私は実は降水確率を利用していない……というよりそれ以前に見ていませんけど(爆) 見てもすぐに忘れるので,目にはいらないといったほうがいいかも。
一般的には30%を目安にする場合が多いようです。
知っている人には当たり前のことですが,降水確率を利用する上で注意しなければならないのは,あれは6時間ごとの予想だということです。例えば,06-12時,12-18時の降水確率がともに30%だとしても,06-18時に雨に遭う確率は30%ではありません。
2つの期間の確率が同じだとわかりにくいので,次の例で説明します。
12-18 20%
18-24 30%
このとき,12-18時と18-24時の両方の期間とも雨に遭わない確率は(1-0.2)×(1-0.3)=0.56,つまり56%です。したがって,12-18時の期間に雨に降られる確率は100-56=44%となります。(このように“余事象の確率”を使うと簡単です)
06-12時,12-18時の降水確率がともに30%の場合は,これが51%になります。30%を傘を持っていくかどうかの目安とする場合が多いのは,おそらくこのように“ブッ通し”の雨に遭う確率が50%を超えるからなんでしょうね。
ちなみに,この議論には12-18時に雨が降るという事象と18-24時に雨が降るという事象が独立であるという仮定があります。