今日の土曜ワイド劇場はヤメ検の女5

今日の土曜ワイド劇場はヤメ検の女5。サブタイトルは元検事の弁護士VSストーカー殺人!? 東京~神戸を結ぶ謎の2000万円!美人ピアニストを襲う誘拐事件! ホクロの秘密

同じく賀来千香子さん主演で同じく最近(ここ数年以内に)はじまった月曜ゴールデン女取調官と混同している人がいるかもしれないシリーズです。しかし,私的にはおよそ比較にならないです。女取調官はストーリー云々以前に妙ちくりんな佐賀弁モドキが耳ざわりで,とても安心して見られません。

ヤメ検の女5のあらすじ

公式サイトテレビ朝日|土曜ワイド劇場より引用:

検察を辞めて弁護士に転身した葵あかね(賀来千香子)のアシスタントとして働く桜井花子(須藤温子)の友人、井原綾(木内晶子)が嶋田秋俊(石田登星)殺害容疑で逮捕される。綾と嶋田は業界最大手のネット通販会社『クローバー』の社員同士。嶋田には妻子があり不倫の関係だった二人は、半年ほど前から毎週金曜の夜、ホテルの部屋で会うようになっていた。嶋田は、その部屋で撲殺。凶器を手にした綾がホテルマンに発見され逮捕に至った。

綾は犯行を否認。部屋に到着した時点で嶋田は倒れており、自分も何者かに襲われ意識を失ったと主張する。だが、綾が覚えていたのは薄れゆく意識の中で見た男物の靴だけで、警察は取り合わない。花子から懇願され綾の弁護を引き受けたあかねは、その男の存在を証明するため調査を始める。

あかねはまず、嶋田の家を訪ねる。妻の夏恵(中島ひろ子)はあかねへの嫌悪感を隠さず、門前払い。娘の美桜(黒川智花)も冷たく追い払う。嶋田と夏恵は再婚。母親を裏切った嶋田を美桜は許せないのだ。

次に二人の勤務先『クローバー』を訪ねたあかねは、社内にリストラの噂があること、社長の三木武史(国広富之)はワンマン経営者で社員の反発も少なくないこと、その三木から嶋田が頻繁に呼び出され何らかのプロジェクトを進めていたことなどの情報を入手する。また、嶋田のデスクにあった家族写真の裏から、謎の数字が書かれたメモが発見される。

翌日、クローバーに顧客情報漏えいの疑惑が浮上する。その一報がテレビで流れるや否や、堺虎之助(泉谷しげる)があかねに接触してくる。個人情報を流出させた企業を相手に原告団を結成し、集団訴訟でがっぽり儲けようと算段していた虎之助は、クローバーから顧客情報が漏れている決定的証拠をすでに手にしていた。漏えいの数は20万人分。さすがに一人では手に負えないと、虎之助はあかねに協力を求めるが、今のあかねの依頼人は綾。虎之助には貴重な情報に対する礼だけを返し、さっそく綾の事件に情報漏えい問題が絡んでいないか探る。すると、嶋田は三木から、顧客情報を漏らした人物を特定する指示を受けていたとの筋書きが見えてきた。クローバーは業界最大手の大企業。一人で、しかも内密に調べるには限界があるだろう。そう考えたあかねは、嶋田に協力者がいたのではと推理。綾に訊くと、それは嶋田の部下で大学時代の後輩でもあった小早川純平(河相我聞)ではないかと言う。あかねはさっそく小早川と面会。しかし、その時の応対に違和感を抱いたあかねは小早川について調査。すると、さまざまな疑惑が浮上した上に、嶋田が殺害された日のホテルの防犯カメラ映像に、小早川が映っていたことが判明する…!

以上,去年の今日のブログの第4作を第5作に差し替えただけの手抜き記事でした。

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爆弾低気圧ともーれつア太郎

爆弾低気圧というのは簡単にいえば“1時間に1hPa以上中心気圧が下がる低気圧”ですが,通常は緯度による効果を考えて

緯度をφ度とするとき,中心気圧が24時間に 24×sinφ/sin60°hPa 以上下がる低気圧を爆弾低気圧とよぶ。

とすることが多いです。1978年ごろから使われはじめたbombの訳語です。

国内で爆弾低気圧が使われはじめたのは,今はなき「気象」の1990年5月号に掲載された小倉義光先生の「冬の海上の「爆弾」低気圧」という解説文が最初だとしている人が多いようですが(例えば,爆弾低気圧 – チーム森田の“天気で斬る!” – Yahoo!ブログ http://blogs.yahoo.co.jp/wth_map/61953564.html),その7年も前,1983年12月23日付朝日新聞に掲載された倉嶋厚氏のエッセイ「お天気衛星」のタイトルが「爆弾低気圧」でした。

