2時間サスペンスの子役たち

はじめに

俳優の三浦春馬さんが亡くなったそうですね。名前は存じているのですが,最近のドラマはまったくといっていいほど見ていないので,どんな活躍をされていたかはわかりません。むしろCSなどの2時間サスペンスの再放送で,子役時代を見るほうが多かったです。

Wikipediaによると次のような2時間サスペンスに出ていました。

  • 土曜ワイド劇場「森村誠一の終着駅シリーズ 人間の十字架・飛騨高山,刑事の妻の秘密旅行が連続殺人を呼ぶ」(1996年9月28日) – 町野公一(子ども時代)役
  • 月曜ドラマスペシャル 十津川警部シリーズ「寝台急行「銀河」殺人事件」(1999年1月4日) – 新見慎一郎役
  • 土曜ワイド劇場「女探偵・朝岡彩子」(1999年11月13日) – 和久井一太郎役
  • 月曜ドラマスペシャル「小学校教師・沢木千太郎の事件ノート(1) いじめ,学級崩壊そして先生の不可解な死!」(2001年7月13日) – 5年1組の生徒役
  • 火曜サスペンス劇場「監察医・室生亜季子30 震える顔」(2001年10月2日,日本テレビ) – 水谷光太役

とくにシリーズにレギュラーとして出演していたわけではなかったようです。

そういえばWikipediaを見ていて思い出したのですが,「陽はまた昇る」は見ていました。土曜ワイド劇場で放送された「最後の晩餐~刑事・遠野一行と七人の容疑者~」がこのドラマの事実上の初回2時間スペシャルだったからその流れで見ていただけようなもので,いろいろ引っ張った割にはしまらない最終回……って印象でした。

2時間サスペンスのシリーズと子役

2時間サスペンスのシリーズによっては1人の子役の俳優がレギュラーとしてずうっと出演することがあります。期間をおいて不定期的に放送されるので,成長がわかったりします。CSなどの連続放送ではもっとよくわかります。

外科医 鳩村周五郎

2004年11月から2016年6月まで放送されたシリーズです。全14作。

川上つぐみ役の美山加恋さんが2004年11月19日放送の第1作から2016年6月24日放送の第14作まで12年にわたって出演していました(第8,9,12,13作は不出演)。第1作では小学生だったのが第11作では高校生になっていてペンションでアルバイト,そして第14作の最後には看護学校を卒業しました。

そういえば,つぐみの母親の川上明日香さん,第1章「闇のカルテ」の最終回(第5作)で救出され,第2章「血塗られた挑戦状」の第1回(通算第6作)の最後に行方をくらますのですが,その後が語られていなかったはずです。どうなったのでしょうか。第11作のつぐみから周五郎に届いた手紙によるととくに事件にはならなかったような感じですが。

湯けむりドクター華岡万里子の温泉事件簿

2005年12月から2013年3月まで放送されたシリーズです。全7作。

華岡万里子先生の娘,華岡芽衣役の尾崎千瑛さんが全作に出演していました。第1作では小学5年生,第2作では小学6年生,第3作では中学1年生,そして第7作では高校生になっていました。

いまは尾崎由香の名前で声優として活躍されているようです。

火災調査官・紅蓮次郎

2003年1月から2015年6月まで放送されたシリーズです。全15作。

蓮次郎の息子の紅俊介役の三觜要介くんが第1作から第9作まで出演していました。ハッキリした学年はわかりませんが,第1作は小学校高学年,第8作ではおそらく高校生になっていて,第9作で北海道の大学に進学するために家を出ていきます。その後,二度と出てきません。

俊介のガールフレンドの鴇田円ちゃんの中の人は通して同じではなく,第3作~第5作は福本奈々さん,第6作~第8作は山口真璃亜さんでした。

ちなみに,俊介のガールフレンドはずうっと円ちゃんだったわけではなく,第1作は中島ありさ(漢字は適当)と山辺みすず(漢字は適当)1,第2作では俊介がはじめてラブレターをもらって親子で大はしゃぎをするシーンがあるだけで,本人は登場しません。第3作の円ちゃん初登場の感じでは,ラブレターの主は円ちゃんではなかったようです。

俊介は第14作で中の人が別人になって帰ってきました。しかし,残念ながら円ちゃんの再登場はありませんでした。

三觜要介くんは今は芸能界から引退しているようです。

最後に

今回は2時間サスペンスのシリーズものに子役としてレギュラー出演していた俳優について書いてみました。

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  1. 中島ありさは名前だけで登場しません。山辺みすずは第1作の最後に登場するのですが,蓮次郎がありさちゃんとカン違いして怒らせ,これが原因で純介はフラれることになったと思われます。 

鳩村周五郎と「完璧の母」

このブログで2時間サスペンスを取り上げるのはずいぶん久しぶりですね。

4日と6日1チャンネルNECOで「外科医 鳩村周五郎」の一挙放送がありました。もっとも,一挙放送といっても2つのシリーズ――「闇のカルテ」(第1~4作)と「血塗られた挑戦状」(第5~7作)のみの放送でした。第8~14作はまた今度ということなのでしょうか。

鳩村周五郎といえば,なんといっても難しい手術(?)が終わったときに見得を切りながら放つ次の決め台詞でしょう。異論は認めます(笑)

完璧の母!!

