毎年どこかで取り上げていますが(笑),隅田川花火大会が近づくと思い出すのが隅田川花火殺人事件。内田康夫センセの作品……ではなく,1990年8月6日にTBS系「月曜ドラマスペシャル」で放送されたドラマです。サブタイトルは「15年目に甦る女の過去・母と娘を引き裂く恐ろしい秘密!」。
次のようなあらすじです。
15年前の夏,中田真知子(丘みつ子)は,突然襲いかかってきた義兄の今井孝夫(ルー大柴)を鈍器で殴って殺してしまった。 目撃者はなくその夜の集中豪雨で家もろとも孝夫は流された。遺体確認をした真知子は確信はもてなかったが孝夫と認め,義兄は死亡と処理された。 その直後,病に伏していた姉・由紀子(田村亜耶)が死亡,遺児となった姪の由利(佐野量子)を引き取る。
15年目の夏,6歳だった由利も社会人。友達以上恋人未満の高野伸悟(宮川一朗太)がいる。真知子は3か月前に知り合った会社社長の島崎(有川博)からプロポーズを受ける。真知子は10日後の花火大会のときに返事をすると約束。その日は15年前の“殺人”の時効が成立する日。
ある夜,興信所の神内(名川貞郎)が由利の目の前で殺される。神内は数か月前から由利をつけ回し,「父親の今井孝夫は生きている」といいつづけていた。
神内のことばに郷里の新潟に舞い戻った由利の目の前でまたも殺人が。その直後,父親と名乗る男から由利に電話がかかってきた……。
本放送とその数年後に1回だけ再放送を見たことがあるので,全体のストーリーは大枠おぼえています。気になっているのは15年前の集中豪雨。“新聞”とかが写っているといいんですけどね。
ちなみに,今ではキャストに名前があるだけで犯人ネタバレになってしまう感のある宮川一朗太ですが,このドラマでは犯人ではありません。