関東甲信地方に梅雨明けしたと見られます発表のあった日,我孫子市にある気象台記念公園に行ってきました。
そこそこ広い公園です。
公園の大部分は広大な芝地になっており、キャッチボールやかけっこなど、のびのびと遊ぶことができます。平地と斜面地間には、ヒバの列植やアカマツが点在し、東側には、サクラも植栽されています。
と紹介されていますが,公園名の由来とかは説明されていません。
気象台記念公園の整備に関する提言(我孫子市気象台記念公園整備計画検討懇談会)という文書によると,
昭和14年から平成11年までの 60 年間、中央気象台布佐出張所(気象送信所)が設置されていました。昭和9年の室戸台風をきっかけに、気象通信網整備の必要は認められながらも用地取得に困難を極める中、当時の布佐町出身で中央気象台長であった岡田武松氏が布佐町と交渉し、布佐町が土地を寄付したことで実現しました。気象送信所は無線通信業務を主に、日本の気象観測に大きな役割を果たしました。
とのことです。
今は気象送信所の建物はすべて撤去されてまっさらになっていますが,そのかわり我孫子のアメダスがここにあります。
アメダスの中では比較的交通が便利なところにあるので,アメダス巡礼を趣味にしているような人は比較的早い時期に訪れていることと思います。観測装置のすぐ前に設置してあるベンチでひと休みした人も多いことでしょう。
ところで,測ってガイガー!を見てみると,この気象台記念公園の放射線量の投稿はないようです。アメダス巡礼に来た人もほとんど測定はしていないと思います。お天気屋のほとんどは放射能には興味のない人たちですからね。日ごろ防災防災とバカのひとつおぼえ念仏のように唱えながら私の知る限り肝腎の3.15や3.22には何の役にも立ちませんでした。
話がズレましたが,ベンチでひと休みするついでに測ってみました。座りながら測定したので地表からの高さ50cmでの値です。写真の向こう側のベンチ前は0.14μSv/h,手前側のベンチ前は0.17μSv/hでした。いずれ測ってガイガーにも投稿するつもりです。
公園の奥の芝生の上をシンチレーションカウンター(といってもDC-100ですが)を持って歩くと,ほとんどで0.2μSv/hを超えていました。
我孫子市のホームページによると,モニタリング結果が0.23μSv/h未満だったため除染は行なわれていないようです。
気象台記念公園はここです↓