というわけで,ブラック企業として有名ななんたらニューズがつけたわけではありません。(第1回ブラック企業大賞特別賞を受賞\(^o^)/)

ところで,去年の1月から爆弾低気圧の使用をやめ,猛烈低気圧という妙なことばを使うようになった新聞があります(爆弾低気圧は“禁止語”ですか。 : COME ON ギモン:社会 : Biz活 : ジョブサーチ : YOMIURI ONLINE(読売新聞) http://www.yomiuri.co.jp/job/biz/qanational/20130219-OYT8T00672.htm)。

猛烈はとくに新しいことばではなく,気象庁用語ですでに使われています。

  • 猛烈な台風……中心付近の最大風速が54m/s(105kt)以上の台風

  • 猛烈な雨……80mm/h以上の雨

  • 猛烈な風……風速がおよそ30m/s以上,または最大瞬間風速が50m/s以上の風

いってみれば最高ランクへの賛辞(?)みたいなものです。

ところが,私は猛烈ということばを聞くと

こらえて生きるも 男なら
売られた喧嘩を 買うのも男~♪

という歌を思い出すんですよねえ。そうです,もーれつア太郎

他には一世を風靡したモーレツ社員なんて,いまではバカの代名詞です。

そういうわけで猛烈=モーレツということばにはギャグ的な印象がぬぐいきれません。猛烈な台風,猛烈な雨,猛烈な風,それに加えて猛烈低気圧……,なんかなあという感じがします。

ついでに,Y新聞が爆弾低気圧を使わないとダダをこねたのは,もしかすると初出が朝日新聞だったからじゃないんですかねぇ……。

以上,爆弾低気圧ともーれつア太郎 – NotenkiExpress 2013(2013/04/05)を少し書き換えただけの手抜き記事でした。

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立会川不連続線について

立会川不連続線(たちあいがわふれんぞくせん)……都心で北寄りの風,大井競馬場で南寄りの風が吹いているとき,風向の境界(シアーライン)を立会川不連続線という。大井競馬場の風は必ずしもわからないため,羽田のアメダスで代用することもある。

「羽田のアメダスで代用することもある」というより,100%羽田のアメダスで語っています。

例えば,今日の11時:

今日の11時の関東

それほど明瞭ではないですが,赤で示したのが立会川不連続線です。

立会川に沿ってシアーラインがあるわけではなく,立会川駅で降りたときにこっちは南風が強いなあという経験に基づいたもので,都心から京浜急行で大井競馬場に何度か行ったことがある人なら経験したことがあるかもしれません。

個人的にはかなり重要な不連続線なのですが,長くなるので割愛します。

ちなみに,立会川不連続線というのは私が勝手にそうよんでいるだけです。

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来歴不明の冬将軍

昨日あたりから冬将軍ということばをよく耳にします。10年前~数年くらい前にあまり使われなくなったような記憶がありますが,ここ2,3年で再び耳にする,あるいは目にするようになったような気がします。あくまで気がするだけです。
もし実際にそうだとすると,もしかしてNHKの天気コーナーの影響かもしれません。
今では次のようなTwitterアカウントも登場しています。

そんなわけで今では超有名人になってしまった冬将軍。そのことばの由来ですが,次のようにナポレオンを撃退したロシアの厳冬に由来するとされています。
冬将軍はなぜ”将軍”? - トクする日本語 - NHK アナウンスルームより一部引用:

この季節になると気象情報で聞きはじめるのが、寒さを擬人化した「冬将軍」ということば。これについて「どうして”将軍”なのか」というお便りをいただきました。これはフランス皇帝ナポレオンに由来しています。1812年にナポレオンは、ロシア遠征で厳しい寒さのため敗退をよぎなくされました。その際、イギリスの新聞が「ナポレオンがgeneral frost(=厳寒将軍)に負けた」と報じたと言われています。これが、日本で「冬将軍」と訳されたのです。ナポレオンに打ち勝つぐらいですから、「大名」や「殿様」よりは「将軍」がしっくりくるかもしれません。

