昨日,NHK大河ドラマ「八重の桜」の第1回が放送されました。
最近の大河ドラマは第1回を見てつまらなくて第2回以降見なくなったのですが,「八重の桜」はしばらく見てみようと思います。会津藩の運命はよく知っているので,楽しいドラマにはなりそうもないのですが。
さて,「八重の桜」第1回,八重の兄の覚馬が鉄砲の撃ちかたを指導する場面で次のようなセリフがありました。
狙いを定めたら,闇夜に霜の降るごとく,静かに引き金を引く。
闇夜に霜の降るごとくって幕末のころから使われていたのでしょうか?
私がこのことばをはじめて知ったのは土曜ワイド劇場・杉崎船長シリーズ6「愛と死の殺人航路~函館・立待岬に消えた女 闇夜に霜の降るごとく」で,二等航海士・坂本吾郎が引き金を引くときにこのことばをつぶやいていました。
ググってみると,もともとは旧陸軍で小銃の引き金を引くコツを表わしたことばらしいですが,いつごろから使われているのかはわかりませんでした。
坂本吾郎の名セリフにはもうひとつあって,第1の犯行のときの次のセリフはサスペンスドラマ史上に残る名セリフだと思います。銃口を向けられて「どうしてオレを!!」とワメく男に対し,
死んで(い)く人に今さら訳を説明してもしかたがないでしょう。