きょう,東京で木枯らし1号が観測されました。
木枯らし1号:東京で観測 – 毎日jp(毎日新聞)より一部引用:
気象庁は1日、東京地方に「木枯らし1号」が吹いたと発表した。昨年より17日早い。
木枯らし1号は、10月中旬~11月末、最大風速8メートル以上で最初に吹く北寄りの風。1日未明から西高東低の冬型の気圧配置となり、午前10時59分に千代田区の北の丸公園の風速計で最大瞬間風速15.5メートルの北西の風を観測した。その後、強風は東京湾岸部に移った。
木枯らし1号については当ブログでも何度か取り上げています。例えば↓をご覧ください。
なお,上の記事の中に
今はなき月刊誌「気象」に掲載されていた「天気図日記」では意外に早く,1957年10月17日に登場しているように見えますが,「天気図集成」に収録する際に編集でつけ加えられたものかも知れません(未確認)。前年の1956年11月16日には「木枯らしNo.1」ということばも見えます。
とありますが,1957年2月にはまだ「気象」に「天気図日記」は掲載されておらず,『天気図集成』の「天気図日記」は「天文と気象」に掲載されていたものです。そこにはたんに“木枯し”とあるだけで(“ら”を送っていない),「木枯らし1号」は登場していません。
『天気図集成』における「木枯らし1号」の初登場は実は1956年10月20日です。このときは「気象」は創刊前で,「天気図日記」は同じく「天文と気象」のものです。ここには「木枯らし1号」はありませんが,「木枯し第一号」が登場しています。