福島競馬場の放射線量 (2016年秋)

明日(11月5日)から3週間だけの秋の福島開催がはじまります。

というわけで,環境放射線量測定結果を1年ぶりに掲載します。

次の表はJRAの公式サイトで公表されてきた歴代の測定値をまとめたものです(単位はμSv/h)。例によって転載は禁止です。

測定日 スタンド内平均 馬場内広場平均 屋外観覧席馬場柵前平均
2012/03/29 0.08 0.24 0.29
2012/04/12 0.08 0.25 0.26
2012/04/26 0.08 0.23 0.25
2012/06/06 0.08 0.22 0.24
2012/06/21 0.08 0.22 0.25
2012/07/04 0.08 0.21 0.23
2012/10/24 0.07 0.17 0.16
2012/11/08 0.07 0.20 0.17
2013/03/28 0.07 0.17 0.15
2013/06/19 0.07 0.16 0.14
2013/10/24 0.06 0.14 0.12
2014/03/27 0.06 0.13 0.12
2014/06/19 0.06 0.14 0.12
2014/09/25 0.06 0.12 0.12
2015/03/26 0.06 0.09 0.09
2015/06/24 0.06 0.11 0.10
2015/09/24 0.07 0.13 0.10
2015/09/24 0.07 0.13 0.10
2016/03/24 0.06 0.11 0.09
2016/06/23 0.06 0.12 0.11
2016/10/26 0.06 0.11 0.10

ちなみに,元のデータはわかりにくいところにひっそりと掲載されています。

にほんブログ村 競馬ブログ 競馬コラムへ
にほんブログ村

伝説の雪の早明戦 (1987年)

12月第1日曜の初雪

1987年12月の最初の日曜,すなわち1987年12月6日,低気圧が発達しながら鳥島付近を通過,この低気圧に向かって北東から冷たい空気がはいってきました。

このため東京は最低気温0.9℃と冷え込み,前夜からの雨が06時から雪に変わりました。

これがこのシーズンの初雪で,戦後では1962年に次いで2番目に早い初雪です(当時)。そして09時には積雪2cmを記録しました。東京以外の積雪は八王子2cm,宇都宮4cm,軽井沢25cm,日光23cm,秩父7cmなどとなっています。

この雪の影響で,奥多摩有料道路が09時から全面通行止めになったほか,東北,関越,常磐などの自動車道路でも一時チェーン規制や速度制限が行なわれました。

また,中山競馬は11日に順延になり,この日予定されていたミホシンザンの引退式も次週に延期になりました。

東京で雪が降ればおきまりの相次ぐおむすびコロリンスッテンコロリン。東京消防庁の調べでは,この日だけで28人が重軽傷を負いました。私は大のおとながこれしきの雪で滑って転ぶのがいまだに信じられないのですが。

神宮外苑では,ほどよい感じで雪が降り,「思わぬ都心の雪景色に若者たちはちょっぴり“ロマンチック気分”」(毎日新聞)

雪の早明戦

12月の第1日曜といえばラグビー早明戦です。

今では12月の第1日曜と決まっているようですが,以前は12月の第1日曜以外に行なわれたこともあり,例えば1957年と1973年などは12月の第2日曜に行なわれています。

この日,国立競技場でも朝から雪が降り,グラウンドには一面の雪――。しかし,何があろうと中止にならないタテマエのラグビー,中止にしてはなるまじと約200人が雪かきに動員され,なんとかキックオフができる状態にこぎつけました。ビデオで見ると,それでもグラウンドのあちこちに雪が残っています。

試合は,先制した早稲田が一時は逆転されたものの今泉の2つのペナルティーゴールで再逆転,最後の明治の重量フォワードの猛攻を必死のディフェンスで凌ぎ,10-7で逃げ切りました。

ロスタイムにはいってからゴール前に釘づけとなった早稲田がオフサイドの反則を犯しペナルティーキックで同点という場面が2回あったのですが,明治は引き分けを潔しとしませんでした。

