東京新聞:「日本人の行動、文化的遺産」 W杯ごみ拾い表彰 リオ州政府:国際(TOKYO Web)より一部引用:
【リオデジャネイロ=共同】サッカー・ワールドカップ(W杯)ブラジル大会で、日本代表の試合後に日本人サポーターが観客席のごみ拾いをしたことをたたえ、リオデジャネイロ州政府は十一日、サポーター代表として駐リオ日本総領事や地元日系団体代表を表彰した。
リオ州政府のカルロス・ポルチニョ環境局長は再生紙で作った表彰状を高瀬寧(やすし)総領事に手渡し「言葉が通じなくても動作だけで素晴らしさが伝わってきた。日本人の行動は文化的な遺産だ」とたたえ「リオ五輪ではブラジル人にも見習ってもらいたい」と訴えた。
一方,2007年6月4日付日刊ゲンダイにはこんな記事が。
「安倍がゴミ拾い」のためにゴミ戻す (ゲンダイネット)
アララ、安倍首相のゴミ拾いパフォーマンスのために、小学生らがしかられちゃった――安倍首相は3日午前、地元小学生らに交じり、丸川珠代ら参院東京選挙区候補者と東京・世田谷区の多摩川河川敷でゴミ拾いの清掃活動に参加した。
冒頭、「美しい日本をつくっていくため、きれいな日本をつくっていくことが大切だ」と得意満面で挨拶した首相だが、安倍首相が作業を始めるとゴミがない……。河川敷は先日も清掃したばかりで、しかも先に作業した人たちがゴミを拾ってしまっていた。それに気付いた関係者が「ダメだよ拾っちゃ! ここは総理が拾うところだ!」と絶叫。拾った人は渋々ゴミを袋から地面に戻した。
安倍首相の当日の姿はシャツと革靴。参加者の中には首相のやる気を疑問視する声もあった。ゴミ拾いに挑戦してゴミをまいてきた小学生たちは、首相が叫ぶ「美しい国」をどうとらえるのだろうか。
同日付のスポーツニッポンより:
首相とゴミ拾い…丸川さんナイスフォロー
丸川珠代さんは3日午前、安倍首相らとともに東京都世田谷区の多摩川河川敷で地元の小学生らに交じり清掃活動に参加した。約1メートルの長さの角材を拾ってきた小学生に「これ、ありました」と差し出された安倍首相が「それは(ゴミ袋に)入らないよ」と受け取りに難色を示すと、すかさず丸川さんがフォロー。「私が持ってあげる」と小学生に話しかけて、担いでみせる一幕もあった。
機転が利かないというか,早い話がバカである安倍にあきれる一方で,小泉前首相だったら感動した!!とかなんとかいってその場を盛り上げたんじゃないかともいわれていましたね。
どうやらこのゴミ・パフォーマンスの元祖は東条英機らしいという話。
ゴミ・パフォーマンス 元祖は東条英機 (ゲンダイネット)
東条英機か、安倍晋三か――。支持率回復のために、多摩川河川敷で「ゴミ拾い」のパフォーマンスをしてみせた安倍首相。安倍首相のゴミ拾いのために、わざわざきれいな河川敷にゴミを戻したことが発覚して問題になっているが、別の方から批判が飛んでいる。まるで戦前の東条英機のようだというのだ。
東条英機が、夜な夜な市井のゴミ箱を開けて「贅沢品を食べてないか」「ムダがないか」とチェックしたのは有名な話。ゴミをパフォーマンスに使うのは、東条首相以来だという。
新聞の投書欄には、「時代の差こそあれ、一国の首相が、ゴミに目を付けだしたら、その国の末期的症状の表れ、とみえてならない」という声まで載り始めている。
(2007年6月9日付日刊ゲンダイ)