明日の土曜ワイド劇場は温泉(秘)大作戦15

明日の土曜ワイド劇場は温泉㊙大作戦151,サブタイトルは「出雲大社が結んだ美人女将の数奇な縁!パワーストーンの神秘が運命を変えた?美肌の玉造温泉と宍道湖を巡る愛憎の連続殺人」。

2004年にはじまったこのシリーズも15作目。当ブログでも何回か取り上げています。

最近は毎回取り上げているような気がしていましたが,案外そうでもないんですね。

前回までは古きよき時代の2時間サスペンスの流れを汲むワンパターンぶりを取り上げていましたが,最近は違うパターンのことも多いのでやめにして,第1回からの舞台を取り上げることにします。

次がそのリストです。あくまで個人調査なので間違いがある可能性があります。もちろん転載は禁止です(笑) 転載しようなんて物好きはいないでしょうけど。

放送日 舞台 前回の指示
1 20040221 静岡県 東伊豆 稲取温泉 旅館あさひな
2 20050115 大分県 九重 筋湯温泉 九重悠々亭(*) 別府温泉
3 20060415 北海道 松前温泉 温泉旅館矢野(*) 函館・湯の川温泉
4 20070721 石川県 能登輪島温泉 ホテル高州園(*) 加賀温泉郷
5 20080119 山口県 長門湯本温泉 西京(*) 下関
6 20080816 三重県 鳥羽市 慶泉(*) 三重県
7 20090221 富山県 大牧温泉 大牧温泉観光旅館(*) 大牧温泉
8 20091205 徳島県 鳴門温泉 ルネッサンスリゾート・ナルト(*) 鳴門温泉
9 20100327 宮城県 気仙沼市 気仙沼プラザホテル(*) 宮城県気仙沼
10 20110820 青森県 浅虫温泉 海扇閣(*),南部屋(*) 青森県の浅虫温泉
11 20120310 和歌山県 南紀勝浦温泉 ホテル浦島(*) 和歌山県南紀勝浦温泉
12 20130112 北海道 洞爺湖温泉 洞爺サンパレス(*) 北海道洞爺湖
13 20140329 宮城県 秋保温泉 ホテル瑞鳳(*) “仙台の奥座敷”秋保温泉
14 20140816 岩手県 安比高原 ホテル安比グランド(*) 岩手県安比高原温泉
15 20150328 島根県 玉造温泉 ホテル玉泉(*) 島根県玉造温泉

“前回の指示”というのは,エンディングで社長が指示する次の舞台です。はじめのころは違っていたのですが,第7作あたりから一致するようになりました。このあたりの理由はわかりません。最近はもしかすると何作か先まで舞台が決まっているのかもしれません。

ちなみに,「ラーメン刑事龍の推理」でも最後に「次は○○の××ラーメン」と次回の舞台の紹介があったのですが,一致したためしがなかったようなおぼえがあります。

(*)は実名で登場していると思われる旅館です。ってかほとんど実名じゃないかい(笑) 初期のころ仮名の旅館がもう2,3軒あったような気がしていたのですが,人の記憶はアテになりませんね。

考えてみれば,このドラマの舞台になれば最初から最後まで旅館の施設やサービスを詳しく取り上げてもらえ,まわりの名所や歴史,名物なんかも紹介してくれるので,いい宣伝ですよね。殺人事件が起こるといっても,このシリーズでは旅館の中で殺人が起こったり料理に毒が仕込まれたりしたことは一度もないので,旅館の名にキズがつくことはなく,仮名にする意味がないような気がします。もしかすると旅館からの売り込みなんかもあるのではないでしょうかね。最近は地域でグループをつくったり,さらには自治体自らドラマのロケ地の招致活動をしているところもありますし2

今回の舞台の玉造温泉でも,次のように大はしゃぎ(?!)です。

おそらく今回“建て直し”の対象となる「ホテル玉泉」では,このドラマで生まれた宿泊プランや料理を準備しているそうですよ。

そうです,慎之介のあの料理が食べられるのです!!

温泉㊙大作戦(15)のあらすじ

テレビ朝日|土曜ワイド劇場より引用:

 星野さつき(森口瑤子)ら城ノ内コンサルティングの面々が玉造温泉のクライアント先に到着すると、一足早く訪れていた岩田幸平(村田雄浩)の見合い現場に遭遇する。幸平の見合い相手は民謡歌手の高野和歌子(秋本祐希)で、ホテルのラウンジで民謡ショーに出演していた。笑顔を見せるさつきらを尻目に和歌子と2人、デートにでかける幸平。彼女をすっかり気に入った幸平は、早くもプロポーズを決意する。
 ホテルでは、支配人の樫山高志(中西良太)と3か月前にホテルのメインバンクから出向してきた女将の姫島珠緒(藤吉久美子)がさつきたちを迎える。再建のキャリアを積んできた珠緒には経済ジャーナリストの涌井圭吾(井田國彦)が密着取材中。そんな珠緒は、ホテルの立て直しに経費削減と人員整理を強く主張するが、さつきは個人客誘致の策を提案する。
 出身が松江で、30年ぶりに戻って来たという珠緒は、さつきと森田梢(高樹マリア)に地元の伝統工芸でもある勾玉づくりを紹介。工房では、師匠であり、珠緒の幼馴染でもある殿村龍介(渡辺いっけい)と珠緒の弟の翔太(蟹江一平)が職人として働いていた。そこに、和歌子が殺されたという連絡が入る。
 和歌子が殺された夜、彼女は涌井とロビーにいたと仲居たちが証言。和歌子は「どこに人殺しの証拠があるんですか!」と怒りを露わにしていたという。だが、涌井には行きつけの店で飲んでいたというアリバイがあった。
 そんな折、ホテルに旅行代理店の小沢雅恵(中山エミリ)が70名の客を連れてやって来る。珠緒の了解を得たとメールを見せる雅恵だが、珠緒には返事をした覚えがなかった。突然のことに困惑する珠緒にさつきは「お受けしましょう!」と、仲居たちに手際よく指示。厨房では島慎之介(東幹久)も奮闘し、事なきを得る。
 さらにさつきはホテルでの和歌子のショーに代わって、勾玉作りの実演を提案。龍介と翔太がホテルにやって来ると、そこへ、和歌子の事件の手がかりを求めて幸平が突撃する。翔太と和歌子は同級生だった。あまりのショックに、普段の冷静さを失った幸平は、和歌子と幼馴染みの珠緒にも詰め寄り、困惑させてしまう。さらに、涌井へ疑惑をぶつける幸平。というのも、涌井は経済ジャーナリストといいながら、様々な事件の真相に迫るフリーのルポライターとして活躍していた。和歌子が涌井に言った「人殺しの証拠はどこに?」という言葉から、もうひとつ別の殺人事件があると踏んだ幸平。その事件を追って、涌井は珠緒に近づいたのだった。
 幸平からの報告を受けたさつきたちは、仕事柄、人から恨まれることもある珠緒を心配するが、そんな矢先、「女将は人殺し」という珠緒への中傷が、旅行代理店やネット上にばら撒かれる。涌井はいったい、どんな事実をつかんでいるのか?だが、その涌井も殺害されてしまい…!

