新聞の見出しから(8月4日)

  • 誂向の天候 今度の颱風は却て良かつた=岡田博士談 (1917年 東京朝日)
  • 暑熱ますます猛烈に 日毎に殖える水死人 七月だけで市内に三十五人 大抵無謀な泳ぎから (1924年 東京朝日)
  • 全教員が進退伺い 処理は市教委が暫く保留 (1955年 伊勢新聞)
  • 各地で真夏日,水の事故も相次ぎ14人死亡2人不明 (2003年 読売)
  • アキバに通い詰めた耳かきストーカー…ついに凶行 (2009年 スポニチ)

新聞の見出しから(8月3日)

  • 兩國川開き 二年越しの賑ひ 大仕掛の紫宸殿 (1913年 東京朝日)
  • うまくゆけば今晩は一夕立 九州に發生した颱風 方向が東に變れば (1924年 東京朝日)
  • 遊泳中の女を切る 次々と五人 片瀬海岸で (1953年 朝日)
  • 雷 関東で大あばれ 国電に落ち出火 川口駅付近 二十数人がケガ (1960年 朝日)
  • ツイてないナ夏休み キャンプ,温泉で“孤立” 追い打ち豪雨 民宿の小,中学生らも 檜原村 ツユ明けっていったじゃナイ!! お天気イライラ急上昇 (1982年 読売)

新聞の見出しから(8月2日)

  • 太もも切り第一号 片瀬に二件 (1954年 神奈川新聞)
  • 恒例,酷暑がまん会 (1963年 朝日)
  • 半月遅れで梅雨あけ 関東甲信 (1982年 朝日)
  • 関東の梅雨明け時期,20年前より5日ズレ込む (2003年 読売)
  • 11日ぶり雨 連続猛暑日ようやく止まる (2007年 南日本新聞)

新聞の見出しから(8月1日)

  • 荒川の濁流襲來す 千住,浅草,向島一帯の洪水 焚出し救護等の大混雑 小名木川の氾濫は 千余の浸水家屋 (1916年 東京朝日)
  • 土用の冷気に大心配な稲作 人間が楽をする年は必ず凶作になる前例 茲二三日の天候が瀬戸際 (1921年 東京朝日)
  • 華嚴の瀧がますます大繁昌 男女の心中死體やら徴兵忌避の青年やら 三十日は四人の自殺者 (1925年 東京朝日)
  • 抱きあって飛降り 共立女子大で 卒業生が同性心中 (1949年 朝日)
  • どこへ行く? 「台風五号」 中央気象台 関東地方も 福岡気象台 中部地方へ 大阪気象台 東支那海か (1953年 朝日)

たった2時間で予報がこんなに変わった

今日11時発表の東京地方の今日の天気予報(府県予報)の変貌です。

まず11時発表(実際には10時37分ごろ):

南の風 23区西部 では 南の風 やや強く くもり 昼過ぎ から 夕方 晴れ

これが12時に次のように修正されました。

南の風 23区西部 では 南の風 やや強く 晴れ 夕方 から くもり 所により 夜のはじめ頃 まで 雨 で 雷を伴う

さらに13時:

南の風 23区西部 では 南の風 やや強く 雨 所により 昼過ぎ 雷を伴い 非常に 激しく 降る

いいとか悪いとかではなく,記録として残しておきます。

新聞の見出しから(7月31日)

  • 千葉県水害甚し 死者十一名重傷九名 鉄道聯隊兵士出動 (1916年 東京朝日)
  • 台風6号 風速百メートルを観測 (1956年 朝日)
  • 群衆が市長室占拠 川崎競輪 中止を怒って (1968年 朝日)
  • 造成宅地に鉄砲水 九州北部の異常豪雨禍 太宰府で6件が流さる 5人死に10人が不明 百ミリの雨で惨事 山頂まで侵食の乱開発 (1973年 朝日)
  • 集中豪雨,横浜市で54棟床上浸水 JR関内駅で天井抜ける (1998年 朝日)

