桜の枝に雪が満開(1988年)

1988年4月7日の夜から降りはじめた雪はやむことなく降り続き,8日朝には積雪9cmに達しました。これは4月の東京としては1908年の20cmに次ぐ史上2番目の記録です。

この雪の影響で,関越,東北,常磐の各自動車道が一部で通行止めになったほか,JR各線や私鉄で運休や遅延を生じました。また,羽田空港で2cmほど雪が積もったため離着陸が乱れ,国内線11便が欠航しました。

もちろん東京で雪が積もれば相次ぐスッテンコロリン,36人がけがをしました。

東京では2日にすでにソメイヨシノが開花しており,5~6分咲きのサクラの枝や花の上に雪が積もりました。なかなかみごとな光景でした。残念ながら枝折れを起こした木もあったようです。

この年のプロ野球の開幕はセ・パとも4月8日でした。西武球場での西武-南海戦は積雪のため中止になりましたが,この年から登場した屋根つき球場がさっそく威力を発揮,巨人-ヤクルト戦は予定どおり行なわれました。

にほんブログ村 環境ブログ 天気・気象学へ
にほんブログ村