鳩村周五郎と「完璧の母」

このブログで2時間サスペンスを取り上げるのはずいぶん久しぶりですね。

4日と6日1チャンネルNECOで「外科医 鳩村周五郎」の一挙放送がありました。もっとも,一挙放送といっても2つのシリーズ――「闇のカルテ」(第1~4作)と「血塗られた挑戦状」(第5~7作)のみの放送でした。第8~14作はまた今度ということなのでしょうか。

鳩村周五郎といえば,なんといっても難しい手術(?)が終わったときに見得を切りながら放つ次の決め台詞でしょう。異論は認めます(笑)

完璧の母!!

この決め台詞,なんと第1作の冒頭に早くも登場しています。ところがその後「闇のカルテ」のシリーズ中は使われていません。「血塗られた挑戦状」の冒頭に再登場し,それからは少なくとも第7作までは毎回登場しています。

このドラマの初回放送時,「完璧の母ってなに?」みたいな疑問をTwitterや古くはmixiでよく見かけました。

ネタ元は知る人ぞ知る(ということは知らない人は知らない?!)「岸壁の母」という昭和を代表する歌謡曲です。もともとは菊池章子さんが歌っていましたが,のちに二葉百合子さんが歌謡浪曲風に仕立てて大ヒットさせました。

どちらも「青春歌年鑑」シリーズに収録されていますので,興味のあるかたは図書館で借りるなりして聞くことができます。残念ながら今はどこも休館中だと思いますが。

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  1. 2020年5月。