にほんブログ村 テレビブログ 推理・サスペンスドラマへ


  1. Shift JISでは㊙が使えないので今まで「温泉(秘)大作戦」と記載してきましたが,もちろん正しくは「温泉㊙大作戦」です。デフォルトをUTF-8に切り換えたので,これからは正しい表記を使うようにします。 
  2. 私の住んでいるところもやっています。残念ながら温泉はないので,温泉㊙大作戦の舞台になることはありません。 

今日の月曜ゴールデンは「新・世直し公務員 ザ・公証人」

今日の月曜ゴールデンは「新・世直し公務員 ザ・公証人」です。

「世直し公務員 ザ・公証人」は2002年5月13日から2014年4月14日まで全11作が放送されました。去年なくなった蟹江敬三さんがレギュラーで出演しており,なくなった直後に放送された最後の第11作は「追悼…蟹江敬三さん 世直し公務員 ザ・公証人11」というタイトルで放送され,公式サイトには次のようにありました。

3月30日に亡くなった名優、蟹江敬三さんを偲び、蟹江さん出演作品『世直し公務員 ザ・公証人11』を放送する。
『世直し公務員 ザ・公証人』は蟹江敬三と渡瀬恒彦が公証人役を演じる、月曜ゴールデンの人気シリーズ。
渡瀬演じる真山壱成は元敏腕検事、蟹江が演じる天野正直は法曹界のエリート一家の出身で元判事という変り種コンビの公証人が難事件に挑む。
二人はトラブルを未然に防ぐために、気軽に相談できる法律の専門家として町の人々に頼りにされている(ただし、天野は第9作で、弁護士に転身した)。
お互いに信頼しながら協力して事件を解決する二人だが、時に意見が異なり激しく対立することも。大人の男の友情が番組の人気のポイントだ。
今回は、真山の依頼人が何者かに絞殺される。公証人と弁護士というそれぞれの立場から事件を見つめ、二人は真実を追い求める。
『世直し公務員 ザ・公証人』は、2002年5月13日に『月曜ミステリー劇場』枠でスタートした。

※番組の内容を変更してお送りいたします1

さて,今日からはじまる「新・世直し公務員 ザ・公証人」ですが,舞台は沼津になるようですね。

旧シリーズの最初の舞台は東京都(下)の府中市でした。当時となりの市に住んでいましたし,府中にはときどき通っていたので,大國魂神社とかおなじみの場所がたびたび登場しました。ところが,なぜか突然第9作(2011年6月13日放送)から舞台が山梨県甲府市に移ってしまい,なんかなあ……という感じでした。

新シリーズではさらに沼津に移るんですね。甲府も沼津も知らないことにおいては同程度なので,場所はどうでもいいです。ただ,新たな出演者がなあ……。誰とはいいませんが。

あんまり期待しないでおきます。

「新・世直し公務員 ザ・公証人」のあらすじ

あらすじ│TBSテレビ:月曜ゴールデンより:

静岡県沼津市で公証役場を開く真山壱成(渡瀬恒彦)のもとへ白石良太(窪塚俊介)が訪ねてきた。良太は伯母の藤野妙子(赤座美代子)の後見人について相談があるという。一人暮らしで将来に不安を感じていた妙子は、弁護士の茂木謙介(堀内正美)を後見人に指名。ところが良太は茂木が信頼できないと真山に訴える。妙子には近所で電気店を営む義弟の藤野康次郎(岡本富士太)がいるが、康次郎も信用ならないと良太は主張する。真山が調べたところ、良太と茂木そして康次郎は、それぞれがお互いを誰も信頼していないことが判明した。
妙子が後見人についてどのような希望を持っているか確認するため認知度の検査をすることになり、検査当日、妙子の家に真山と地元で信頼の厚い医師・磐田典子(宮崎美子)、良太、康次郎、茂木の助手・大久保崇(伊嵜充則)が集まった。茂木も遅れて駆けつけるはずだったが、検査の途中、大久保の電話に茂木が死んだと知らせが入る。
茂木が死亡した弁護士事務所に駆けつけ、真山は驚いた。死体の第一発見者が真山の娘・谷村元子(酒井美紀)だったからだ。元子は弁護士で、上司の神崎耕介(岩城滉一)と共に良太の依頼を受け、茂木について調べていたのだという。神崎とも検事時代ともに働く先輩後輩という間柄でこの再会にも驚く真山。元子は神崎には自分が娘であることは黙っていて欲しいと真山に頼む。
亡くなった茂木には多額の借金があったことが分かり、自殺したのではないかという噂も立った。さらに茂木が以前後見人をした依頼人の金を着服していたことも判明する。次々と明らかになる茂木の不祥事は不可解な死亡と関係があるのだろうか。真山は神崎、元子と共に推理を働かせる。謎が深まる中、弁護士事務所で大久保が何者かに襲われ負傷するが…。

