鬼刑事と車椅子の少女

昨日,テレビ東京水曜ミステリー9で内田康夫サスペンス鬼刑事と車椅子の少女が放送されました。

シリーズナンバーはついてないようですが,去年7月に放送された内田康夫サスペンス多摩湖畔殺人事件に続く第2弾といったところでしょう。第3弾が放送されるとすれば次作は内田康夫サスペンス鬼刑事と車椅子の少女(3)というシリーズ名になるかもしれません。

ただ,橋本千晶シリーズはもともと5作品しかなく,しかも水曜ミステリー9では『越天楽がきこえる』を信濃のコロンボシリーズに改変して放送してしまったため,残りは2作品しかありません。さらにそのうちの1つはエアチェックの話で,今の時代に映像化するのは難しそうです。

今回の「鬼刑事と車椅子の少女」,ハイライトはなんといっても橋本千晶さんの個人データでしょう。

  • 住所……〒151-0065 渋谷区大山町48-17
  • 生年月日……平成5年3月3日
  • 身長……163cm
  • 体重……53kg

なんと,体重まで……!? ちなみにスリーサイズは書かれていませんでした。

163cmというのは中の人(緑友利恵さん)の身長のようです。体重の根拠は不明です。おそらく適当でしょう。

ついでに,偽千晶である長田竹美さんの身長,体重はそれぞれ149cm,49kgとなっていました。149cmはやはり中の人(仙石みなみさん)の身長のようですが,体重は……?

今の時代,必須と思われる電話(ケータイ)番号とかメールアドレスの欄はありませんでした。

あえて断わっておきますが,渋谷区に大山町はありますがこの番地は存在しないので,ストーカーしようとしてもムダですよ(笑)

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平城山を越えた女

05/10の金曜プレステージ浅見光彦シリーズ47「平城山を越えた女」が放送されました。

原作は1990年10月に出版された作品で,どうしてこんな古い作品を放送したんでしょうねえ?

この作品は1943年に起こった香薬師仏盗難事件がそもそもの事件の発端であるため,20年ばかり時間をシフトさせて盗難は1963年に起こったことになっています。フィクションなのでそれはそれでいいのですが,1か所致命的ともいえる矛盾がありました。浅見家にある仏像事典はお父さまが戦前に買ったそうですが,そうすると雪絵お母さまは現在いったい何歳なんでしょう?

時間の経過がストーリーに影響がないなら,どんなに古い作品を放送してもかまわないかもしれませんけどね。

なお,TBS月曜の浅見光彦シリーズのカオスな時間軸に比べれば,この程度の矛盾はまだマシです。

副都心連続殺人事件の旅

ニンテンドーDS用のゲームソフト……というより内田康夫センセの最新作「副都心連続殺人事件」は東京メトロ副都心線沿線がおもな舞台です。

このゲームに登場する副都心線の駅を南から順に紹介します。

渋谷

東京メトロ渋谷駅

鷹尾笙子さんの家が渋谷区松濤にあります。

北参道

東京メトロ北参道駅 東京メトロ北参道駅

千川家,中森氏のマンション,そして浅見さんと“私”が連行された原宿警察署があります。

原宿警察署

ちなみに,ゲームには

地下鉄の出入り口正面には,門番よろしく,原宿署がにらみをきかせている。

とありますが,実際には出入り口の正面にはありません。

新宿三丁目

新宿三丁目

浅見さんと“私”が副都心線の車内である女性を助けて下車するのが新宿三丁目です。名前がハッキリと出てくるわけではありませんが,絵からわかります。

ちなみに,製作スタッフはどうも通退勤時の副都心線を実際に取材してはいないようです。よほどのことがない限り,空気を運ぶ副都心線,たとえ通退勤時であろうと車内の移動が困難になるほど混むことはありません(笑)

西早稲田

副都心線西早稲田駅

皆口氏のマンションがあります。

池袋

副都心線池袋駅

Y自動車の本社があります。

千川

東京メトロ千川駅 東京メトロ千川駅

最初に浅見さんと“私”が千川用水の取材のために降りた駅です。

東京メトロ千川駅

ところで上の写真に写っている売店ですが,実は営業時間は06時30分から13時までです。つまり浅見さんたちがここで冷たい飲み物を買ったり売店の人と話したりするのは不可能です。ということは……(笑)

どうでもいいですが,おもな人物が住んでいるのが急行通過駅ばかりなのはなぜ?(笑)

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やっぱりねえ……漂泊の楽人

月曜ゴールデン「漂泊の楽人」,やっぱりでしたねえ……(-_-;)

「漂泊の楽人」ドラマ化で“予言”したとおり,おかしな設定になっていました。

まず,月潟村ってもうありませんよ。2005年3月に新潟市に編入されています。

それと,やはり“20年の壁”は大きかったです。

角兵衛獅子は昭和のはじめのころまでにはなくなっていたそうですから,漆原睦子さんが小学生だったのは今から少なくても60数年以上前になります。かりに65年とすると,現在75歳くらい。漆原肇子さんはおそらく25歳よりは若そうですから,睦子さんは50歳以上で肇子さんを産んだことになります。不可能かどうかは知りませんが,かなり不自然であることは確かです。

それにしても,どうしてこんなに古い作品を年数の経過を無視した形でドラマ化するんでしょうね。しかももう2回もドラマ化されている作品を。