この決め台詞,なんと第1作の冒頭に早くも登場しています。ところがその後「闇のカルテ」のシリーズ中は使われていません。「血塗られた挑戦状」の冒頭に再登場し,それからは少なくとも第7作までは毎回登場しています。

このドラマの初回放送時,「完璧の母ってなに?」みたいな疑問をTwitterや古くはmixiでよく見かけました。

ネタ元は知る人ぞ知る(ということは知らない人は知らない?!)「岸壁の母」という昭和を代表する歌謡曲です。もともとは菊池章子さんが歌っていましたが,のちに二葉百合子さんが歌謡浪曲風に仕立てて大ヒットさせました。

どちらも「青春歌年鑑」シリーズに収録されていますので,興味のあるかたは図書館で借りるなりして聞くことができます。残念ながら今はどこも休館中だと思いますが。

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  1. 2020年5月。 

八百屋お七のお墓の前に変死体 (1987年)【改訂版】

追分殺人事件

1987年3月8日の朝,東京・文京区の円乗寺にある八百屋お七のお墓のところで男の変死体が発見された――というのが内田康夫センセの『追分殺人事件』で描かれている2番目の事件です。

ちなみに,最初の事件は軽井沢で起こっているので私のナワバリの外です(笑)

八百屋お七についてはこのブログでも取り上げているので,次あたりをご参照ください。

これが八百屋お七のお墓です。

拡大すると,

原作では次のところに死体があったようです。

2004年に放送された女と愛とミステリー 信濃のコロンボ事件ファイル5「追分殺人事件」ではこのお堂の前あたりに死体があったことになっています。

2017年に月曜名作劇場で放送された「信濃のコロンボ4 軽井沢追分殺人事件1では,最初の写真の八百屋お七の墓の真ん前に死体があったことになっています。

原作では前日からこの日の未明にかけて雪が降っていたことになっていて,実際に気象庁の観測では7日の午後から雪になりました。降雪の深さ合計は7日が3cm,8日が2cmとなっています。

7日09時の地上天気図です。

Image from Gyazo

雪についてはどちらのドラマでもまったく触れられていません。女と愛とミステリー版では
雨が降っていたことになっています。

カップ酒を飲み終わったあと,雨を避けるように週刊誌を頭に乗せて,円乗寺のほうに走っていきました。

という高崎屋の女将さん(?)の証言もあります。

近くのおもなスポット

作品に登場するお七のお墓以外のスポットを見てみます。

本郷追分

御成街道と中山道の分岐点です。

高崎屋さん

八百屋お七のお墓のところで死んでいた男が前日の夜,酒を飲んだ店です。本郷追分にあります。

誠之小学校

小学校自体は出てきませんが,増田亞梨沙先生の勤務先です。今でもお元気でしょうか?(笑)

三叉路,丸岡邸はいずこに?

八百屋お七のお墓から100mほどのところにあるという話ですが……。

女と愛とミステリー版では,三叉路は文京区白山1丁目137,丸岡邸は文京区白山1丁目113となっています。もちろん存在しない住所です。

《参考文献》
– 内田康夫, 追分殺人事件 (双葉ノベルズ). 双葉社, 1988.
– 内田康夫, 浅見光彦のミステリー紀行 – ミステリーへの熱き想い〈番外編2〉 (光文社文庫). 光文社, 1996

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  1. 初回放送時の番組案内などには「軽井沢追分殺人事件」のサブタイトルはありませんでした。公式ページにも。 

明暦の大火と回向院,ついでに紅蓮次郎【修正版】

明暦三年一月十八日(グレゴリオ暦では1657年3月2日)午後1時ごろ,本妙寺付近から出火した炎は折りからの北西風に煽られて南東方向の湯島,神田方面に燃え広がり,湯島天神,神田明神を焼き,駿河台の大名屋敷を焼き尽くし,浅草から隅田川を越えて牛島新田(現在の墨田区)まで達し,翌十九日午前2時ごろにどうにか鎮火しましたが,午前11時ごろ新鷹匠町(現在の文京区小石川)から再び出火,東南東~南に燃え広がり,正午ごろ江戸城の天守閣が炎上,さらに増上寺付近まで焼いて,翌二十日の朝やっと鎮火しました。江戸市中の6割が焼失,死者は10万人以上といわれています。

両国にある回向院は,この火災の焼死者を葬ったのがはじまりとされ,

「有縁・無縁に関わらず、人・動物に関わらず、生あるすべてのものへの仏の慈悲を説くもの」として現在までも守られてきた当院の理念です。
開創 | 回向院 | 歴史の中で庶民と共に歩んできたお寺より

今ではペット供養でも有名です。犬の供養塔や

ネコの供養塔や,

小鳥の供養塔などもあります。その他,猫の恩返しの碑や鼠小僧の碑があったり,かわいいネコちゃんがいたりするのですが,話がそれたので明暦の大火に戻します。

出火原因については次のような伝説もあります。

麻布の質屋の娘・梅乃はお参りに行った本郷丸山の本妙寺でイケメン野郎に一目惚れ,そのイケメン野郎が着ていたのと同じ模様の振袖をつくらせて“夫婦遊び”をしたりしていましたが,ついに恋い焦がれて死んでしまいました。両親は本妙寺で葬儀を行ない,納棺の際その振袖を棺にかけてやりました。