コンディションがコンディションだけにミスも多かったことは確かですが,とにかく白熱した名勝負でした。とくに最後の10分などはいまビデオで見ても力がはいります。

早稲田はこのシーズン,大学選手権も制し,さらには日本選手権で東芝府中も破り,学生としては(おそらく)最後の日本チャンピオンになりました。ちなみにこのときのNo.8が清宮・現ヤマハ監督です。当時は大学2年でした。

なお,ラグビーが何があろうと中止にならないというのはあくまでタテマエです。それが証拠に1996年2月18日には雪のために日本選手権の決勝が順延,1998年1月には同じく雪のために日本選手権の1回戦が順延になっています。また,1989年1月にはおよそ説得力があるとは思えない理由で全国高校大会の決勝は中止,大学選手権の決勝は順延になりました。

にほんブログ村 環境ブログ 天気・気象学へ
にほんブログ村

にほんブログ村 競馬ブログ 競馬コラムへ
にほんブログ村

※この記事は伝説の雪の早明戦 | Notenki Express 2014を少し書き直したものです。

自粛ブームの天皇賞 (1988年)

アイルトン・セナがはじめてワールドチャンピオンに輝いた日1,快晴に恵まれた東京競馬場では,当時の現役最強馬タマモクロスと新鋭オグリキャップとのはじめての対決となる第98回天皇賞(秋)が行なわれました。

時あたかも自粛ブームの真っ最中。各地で色々なイベントが中止の憂き目を見ました。そんな中,天皇賞は名前が直接的すぎることもあって広告キャンペーンは一切行なわれませんでした。にもかかわらず折からの競馬ブームが追い風となって2頭の対戦はファンの注目を集め,東京競馬場には12万人の観客がつめかけ,馬券の売り上げもそれまでの秋天レコードを更新しました。

レースはタマモクロスの快勝でした。

------------------------------------------------------------------------------
1988年10月30日(日) 6回東京8日  天候: 晴   馬場状態: 良
10R  第98回天皇賞(秋)
4歳以上・オープン・G1(定量) (牡・牝)  芝 2000m   13頭立
------------------------------------------------------------------------------
着枠 馬  馬名               性齢 騎手     斤量 タイム  3F  人体重     廐舎
------------------------------------------------------------------------------
1 6  9  タマモクロス    牡 5 南井克巳  58  1.58.8 ----  2 452 (栗)小原伊佐
2 1  1  オグリキャップ   牡 4 河内洋   56  1.59.0 ----  1 492 (栗)瀬戸口勉
3 8 12  レジェンドテイオー 牡 6 郷原洋行  58  1.59.5 ----  9 524 (美)田村駿仁
4 4  5  ダイナアクトレス  牝 6 岡部幸雄  56  1.59.6 ----  3 480 (美)矢野進 
5 3  3  ランニングフリー  牡 6 菅原泰夫  58  1.59.8 ----  7 452 (美)本郷一彦
6 3  4  ボールドノースマン 牡 5 柴田政人  58  2.00.0 ----  4 470 (美)稗田研二
7 7 10  シリウスシンボリ  牡 7 加藤和宏  58  2.00.3 ----  5 518 (美)二本柳俊
8 7 11  カイラスアモン   牡 5 安田富男  58  2.00.3 ----  8 488 (美)松山吉三
9 5  8  マティリアル    牡 5 東信二   58  2.00.9 ----  6 490 (美)田中和夫
10 8 13  トウショウサミット 牡 7 柏崎正次  58  2.01.4 ---- 11 494 (美)奥平真治
11 5  7  ガルダン      牡 8 大塚栄三  58  2.01.4 ---- 13 468 (美)藤沢和雄
12 4  6  カシマキング    牡 9 的場均   58  2.01.4 ---- 10 456 (美)飯塚好次
13 2  2  パリスベンベ    牡 7 中舘英二  58  2.01.4 ---- 12 466 (栗)加藤敬二
------------------------------------------------------------------------------
LAP :12.6-11.2-11.9-11.7-12.0-12.3-11.9-12.0-11.7-11.5
通過:35.7-47.4-59.4-71.7  上り:71.4-59.4-47.1-35.2  平均:1F:11.88 / 3F:35.64
単勝 9 \260    複勝 9 \130 / 1 \110 / 12 \370
枠連   1-6 \240 (1) 