日本語版のWikipediaにもこの説が載っていたりします。

しかし,原典となったといわれる新聞についてなんという新聞の何月何日付の第何面の記事か,ネットで調べてもよくわかりません。それに英語版のWikipediaにはgeneral frostの項目がありませんし,私が調べた範囲では次の記載があるだけで,イギリスの新聞が云々という話は載っていません。

Napoleon’s Grande Armée of 610,000 men invaded Russia, heading towards Moscow, in the beginning of summer on 23 June 1812. The Russian army retreated before the French and again burnt their crops and villages, denying the enemy their use. Napoleon’s army was ultimately reduced to 100,000. His army suffered further, even more disastrous losses on the retreat from Moscow started in October.
Russian Winter – Wikipedia, the free encyclopedia

どういうことなんでしょうね?

これについては継続調査中です――といいたいところですが,あんまり興味はありません。

話変わって,それでは冬将軍はいつごろ日本に上陸したんでしょう?

これについてもネットではよくわかりません。

以前国会図書館に行ったついでに新聞を調べた範囲では,初出は意外と新しく,1941年9月16日付の朝日新聞。

冬季作戰の對策(上)/獨逸/計算濟みの「冬將軍」
ナポレオンの轍は踏まず 獨ソ会戰

読売にもほぼ同じ時期に使用例があるので,軍部の発表に“冬将軍”が使われていたのかもしれません。

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iPhone 6

10月のはじめ,2年間使ったiPhone5からiPhone6に機種変更しました。

7月に買ったNexus5が気に入っていて今さらiPhoneはどうでもよかったのですが,4台持ち(Nexus5,Nexus7,iPhone5,iPod touch5)の現状を多少はなんとかしたいと思っていて,Tポイント32400ポイントに食指を動かされる形で,発売開始から少し遅れてオンラインショップで申し込みました。

そのあとの流れは次のとおりです。

年月日 できごと
2014/09/27 オンラインショップで予約(iPhone6 128GB スペースグレイ)
2014/09/30 お申し込み受付メール。機種変更手続き
2014/10/02 iPhone6到着
2014/10/09 回収キット到着
2014/10/10 iPhone5送付
2014/10/18 受領SMS
2014/10/20 キャンペーン適用MMS
2014/11/02 Tポイント 32400ポイント(予定)

案外スムーズに進みました。

私的にiPhone6はLTEとGPSと写りのきれいなカメラのついたiPod touchです。

使いはじめる前はiOS8はもうちょっと使いいいと少しは期待していたのですが,実態はiOS7とほとんど変わらず,これならハッキリいってAndroidのほうがはるかに使いやすいです。今までどおりNexus5をメインで使っていくことになるでしょう。バッテリー保ちがもっとよければなぁ……。

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今日の土曜ワイド劇場は法医学教室の事件ファイル39

今日の土曜ワイド劇場は法医学教室の事件ファイル39です。

今回の最大のナゾは,犯人とか動機とか中村静香の脱ぎっぷりとかそういうところではなく,

どうして中1週なんて過酷な(?)ローテーションで放送されるのか?

ですね。

サブタイトルが雨の日だけに起きる殺人の謎!?女医VS美しき気象予報士!!黒豆と、金色の紙片が暴く秘密…なので,私的にはツッコミどころ満載でしょう。

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昔はよかったATOKの話

iOS8版ATOKの評判がとてつもなく悪いですね。

iOS8版ATOKが出ると聞いて,リンゴ信者は別として,iOSのワールドワイドな(要するに特性に合ったローカライズがなされていない)日本語変換に辟易していたふつうのユーザーの多くは,これでAndroidみたいに日本語入力が快適になると思っていたのではないでしょうか。

ところが――。腐ったリンゴの唯我独尊というかいやがらせというかそのような制約はあるにせよ,そんなのは前からわかっていたことで,1500円であの品質だったらそりゃダマされたと怒りますよ。

私はATOK Passportプレミアムに登録しているのでiOS版は様子見していたのですが,買わなくて正解でした。デキがよければ買ってもいいと思っていたんですけどね。

考えてみると,Windows版のATOKにしても2008~2009あたりがピークで,その後バージョンアップするたびにどんどん使いにくくなってきた感じです。ひとことでいうと変換の融通が利かないのです。

それだけならまだしもどんどん重くなり,2012~2013にいたっては私の非力なマシンではちょっとなんかしようとすると10~20秒程度固まるのは当たり前になっていました。

2014になって重さはマシになりましたが,とんでもない変換を頻発するようになりました。融通が利かないというレベルではなく正真正銘のバカに成り下がっています(笑)