お寺では慣習に従いその振袖を古着屋に売りました。ところが翌年の同じ日,その振袖がかけられた棺がお寺に運ばれてきました。お寺では慣習に従いその振袖を古着屋に売りました。ところがまたまた翌年の同じ日,その振袖がかけられた棺がお寺に運ばれてきました。

お寺でもいくらなんでも気味が悪くなったのか,明暦三年正月十八日,娘たちの親を施主として施餓鬼を行ないました。そして供養のために振袖に火をつけたところ,一陣の怪風とともに火のついた振袖が舞い上がり,火はみるみるうちに燃え広がったという……。

このため,明暦の大火は振袖火事ともよばれます。

この話は江戸時代の怖い話を扱った本などにのっていたりして,事実と思っている人もいるようですが,避難先のお寺でイケメンに一目惚れするあたりが八百屋お七の話とそっくりで,お七の話を真似してつくられたのだろう……というのが定説になっています。

写真は本妙寺があった付近のいまです。

出火元は実は本妙寺ではなく,となりの老中・阿部忠秋の下屋敷だったという話もあり,さらには浪人放火説,果ては老中・松平伊豆守黒幕説もあります。私的には阿部忠秋下屋敷出火説がしっくりしていたのですが,調べてみると阿部忠秋の下屋敷はとなりにはなかったようで,

最近は松平伊豆守黒幕説に傾いています。

上の地図はiOSアプリ今昔散歩より。明暦の大火のあとの地図なので,どの程度参考になるかはわかりません。

早い話が,出火元についてはいまだに不明になっているのです。そこで,そうです!! 火災調査官・紅蓮次郎の登場です!!

現在から明暦の時代に行くにはタイムマシンが必要です。それはドラえもんに借りましょう(もちろん今のドラえもんモドキではなく,大山のぶ代さんのほう)。犯人を逮捕するのは警察ですから,特命捜査課にも参加してもらいましょう。神代課長をはじめ故人も多いですが。故人でOKなら安浦刑事にも参加してほしいです。現在の特命である杉下警部と歴代の“相棒”が加わるのもいいかもしれません。「相棒」は見ていないのでどうでもいいですが,もともとは土曜ワイド劇場のシリーズでしたしね。

土曜ワイド劇場と同じくテレビ朝日(朝日放送)で放送された必殺シリーズでは,仕事人が元禄に現われて吉良上野介を討ったり,アメリカに渡ってインディアン・スー族を助けて第7騎兵隊を全滅させたり,果ては子孫が現在に現われたりしたくらいですから,紅蓮次郎や特命課が明暦の時代に現われても別に不思議はないでしょう。

そういえば,明暦は3代将軍家光の時代。家光といえば土曜ワイド劇場の前の時間帯に放送されていた将軍家光忍び旅があります。将軍さまみずから放火犯を成敗するというのもいいかもしれません。黒幕が松平伊豆守だと都合が悪いですが,将軍さまの側近を黒幕に仕立てた真犯人がいるという展開は,この手の時代劇ではよくあるパターンです。

[2020-01-18] 明暦の大火と回向院,ついでに紅蓮次郎 | Notenki Express 2014の画像のリンク切れを修正しただけです。

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今日の土曜ワイド劇場は100の資格を持つ女11

今日の土曜ワイド劇場は100の資格を持つ女(11),サブタイトルは「小山田刑事刺される!三浦半島三崎のマグロ割烹へ潜入捜査!!仕組まれた痴漢、振込詐欺…美人女将に寡黙な板長、訳あり仲居の裏側に隠された真実とは?」。

このシリーズ,お気楽ミステリー好きな私のお気に入りシリーズのひとつです。

100の資格というとおり,このシリーズにはいろいろな資格が出てきます。第1作から第10作までに出てきた資格(のうち判別できたもの)を一覧でまとめておきます。当方調べなので漏れや重複があるかもしれません。(なんちゃらぺディアとか参考にしていません)

