まだ発生しない台風1号

今年はまだ台風1号が発生していません。

気象庁のベストトラックデータを使って,1951年以降の台風1号の発生日を遅い順に並べてみました(上位20位まで)。

1998/07/09 15時
1973/07/02 03時
1983/06/25 15時
1952/06/10 03時
1984/06/09 15時
1964/05/15 15時
2001/05/11 09時
2006/05/09 21時
2000/05/07 09時
1995/04/29 09時
1963/04/27 03時
1960/04/24 09時
1999/04/23 21時 ←今年は今のところこのあたり
2008/04/15 15時
1997/04/13 09時
1966/04/08 15時
1968/04/07 15時
1980/04/05 21時
2004/04/05 09時
1994/04/01 09時
2007/04/01 09時

なお,日時はJSTに変換してあります。

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まだ発生しない台風1号

今年はまだ台風1号が発生していません。

気象庁のベストトラックデータを使って,1951年以降の台風1号の発生日を遅い順に並べてみました(上位20位まで)。

1998/07/09 15時
1973/07/02 03時
1983/06/25 15時
1952/06/10 03時
1984/06/09 15時
1964/05/15 15時
2001/05/11 09時
2006/05/09 21時
2000/05/07 09時
1995/04/29 09時
1963/04/27 03時
1960/04/24 09時
1999/04/23 21時 ←今年は今のところこのあたり
2008/04/15 15時
1997/04/13 09時
1966/04/08 15時
1968/04/07 15時
1980/04/05 21時
2004/04/05 09時
1994/04/01 09時
2007/04/01 09時

なお,日時はJSTに変換してあります。

空馬1着

1912年4月21日,好天に恵まれた目黒競馬場。呼び物は第8競走「内国産馬優勝競走」(距離1マイル半)。前年5月の帝室御賞典(目黒)をレコード勝ちし秋の優勝内国産馬連合競走も圧勝したラングトンと,1週前の帝室御賞典をレコードで勝ったコイワヰの一騎討ちに注目が集まりました。

スタート直後はラングトンが逃げ,コイワヰは4番手。1マイル付近では両馬の併走になりましたが,ゴールが近づくにつれてコイワヰがラングトンをぐんぐん引き離し,ゴールインしたときには8馬身もの差がついていました。タイムはそれまでの記録を約3秒上回る2分45秒23/100のレコードでした。

ところでこの日,観衆が沸いたレースがもうひとつありました。第7競走「濠洲産抽籤新馬優勝競走」(距離1マイル1/8)。22日付時事新報より:

(前略)第七回目には中途木村氏の持馬キンデンの騎手川崎落馬したるに馬は一切お構ひなく落ちたのは騎手の勝手と計り他の五頭と優劣を競ひ素より空馬の見事なる快足力を出して第一着となりたる滑稽は曾つて前例のなき事とて馬見取内は拍手喝采歡聲暫くは鳴りも止まざりき

いわゆる空馬1着の最も古い例だと思います。

空馬1着といえば,1985年の札幌日経賞ギャロップダイナは同じ年の秋天とともに今でも語り草になっています。

去年のエリザベス女王杯ポルトフィーノも記憶に新しいところです。大外を回っての“圧勝”劇でしたが,鞍上のジャマ者がいなくなったからのびのびと走れたのかもしれません。それが証拠にこの前の阪神牝馬Sでは……(以下略)

上の記事などを見ると,空馬1着で盛り上がるのは今にはじまったことではなく,明治の昔からそうだったことがわかります。

ちなみに,空馬1着の第1号(?)となったキンデンの馬主は木村政次郎,通称「ドロ政」という人物で,ググってみるとかなりのトンデモ人物だったようです。

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空馬1着

1912年4月21日,好天に恵まれた目黒競馬場。呼び物は第8競走「内国産馬優勝競走」(距離1マイル半)。前年5月の帝室御賞典(目黒)をレコード勝ちし秋の優勝内国産馬連合競走も圧勝したラングトンと,1週前の帝室御賞典をレコードで勝ったコイワヰの一騎討ちに注目が集まりました。

スタート直後はラングトンが逃げ,コイワヰは4番手。1マイル付近では両馬の併走になりましたが,ゴールが近づくにつれてコイワヰがラングトンをぐんぐん引き離し,ゴールインしたときには8馬身もの差がついていました。タイムはそれまでの記録を約3秒上回る2分45秒23/100のレコードでした。

