2003年9月3日,関東地方は激しい雷雨となり,18時半ごろ国会議事堂のシンボルである中央塔の避雷針周辺に落雷がありました。
しかし,残念ながら国会は閉会中……。
国会議事堂への落雷はこれが最初のようです。
政府機関への落雷では,「♪あゝ 一億の民は泣く」と歌われた紀元二千六百年の1940年6月20日,大手町の逓信省航空局への落雷が最も有名でしょう。この落雷によって建物が炎上,火はみるみる広がり,大蔵省などが全焼しました。
この年は奇しくも平将門の没後1000年にあたっており,雷が落ちたのは「将門公の首塚」のすぐ近くでした。もともと大蔵省はこの首塚を取り壊そうとした経緯があるので,将門公のたたり再燃と噂されました。
ちなみに,明治以降,将門公のたたりが爆発したことが少なくとももう1回あります。このときはなんと台風を召還したのですが,これについてはいずれ。