  1. 書道五段
  2. 時刻表検定1級
  3. 不動産鑑定士
  4. コーヒーコーディネーター(バリスタ)
  5. 秘書検定1級
  6. 簿記検定1級
  7. パソコン技能検定1級
  8. 英検1級
  9. 東京シティガイド検定
  10. 音楽検定
  11. ドッグトレーナー検定
  12. インテリアコーディネーター
  13. 秘書技能検定1級
  14. 日商簿記検定1級
  15. 実用技能英語検定1級
  16. パソコン検定1級
  17. ワープロ検定1級
  18. 文書デザイン検定1級
  19. ジュニア洗濯ソムリエ
  20. シニアワインエキスパート
  21. ラッピングディレクター1級インストラクター
  22. 商品装飾展示技能検定2級
  23. 緑花文化士
  24. 家庭料理技能検定1級
  25. 気象予報士
  26. 秘書技能検定1級
  27. 日商簿記検定1級
  28. 実用技能英語検定1級
  29. 日本茶インストラクター
  30. 珠算3段
  31. 電卓技能検定初段
  32. グリーンセイバー
  33. 温泉入浴指導員
  34. フォークダンス公認指導者4級
  35. 腹話術インストラクター
  36. 夜景鑑賞士1級
  37. ラジオコントロール検定ビギナーズ級
  38. グリーンアドバイザー
  39. フードコーディネーター3級
  40. きものコンサルタント
  41. マナー検定・上級
  42. グリーンセイバー・アドバンス
  43. リフレクソロジスト
  44. 鉱物検定士3級
  45. 野菜ソムリエ
  46. バルーンプロ検定
  47. 鮮魚士
  48. 編み物技能検定
  49. 経理診断士
  50. 温泉ソムリエ
  51. デザートクリエーター2級
  52. 日本ティーインストラクター
  53. そば打ち三段
  54. 理科検定2級
  55. 鉄道テーマ検定1級
  56. フラメンコ舞踊技能検定1級
  57. オリーブオイルソムリエ
  58. 家庭料理技能検定1級
  59. 日本伝統文化コーディネーター ※未取得
  60. イタリア料理研究家1級
  61. イタリア語検定3級
  62. 山の知識検定ゴールドコース
  63. 日本さかな検定1級
  64. 和菓子コーディネーター2級
  65. フードコーディネーター1級 (1級も取ったようだ)
  66. 介護検定1級
  67. 美術検定1級
  68. 歴史能力検定1級
  69. 肩もみニスト
  70. オイスターマイスター
  71. 食生活アドバイザー
  72. 2級ラジオ体操指導士
  73. 会津ものしり検定
  74. フォークリフト運転技能者
  75. 唎酒師
  76. デザートクリエイター2級
  77. 折紙講師
  78. フードアナリスト検定2級
  79. 洋裁技術検定上級
  80. 木材検定

この調子だとホントに100いくかもしれません。

どうでもいいですが,気象予報士について補足しておきます。

登録証によると西郷美千花さんの登録は平成15年11月4日,登録番号は第42786号となっています。気象予報士の登録番号は1番から連番になっているので,2003年の時点で気象予報士が42000人もいることになりますが(故人などがいなければ),こんなにいません。去年の8月の試験までの累積合格者数は9713人です。

実は西郷美千花さんには“100の学歴”疑惑があります。これについては前々回の【追記あり】明日の土曜ワイド劇場は100の資格を持つ女(9) | Notenki Express 2014をご覧ください。

しかしまあ,不動産鑑定士をもっているんだからそれで食っていけば……という気がするんですが,どうなんでしょうねえ?

そういえば,意外なことに宅地建物取引士(宅建)の資格はもってないんですねえ。

100の資格を持つ女(11)のあらすじ

テレビ朝日|土曜ワイド劇場より引用:

 バツイチで二人の子持ちの西郷美千花(渡辺えり)は、リストラ時の備えとして資格の取得に励む渋谷中央署の事務職員。捜査には関わらない立場ながら、資格の勉強で得たさまざまな知識が事件解決に役立つこともあり、小山田刑事(草刈正雄)らに頼りにされている。
 その小山田が、容疑者を追跡中に、神奈川県三浦半島で何者かに襲われ大ケガを負う。小山田が追っていた川端允則(吉川純広)も胸を刺されて死亡。川端は2年前に都内で起きた振り込め詐欺事件と、警察官ひき逃げ事件という二つの未解決事件に関わっている可能性があったが、以後、捜査は神奈川県警の管轄となり、入院を余儀なくされた小山田はまさに手も足も出せなくなってしまう。
 2年前のひき逃げ事件では、小山田の同期で詐欺事件の捜査に当たっていた女性警察官が命を落としていた。同期の無念を晴らしたいという小山田の強い思いを知った美千花は、川端と縁があった割烹料理屋『磯のや』への潜入を決意。素性を隠して住み込みの仲居として働き始める。
 『磯のや』の女将、吾妻可南子(藤吉久美子)と川端の亡き母は幼馴染で、川端が小さい頃は可南子が親代わりをしていたという。その後、だんだんと疎遠になったというが、最近になって川端は再び『磯のや』に頻繁に出入り。殺される直前には可南子と口論する様子が目撃されていた。
 神奈川県警の永嶋刑事(尾美としのり)は可南子を捜査対象としていたが、美千花は、離婚を経験しながら子育てと仕事を両立させてきた可南子とすぐに意気投合。先代亡き後、可南子が東京から呼び寄せ支配人の座に就かせたという一人息子の了祐(石田卓也)は、母のためにと『磯のや』の経営に一生懸命で、そんな母子関係も美千花にはうらやましく映る。美千花と同部屋になった仲居の鈴木弘美(藤田朋子)もその思いは一緒。弘美は了祐と同じ年頃の息子を亡くしており、息子の姿を了祐に重ねては何かと力を添えていた。一方でもう一人の仲居、笹岡安江(河合美智子)は、板長として長く『磯のや』を支えてきた自分の夫こそ支配人になるべきだとして、可南子や了祐に反発。警察にも可南子のさまざまな噂を流していた。安江いわく、『磯のや』には経営が悪化し倒産寸前の時期があったという。追い込まれた状況の中、可南子は高額の送迎車を即金で購入。この思い切った策が功を奏し、『磯のや』は経営の立て直しに成功したが、金の出所はまったく不明だという…。
 美千花が『磯のや』に潜入したその日、新しい経理担当の辻村里奈(ちすん)も入社を果たす。だが、その仕事ぶりは、経理の資格を持つ美千花から見て疑問に感じることばかり。美千花は小さなこととためらいつつも小山田に報告。すると、捜査資料から里奈の驚きの過去が明らかになる。だが、それを確かめる間もなく里奈は遺体となって発見される。慌てた美千花は渋谷中央署に電話をかけるが、その会話が永嶋刑事に聞かれてしまい、美千花の素性がついにバレてしまう…!!

