3月28日,多摩川で若い女性の水死体が発見されました。(西村京太郎『寝台特急殺人事件』)
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杉野はいずこ 杉野はいずや
AD1904/03/27 第2回旅順口閉塞作戦。広瀬武夫少佐が壮烈な戦死(死後中佐に昇進)
『広瀬中佐』という唱歌がありまして,なぜか小学生のころから知っていました(笑) もっとも,どうも『勇敢なる水兵』と状況を混同していたきらいはあるのですが(笑)
その『広瀬中佐』に「やみをつらぬく 中佐の叫び/杉野はいずこ 杉野はいずや」というフレーズがあります。この杉野さんっていったいどうなったんだろう? とずうっと疑問に思っていました。
この件について林えいだい『杉野はいずこ』によると,杉野孫七一等兵曹は東郷平八郎司令長官の報告書(どうせ部下が書いたんでしょうけれど)にも「戦死せるものゝ如く」とあって実は今流のいいかたでいえば行方不明なのです。しかし,広瀬「中佐」を軍神扱いする以上,杉野「上等兵曹」も戦死していないとサマにならないわけです。
そういうこともあり,杉野さんについては日露戦争直後から生存説が流布していたようです。ただし,かりに生存していたとしても,軍神扱いをされていた本人に生きていられては当時の軍部としては困るわけで,帰国はかなわず,杉野孫七という個人がこの世からいなくなったことには変わりありません。
ちなみに,広瀬中佐はロシアに滞在したこともあり,ロシアに恋人もいたそうです。
冨士川に変死体
3月20日,山梨県井出近くの富士川で,橋本元警視庁刑事の父親の死体が発見されました。(西村京太郎『死を呼ぶ身延線』)
余部橋梁を通過中の列車から人が落下
3月の最深積雪
記録を見ると,東京で3月にいちばん雪が積もったのは1969年の今日(3月12日)の30cmということになっています。
明治時代が多いこの手の記録の中で,燦然と輝く?!最近の記録です。
この日の雪は,太平洋岸を通過する発達中の低気圧(当時の表現では台湾坊主)
に北から寒気が吹き込んだことによるもので,東京に雪が降るときのよくあるパターンです。
東京では12日の朝から降り出し,夕方まで降り続きました。例によって国電(当時)はポイント故障が相次ぎ,ダイヤは大幅に乱れました。
懐かしの玉電(東急玉川線)はラッセル車がなかったため,世田谷区三宿付近で13台が立往生したほか各地で電車が雪に閉じ込められ,
運転が不可能になりました。
一方,雪の影響を受けなかった地下鉄は“殺人ラッシュ”。窓が割れ,けが人続出,機動隊まで出動する始末でした。とはいうものの,
殺人というわりには誰も死ななかったようです。
またこの日,東大人文系大学院(修士課程)の入試が,反代々木系学生の妨害を避けるため,
学内ではなく代々木ゼミナールで行なわれましたが,この雪の影響で,試験は20分遅れてはじまりました。地方からの上京組も多く,
「この雪だし,場所はわからないし……」とボヤく学生もいたとか。
ちなみに,今では完全に死語になっている“反代々木系”。“親身の集金 日々是決算”
の予備校に反対していた集団でないことはいうまでもありません(笑)
ハチ公,没
警部,特急「さくら」で事件ですよ!!
1982年3月5日,帰省先の九州から上りの特急「さくら」で帰京途中の警視庁の刑事が通路で若い女性の死体を発見直後,
後頭部を殴られ気絶,その後,死体が車内から消えるという事件が起こりました。(西村京太郎『特急さくら殺人事件』)
地下鉄が橋の上で脱線・横転
1978年,春一番が観測された2月28日の夜,「荒川・中川鉄橋」を渡っていた10両編成の営団地下鉄東西線の後部2両が(地下鉄が川を渡るというのは感覚的にいまだにしっくりきませんが(笑),それはともかく),脱線・横転するという事故が起こりました。21人の重軽傷者が出たものの,幸い川への転落は免れました。
これは竜巻によるもので,低気圧に向かって南から暖かい空気がはいったために大気が不安定になって発生したものです。東西線横転のほかに,川崎市付近から千葉・鎌ヶ谷市付近まで幅0.2~2km,長さ42kmの地域に,住家全壊9棟,住家半壊被損280棟,負傷22人など,大きな被害をもたらしました。
この低気圧が北海道の東海上に抜けたあとは真冬に逆戻り,北海道では猛吹雪によって鉄道がマヒ状態になりました。
吉野家でバカが暴れる
吉野家で牛丼を食べられなかったことに腹を立てて暴れ、客に暴行した暴行容疑で、茨城県神栖町のトラック運転手(35)
が11日、鹿嶋署に現行犯逮捕された。調べでは、運転手は同日午前9時10分ごろ、神栖町大野原1の「吉野家124号線神栖店」で牛丼を注文。店員が販売中止を伝えると
「牛丼屋なのに、なんで牛丼がないんだ」とテーブルをたたいて騒いだ。隣に座っていた男性会社員(24)が注意すると、男性の顔を殴り、
止めに入った別の男性会社員(21)の頭髪をつかむなどした疑い。運転手は来店前にビール大瓶2本を飲んだといい「販売中止は知らなかった。(牛丼が)ないので頭にきた」などと供述している。
同店では11日午前2時に牛丼が売り切れていた。
(2004/02/11毎日)
松阪牛のステーキとかではなくてたかが吉野家の狂牛丼というところが,
バカ度を高めています(笑)
尾高山に旅客機墜落
2月10日,尾高山に旅客機が墜落しました。(『金田一少年の事件簿・雪夜叉伝説殺人事件』)