今日の16時10分,気象庁から大雨に関する全般気象情報 第1号が発表されました。
大雨に関する全般気象情報 第1号
平成20年8月1日16時10分 気象庁予報部発表
(見出し)
低気圧や前線の影響で、北日本では2日昼過ぎから3日夜にかけて局地的
に非常に激しい雨が降り大雨となるおそれがあります。河川の増水やはん濫
、低地の浸水、土砂災害に警戒してください。
(本文)
[気圧配置の予想]
北日本では2日昼過ぎから3日にかけて前線を伴った低気圧が通過し、特
に前線の付近には非常に暖かく湿った空気が流れ込んで、大気の状態が不安
定となる見込みです。
[雨の概況]
北海道地方では2日昼過ぎから、東北地方の北部では2日夜から、局地的
に雷を伴って1時間に50ミリ前後の非常に激しい雨が降り、3日夜にかけ
て大雨となるおそれがあります。
[雨の予想]
2日18時までに予想される雨量は、多いところで、
北海道 100ミリ
の見込みで、北日本では3日夜にかけても雨が続き、大雨となるおそれがあ
ります。
特に、東北地方の北部では2日夜から雨が強まり、3日夜までの総雨量が
300ミリ前後に達するおそれがあります。
[防災上の注意点]
北日本としては雨量がかなり多くなりますので、河川の増水やはん濫、低
地の浸水、土砂災害に警戒して下さい。
また、落雷や突風にも注意が必要です。
[補足事項]
地元気象台の発表する警報・注意報・気象情報に留意して下さい。
次の「大雨に関する全般気象情報」は、2日5時頃発表の予定です。
1975年の「岩木山豪雨」,1977年の「ねぶた豪雨」はだいたいこの時期でした(ともに8月5日だったので日付的には少しズレますが)。
こういうこともあったので,8月上旬から中旬ごろは大雨が多いです――っていわれたりすることがありますが,別にこの時期にとくに多いわけではなく,7月~9月にかけてはもともと多いです。
一方で次のような全般気象情報も出ています。こちらは2号さんです。
東日本、西日本、沖縄・奄美の高温と少雨に関する全般気象情報 第2号
平成20年8月1日15時10分 気象庁発表
(見出し)
東日本太平洋側、西日本、沖縄・奄美では、7月は気温が高く、降水量のか
なり少ない状況となっています。今後1週間程度は、西日本を中心に気温が
高く、東日本太平洋側、西日本と沖縄・奄美では雨の少ない状況が続く見込
みです。農作物や水の管理、健康等に十分に注意してください。
(本文)
東日本太平洋側、西日本、沖縄・奄美では、7月は太平洋高気圧におおわ
れ、気温が高く、特に西日本では平年差プラス1.6度と、1946年以降
、7月としては3番目の高温となりました。また、山沿いを中心に、にわか
雨や雷雨はあったものの、広い範囲でまとまった雨の降る日は少なく、降水
量がかなり少なくなっています。西日本太平洋側では平年比29パーセント
で、1946年以降、7月の降水量としては最も少なく、東日本太平洋側で
は平年比38パーセントで2番目に少ない状況となっています。
今後1週間程度は、太平洋高気圧におおわれ、西日本を中心に気温が高く、
東日本太平洋側、西日本と沖縄・奄美では雨の少ない状況が続く見込みです
。農作物や水の管理、健康等に十分に注意してください。
7月の各地の月平均気温と月降水量は以下の通りです(速報値)。
気温(℃) 平年差(℃)
東 京 27.0 +1.6
新 潟 25.4 +0.9
名古屋 28.2 +2.2
大 阪 28.7 +1.5
広 島 28.5 +1.6(1879年統計開始以来第3位)
高 松 29.1 +2.5(1942年統計開始以来第2位タイ)
福 岡 29.0 +2.1(1890年統計開始以来第2位)
鹿児島 29.2 +1.3(1883年統計開始以来第1位タイ)
那 覇 29.4 +0.9
降水量(mm) 平年比(%)
東 京 48.0 30
新 潟 101.5 57
名古屋 33.5 15
大 阪 123.5 79
広 島 41.0 17
高 松 13.5 10(1942年統計開始以来第2位)
福 岡 48.0 18
鹿児島 77.0 25
那 覇 82.5 47
σ(^^;)的には低温に関する全般気象情報なら歓迎ですけどねえ……。