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今日の土曜ワイド劇場は温泉㊙大作戦17の予定ですが…

今日の土曜ワイド劇場は温泉㊙大作戦(17),サブタイトルは「香川うどん県こんぴら温泉瀬戸内海の孤島に甦る哀しみの兄妹伝説!?掘り起こされた頭蓋骨と復讐鬼の父子殺人!届かない母への愛と真心の郷土料理」。

このシリーズは放送日の直前に起こった地震の影響で放送が延期されたことが過去2回ありました。

  • 第4作…能登半島沖地震(2007年)
  • 第10作…東北地方太平洋沖地震(2011年)

地域が離れていることもあり今のところどうやら予定どおり放送されるようですが,今後どうなるかわからないので,今回はこのくらいにしておきます。このシリーズの詳しいことは今日の土曜ワイド劇場は温泉(秘)大作戦16 | Notenki Express 2014でもご覧ください。

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今日の土曜ワイド劇場はタクシードライバーの推理日誌39 【追記あり】

今日の土曜ワイド劇場はタクシードライバーの推理日誌39「スキャンダルな乗客!!舞台上の連続殺人~三人の女優が仕掛ける嘘と秘密!?引きちぎられたネックレスに偽りの遺言!!」です。

1992年にはじまった長いシリーズですが,次のように放送間隔がバラバラです。

01回~02回: 511日
02回~03回: 196日
03回~04回: 168日
04回~05回: 238日
05回~06回: 126日
06回~07回: 469日
07回~08回: 364日
08回~09回:  98日
09回~10回: 238日
10回~11回: 175日
11回~12回: 231日
12回~13回: 217日
13回~14回: 231日
14回~15回: 182日
15回~16回: 266日
16回~17回: 371日
17回~18回: 266日
18回~19回: 210日
19回~20回: 161日
20回~21回: 182日
21回~22回: 343日
22回~23回: 385日
23回~24回: 343日
24回~25回: 210日
25回~26回: 287日
26回~27回: 259日
27回~28回:  63日
28回~29回: 203日
29回~30回: 189日
30回~31回: 336日
31回~32回: 119日
32回~33回: 189日
33回~34回:  56日
34回~35回: 308日
35回~36回:  63日
36回~37回:  84日
37回~38回: 175日

それから毎度書いているとおり(例えば今日の土曜ワイド劇場はタクシードライバーの推理日誌38 | Notenki Express 2014),最近は最初の10~30分程度で犯人がわかるシリーズとして知られています。前回はなんと21時03分に犯人が登場しました。今回はどうでしょうか。

タクシードライバーの推理日誌39のあらすじ

25日にリニューアルされた公式サイトより:

タクシードライバーの夜明日出夫(渡瀬恒彦)は、元警視庁の敏腕刑事。ある日、ひとりの女性客が夜明のタクシーに乗って来た。しきりに後ろを振り向き、尾行を気にしている様子だ。それもそのはず、その女性は有名劇団“城塞”の看板女優、三条亜希子(高橋ひとみ)だった。しかも劇団に着いた亜希子を待っていたのは、夜明の娘・西村あゆみ(林美穂)。あゆみは、劇団30周年の記念書籍の編集のアルバイトをしているという。
夜明がずっとファンだと打ち明けると、亜希子は劇団の稽古場を見学するよう勧める。そこでは、劇団30周年の演目『奇跡の人』のヘレン・ケラー役の最終オーディションに残った少女たちが稽古に励んでいた。案内してくれた亜希子の付き人・森川時枝(中山忍)によると、27年前、同じ『奇跡の人』のヘレン役でデビューを飾った亜希子が、今度はサリバン役を演じることで注目されているという。

同じ頃、亜希子たち劇団幹部は、主宰の椎名一馬(西岡德馬)との会議に出席していた。その席で、「オーディションは芝居重視ですよね」と椎名に詰め寄ったのは、演出助手の湯沢英也(隈部洋平)だった。実は、今回の『奇跡の人』ヘレン役オーディションでは大手プロダクション所属のアイドル・島本エリカ(尾碕真花)が本命視されていたが、実は劇団幹部がプロダクションとエリカを推す密約を交わしているとの噂がささやかれていたのだ。その湯沢に対し、「そんなことを先生に確認するなんて失礼よ」と一喝したのは、亜希子と人気を二分する女優、長谷麻里子(筒井真理子)。言い争う湯沢と麻里子を制したのは、椎名の驚きの発言だった。椎名はこの記念公演を最後に代表を退く決意を固めたという…。

