ゲリラ豪雨ってどういう雨?

いったいゲリラ豪雨ってなんなんでしょう? 説明してほしいのはこっちのほうです(笑)

昨日から今日にかけてやたらゲリラ豪雨ということばがいやでも目にはいってきますが,ことばがひとり歩きしている感じがします。

ゲリラ豪雨が新聞ではじめて使われたのは,私が調べた限りでは1969年8月10日の読売新聞です。以前,当ブログのえっ?新語・流行語大賞トップ10にゲリラ豪雨!? | 能天気Express Hyperに1969年8月12日の朝日新聞と書きましたが,調査が進み(?!),2日ばかりさかのぼっています。もしかするともっと古い使用例があるかもしれません。

この8月10日の読売新聞には次のようにあります。

……さらに,始末が悪いことに,この集中豪雨は,いつごろ,どこで,どれくらいの雨が降るか全く見当がつかないこと。つまり,前線のどの部分が活発化しているかがつかめないわけで,気象庁の予報官も「前線付近は十分な警戒をしてくださいとしかいえません」と,すっかりお手上げ。それほど,今度の前線豪雨はゲリラ的なのだ。

今のゲリラ豪雨報道より,本質をついているような気がします。

今日の新聞の見出しから(7月6日)

  • 榛名山麓各河川の氾濫=溺死及び行方不明十四名 (1916年 東京朝日)
  • 頻々と現はれる 宮城前の發狂人 今月に入り既に五名 昨日も二名押へられる (1921年 東京朝日)
  • 阪神沿線に未聞の水地獄 豪雨に水源地決潰 神戸,濁流を冠る 市民は屋根にS・O・S 宇治川に浮ぶ老人子供 御影,蘆屋の慘状 (1938年 東京朝日)
  • 注意報もなんのその 海・山・町に日曜の人出 押すな押すな三十万人 “台風接近ですくだろう” 万国博 (1970年 朝日)
  • 授業で「死のくじ」…横浜市立中教諭が確率の説明で (2004年 読売)