ところでこの日,観衆が沸いたレースがもうひとつありました。第7競走「濠洲産抽籤新馬優勝競走」(距離1マイル1/8)。22日付時事新報より:

(前略)第七回目には中途木村氏の持馬キンデンの騎手川崎落馬したるに馬は一切お構ひなく落ちたのは騎手の勝手と計り他の五頭と優劣を競ひ素より空馬の見事なる快足力を出して第一着となりたる滑稽は曾つて前例のなき事とて馬見取内は拍手喝采歡聲暫くは鳴りも止まざりき

いわゆる空馬1着の最も古い例だと思います。

空馬1着といえば,1985年の札幌日経賞ギャロップダイナは同じ年の秋天とともに今でも語り草になっています。

去年のエリザベス女王杯ポルトフィーノも記憶に新しいところです。大外を回っての“圧勝”劇でしたが,鞍上のジャマ者がいなくなったからのびのびと走れたのかもしれません。それが証拠にこの前の阪神牝馬Sでは……(以下略)

上の記事などを見ると,空馬1着で盛り上がるのは今にはじまったことではなく,明治の昔からそうだったことがわかります。

ちなみに,空馬1着の第1号(?)となったキンデンの馬主は木村政次郎,通称「ドロ政」という人物で,ググってみるとかなりのトンデモ人物だったようです。

国技館,旋風のため倒壊(1919年)

1919年4月20日08時すぎ,再建工事中の国技館の鉄骨が倒壊し,死者1人,負傷者10数人を出しました。

当時11~13m/sの風が吹いており,はじめは旋風が原因と思われていましたが,調査の結果工事の手順の誤りが原因と判明したようです。

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東京で積雪2cm(1969年)

1969年4月17日,本州の南海上を進む低気圧に千島付近に中心をもつ高気圧から北東の冷たい気流が流れ込み,関東甲信地方に季節はずれの雪が降りました。積雪は日光41cm,河口湖38cm,軽井沢33cm,松本17cm,前橋9cmなどのほか,横浜で4cm,東京でも2cmが観測されました。これはともに積雪の最晩記録です。

この日,総評・中立労連などが組織した春闘共闘委員会が設定した第三次統一ストが約300万人参加して決行されました。しかし,交通関係のストは通勤ラッシュ前の2,3時間の規模だったため,ストによる交通の混乱はほとんどありませんでした。

それよりも雪。国鉄=JRが雪の影響を真っ先に受けるのは今も昔も変わりませんが,東急東横線のパンタグラフに雪が凍りつき,停電のおそれがあるため2時間にわたって急行電車の運転を取り止めたほか,ふだんは雪に強いはずの地下鉄丸ノ内線が茗荷谷駅構内の雪によるポイント故障のため40分動かなくなるなど,季節はずれの雪の影響はかなり大きいものでした。

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東京で積雪2cm(1969年)

1969年4月17日,本州の南海上を進む低気圧に千島付近に中心をもつ高気圧から北東の冷たい気流が流れ込み,関東甲信地方に季節はずれの雪が降りました。積雪は日光41cm,河口湖38cm,軽井沢33cm,松本17cm,前橋9cmなどのほか,横浜で4cm,東京でも2cmが観測されました。これはともに積雪の最晩記録です。

この日,総評・中立労連などが組織した春闘共闘委員会が設定した第三次統一ストが約300万人参加して決行されました。しかし,交通関係のストは通勤ラッシュ前の2,3時間の規模だったため,ストによる交通の混乱はほとんどありませんでした。

それよりも雪。国鉄=JRが雪の影響を真っ先に受けるのは今も昔も変わりませんが,東急東横線のパンタグラフに雪が凍りつき,停電のおそれがあるため2時間にわたって急行電車の運転を取り止めたほか,ふだんは雪に強いはずの地下鉄丸ノ内線が茗荷谷駅構内の雪によるポイント故障のため40分動かなくなるなど,季節はずれの雪の影響はかなり大きいものでした。

史上最も早い台風の上陸(1917年)

「気象要覧」(1917年4月)より:

四月十三日ヨリ十七日ニ至ル颱風 此颱風ハ十三日石垣島ノ南方海上ニ顯レ,北東ニ進ミテ東海ニ入リ,十五日對馬海峽ヲ經由シ,十六日日本海ヲ通過シテ北海道ヲ横斷シ,十七日オホツク海ニ去ル,・・・・