翌朝、お台場の海辺で男性の撲殺死体が発見され、東山刑事(風見しんご)たちが臨場する。被害者は戸川聡(土屋佑壱)というフリーライターで、主に芸能スキャンダルネタを週刊誌に売り込んでいたらしい。調べてみると、戸川は元“城塞”の座付き脚本家だったが、現在は古巣のスキャンダルを狙っており、亜希子の付き人・時枝を追いかけていたようだ。さっそく“城塞”に向かう、東山刑事たち。だが時枝は、確かに戸川には会ったが、死亡推定時刻の午後6時から8時には、すでに自宅にいたと主張する。
そんなとき、戸川のアパートを捜索した馬場刑事(正名僕蔵)が、戸川の自宅パソコンから亜希子の盗撮写真を発見する。最後の1枚は、前日の午後4時、亜希子がタクシーに乗り込んで出かける写真だった。「何だかいやな予感がする」と言う神谷警部(平田満)たちだが、その推測は的中! 亜希子が乗ったのはやはり夜明のタクシーで、夜明はその時間、亜希子の故郷、西伊豆・堂ヶ島まで彼女を送っていたと証言する。
その矢先、またしても“城塞”から西伊豆・松崎までのロング指名が、夜明に舞い込む。依頼者は、なんとあゆみ! ヘレン役をエリカと争う女子高生・沢田梓美(荒川ちか)の母・小百合(中島ひろ子)が事故に遭ったと知らせが入り、急いで彼女を故郷の松崎まで送ってほしいというのだ。梓美は、ヘレン役候補の中で抜きんでた実力の持ち主だったが…!?

追記 [2016/03/26(Sat) 22:59]

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監察官・羽生宗一と嫌われ監察官・音無一六との連動性について

今日の土曜ワイド劇場は「監察官・羽生宗一3」,サブタイトルは「謎の警官殺し!!疑惑の刑事が指名手配の女を逃がした!?証拠保管庫から消える『履歴書』の秘密!!」。

2014年5月にはじまったシリーズの第3作です。中村梅雀さん主演のシリーズということでは,弁護士森江春策の事件シリーズの後継のシリーズなのでしょうか。弁護士森江春策の事件も好きだったんですけどね。

今日の土曜ワイド劇場は「監察官・羽生宗一」 | Notenki Express 2014でも書いたように,もともと捜査畑ではない監察官がメインになる2時間サスペンスは珍しく,シリーズとしては他には水曜ミステリー9の嫌われ監察官 音無一六があるくらいです。

そればかりではなく,この2つのシリーズは実は連動しているのです。

No. 羽生宗一放送日 音無一六放送日
1 20140510 20131218
2 20141101 20141105
3 20160305 20160224

ひとつの仮説に過ぎない東海,東南海,南海地震の連動性より明らかでしょう(笑)

ちなみに,一時的にせよ連動性を思わせるシリーズには他にタクシードライバーの推理日誌法医学教室の事件ファイルがあります。これについては今日の土曜ワイド劇場はタクシードライバーの推理日誌38 | Notenki Express 2014をご覧ください。

監察官・羽生宗一3のあらすじ

テレビ朝日|土曜ワイド劇場より引用:

 警視庁警務部監察官の羽生宗一(中村梅雀)は、警察組織の中でも恐れられている男。監察官とは警察内部を監視する、いわば“警察の中の警察”だが、羽生は中でも、その容赦ない監察ぶりから“毒ハブ”とよばれていた。
 ある日、“随時監察”のために、監察官補佐・上原和也(渡辺大)と共に所轄署に向かった羽生。随時監察とは予告なしの抜き打ちで行われるため、所轄にとっては寝耳に水、まさに恐怖の監察だ。上原と共に証拠の保全状況の査察をはじめた羽生は、その所轄署で宿敵の橋爪管理官(春田純一)と鉢合わせする。
 実はその朝、管内で男性の刺殺体が発見され、この所轄署には橋爪が指揮を執る捜査本部が立てられたばかりだった。殺されたのは塩崎貴一(四方堂亘)という弁護士で、昨夜何者かに襲われたらしい。「コロシの本部が立っているんだ。少しは遠慮しろ」という橋爪の皮肉を受け流し、査察を進めた羽生は、証拠保管庫から1点の証拠品が紛失していることに気づく。
 それは、出入国管理法違反で摘発を受けた店で証拠品として押収した、“亜里沙”というホステスの履歴書で、彼女はそれまで無遅刻無欠勤だったにもかかわらず、摘発の当日だけ無断欠勤したとわかる。

 一方、殺人事件を捜査する橋爪たちは、事件当日の塩崎弁護士の足取りをたどっていた。その日、塩崎はヤミ金融業者・港洋介(葛山信吾)と事務所で面会した後、夜には“亜里沙”という女と会う予定だったと判明する。ところが塩崎の事務所に残されたホステス・亜里沙の名刺から、伊藤菜穂子(雛形あきこ)という指名手配犯の指紋が検出されたため、本部は騒然! 菜穂子は半年前、夫を殺した容疑で指名手配され、事件後の行方は不明のままだった。
 
