当時かなり話題になった事件ですが,もう16年も前ですからカビが生えていてもおかしくはないですね。でも,次の動画をご覧になれば記憶が甦るかもしれません。
当時のネットニュースから引用します。
北上する熱帯低気圧の影響で、関東地方は13日夜から14日にかけて激しい雨が降り、各地に大きな被害をもたらした。神奈川県山北町では、玄倉(くろくら)川の川岸でキャンプ中だった子ども5人を含む18人が増水で中州に取り残された。14日朝から現地の消防組合などが出動したが、救出作業中に鉄砲水で全員が流された。このうち4人は自力で対岸に泳ぎ着くなどしたが、同日夜になっても14人が行方不明になっている。県は不明者の捜索、救助のため、自衛隊に災害派遣を要請した。神奈川県では、藤野町の道志川でもキャンプ中の男性2人が行方不明になっている。厚木市の相模川河川敷でも3人が中州に孤立したが、海上自衛隊のヘリに救助された。多摩川の増水で、東京都世田谷区や川崎市幸区では一部住民に避難勧告が出された。
神奈川県警松田署などによると、玄倉川でキャンプをしていたのは、横浜市金沢区のスクラップ会社「富士繁(ふじしげ)」の社員やその家族ら。一行は13日に21人で、玄倉発電所の上流約100メートルの川岸でテントを張ってキャンプを始めたが、うち3人はその後引き揚げたという。
雨が激しくなった午後8時過ぎ、玄倉発電所を管理する県企業庁の見回り職員が一行に避難を勧めたが、断られたという。松田署も避難を呼びかけていた。
14日午前8時過ぎ、発電所職員が、中州になり、孤立している18人を発見。午前9時過ぎ、通報を受けた足柄上消防組合の6人が現場に到着したが、増水で中州は覆われていた。川岸からロープを渡して救助を試みたが、11時40分ごろ、鉄砲水があり、18人が次々と川に流された。
1歳の男児1人はすぐに救出され、さらに夕方になって、子ども1人を含む3人が対岸にいるのが確認された。残る14人の行方はわかっていない。(asahi.com)
のちに判明したことなどを含めたまとめは例えば
などをご覧ください。これ以外にもググればいくらでも出てきます。
ちなみに,この事故の現地からのレポートでなんたら予報士の資格をもつと思われるレポーターが1時間に38mm程度の雨に対し力を込めて“記録的な大雨”などといっていましたが,この程度の雨ならいつどこで降ってもおかしくありません。どういうつもりのレポートだったのか,意図不明です。むしろあのような増水は日常的に起こることを強調すべきだったでしょうし,実際,地元の人の話によると年に数回は起こっているとのことでした。
ところで,DQNの川流れには先例があります。キャンプ中の中州に濁流 9人死亡 | Notenki Express 2014をご覧ください。DQNな教師に引率された生徒たちの悲劇です。