正解をうっかり板書 (2009年)

広島県の公立高校入試で正解の漢字がたまたま椅子に貼ってあった――という椿事を以前紹介しましたが(椅子「投」げるな!! (2011年) | Notenki Express 2014),今度は東京都立高校入試で試験官がウッカリ黒板に答えを書いてしまった――事件です。

asahi.com(=リンク切れ)より:

正解1文字、うっかり板書 都立高入試で約10校

2009年3月17日6時1分

東京都立高校入試で、受験生に試験時間などを知らせる際、国語の漢字書き取り問題に正答が導き出せるような黒板書きをした学校が10校程度あり、都教育委員会が、該当校に、全員に点数を与えるよう指示していたことが16日分かった。受験生が不平等とならないように、合格発表前に加算処置をした。

入試は2月23日にあり、最初の試験科目の国語で、「幹線道路をチュウヤの別なく車が行き交う」を、「昼夜」と漢字に直す問題があった。

都教委によると、この日は全日制173校、定時制55校で入試があったが、JR中央線の信号トラブルで、午前9時の開始予定を2時間繰り下げるなどの影響が出た。このため、試験時間変更を知らせる板書で「昼食」「昼休み」などと書いた学校が、少なくとも10校程度あったという。

試験終了後、採点する高校から「『昼』という字を板書してしまった」などの問い合わせがあった。都教委は、学校側に該当問題(2点)を全員正解にするよう通知した。都教委都立学校教育部は「試験では文字などを記した掲示をしないと慣例で運用していたが、今後はマニュアルの整備などを検討したい」としている。

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