にほんブログ村 テレビブログ 推理・サスペンスドラマへ


  1. もともとは「弁護士高見沢響子⑫観覧車の男」が放送される予定だったようです。 

八百屋お七のお墓の前に変死体 (1987年)

1987年3月8日の朝,東京・文京区の円乗寺にある八百屋お七のお墓のところで男の変死体が発見された――というのが内田康夫センセの『追分殺人事件』で描かれている2番目の事件です。

ちなみに,最初の事件は軽井沢で起こっているので私の担当外です(笑)

八百屋お七についてはこのブログでも取り上げているので,次あたりをご参照下さい。

これが八百屋お七のお墓です。

拡大すると,

原作では次のところに死体があったようです。


一方,2004年に放送された女と愛とミステリー 信濃のコロンボ事件ファイル5「追分殺人事件」ではこのお堂の前あたりに死体があったことになっています。

作品では前日からこの日の未明にかけて雪が降っていたことになっていて,実際に東京では7日の午後から雪になりました。降雪の深さ合計は7日が3cm,8日が2cmとなっています。ドラマでは雪については一切触れられていません。

近くのおもなスポット

作品に登場するお七のお墓以外のスポットを見てみます。

本郷追分

御成街道と中山道の分岐点です。

高崎屋さん

八百屋お七のお墓のところで死んでいた男が前日の夜,酒を飲んだ店です。本郷追分にあります。

誠之小学校

小学校自体は出てきませんが,増田亞梨沙先生の勤務先です。

三叉路,丸岡邸はいずこに?

八百屋お七のお墓から100mほどのところにあるという話ですが……。

ドラマでは,三叉路は文京区白山1丁目137,丸岡邸は文京区白山1丁目113となっています。もちろん存在しない住所です。

にほんブログ村 テレビブログ 推理・サスペンスドラマへ

今日の土曜ワイド劇場はタクシードライバーの推理日誌37

今日の土曜ワイド劇場はタクシードライバーの推理日誌37「東京~浜松 ドライブレコーダーが録画した二重殺人の謎 お弁当レシピに隠された密閉死体の殺人トリック!?」です。

最近は最初の10分程度で犯人がわかるシリーズになっています。

ただ,以前は違いました。今日の土曜ワイド劇場はタクシードライバーの推理日誌35 | Notenki Express 2014にも書きましたが,例えば,第4作では“女性客”ではなく男性客でしたし,第5作では“女性客”は殺人には関与しておらず,第6作では犯人は“女性客”の従姉,第12作ではそもそも“女性客”を乗せておらず,第16作では“女性客”は最初の被害者になりました。今のようなパターンが定着したのは少なくとも第17作以降です。

それから,なんとなく「タクシードライバーの推理日誌」と「法医学教室の事件ファイル」はペアで放送されているんじゃないかという気がしたので,2010年以降をリストにしてみました。

タクドラNo. タクドラ放送日 法医学No. 法医学放送日
37 20150307 40 20150212
36 20141213 39 20141018
35 20141011 38 20141004
34 20131207 37 20131109
33 20131012
32 20130406 36 20130330
31 20121208 35 20121201
30 20120107 34 20120211
29 20110702 33 20110611
28 20101211 32 20110122
27 20101009 31 20100925
26 20100123 30 20100109

気のせいばかりではなく,実際にニアミスが多いことがわかります。

タクシードライバーの推理日誌37のあらすじ

テレビ朝日|土曜ワイド劇場より:

 タクシードライバーの夜明日出夫(渡瀬恒彦)は、元警視庁の敏腕刑事。ある朝、夜明が所属するタクシー営業所に東山刑事(風見しんご)たちがやって来て、夜明に「昨日の夕方、乗客の女性ともめていたのは本当ですか?」といきなり問い詰めた。早朝、都内の公園で、若い女性・高宮美希(瀬戸さおり)の絞殺死体が発見されたという。死亡推定時刻は、昨日の夕方。ちょうどその頃、公園で美希とタクシー運転手が言い争う姿が目撃されており、美希の財布には確かにタクシーの領収書が残っていた。それが夜明のタクシーの車番のものだったという。
 話を聞いて驚く、夜明や小林係長。実は昨日、夜明は非番で、同じ車両を共有する“相番”の運転手・本橋明則(国広富之)が、帰庫時間を過ぎても戻って来ていなかったのだ。

 そこに静岡県警から電話が入り、なんと本橋の死体とタクシーが静岡・浜松の中田島砂丘で発見されたという。嫌がる東山たちを無理やり、同僚ドライバー・野村(鶴田忍)のタクシーに乗せ、浜松の現場までやって来た夜明。本橋は左頸部に傷があり、右手に果物ナイフを握っていた。
 静岡県警の土屋刑事(渡辺哲)らとタクシーに搭載されたドライブレコーダーを確認すると、衝撃の事実が明らかになった。そこに映っていたのは、「私は6年前、イジメを苦に自殺した本橋茜(尾崎モモ)の父親です。本当のことを話してください」と美希に詰め寄る本橋の姿だった。タクシーに客として乗車した美希は、奇しくも6年前、本橋の娘・茜をイジメて自殺に追い込んだ元同級生だったのだ。ドライブレコーダーによると、本橋は逃げるように外に出た美希を追いかけて車を降りたが、その30分後、タクシーに戻り、今度は客も乗せずに浜松へと向かっていた。もしや本橋はカッとなって美希を殺害し、死に場所を求めて浜松にたどり着き、自らの命を絶ったのだろうか…。

 その後、本橋の葬儀に参列した夜明。本橋の妻・芙美子(床嶋佳子)は現在、“お弁当レシピ”で有名な主婦料理研究家だった。夜明が悔やみの言葉を口にしたそのとき、突然ひとりの男が憤然と斎場に入って来た。男は美希の義理の父で音楽大学の准教授・高宮昇一(田中健)だった。彼は「芙美子さん、あなたのご主人が美希を殺したんですか! 美希を返してくれ」と芙美子をなじり、祭壇に花を投げつけた。夜明は、高宮が芙美子のことを名前でよんだことに違和感を抱くが、翌日、芙美子から迎車の指名が入って…!?

