今日はガッツポーズの日なので,ハードディスク内のテキストファイルなどから“ガッツポーズ”を検索してみました。
競馬と箱根駅伝がやたら多いのですが,そういう記事を多く収集しているからでしょう(笑)
まずはあのテイエムオペラオーのジャパンカップ(2000年):
「僕がミスさえしなければ大丈夫だと思っていた。本当にすごい馬です。最後も抜かせないと信じていた」と和田が歓喜のガッツポーズをすれば,岩元師も「一瞬,負けも覚悟したけど,最後の最後で抜け出してくれた。いい根性しとるわ。この馬には頭が下がる」と満面の笑みで最大級の賛辞を贈った。
現場で見ていました。
よくガッツポーズをする池添騎手。聖剣デュランダルが木枯らしを切り裂いたマイルチャンピオンシップ(2003年):
ゴールを過ぎた瞬間,池添騎手は何度も派手なガッツポーズ。左手人差し指を突き立て,「この馬が1番や!」とアピール。そんな興奮状態は馬上から「メッチャ最高!」と雄叫びを上げながら検量室に引き揚げて来るまで続いた。
2008年のオークス:
トールポピーでレースを制した池添は鞍上でガッツポーズ
これを見て,馬から引きずりおろして袋だたきにしてやりたいと思った人は多かったことでしょう。社台の馬だから降着にならなかったともいわれています。
一方で,ガッツポーズがなくても記事になることがあります。2002年のフェブラリーステークス。
四位騎手にガッツポーズはなく,風のように駆け抜けたゴール板。世界を転戦するアグネスデジタルは史上初,GI4連覇の偉業をいとも簡単になし遂げた。
競馬のガッツポーズといえば,第1回黒船賞でリバーセキトバに騎乗していた北野騎手の「早すぎるガッツポーズ」は有名です。他には1995年春天での蛯名騎手の「幻のガッツポーズ」もありました。(残念ながらともに記事はありません)
箱根駅伝からは2006年の大手町:
悪夢も呪縛(じゅばく)も,一丸となって断ち切った。順大の10区,松瀬元太(4年)が大きなガッツポーズをとって,ゴールへ飛び込む。往路に続き,復路も制す完全優勝。あれから365日…。長く暗いトンネルからついに抜けるときがやってきた。
懐かしいアテネ五輪(2004年)からは女子柔道:
つり手を取り,引き手の右手が相手の袖をつかんだ瞬間だった。豪快な上野の袖釣り込み腰がボス(オランダ)の1メートル83の長身をゆっくりと回転させた。きれいな,金メダルにふさわしい,完ぺきな一本。ガッツポーズし,跳びはねた。開始線に戻った上野の目に,涙があふれてきた。
刻一刻と迫るその瞬間を待つ間,塚田は「絶対に離すもんか」と力を込めていた。決勝は,ベルトランに大外刈りで技ありを奪われ,抑え込まれた。すぐに逃げた。すかさず後ろけさ固めに移行した。大ピンチがチャンスに変わった運を逃すわけにはいかない。ブザーとともに,相手の体の上で塚田はこん身のガッツポーズをした。
いやあ,ベルトランさん,重かったでしょうねえ(^^;)
ちなみに,「最高でカネ,最低でもカネ」のおばさんについてはσ(^^;)のハードディスク内に記事はありません。ガッツポーズをしたかどうか知りません。
試合前にガッツポーズを求められることもあります。トリノ冬季五輪に臨む女子カーリングチーム。(写真は掲載しません)
記者会見後にガッツポーズするカーリング女子の日本代表。
(左から)小野寺歩,林弓枝,本橋麻里,目黒萌絵,寺田桜子の各選手=2月10日,トリノ市のメーンメディアセンター(共同)
外国人もやるみたいです。2005年のF1ブラジルGPのアロンソ。
伸ばしていたひげをそり,5番手から気合を込めてスタートしたアロンソ。6月のカナダGP以来8戦ぶりの今季7勝目に派手なガッツポーズで喜びを表現した。2位のシューに決定的な10ポイント差をつけ,2年連続総合王者に王手をかけた。
2006年のドイツW杯。
「今のチームには,何かをやってのける力がある」と信じていたクリンスマン監督が,ガッツポーズをくり返して喜びを爆発させた。決勝トーナメント1回戦のウクライナ-スイスに続く今大会2度目となったPK戦決着。ドイツが4強へ駒を進めた。
最後に,世の中には絶対にやってはいけないガッツポーズがあります。
2000/03/22 山口県光市で1999/04に主婦と幼児が殺害された事件で,殺人罪などに問われ,死刑を求刑された同市の殺人鬼,福田孝行(犯行当時19)に対し山口地裁,無期懲役判決というあまりにも軽すぎる判決。なお,無期懲役の判決が下されたとき,傍聴席の被害者の遺族の見ている前でバカ弁護人・中光弘治がガッツポーズをしたという