ちなみに,σ(^^;)は埼玉県の本庄まで出かけていたこともあって,このレースは見ていません。しかもオグリキャップってなぜか印象が薄いんです。

ついでですが,当時の自粛ブームの犠牲となったテレビ番組に「ザ・スクールコップ」があります。3話構成のはずの「セーラー服幽霊」が「前編」だけで終了になってしまいましたとさ。

にほんブログ村 競馬ブログ 競馬コラムへ
にほんブログ村

福島競馬場の放射線量 (2015年秋)

今日の京都競馬場はお祭りだったようですが,その裏でたった2週間だけの秋の新潟開催が終わり1,来週から秋の福島開催がはじまります。

というわけで,恒例の?!環境放射線量測定結果です。

次の表はJRAの公式サイトで公表されてきた歴代の測定値をまとめたものです(単位はμSv/h)。例によって転載は禁止です。

測定日 スタンド内平均 馬場内広場平均 屋外観覧席馬場柵前平均
2012/03/29 0.08 0.24 0.29
2012/04/12 0.08 0.25 0.26
2012/04/26 0.08 0.23 0.25
2012/06/06 0.08 0.22 0.24
2012/06/21 0.08 0.22 0.25
2012/07/04 0.08 0.21 0.23
2012/10/24 0.07 0.17 0.16
2012/11/08 0.07 0.20 0.17
2013/03/28 0.07 0.17 0.15
2013/06/19 0.07 0.16 0.14
2013/10/24 0.06 0.14 0.12
2014/03/27 0.06 0.13 0.12
2014/06/19 0.06 0.14 0.12
2014/09/25 0.06 0.12 0.12
2015/03/26 0.06 0.09 0.09
2015/06/24 0.06 0.11 0.10
2015/09/24 0.07 0.13 0.10

また公表のタイミングが変わったようです。いや,実は変わってなくて,去年から冬季を除き3か月ごとの測定になっていたのかもしれません。

それはそれとして,なんか微妙に増えています。少なくとも馬場内広場平均は誤差とはいえないでしょう。

にほんブログ村 競馬ブログ 競馬コラムへ
にほんブログ村


  1. 2週間なんて中途半端な開催に何か意味があるのでしょうか? せめて3週はないとなにかとせわしいだけのような気がするのですが。 

御嶽特別

一昨年まで中京競馬場で御嶽特別というレースが行なわれていました。

2013年度第3回中京競馬特別レース名解説(JRA)によると,

御嶽は、長野県と岐阜県の県境にある標高 3,067m の活火山。飛騨山脈南部にあたる。火口跡は残っていたが、昭和54年に有史以来初めて噴火した。中央火口丘の剣ヶ峰に御嶽神社があり、古代から信仰登山の対象とされている。

何年にはじまったかはわかりませんが,2013年まで行なわれていました。

日付 レース名 馬名 騎手 斤量   距離 馬場状態 走破タイム
130630 御嶽特別1000 サトノプリンシパル 武豊 54 1800 1506
120714 御嶽特H1000 ナムラビクター 和田竜二 54 1800 1518
090607 御嶽特別1000 アイノレグルス 中舘英二 57 1700 1449
080531 御嶽特別1000 アクセルファイヤー 武豊 55 1700 1440
070526 御嶽特H1000 キーンゲイル 四位洋文 56 1700 1449
060527 御嶽特別1000 セトノシェーバー 安藤勝己 57 1700 1456
050528 御嶽特H1000 スズジャパン 四位洋文 57.5 1700 1461
040529 御嶽特H1000 マルブツトップ 赤木高太 56 1700 1450
030531 御嶽特H1000 ロードプリヴェイル 武豊 58 1700 1429
020602 御嶽特H1000 ダイタクギンガ 吉田稔 57 1700 1456
010519 御嶽特H900 シャンハイブルース 小林徹弥 57.5 1700 1457
000520 御嶽特H900 セフティージャパン 上村洋行 54 1700 1469
990417 御嶽特別900 スナークレイアース 河内洋 56 1700 1464
980411 御嶽特H900 ジョーヤマト 須貝尚介 55 1700 1459
970316 御嶽特別500 アイリッシュライン 嶋田高宏 56 1200 1117
960317 御嶽特別500 セントパレー 幸英明 56 1200 1110
950319 御嶽特別500 スリーエフ 大崎昭一 54 1200 1104
940911 御嶽特別900 ルシールシーダー 田原成貴 55 1200 1088
920620 御嶽特別900 オースミプリンス 武豊 57 2000 2015
910629 御嶽特H900 ヤクモサクセス 丸山勝秀 56 2000 2011
900623 御嶽特別900 キュリアシティー 村本善之 56 2000 1598
890625 御嶽特別900 ダイユウサク 熊沢重文 57 2000 2016
880626 御嶽特別900 ジョーグレゴリオ 山田和広 56 2000 2020
870628 御嶽特別900 タイアポロ 河内洋 57 2000 2018
860622 御嶽特H900 ターゴットターネル 原田雄二 53 2000 2043