[23:28]付記

今日は犯人を乗せるまで25分かかりました。10分程度じゃ犯人はわかりませんでしたね(笑)

にほんブログ村 テレビブログ 推理・サスペンスドラマへ

今日の土曜ワイド劇場は法医学教室の事件ファイル40

今日の土曜ワイド劇場は法医学教室の事件ファイル40回記念作と銘打っています。土曜ワイド劇場で40回に達したシリーズはこれと西村京太郎トラベルミステリー(十津川警部シリーズ)だけです。サブタイトルは“娘に捧げる犯罪!?疑惑の母は警察学校教官!!女医が暴くタイヤ痕とスケッチブックの秘密”。

「法医学教室の事件ファイル」はもともと木九に放送されていました。土曜ワイド劇場に引っ越してきたのは1994年7月9日ですが,そのときのシリーズタイトルは新・法医学教室の事件ファイルで,第5作から“新”がとれて今のシリーズ名になっています。

今回は40回記念作などと謳って23時21分までの放送になっていますが,このシリーズはもともと無駄に長いことが多く,今回もただ長いだけと予想します。

毎回,早紀先生がひとりで突っ走って犯人ともみ合いになるところで時間を調整しているような感じです。どうせ二宮警部が助けに来るとわかっている上に,犯人と逮捕術のシロウトである大学准教授との“格闘”に時間稼ぎ以上の意味があるとは思えず,退屈なだけです。

木九時代から見ている立場からすると,あえて40回記念作と銘打つならば,かつてのレギュラー,例えば早紀先生の妹やノリちゃんが出てくるとか,殉職した水村刑事の関係者が出てくるとか(またはせめて水村刑事の話が出てくるとか)だとうれしいんですけどねえ。

「法医学教室の事件ファイル 40回記念作」のあらすじ

テレビ朝日|土曜ワイド劇場より:

 二宮早紀(名取裕子)は港南医大・法医学教室の准教授で、神奈川県警から監察医を委託されている。夫の一馬(宅麻伸)は横浜東署の警部で、2人の間には新米新聞記者として奮闘中の息子・愛介(佐野和真)がいる。また、一馬には七海(由紀さおり)という叔母がいて、時々二宮家内を引っ掻き回すので、早紀にとってはありがたい相手ではない。

 ある夜、山下公園を通りかかった早紀と一馬はひったくりの現場に遭遇する。被害者は日本画家の寺沢瑠璃(小沢真珠)で、老舗呉服メーカー社長・宮永誠(原田龍二)とデザイン画の受け渡しをしていたところだったという。犯人は瑠璃の左手を切りつけ、バッグを奪い去っていった。
 すぐに瑠璃のマネージャー・中川知子(遊井亮子)が駆けつけたが、知子は物陰で事態を見つめるひとりの女を見つけ、「私の後をつけてきたの?」と強く反発する。その女性の顔を見て、一馬の部下・谷村刑事(田中幸太朗)はビックリする。警察学校時代の恩師・西脇則子(高橋ひとみ)だったのだ。則子は「個人的にある事件を調べている」とだけ話し、その場を去った…。

 翌朝、早紀は大学構内で、則子が附属病院の精神科医・山口玲子(舟木幸)に詰め寄っているところに出くわす。則子は、玲子の患者が受けた催眠療法の詳細を教えてほしいと訴えていたようだったが、携帯電話に緊急のメールが入ったらしく、あわてて帰って行った。
 ところがその日の午後、変死体発見の知らせを受けて現場に急行した早紀は、驚愕する。なんと則子が、第一発見者だったのだ――! 殺されていたのは高校美術教師・野々村郁恵(建みさと)で、則子は郁恵の部屋を訪ねた直後、ドアの陰に隠れていた何者かにクロロフォルムをかがされて気を失い、目覚めたときは仰向けになった郁恵の死体の上に、あたかも自分が胸倉をつかんで押し倒したような格好で覆いかぶさった状態だったと証言する。
 則子は一馬たちの事情聴取に対し、5カ月前、娘の美里(川上ジュリア)が溺死した事件を調べていたことを打ち明ける。美里は瑠璃に弟子入りしており、師匠である瑠璃や友人の郁恵、マネージャーの知子たちと川に行った際、風に飛ばされた郁恵の帽子を拾うために川に入って溺れたとされていたが、彼女の死に責任を感じ、港南医大の心療内科に通いはじめた郁恵から、先日ある真実を明かされたのだという。
 郁恵は、臨床心理士・飯島伸一(長谷川朝晴)の催眠療法によって失われていた記憶がよみがえったと話し、美里は何者かによって頭を抑えられ、溺死させられたと告白したのだ。だが、郁恵はその犯人が誰だったのかまでは思い出すことができず、則子は瑠璃や知子らに話を聞いてまわっていたらしい。

 しかし、現場近くの郵便ポストの中から血のついた手袋が入った則子宛ての封筒が見つかり、さらには事件前夜、則子と郁恵が激しく言い争っていた目撃証言など、則子の犯行を疑う事実が次々と判明。谷村は深いショックを受ける…。
 ところが、早紀が郁恵の遺体を解剖した結果、おかしなことが発覚する。郁恵は青銅の置き物に後頭部を打ちつけた格好で発見され、確かに死因は鈍器による脳挫傷であることは断定できたのだが、なぜか両膝下の後十字靭帯が断裂していたのだ。郁恵は仰向けで発見されたが、実はうつ伏せで倒れ、その際に後十字靭帯が切れたのではないか…!? 早紀は、郁恵を殺した犯人が則子に罪をきせようとして現場を偽装したと考えはじめるが、その後また新たに関係者が殺害される事件が起き、則子への疑いはますます深くなっていき…!?