新聞の見出しから(7月30日)

  • 両国川開き延期 (1911年 読売)
  • 暴風雨中兇漢留置場を破る 富坂署の大活動 (1916年 東京朝日)
  • 新潟縣下の大洪水 栃尾町の溺死者百餘名にのぼる 付近部落でも流失の家屋,死者等算無く 空前の大悲慘事 (1926年 東京朝日)
  • 豪雨四百ミリ 都内浸水五千七百 まだカラリとは晴れません (1950年 読売)
  • 落雷,22人ケガ 福岡の海水浴場で (1963年 読売)

新聞の見出しから(7月29日)

  • 坑夫千三百名餓死せんとす 高島炭坑惨害後聞 (1914年 東京朝日)
  • 昨夕青山墓地に怪漢また爆弾を投ず 松方公墓地の裏手の椿事 或る目的の試験にした形跡 犯人は逮捕されず (1924年 東京朝日)
  • 津市橋北中 遊泳訓練中の惨事 女生徒三十六名が水死 四十七名潮流にさらわれ 自衛隊医師ら 五百余名の救援空し (1955年 伊勢新聞)
  • 今年初のモモ切り 片瀬 (1956年 朝日)
  • 迷走台風7号,気配りコース 水不足地域ズバリ (1994年 朝日)

新聞の見出しから(7月28日)

  • 颱風襲来の期 今は未だ早い (1914年 東京朝日)
  • 隅田川の水を汲んで 塵を呑む三河島の住民 井戸に錠されて警察署へ押寄せる女房隊や,水喧嘩續出の郊外井戸涸れ騷ぎ (1924年 東京朝日)
  • うー暑い ことし最高 頭にきた男――通行の女性にパンチ (1966年 朝日)
  • 台風2号,やっと発生 半年ぶりの出現 沖縄へ向かう構え (1975年 朝日)
  • 台風の影響で会場泥んこ,交通混乱 “日本版ウッドストック”2日目中止 (1997年 スポニチ)

U先生,夏休み子ども科学電話相談でウソを教えちゃいけません!!

先週からNHKラジオ第1放送ではじまった夏の定番夏休み子ども科学電話相談の7月23日の放送で,小1の女の子から「降ってくる雨は丸いのに,どうして人が見ると棒みたいに見えるんですか」という質問がありました。

回答者は今年初登場の内田麻理香おばさん先生。ものすごく聞きにくい話しかたなのはしょうがないとしても,聞かれてもいない雨粒が丸い原因について延々とわかりにくく話したあと,棒みたいに見える理由について,なんと次のように説明しました。

雨粒も降ってくるときの引力に引っ張られて,長く棒のように見えてしまいます。

えええーーーーーーっ!!

いい間違いかと思いきや,直後に山田アナウンサーと次のようなやりとりがありました。山田アナもあれっ?と思ったのかもしれません。

山田アナ「実際に,あの,棒のように見えるだけじゃなくて,なってるんですか,内田先生?」
内田先生「実際になってますね」

こんなとんでもないデタラメを教えるようじゃ,立派な経歴が泣きますよ。しょせんただのガンヲタということですかねえ……。

昨日(26日),T館長からきちんとした訂正がなされました。この先生も簡単なことをやたらわかりにくく説明する傾向にありますが,このときだけはすばらしい回答者でした(笑)

この番組,ずいぶん長いこと聞いていますが,こんなみっともない訂正は私が聞いた限りでははじめてです。

こんな大ウソを平気で教えるようじゃ,鳴り物入り(?)で登場したU先生,残念ながら(?!)この番組への登場は今年限りですね。

ちなみに,2003年以降1年でこの番組から消えていった回答者は,米村傅治郎氏,滝川洋二氏,山本保博氏ってところです。なんかわかりますね(笑)