2002年7月11日00時半ごろ,台風6号Chataanが千葉県南部(富津市)付近に上陸,同日21時前に釧路市付近に再上陸しました。
この台風の影響で,当時渡良瀬川の河川敷にあった足利競馬場の東側の厩舎兼住宅11棟が床上浸水するなどの被害が出ました。
足利市五十部町の渡良瀬川河川敷にある足利競馬場では、11日午前2時過ぎから放水路の水位が上昇、競馬場東側の厩(きゅう)舎兼住宅11棟が床上浸水した。午前4時ごろには2家族が孤立、市消防がボートで救出した。けが人はなかった。
厩舎では馬400頭が飼育され、一時は水が馬のひざ付近まで上がってきたという。馬はぬれたエサを食べないため、厩務員は乾いた地面を探して、ぬれた干し草を干し直したり、厩舎にたまった水をくみ出すなどの復旧作業に追われた。
ある厩務員は「馬が無事だから良かったが、脚に傷があるまま水につかると、そこから菌が入るのではないかと心配だ。しばらく気を抜けない」と疲れた表情で話した。
(2002/07/12 毎日新聞)
また,10日の川崎競馬は中止,この日行なわれる予定だったスパーキングレディーカップ(ホクトベガメモリアル)が翌日に順延になりました。
そして12日には,史上初(当時)の800万馬券が炸裂しました。
ついに出た!夢馬券――。12日夜、行われた川崎競馬最終日の最終レースで、100円が800万円以上となるレース史上初の“超ウルトラ万馬券”が飛び出した。1、2、3着を着順通りに当てる3連単馬券で、配当は(5)(11)(12)で883万3250円。的中したのは35万9075票中わずか3票という、まさしく夢のような馬券となった。折しも13日からは中央競馬でも新潟、小倉、函館の全レースで3連複、馬単の新馬券が全国発売される。ウルトラ万馬券は全国の競馬ファンを大いに刺激することになりそうだ。【川崎10R成績へ】
梅雨の晴れ間の猛暑の夜にとんでもない“嵐”が吹き荒れた。最終10Rで人気薄3頭が上位を独占し大型スクリーンに3連単883万3250円の配当が映し出された瞬間。「えっ~88万馬券!」と現実離れした数字にケタを1つ間違える客もいたほどで驚きの声と約1万人ファンの大きなため息が渦巻いた。
午後8時半発走のサラブレッド系C2級(格付けの最高はA1、最低はC3)12頭立て。大波乱の伏線はスタート直後。単勝1.8倍の圧倒的1番人気オーミバニッシュがバランスを崩して落馬。これと関係なくシャクホウフジ(5番人気)も落馬し、2頭が早々と競走を中止した。直線は3頭の上位争い。今野騎手騎乗の8番人気フジノミネが後方から差し切り勝ちを決め、好位から粘ったブービー人気アバンタンゴが2着。道中2番手を進んでいたしんがり人気のスーパージェミニが3着に残り、ギャンブルレース史上最高配当が飛び出したのだ。
1320通り中、1241番人気。発売35万9075票中、的中はわずかに3票。主催者発表によると川崎競馬場内で1票、船橋競馬場(場外発売)で1票、もう1票は川崎外向場外(競馬場入り口のすぐ外)で購入され、この日のうちに払い戻しはなかったという。
(2002/07/13 スポーツニッポン)