にほんブログ村 テレビブログ 推理・サスペンスドラマへブログランキング・にほんブログ村へ

明暦の大火と回向院,ついでに紅蓮次郎

明暦三年一月十八日(グレゴリオ暦では1657年3月2日)午後1時ごろ,本妙寺付近から出火した炎は折りからの北西風に煽られて南東方向の湯島,神田方面に燃え広がり,湯島天神,神田明神を焼き,駿河台の大名屋敷を焼き尽くし,浅草から隅田川を越えて牛島新田(現在の墨田区)まで達し,翌十九日午前2時ごろにどうにか鎮火しましたが,午前11時ごろ新鷹匠町(現在の文京区小石川)から再び出火,東南東~南に燃え広がり,正午ごろ江戸城の天守閣が炎上,さらに増上寺付近まで焼いて,翌二十日の朝やっと鎮火しました。江戸市中の6割が焼失,死者は10万人以上といわれています。

両国にある回向院は,この火災の焼死者を葬ったのがはじまりとされ,

「有縁・無縁に関わらず、人・動物に関わらず、生あるすべてのものへの仏の慈悲を説くもの」として現在までも守られてきた当院の理念です。
開創 | 回向院 | 歴史の中で庶民と共に歩んできたお寺より

今ではペット供養でも有名です。犬の供養塔や,ネコの供養塔や,

小鳥の供養塔などもあります。その他,猫の恩返しの碑や鼠小僧の碑があったり,かわいいネコちゃんがいたりするのですが,話がそれたので明暦の大火に戻します。

出火原因については次のような伝説もあります。

麻布の質屋の娘・梅乃はお参りに行った本郷丸山の本妙寺でイケメン野郎に一目惚れ,そのイケメン野郎が着ていたのと同じ模様の振袖をつくらせて“夫婦遊び”をしたりしていましたが,ついに恋い焦がれて死んでしまいました。両親は本妙寺で葬儀を行ない,納棺の際その振袖を棺にかけてやりました。

お寺では慣習に従いその振袖を古着屋に売りました。ところが翌年の同じ日,その振袖がかけられた棺がお寺に運ばれてきました。お寺では慣習に従いその振袖を古着屋に売りました。ところがまたまた翌年の同じ日,その振袖がかけられた棺がお寺に運ばれてきました。

お寺でもいくらなんでも気味が悪くなったのか,明暦三年正月十八日,娘たちの親を施主として施餓鬼を行ないました。そして供養のために振袖に火をつけたところ,一陣の怪風とともに火のついた振袖が舞い上がり,火はみるみるうちに燃え広がったという……。

このため,明暦の大火は振袖火事ともよばれます。

この話は江戸時代の怖い話を扱った本などにのっていたりして,事実と思っている人もいるようですが,避難先のお寺でイケメンに一目惚れするあたりが八百屋お七の話とそっくりで,お七の話を真似してつくられたのだろう……というのが定説になっています。

写真は本妙寺があった付近のいまです。

出火元は実は本妙寺ではなく,となりの老中・阿部忠秋の下屋敷だったという話もあり,さらには浪人放火説,果ては老中・松平伊豆守黒幕説もあります。私的には阿部忠秋下屋敷出火説がしっくりしていたのですが,調べてみると阿部忠秋の下屋敷はとなりにはなかったようで,

最近は松平伊豆守黒幕説に傾いています。

上の地図はiOSアプリ今昔散歩より。明暦の大火のあとの地図なので,どの程度参考になるかはわかりません。

早い話が,出火元についてはいまだに不明になっているのです。そこで,そうです!! 火災調査官・紅蓮次郎の登場です!!

現在から明暦の時代に行くにはタイムマシンが必要です。それはドラえもんに借りましょう(もちろん今のドラえもんモドキではなく,大山のぶ代さんのほう)。犯人を逮捕するのは警察ですから,特命捜査課にも参加してもらいましょう。神代課長をはじめ故人も多いですが。故人でOKなら安浦刑事にも参加してほしいです。現在の特命である杉下警部と歴代の“相棒”が加わるのもいいかもしれません。「相棒」は見ていないのでどうでもいいですが,もともとは土曜ワイド劇場のシリーズでしたしね。

土曜ワイド劇場と同じくテレビ朝日(朝日放送)で放送された必殺シリーズでは,仕事人が元禄に現われて吉良上野介を討ったり,アメリカに渡ってインディアン・スー族を助けて第7騎兵隊を全滅させたり,果ては子孫が現在に現われたりしたくらいですから,紅蓮次郎や特命課が明暦の時代に現われても別に不思議はないでしょう。

そういえば,明暦は3代将軍家光の時代。家光といえば土曜ワイド劇場の前の時間帯に放送されていた将軍家光忍び旅があります。将軍さまみずから放火犯を成敗するというのもいいかもしれません。黒幕が松平伊豆守だと都合が悪いですが,将軍さまの側近を黒幕に仕立てた真犯人がいるという展開は,この手の時代劇ではよくあるパターンです。

にほんブログ村 テレビブログ 推理・サスペンスドラマへ
にほんブログ村 環境ブログ 天気・気象学へ
にほんブログ村

【追記あり】明日の土曜ワイド劇場は100の資格を持つ女(9)

明日の土曜ワイド劇場は100の資格を持つ女(9),サブタイトルは会津若松・老舗漆器店へ潜入捜査!美女の囁きに嵌められた蒔絵職人!! 結婚詐欺と御家騒動に秘められた驚愕の真実

