佐竹の台風7号キック

1998年9月22日,御坊付近に上陸した台風7号が近畿地方を通過していたころ,人通りもまばらな大阪・北区の天満商店街で,ひとりのK-1戦士がずぶ濡れになりながらキックの練習を繰り返していたそうです。

「台風の中心に立って天を見上げていたら,ひらめいた。軸を中心にした回転力のこの左ハイキック。風圧で相手をブチ飛ばしますワ」と語っていたと,東スポにあります。

この佐竹雅昭が27日の大阪ドームでのフェイトーザとの試合でこのとき編み出した台風7号キックを繰り出したかどうかは,寡聞にして知りません。

新聞の見出しから(9月22日)

  • 颱風 与謝野晶子 (1914年 読売)
  • 陸軍の飛行機六台 鬼熊探しの助太刀に 測量部の地圖作成の名目で 明朝密林の上空へ (1926年 東京朝日)
  • 大颶風席捲・近畿空前の慘禍 風速實に六十メートル 慘死者數百名に上らん 内陸颶風で未曾有の記録 關東震災に次ぐ大都被害 (1934年 大阪朝日)
  • 罹災者十三萬 死傷,不明二千七百余 十七日の颱風廣島県を猛襲 (1945年 毎日)
  • 無気味な台風20号 「伊勢湾」級の強さ 本土ねらう 暴風圏直径六百キロ (1964年 朝日)