや海外セレブにも人気のデザイナーとして活躍しているという。そして、あゆみは雑誌で特集記事を組んだ縁から睦美と知り合い、現在、進藤ジュエリーでアルバイトをしているらしい。その夜、夜明は睦美から指名を受け、都内にある工房から横浜のホテルまで彼女を送り届けた。

 翌朝、都内の橋のたもとで、男の刺殺死体が発見された。さっそく東山刑事(風見しんご)たちが臨場するが、男は身許を証明するものを一切所持しておらず、ポケットにはむき出しの現金が入っていた。それもそのはず、男は2日前に府中刑務所を出所したばかりの青木公男(本城丸裕)だった。青木は10年前、三重県鳥羽市の信用金庫から4000万円を強奪した罪で服役していた。青木は、強奪した金は共犯者の元漁師・神崎隆一(伊藤洋三郎)が隠し持っていると供述したが、神崎は事件後すぐに水死体で発見されていた。警察は神崎の周辺を徹底的に捜索したものの、いまだに4000万円は見つかっていなかった。実は、殺された青木こそ府中刑務所前で睦美ともめていた男であり、共犯者の神崎は睦美の父だった。

 事情聴取に訪れた東山たちに、睦美はいまだに父が強盗犯だとは信じられず、青木には10年前の真実を確かめるために会いに行ったと打ち明ける。また、青木の出所の日時は、故郷の鳥羽で居酒屋を営む母・幸代(黒田福美)から聞いたと話す。しかも、青木の死亡推定時刻は夜明のタクシーに乗っており、その後、横浜のホテルから一歩も外に出ていないという完璧なアリバイがあった…。

 その後の調べで、青木は死の前日、都内でダイバーズショップを営む同郷出身者・田中雄太(蟹江一平)の元を訪ねていたことがわかった。田中は、青木のあとをつけるナゾの男を目撃したと話すが…!?
 そんな中、睦美からまたもや夜明に指名が入り、伊勢志摩まで送ってほしいという。ニューヨーク店のオープンに合わせて発表する最新作に使う真珠を選ぶため、早朝、現地に到着しなければならないという。だがその矢先、新たな殺人事件が発生して…!?

付記 [2015/08/29 23:24]

今回は“犯人”がなんと21時03分に登場。OPがなくなったこともあるでしょうけれど,たぶんシリーズ最速。

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DQNの川流れ (1999年)

当時かなり話題になった事件ですが,もう16年も前ですからカビが生えていてもおかしくはないですね。でも,次の動画をご覧になれば記憶が甦るかもしれません。

当時のネットニュースから引用します。

 北上する熱帯低気圧の影響で、関東地方は13日夜から14日にかけて激しい雨が降り、各地に大きな被害をもたらした。神奈川県山北町では、玄倉(くろくら)川の川岸でキャンプ中だった子ども5人を含む18人が増水で中州に取り残された。14日朝から現地の消防組合などが出動したが、救出作業中に鉄砲水で全員が流された。このうち4人は自力で対岸に泳ぎ着くなどしたが、同日夜になっても14人が行方不明になっている。県は不明者の捜索、救助のため、自衛隊に災害派遣を要請した。神奈川県では、藤野町の道志川でもキャンプ中の男性2人が行方不明になっている。厚木市の相模川河川敷でも3人が中州に孤立したが、海上自衛隊のヘリに救助された。多摩川の増水で、東京都世田谷区や川崎市幸区では一部住民に避難勧告が出された。

 神奈川県警松田署などによると、玄倉川でキャンプをしていたのは、横浜市金沢区のスクラップ会社「富士繁(ふじしげ)」の社員やその家族ら。一行は13日に21人で、玄倉発電所の上流約100メートルの川岸でテントを張ってキャンプを始めたが、うち3人はその後引き揚げたという。

 雨が激しくなった午後8時過ぎ、玄倉発電所を管理する県企業庁の見回り職員が一行に避難を勧めたが、断られたという。松田署も避難を呼びかけていた。

 14日午前8時過ぎ、発電所職員が、中州になり、孤立している18人を発見。午前9時過ぎ、通報を受けた足柄上消防組合の6人が現場に到着したが、増水で中州は覆われていた。川岸からロープを渡して救助を試みたが、11時40分ごろ、鉄砲水があり、18人が次々と川に流された。

 1歳の男児1人はすぐに救出され、さらに夕方になって、子ども1人を含む3人が対岸にいるのが確認された。残る14人の行方はわかっていない。(asahi.com)

のちに判明したことなどを含めたまとめは例えば

などをご覧ください。これ以外にもググればいくらでも出てきます。

ちなみに,この事故の現地からのレポートでなんたら予報士の資格をもつと思われるレポーターが1時間に38mm程度の雨に対し力を込めて“記録的な大雨”などといっていましたが,この程度の雨ならいつどこで降ってもおかしくありません。どういうつもりのレポートだったのか,意図不明です。むしろあのような増水は日常的に起こることを強調すべきだったでしょうし,実際,地元の人の話によると年に数回は起こっているとのことでした。

ところで,DQNの川流れには先例があります。キャンプ中の中州に濁流 9人死亡 | Notenki Express 2014をご覧ください。DQNな教師に引率された生徒たちの悲劇です。

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