同じく「気象要覧」(1917年4月)より:

四月十四日ヨリ十七日ニ至ル颱風 十四日沖繩島ノ東方海上ニ顯レタル颱風ハ北北東ニ進行シ,十六日遠州灘ニ到リテ北東ニ轉向シ,遂ニ房總半島ヲ横斷シ,十七日太平洋中ニ入ル,・・・・

というわけで,1917年4月16日,台風が日本に上陸しました。これは観測史上最も早い上陸です。しかも記録上は同じ日に2つ上陸したことになっています。

もっとも,今の基準で考えれば,両“颱風”とも温帯低気圧だった可能性が高いと思われます。

「気象要覧」にはこの2つの“颱風”による被害はとくに記述されていません。新聞を見てみると,16日付東京朝日新聞に次のような記事がありました。

●づぶ濡のお花見

  上野飛鳥山名残りの賑ひ

    ◇彰義隊の前で慘めな稚兒行列

    ◇雨にも怯まず大變な假裝行列

昨日の日曜は職人達の休日とかちあひ花もまたこの日を外しては來年まで見られぬといふ上野飛鳥山の名殘りのお花見は如何にと朝來生憎にも降り出した春雨を衝いて・・・

なお,この年は4月28日にこの月3つめの“颱風”が上陸しています。

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史上最も早い台風の上陸(1917年)

「気象要覧」(1917年4月)より:

四月十三日ヨリ十七日ニ至ル颱風 此颱風ハ十三日石垣島ノ南方海上ニ顯レ,北東ニ進ミテ東海ニ入リ,十五日對馬海峽ヲ經由シ,十六日日本海ヲ通過シテ北海道ヲ横斷シ,十七日オホツク海ニ去ル,・・・・

同じく「気象要覧」(1917年4月)より:

四月十四日ヨリ十七日ニ至ル颱風 十四日沖繩島ノ東方海上ニ顯レタル颱風ハ北北東ニ進行シ,十六日遠州灘ニ到リテ北東ニ轉向シ,遂ニ房總半島ヲ横斷シ,十七日太平洋中ニ入ル,・・・・

というわけで,1917年4月16日,台風が日本に上陸しました。これは観測史上最も早い上陸です。しかも記録上は同じ日に2つ上陸したことになっています。

もっとも,今の基準で考えれば,両“颱風”とも温帯低気圧だった可能性が高いと思われます。

「気象要覧」にはこの2つの“颱風”による被害はとくに記述されていません。新聞を見てみると,16日付東京朝日新聞に次のような記事がありました。

●づぶ濡のお花見
  上野飛鳥山名残りの賑ひ

    ◇彰義隊の前で慘めな稚兒行列
    ◇雨にも怯まず大變な假裝行列

昨日の日曜は職人達の休日とかちあひ花もまたこの日を外しては來年まで見られぬといふ上野飛鳥山の名殘りのお花見は如何にと朝來生憎にも降り出した春雨を衝いて・・・

なお,この年は4月28日にこの月3つめの“颱風”が上陸しています。

つばさの汚点

NHKの朝ドラ「つばさ」,視聴率はイマイチ……というよりかなり悪いようですが,内容的には面白いと思います。もっとも,「だんだん」のとくに後半がどうしようもないほどヒドかったせいで面白く感じるのかもしれません。

役者さんも上手い人が多くて,けっこう楽しんで見ています。

その中にあって気に入らないことがあります。

まずOP。そもそもアンジェラ・アキというのからしてアレですが,朝っぱらからあんなヘンな歌を聞かされては一日が憂鬱です。発音も悪い。最後の部分,どう聞いても「シーズン」とは聞こえません。でも,OPは時間が決まっているのですっ飛ばせばすむ話です。

しかし,知秋とかいうつばさの弟のキモさはどうしようもありません。声がオカマ声なら,しゃべりかたがそれに輪をかけたオカマしゃべり。かなり気持ち悪いです。“キモアキ”とよんでいる人がいるようなので,私もこれからそうよぶことにします。

キモいだけでなく,演技もヘタクソ。演技が上手ければ少しはキモさも緩和されていたかもしれません。まわりが上手い役者さんだけにヘタさが目立ちます。なんでこんなのを採用したんでしょう。

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