2008年3月にはじまったこのシリーズも9作目。約1年ぶりの新作です。お気楽ミステリー好きな私のお気に入りシリーズのひとつです。前作については明日の土曜ワイド劇場は100の資格を持つ女(8) | Notenki Express 2014,前々作については明日の土曜ワイド劇場は「100の資格を持つ女(7)」 | Notenki Express 2014をご覧ください。ほとんど参考にはなりませんが(笑)

100の資格というとおり,このシリーズにはいろいろな資格が出てきます。第1作から第8作までに出てきた資格(のうち判別できたもの)を一覧でまとめておきます。漏れや重複があるかもしれません。

  1. 書道五段
  2. 時刻表検定1級
  3. 不動産鑑定士
  4. コーヒーコーディネーター(バリスタ)
  5. 秘書検定1級
  6. 簿記検定1級
  7. パソコン技能検定1級
  8. 英検1級
  9. 東京シティガイド検定
  10. 音楽検定
  11. ドッグトレーナー検定
  12. インテリアコーディネーター
  13. 秘書技能検定1級
  14. 日商簿記検定1級
  15. 実用技能英語検定1級
  16. パソコン検定1級
  17. ワープロ検定1級
  18. 文書デザイン検定1級
  19. ジュニア洗濯ソムリエ
  20. シニアワインエキスパート
  21. ラッピングディレクター1級インストラクター
  22. 商品装飾展示技能検定2級
  23. 緑花文化士
  24. 家庭料理技能検定1級
  25. 気象予報士
  26. 秘書技能検定1級
  27. 日商簿記検定1級
  28. 実用技能英語検定1級
  29. 日本茶インストラクター
  30. 珠算3段
  31. 電卓技能検定初段
  32. グリーンセイバー
  33. 温泉入浴指導員
  34. フォークダンス公認指導者4級
  35. 腹話術インストラクター
  36. 夜景鑑賞士1級
  37. ラジオコントロール検定ビギナーズ級
  38. グリーンアドバイザー
  39. フードコーディネーター3級
  40. きものコンサルタント
  41. マナー検定・上級
  42. グリーンセイバー・アドバンス
  43. リフレクソロジスト
  44. 鉱物検定士3級
  45. 野菜ソムリエ
  46. バルーンプロ検定
  47. 鮮魚士
  48. 編み物技能検定
  49. 経理診断士
  50. 温泉ソムリエ
  51. デザートクリエーター2級
  52. 日本ティーインストラクター
  53. そば打ち三段
  54. 理科検定2級
  55. 鉄道テーマ検定1級
  56. フラメンコ舞踊技能検定1級
  57. オリーブオイルソムリエ
  58. 家庭料理技能検定1級
  59. 日本伝統文化コーディネーター ※未取得
  60. イタリア料理研究家1級
  61. イタリア語検定3級
  62. 山の知識検定ゴールドコース
  63. 日本さかな検定1級

シリーズがずうっと続けば本当に100出てくるかもしれませんね。

そういえば,以前から指摘していたように,西郷美千花さんの学歴には不審な点があります。

第2作ワインの里に蘇る悲劇のヒロイン,美人妻の絡む完全犯罪の謎を暴け(2009/06/27放送)で北川ワイナリーに持参した履歴書には

昭和53年4月 東京都立星報高等学校入学
昭和56年4月 東京都立星報高等学校卒業

とあります。卒業のほうは文字が切れているのですが,入学したのと同じ学校を卒業したことは間違いないと思われます。ところが,第3作風薫る水郷・佐原の醤油蔵に呪いの連続殺人!!美人妻を追い詰める鬼姑…完全すぎるアリバイ(2010/03/20放送)で参高醤油に持参した履歴書では?雲高校(漢字が読み取れない(^^;))を卒業したことになっているのです。

何かカラクリがあるのでしょうか?

ちなみに,第4作以降の履歴書は確認していないため,もっと大きな謎が隠されている可能性があります。

100の資格を持つ女(9)のあらすじ

公式サイトテレビ朝日|土曜ワイド劇場より引用:

 バツイチで二人の子持ちの西郷美千花(渡辺えり)は、リストラ時の備えとして資格の取得に励む渋谷中央署の事務職員。事件捜査には関わらないが、資格の勉強で得た様々な知識を生かして事件解決のヒントを見つけるなど、小山田刑事(草刈正雄)らの手柄に貢献している。
 ある日、元キャバクラ嬢の殿山優子(川村ゆきえ)が自宅マンションで殺害される。部屋には天ぷらを食べた形跡があったが、優子の胃からはなぜか餡が検出される。和菓子コーディネーターの資格を持つ美千花は、優子が殺害前に食べていたのは福島県の会津地方の郷土食、天ぷら饅頭ではないかと推理。部屋に会津塗りの品々が残されていたことから、小山田たちは美千花の助言をもとに、優子と会津との接点を探るため会津若松へと向かう。
 優子が持っていた会津塗りの汁椀は、老舗漆器店『ふじわら屋』の長男で有名な蒔絵師、藤原良夫(東根作寿英)の作品であることが分かる。ふじわら屋は、良夫と妹の奈緒子(雛形あきこ)、母の雅子(松本留美)による家族経営。3人とも優子との面識を否定するが、一様に一瞬だけ浮かべた動揺の表情を見逃さなかった小山田は、潜入捜査が必要と判断。白羽の矢が美千花に立てられる。
 しぶしぶ、ふじわら屋の面接を受けた美千花は、従業員としては不合格に。内心ほっとするが、美千花が介護検定の資格を持っていたことから、車いす生活を送る雅子のヘルパーとして、思いがけず藤原家に住み込むことになる。
 その翌日、美千花は雅子に付き添い、奈緒子とともに東京にあるイベント会社『市田企画』の社長、市田英恵(川上麻衣子)との打ち合わせに立ち会う。奈緒子の高校の後輩で英恵の秘書をしている野本波留(菜葉菜)が間に入り、藤原家愛蔵の漆器を英恵に買い取ってもらう話がまとまっているらしい。ところが、そこに怒りの形相で良夫が乗り込んでくる。奈緒子たちの勝手な計画を激しく責める良夫だったが、実はその原因を作ったのは良夫自身だった。
 良夫は最近、会社の金を着服。その上、仕事もしなくなってしまい、奈緒子と雅子はやむにやまれず、古美術品級の漆器を売ることで金を工面しようと考えたのだ。
 その夜、美千花は良夫の部屋から優子の写真を見つけ出す。また、美千花をサポートするため会津に滞在していた小山田も、良夫と優子の目撃情報を入手。小山田が改めて事情を聞いた結果、良夫は3カ月ほど前、磯田洋子と名乗っていた優子とネットの婚活サイトで知り合い、弟の難病治療代として一千万もの大金を貢がされたことを告白する。いまだ、婚活詐欺に遭ったことを認められない良夫。だが、優子の殺害時間にアリバイがなく、金をだまし取られた恨みがあるとして、小山田は被害者ではなく容疑者として、地元警察へと連行する!