 亜里沙の正体が指名手配犯の菜穂子だと知った羽生は、署内の誰かが菜穂子の履歴書を証拠保管庫から不正に持ち出したとにらむ。その人物は菜穂子に摘発情報を漏らし、彼女の逃亡を手助けしたのではないか…。調べると、摘発に関わり、証拠が紛失する前に保管庫に出入りしていた刑事は、3人。殺人事件の捜査本部にも参加している栗原刑事(尾美としのり)、三島刑事(五刀剛)、そして生活安全課の板橋刑事(林泰文)だった。羽生は、彼らの聴取を開始するが…!?
 そんな中、橋爪のもとに、菜穂子に似た女性が池袋のビジネスホテルにいるという通報が入る。捜査員たちが急いで向かったところ、すでに部屋はもぬけの空。またしても、誰かが菜穂子に情報を漏らしたとしか思えなかった…。だがその矢先、羽生の監察官室に「菜穂子に摘発の情報を漏らしたのは板橋だ」という謎の密告電話が入って…!?

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秩父夜祭殺人事件

12月2日と3日,埼玉県秩父市で秩父夜祭が行なわれます。

しばらく中止されていたネット中継も,有志の方々がボランティアで復活させるようです。

秩父にはときどき行っていますが,夜祭期間中には行ったことがありません。人混みがきらいということもありますが,そもそもホテルの部屋が簡単には取れません。夜祭期間中の部屋の予約は通常とは別扱いになっているところが多いようです。料金ももちろん特別料金(笑)

ところで,私の知る限り,秩父夜祭の夜に2件の殺人事件!?が起きています。

ひとつは,

2000/12/04 秩父夜祭が終わったこの日の朝,秩父市内の羊山公園で,ホームレス風の初老の男性の絞殺死体が発見される(内田康夫『鯨の哭く海』)

『鯨の哭く海』のロケ地探訪はhttp://www.notenki.net/location/uchida.html#id0003にあります。ただし,訪問したのは秩父のみで,しかも最重要箇所が抜けています(笑) 10年以上も前のものなので更新したいと思っていることはいます。

この作品は2006年10月13日に「金曜プレステージ」でドラマが放送されましたが,ハッキリいって駄作でした。

殺人事件のもうひとつは,2002年1月12日に土曜ワイド劇場で放送された「お祭り弁護士・澤田吾朗2 秩父夜祭りに消えた女~恋人に殺人容疑が!巨大笠鉾引き踊り,打ち上げ花火が暴いた真犯人」。あらすじを公式サイトから。

 澤田吾朗(高嶋政伸)は、お祭と聞けば全国どこにでも駆けつけてしまうほどの祭り好きの弁護士。現在、妻・恵(芳本美代子)の母である弁護士・神崎雅子(野際陽子)の事務所に籍を置いている。
 ある日吾朗は、足を捻挫した雅子の代わりに、仕事で秩父へと出かけて行く。折りしもその日は、日本三大曳山祭りの一つ、秩父夜祭りの当日、祭りの血が騒ぐ吾朗は早速参加してしまう。
 ところがそんな中、吾朗は若い女性が男の車に引きずり込まれようとしているのを目撃、女性を助けようとしたことから、周囲を巻き込んでの大乱闘になってしまう。
 所轄署に連行された吾朗は、仕事の依頼人で秩父織りの名人といわれる職人・佐久間大三郎(梅津栄)が保証人となって、ようやく釈放される。
 吾朗は、その直後に大三郎から、自分の孫だというやはり秩父織りの職人・佐久間雄一(西岡竜一朗)を紹介される。雄一は、神谷桐子(細川直美)という恋人を連れていたのだが、桐子こそ、吾朗が助けようとした女性だった。桐子を車に連れ込もうとしたのは、工藤(藤原習作)というチンピラだという。吾朗と桐子からこの一件を聞いた雄一は、「こうなったらあいつと決着をつけてやる」と叫ぶと、その場から駆け去っていき、あわてて桐子もあとを追っていったのだった。

ドラマの中で,今夜はどうぞうちにお泊まりくださいと勧められた澤田吾朗がホテルの部屋を取りましたからといって断わるシーンがあるのですが,当日ポッと部屋が取れるなんてあり得ないです。かりにホテルの部屋を取ったのが事実なら,かなり以前に予約していたものと思われます。

2時間サスペンスでは,「サントリーミステリー大賞スペシャル」で放送されたその名も「秩父夜祭殺人事件」もあるのですが,ストーリーが不明で(たぶん見たはずですが),そもそも秩父夜祭の夜に殺人事件があったかどうかわからないので,ここではスルーしておきます。

最後に,秩父夜祭は“り”を送らないのが正しいようですが,タイトルやサブタイトルや引用に関しては《ママ》にしています。

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今日の土曜ワイド劇場は「新ヤメ検の女」

今日の土曜ワイド劇場は新ヤメ検の女。サブタイトルは“情熱弁護士&機関銃トークのクセ者検事!水と油のNEWコンビが挑む復讐殺人と青い蝶の謎”。

宣伝文句によると:

賀来千香子がヤメ検を演じる人気シリーズがリニューアル! 川平慈英が土曜ワイド劇場に初登場!「僕でいいんですか?」いいんです!雛形あきこ、竜雷太も加わり大変身!