去年行なわれなかったのは噴火があったからではなく,もともと予定がなかったようです。なぜ予定がなかったのかはわかりません。上の表を見ても1993年,2010~2011年には行なわれていませんが,その理由もわかりません。

まあ,今後しばらくは行なわれないであろうことは容易に想像できます。

ちなみに,笠松競馬場では御岳特別というレースが行なわれていました。

なお,上のリンク先にある東京競馬場でかつて行なわれていた御岳特別の御岳は《みたけ》と読みます。青梅市にある山で,去年噴火した御嶽山とは関係ありません1

にほんブログ村 競馬ブログ 競馬コラムへ
にほんブログ村


  1. 山岳信仰とか文化史的な関係はあるかもしれませんが,私にはわかりません。 

競馬史の中の伊勢湾台風

今から56年前の1959年9月26日18時ごろ,台風15号が潮岬の西に上陸しました。死者4697人,不明401人,負傷者38921人,住家全壊40838棟,半壊113052棟,床上浸水157858棟,床下浸水205753棟など明治以降では最大の台風被害を出し,のちに伊勢湾台風と命名されることになります。

Image from Gyazo

この日,京都でも強風が吹き荒れ,京都地方気象台の観測では最大風速19.1m/s,最大瞬間風速29.0m/sでした。にもかかわらず,なんと,京都競馬場では競馬が通常どおり開催されていました。

『競馬歴史新聞』にも載っていますが,風雨の中行なわれた第4競走サラブレッド系障碍競走(2300m,7頭)は大荒れに荒れました。1番人気ナルトホマレは2周目の第4コーナーで3番人気ブゼンタニカゼに内に押圧されて競走中止,このためブゼンタニカゼは1位入線しましたが失格となり,1着は繰り上がりで5番人気のタケリユウ,2着には最下位人気のアスカリユウ1がはいり,連式(6枠連勝単式)は267,350円の配当になりました。今では3連単で毎週のように出ている配当ですが,当時としては目が飛び出るような配当だったことでしょう。

このレースでは,1着から3着まで枠順にはいっています。何も考えずに枠順に買っていれば20万馬券をゲットできたわけです。

当時発売されていた3重式2はこの日は1,2,3レースではなく2,3,4レースが対象で,的中は1票,127,680円の配当になっています。

ついでに騎手を見ると,2着にはいったアスカリユウの鞍上に松本善登の懐かしい名前が。カツラノハイセイコを思い出します3。シンザンが五冠を達成した有馬記念は,さすがに歴史で学んだクチです。他にはすでに調教師を引退された北橋修二武邦彦松永善晴の名前も見えます。武邦彦も障害に乗っていたんですね。

この日,他に荒れたレースは第1競走繋駕速歩競走(連式9,380円),第9競走(連式5,740円)くらいで,大荒れの天気の割には比較的平穏におさまったようです,

ちなみに,前年の1958年,狩野川台風の上陸の当日にも中山競馬が平常どおり開催されています4。成績公報より,狩野川台風が過ぎ去ったあとの最初のレースとなった第1競走アラブ系三歳馬競走:

JRAの公式記録ではじめて台風による中止が出てくるのは,1961年の第2室戸台風のときです。

なお,中京競馬場は伊勢湾台風で大きな被害を受けています(詳細不明)。

(Mixi日記2005年09月25日09:31に少し加筆)

にほんブログ村 競馬ブログ 競馬コラムへ
にほんブログ村

にほんブログ村 環境ブログ 天気・気象学へ
にほんブログ村


  1. 『競馬歴史新聞』ではカスカリュウになっていますが誤植かなにかでしょう。 
  2. いまのWIN5(WIN3?)のような馬券。ただ,WIN5とは違い朝から競馬場に来てもらうためのような馬券で,第1~第3レースが対象になることが多かったらしい。 
  3. カツラノハイセイコが勝ったダービーについてはこれをご覧ください。 
  4. ついでにいうと,狩野川台風が上陸したのは9月26日ではなく27日。 

福島競馬場の放射線量 (2015年梅雨)

長かった東京開催も今日で終わり,来週から夏の福島競馬がはじまります。

というわけで,恒例の?!環境放射線量測定結果です。

次の表はJRAの公式サイトで公表されてきた歴代の測定値をまとめたものです(単位はμSv/h)。コピペミスがないとは限りません。転載は禁止です。

測定日 スタンド内平均 馬場内広場平均 屋外観覧席馬場柵前平均
2012/03/29 0.08 0.24 0.29
2012/04/12 0.08 0.25 0.26
2012/04/26 0.08 0.23 0.25
2012/06/06 0.08 0.22 0.24
2012/06/21 0.08 0.22 0.25
2012/07/04 0.08 0.21 0.23
2012/10/24 0.07 0.17 0.16
2012/11/08 0.07 0.20 0.17
2013/03/28 0.07 0.17 0.15
2013/06/19 0.07 0.16 0.14
2013/10/24 0.06 0.14 0.12
2014/03/27 0.06 0.13 0.12
2014/06/19 0.06 0.14 0.12
2014/09/25 0.06 0.12 0.12
2015/03/26 0.06 0.09 0.09
2015/06/24 0.06 0.11 0.10

前回,不自然に急に減っていましたが,なぜかもとのペースに戻ったようです。

念のためにつけ加えると,上の表からわかるとおり2012年は開催前~期間中,中1週で測定値を公表していたのですが,2013年から開催前に1回公表するだけに変わっています。掲載してあるページはわかりにくいところです。

にほんブログ村 競馬ブログ 競馬コラムへ
にほんブログ村

【2015年版】日本ダービーの芝コース草丈史

開催週の金曜日にJRAの公式サイトで発表される馬場情報から,ダービーの週の芝コースの草丈を抜き出して並べてみました。それの2015年版です。

芝コースの草丈
2015 野芝約10~12cm,洋芝約12~16cm
2014 野芝約10~12cm,洋芝約12~16cm
2013 野芝約6~8cm,洋芝約14~18cm
2012 野芝約6~8cm,洋芝約12~16cm
2011 野芝約8~10cm,洋芝約12~16cm
2010 野芝約6~8cm,洋芝約12~14cm
2009 野芝約6~8cm,洋芝約12~16cm
2008 野芝約6~8cm,洋芝約14~18cm
2007 野芝約6~8cm,洋芝約12~16cm
2006 野芝約6~8cm,洋芝約12~16cm
2005 開催日の草丈は洋芝12~16cm,野芝6~8cmの予定です。
2004 開催日の草丈は,洋芝12~16cm,野芝11~14cmの予定です。
2003 開催日の草丈は10~12cmの予定です。
2002 開催日の草丈は約10cmの予定です。

去年と同じですね。

にほんブログ村 競馬ブログ 競馬コラムへ
にほんブログ村

今年は大丈夫そうですが…日本ダービーと台風

5月に台風が上陸することはあまりないし,日本ダービーは最近では5月の最終日曜日(または6月の第1日曜日)に定着していることもあり,日本ダービーが台風の直撃を受けたことはありません。