舞台は会津ですね。あれが出てくるんですかね……。

[23:17追記] 謎は残った

  • 会津漆器と100円ショップの器の違いについてのフラグが回収されてないんですけど……?

  • 西郷美千花さんの出身高校がまた変わっています。いったいどれが本当なんでしょう? 西郷さんは“100の資格”だけではなくて“100の学歴”ももっているんでしょうか?

今日出てきた資格についてはまたあらためて紹介します。

にほんブログ村 テレビブログ 推理・サスペンスドラマへ
ブログランキング・にほんブログ村へ

今日の土曜ワイト劇場は「終着駅の牛尾刑事VS事件記者・冴子 喪中欠礼」

今日の土曜ワイド劇場は森村誠一の喪中欠礼~終着駅の牛尾刑事VS事件記者冴子です。年末恒例の「終着駅の牛尾刑事VS××」です。

もともとは牟田刑事官VS終着駅の牛尾刑事だったのですが,なぜか途中から事件記者・冴子が割り込んできて,牟田刑事官が退いてからはいまの終着駅の牛尾刑事VS事件記者・冴子になっています。

ちなみに,事件記者冴子の殺人スクープ!シリーズは2003年を最後に放送されておらず,冴子が登場するのは現在では終着駅の牛尾刑事VS事件記者・冴子のみです。

「終着駅の牛尾刑事VS××」は2001年から年末に放送され,最初に書いたように年末恒例というか,土曜ワイド劇場のその年の掉尾を飾るシリーズになっています。ところが2011年だけ年末に放送されず,土曜ワイド劇場35周年企画として2012年2月に放送されました。

「終着駅の牛尾刑事VS××」が放送されなかった2011年,最後の土曜ワイド劇場はおかしな刑事 居眠り刑事とエリート女警視の父娘捜査・東京タワーは見ていた!でした。最後といっても放送日は12月10日で,そのあとにドラマスペシャルが2本放送されています。
この年のこの時間帯最後になったドラマスペシャル警視庁失踪人捜査課はドラマスペシャルにふさわしく,きわめてつまらないドラマでした。

「森村誠一の喪中欠礼~終着駅の牛尾刑事VS事件記者冴子」のあらすじ

テレビ朝日|土曜ワイド劇場より:

 東京・新宿区内の公園で、男性の撲殺死体が発見された。牛尾正直(片岡鶴太郎)たち新宿西署の刑事たちの調べで、身元は富山県南砺市で自動車工場を経営する山岡義典(平泉成)と判明。家族によると、山岡は2日前、東京見物に行くと言って自宅を出たという。
 山岡は宿泊先のホテルから、2本電話をかけていた。1本は東京到着を知らせる自宅への電話、そしてもう1本は“週刊トピックス”編集部。しかも、牛尾とは長年なじみの記者・川村冴子(水野真紀)宛てだった。
 冴子は牛尾からの連絡で遺体安置所に駆けつけるが、いったいどういう知り合いなのかたずねる牛尾に、意外な言葉を返す。知り合いであることは間違いないが、実はどこでどう出会った人物なのか覚えていないというのだ…。冴子によると、4年前の正月、編集部気付けで山岡から年賀状が届き、どこで接点があったのか思い出せなかったものの失礼があってはいけないと思って賀状を返し、それ以来、年賀状をやり取りしてきたという。その話を聞いて、今ひとつ腑に落ちない牛尾…。まもなく解剖の結果、山岡は死の1時間ほど前に寿司を食べていたことがわかり、刑事たちはまず管内の寿司店をしらみつぶしに当たることになった。

 一方、冴子から同じ話を聞いた記者仲間の緒方浩平(船越英一郎)は、もしかしたら冴子の名を騙った偽者が山岡と接触したのではないかと推理する。2日後、牛尾は山岡の地元、南砺市で営まれた葬儀に参列するが、そこには自分の偽者について探ろうとしている冴子の姿もあった。
 冴子は牛尾に、4年前に初めて届いた山岡からの年賀状を見せる。そこには「その節はありがとうございました。無事に東京にお帰りになったことと推察しております」と書かれてあった。つまり、“その節”に偽者の冴子は山岡と知り合い、礼を言われるようなことをして、無事に東京に帰ることができたか心配されていた、ということではないか…。
 その夜は近くの大牧温泉に泊まり、翌日改めて家族に話を聞いてみるという冴子。だが、いったん別れたものの、牛尾は冴子を追って大牧温泉への船着き場に行く羽目になった。冴子に連絡を取らなければならなくなったからだ。実は、その後の家族の話から、山岡が東京に来る前、“11月26日”号の週刊トピックスを何度も見ていたということを耳にしたのだ。いったいその号に何が載っていたのか…それが気になっていた牛尾は、冴子が船着き場でひと組のカップルの姿を見て驚いた表情を浮かべても、たいして気に留めなかった…。