このシリーズの前身ヤメ検の女は2009~2014年に全5作品放送されました。

放送日 サブタイトル
1 20091114 権力に屈しない!父を殺され心閉じた少女を救え!検察を出た女弁護士が隠蔽された連続殺人の真相を暴く
2 20110219 殺人を隠蔽する検察!?夫は自殺じゃない!!権力に塗り替えられた真実…謎のペンダントに隠された哀しい過去
3 20120721 父を殺された難病少女を救え!死者が残したメッセージ“うして”の謎!?連続殺人の闇…
4 20131221 検察を辞めた情熱弁護士!半落ち!?動機を語らぬ犯人!消えた指紋の謎 遺留品に潜む復讐殺人の罠?愛娘に迫る死のタイムリミット
5 20141220 元検事の弁護士VSストーカー殺人!? 東京~神戸を結ぶ謎の2000万円!美人ピアニストを襲う誘拐事件! ホクロの秘密

同じくヤメ検の先輩弁護士“カミソリ石川”の事務所にいて第1作の最後に押しかけてきた事務所職員の桜井花子(須藤温子),ウサン臭い弁護士の堺虎之助(泉谷しげる)などが第1作から出ていたレギュラーでしたが,新シリーズとしてメンバーがガラッと入れ替わるようです。

その目玉が川平慈英さん。土曜ワイド劇場初出演だそうです。

私は2時間サスペンスと時代劇以外のドラマはほとんど見ないのでドラマで川平さんを見た記憶があんまりないのですが,1999年にNHK教育テレビで放送していた「双子探偵」1でマナカナの同級生の父親でもある上越警部を演じていました。

職場体験で警察署を訪れて「何か事件は?」とシツコい「探偵同盟」のメンバーに対して,

おまえら早く帰れ,取調室でカツ丼食わせてやったろう!!

のセリフが印象的でした。

新ヤメ検の女のあらすじ

テレビ朝日|土曜ワイド劇場より:

 葵あかね(賀来千香子)は、検察庁を辞めて弁護士に転身した“ヤメ検”。利益を求めず国選弁護を専門に引き受けると心に決め、心機一転、家賃タダのプレハブ小屋に事務所を移転するなど、一本気で志の高い女性だ。あかねをサポートするのはかつての依頼人で、あかねを「姐さん」と慕う元ヤンキーで、今は小劇団の女優をしている矢吹真緒(雛形あきこ)。大家の奥本健三(竜雷太)もちょくちょく顔を出してはあかねたちの世話を焼く。

 新体制となった葵事務所で最初に引き受けた案件は、阿部泰子(りりィ)による尾関紗理奈(多岐川華子)殺害事件。居酒屋チェーン『友民亭』の清掃スタッフだった泰子が、お客様相談室勤務の紗理奈を果物ナイフで刺殺。凶器を手にしたまま交番に出頭した泰子は、清掃について紗理奈から叱られたことを恨んで殺したと自供していた。
 泰子に接見したあかねは、視線を合わせようとしない泰子の態度を不自然に思う。また、捜査に関わる若手刑事の野瀬(市川知宏)は、泰子が同じ銘柄のハンドクリームを2つ所持していたことがひっかかっていた。さらに、あかねと逆の立場から事件を扱う検事の剣崎十志男(川平慈英)は、「被疑者は左手で刺したあと、凶器に付いた指紋を拭き取ってから、右手に凶器を持ち替えて交番に出頭した」という警察の不自然な見解をこっそりあかねに伝えてくる。
 剣崎はあかねと司法修習の同期生。組織に属する切れ者ながら、口数が多く本人が言うところのユーモアは誰にも通じない、あかねにとって敵か味方かさっぱりわからない変わり種だ。ただ分かっているのは、剣崎も泰子の犯行を疑っているということ。剣崎から内緒で捜査資料一式を受け取ったあかねは、泰子の真犯人説を覆す証拠探しを始める!
 泰子は26年前に結婚し娘を一人もうけるも、夫の暴力から逃れるように離婚。その娘の梨花(前田希美)も2年前に事故で亡くなり、現在は独り身で質素な生活を送っていたという。
一方の紗理奈は、高級ブランド品を身につけたりホストクラブに通ったりと、居酒屋の給料に見合わない派手な暮らしを送っており、不倫相手の上司、飯塚誠(宮川一朗太)からお金をもらっていたとの噂があった。
また、お客様相談室の同僚の話では、半年程前に紗理奈を指名する脅迫まがいの電話があったという。
 そんな中、紗理奈がホストクラブでいつも指名していたアキラ(山口翔悟)が突然姿を消す。また、剣崎の調べで、2年前に亡くなった梨花が友民亭でアルバイトをしていた事実が判明する。当時、本社から管理者として派遣されていたのは、なんと紗理奈だった!

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  1. 放送時間は土曜日の18:00~18:30。ちなみに18:30から「カードキャプターさくら」が放送されていました。