直撃ではないにせよ史上もっとも台風の影響を受けたと思われるのが1965年5月30日のダービーです。

ダービーの直前の5月27日,潮岬の南方海上にあった定点観測点付近を通って北東に65~85km/hの速い速度で進んできた台風6号が12時ごろ東京湾をかすめて館山市付近に上陸しました。5月の台風上陸は1914年5月30日以来51年ぶりのことでした。

この台風と梅雨前線の影響で,東北地方南部から九州にかけて大雨となり,新幹線が全線不通となって雨に弱いことを暴露したほか,かなりの被害が出ました。

この日東京競馬場で行なわれたダービーの追い切りも強風雨の中,泥んこ馬場での追い切りとなりました。

台風警報下の“ダービー調教”なんていうのは前代未聞,今後も恐らくないだろう。二十七日の午前五時半から行なわれた東京競馬場での追い切りは,田植えのできそうな泥んこのダートコースで,全くの“責め馬?”だった。 (1965.05.28日刊スポーツ)

レースももちろん,ビデオで見る限りものすごい不良馬場。もっとも,質のよくないモノクロフィルムのせいで実際よりも悪く見えているかもしれません。

単騎で逃げるキーストンの1頭だけ白いままの帽子が印象的です。前半1000m通過64.0秒の“タメ逃げ”でしたが,最後の200mに14.3秒かかっています。ダイコーターが詰め寄ったというよりは,終いバタバタになってしまったのでしょう。

最近では,まず2003年があげられます。

5月31日05時ごろ台風4号が愛媛県宇和島市付近に上陸しました。上記の1965年の台風6号以来38年ぶりとなる5月の台風上陸です。

翌6月1日にダービーが行なわれましたが,この“台風くずれ”の低気圧と前線の影響による雨のため,馬場状態は重でした。府中のアメダスでは31~1日にかけて83mmの降水量が観測されています。

4角で各馬外をまわる中,エイシンチャンプと逃げたエースインザレースが最内をついたシーンをおぼえている人も多いでしょう。

勝ったのはネオユニヴァース,鞍上はミルコ・デムーロでした。

2011年は,四国に向かって北上していた台風2号がダービー当日の15時に温帯低気圧に変わりました。

西日本~東日本はちょうど梅雨入りしたばかりで,西日本を中心に大雨になりました。

東京競馬場でも26日(木)から断続的に雨が降りはじめ,府中のアメダスでは28日(土)に17.5mm,ダービー当日の29日(日)には91.0mmの降水量が観測されました。

ダービーの馬場状態は上記ネオユニヴァースの子のロジユニヴァースが勝った2009年以来となる不良。2冠を達成したオルフェーヴルの勝ちタイムは2.30.5もかかりました。

あれから4年,今年の日本ダービーは台風の影響を受けずに行なわれそうです。

日本ダービーと台風 – NotenkiExpress 2013のFlickrへの画像リンクが表示されなくなったため,ついでに少し書き直しました。そのもとになったのはダービーと台風 | 能天気Express Hyperです。
※[2017/09/14付記] Dropboxの仕様変更により表示されなくなっていた画像を復活させました。

にほんブログ村 競馬ブログ 競馬コラムへ
にほんブログ村

にほんブログ村 環境ブログ 天気・気象学へ
にほんブログ村

ダービーデーの週間予報が出ましたね

日本ダービーまでちょうど1週間となり,今日,ダービーデーの気象庁発表の週間予報が出ました。11時発表のは忘れましたが,17時発表の東京地方の予報は,天気くもり,降水確率40%となっています。信頼度Cですから早い話があまり信用しないでね,ってことです。

その週間予報の資料のひとつ,週間アンサンブル予報によるダービーデー15時の気圧配置,前6時間降水量(mm),500hPaジオポテンシャル高度(m)を示します(初期値は今日の09時)。

500hPaのトラフがかなり深そうです。これからどう変わっていくのでしょうか。

そういえば,ダービーウイーク2015がこの日佐賀競馬場で行なわれる九州ダービー栄城賞で開幕しますが,佐賀も天気があやしそうです。

にほんブログ村 競馬ブログ 競馬コラムへ
にほんブログ村

にほんブログ村 環境ブログ 天気・気象学へ
にほんブログ村