 東京に戻り、11月26日号の週刊トピックスを借りた牛尾は、エッセイストとしても活躍する総合病院院長・朝倉響子(かたせ梨乃)がグラビアに掲載されているのを見つける。彼女の新刊発売記念のサイン会の告知も載っており、開催されたのは山岡が殺されたのと同じ日だった。繋がりを直感し、会場の防犯カメラを確認した牛尾。すると、山岡はやはり響子のサイン会に訪れていたことがわかった。
 だが、響子は山岡の写真を見ても覚えがないといい、その会場で35年ぶりに再会した元同僚・太田久子(黒田福美)なら、サイン会にやって来た人の顔を覚えているかもしれないと話す。そのとき、院長室に入ってきた響子の息子で医師の修一(黄川田将也)を見て、牛尾はアッと驚く。修一は、大牧の船着き場で冴子が見かけて驚いたカップルのうちの男性だったのだ。そして、久子を訪ねた牛尾は、さらに驚愕する。久子こそ、修一と一緒だったカップルの女なのだ…。
 そんなとき、修一の妻・絵里が5年前に失踪、3カ月前にこの近隣の山中で白骨死体となって発見されていた事実が浮上する。5年前に行方を絶ち、白骨死体で見つかった絵里と、新宿で殺害された山岡…。牛尾は2つの殺人は1本の線上にあり、そのカギを握っている人物こそが冴子の偽者なのではないかとにらむが…!?

にほんブログ村 テレビブログ 推理・サスペンスドラマへ

今日の土曜ワイド劇場はヤメ検の女5

今日の土曜ワイド劇場はヤメ検の女5。サブタイトルは元検事の弁護士VSストーカー殺人!? 東京~神戸を結ぶ謎の2000万円!美人ピアニストを襲う誘拐事件! ホクロの秘密

同じく賀来千香子さん主演で同じく最近(ここ数年以内に)はじまった月曜ゴールデン女取調官と混同している人がいるかもしれないシリーズです。しかし,私的にはおよそ比較にならないです。女取調官はストーリー云々以前に妙ちくりんな佐賀弁モドキが耳ざわりで,とても安心して見られません。

ヤメ検の女5のあらすじ

公式サイトテレビ朝日|土曜ワイド劇場より引用:

検察を辞めて弁護士に転身した葵あかね(賀来千香子)のアシスタントとして働く桜井花子(須藤温子)の友人、井原綾(木内晶子)が嶋田秋俊(石田登星)殺害容疑で逮捕される。綾と嶋田は業界最大手のネット通販会社『クローバー』の社員同士。嶋田には妻子があり不倫の関係だった二人は、半年ほど前から毎週金曜の夜、ホテルの部屋で会うようになっていた。嶋田は、その部屋で撲殺。凶器を手にした綾がホテルマンに発見され逮捕に至った。

綾は犯行を否認。部屋に到着した時点で嶋田は倒れており、自分も何者かに襲われ意識を失ったと主張する。だが、綾が覚えていたのは薄れゆく意識の中で見た男物の靴だけで、警察は取り合わない。花子から懇願され綾の弁護を引き受けたあかねは、その男の存在を証明するため調査を始める。

あかねはまず、嶋田の家を訪ねる。妻の夏恵(中島ひろ子)はあかねへの嫌悪感を隠さず、門前払い。娘の美桜(黒川智花)も冷たく追い払う。嶋田と夏恵は再婚。母親を裏切った嶋田を美桜は許せないのだ。

次に二人の勤務先『クローバー』を訪ねたあかねは、社内にリストラの噂があること、社長の三木武史(国広富之)はワンマン経営者で社員の反発も少なくないこと、その三木から嶋田が頻繁に呼び出され何らかのプロジェクトを進めていたことなどの情報を入手する。また、嶋田のデスクにあった家族写真の裏から、謎の数字が書かれたメモが発見される。

翌日、クローバーに顧客情報漏えいの疑惑が浮上する。その一報がテレビで流れるや否や、堺虎之助(泉谷しげる)があかねに接触してくる。個人情報を流出させた企業を相手に原告団を結成し、集団訴訟でがっぽり儲けようと算段していた虎之助は、クローバーから顧客情報が漏れている決定的証拠をすでに手にしていた。漏えいの数は20万人分。さすがに一人では手に負えないと、虎之助はあかねに協力を求めるが、今のあかねの依頼人は綾。虎之助には貴重な情報に対する礼だけを返し、さっそく綾の事件に情報漏えい問題が絡んでいないか探る。すると、嶋田は三木から、顧客情報を漏らした人物を特定する指示を受けていたとの筋書きが見えてきた。クローバーは業界最大手の大企業。一人で、しかも内密に調べるには限界があるだろう。そう考えたあかねは、嶋田に協力者がいたのではと推理。綾に訊くと、それは嶋田の部下で大学時代の後輩でもあった小早川純平(河相我聞)ではないかと言う。あかねはさっそく小早川と面会。しかし、その時の応対に違和感を抱いたあかねは小早川について調査。すると、さまざまな疑惑が浮上した上に、嶋田が殺害された日のホテルの防犯カメラ映像に、小早川が映っていたことが判明する…!

以上,去年の今日のブログの第4作を第5作に差し替えただけの手抜き記事でした。

にほんブログ村 テレビブログ 推理・サスペンスドラマへ

今日の土曜ワイド劇場は法医学教室の事件ファイル39

今日の土曜ワイド劇場は法医学教室の事件ファイル39です。

今回の最大のナゾは,犯人とか動機とか中村静香の脱ぎっぷりとかそういうところではなく,

どうして中1週なんて過酷な(?)ローテーションで放送されるのか?

ですね。

サブタイトルが雨の日だけに起きる殺人の謎!?女医VS美しき気象予報士!!黒豆と、金色の紙片が暴く秘密…なので,私的にはツッコミどころ満載でしょう。

にほんブログ村 テレビブログ 推理・サスペンスドラマへにほんブログ村 環境ブログ 天気・気象学へ