そういえばジャストシステムがキーエンスとかいうところの傘下にはいったのは2009年だそうで,ATOKの品質低下と時期的に重なりますね。

ユニークな全国方言WEBほべりぐがどんどん縮小をはじめたのも2009年からでした。

聖火台一の行き着く先は,このような誤変換ですね(笑)

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福島競馬場の放射線量

今週から秋の福島競馬が開幕します。

福島競馬は2011年は震災の影響で……というより東京電力がばらまいた放射能によって開催できず,夏から冬にかけて集中的に除染をして,2012年の春に開催にこぎつけました。そのときから開催期間中の放射線量を公表しています。

当時は2週間に1回測定値を公表していたのですが,2013年から開催前に1回公表するだけに変わっています。したがって現在は必ずしも開催期間中の放射線量を公表しているわけではありません。掲載してあるページはものすごくわかりにくいところです。まあ,Google先生なら訳もなく見つけてくれますが(笑)

次が公表されてきた値です(単位はμSv/h)。

測定日 スタンド内平均 馬場内広場平均 屋外観覧席馬場柵前平均
2012/03/29 0.08 0.24 0.29
2012/04/12 0.08 0.25 0.26
2012/04/26 0.08 0.23 0.25
2012/06/06 0.08 0.22 0.24
2012/06/21 0.08 0.22 0.25
2012/07/04 0.08 0.21 0.23
2012/10/24 0.07 0.17 0.16
2012/11/08 0.07 0.20 0.17
2013/03/28 0.07 0.17 0.15
2013/06/20 0.07 0.16 0.14
2013/10/24 0.06 0.14 0.12
2014/03/27 0.06 0.13 0.12
2014/06/19 0.06 0.14 0.12
2014/09/25 0.06 0.12 0.12

なお,コピペミスがないとも限りません。扱いには注意して下さい。

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観測史上最強台風TIP

1979年10月4日15時,トラック島の南東海上に弱い熱帯低気圧(今流にいえばただの熱帯低気圧)が発生,6日15時には台風20号に昇格しました。

台風には気象庁がつける何号という番号のほかに米軍の合同台風警報センターJTWCが名づける名前がありましたが(今はしょうもないアジア名に変わっています),前年まではすべて女性名でした。有名なところではカスリーン,アイオン,キティ,ジェーンなど。洞爺丸台風は15号よりもむしろマリーとよばれていました。しかし台風よりもはるかにおっとろしい女性団体の圧力で,男女交互に名前をつけることになり,この年の3号から男性台風が登場,20号は男性名でTIPと名づけられました。

なお,3号が男性で交互なら20号は女性になるはず……とここで気づいたあなた,スルドイです。実はおそるべき?!からくりが隠されているのです(笑)

話がズレましたが,この台風は,9日の夜から急速に発達しました。最近はやりの――というよりNHKが大好きな表現では急速強化でしょうか。急速強化は最近になって起こりはじめたわけではなく,少なくとも35年も昔からあったのです。

その急速強化の結果,12日12時と15時に沖ノ鳥島の南東海上で870mbという世界の最低気圧を記録,観測史上最強の台風になりました。

この気圧は米軍の観測機がドロップゾンデで観測した実測値です。当時は台風の中心気圧を実測していました。現在は気象衛星画像による台風中心付近の雲の形と動きからドボラック法とよばれる手法で風速を推定し,それから中心気圧を決めています。

さて,台風20号TIPは19日09時40分ごろ965mbの勢力で和歌山県白浜付近に上陸,95km/hという猛スピードで本州を縦断し,23時ごろ釧路付近に再上陸しました。被害はほぼ全国に及び,死者・不明111,負傷478,住家損壊7523棟,住家浸水37450棟,耕地被害25451ha,農林水産業被害1057億円などでした。

1966年の26号以来13年ぶりに台風の暴風域にはいった首都圏は国電(懐かしい名前)や私鉄がほぼ全面運休,電話回線もパンクし,193万戸が停電,「首都圏の台風被害は「足」と「耳」を直撃」「災害に弱い大都市の弱点をさらけ出した」(20日付毎日朝刊)。

大小を問わず,このときの首都圏の駅という駅の混みようはとにかくすさまじかったそうです。ストと違って災害だから……とはじめは寛容だった乗客も,国鉄のいいかげんな対応に次第にブチ切れはじめたそうです。まあ,聞くところによると当時の国鉄の組織的な危機対応能力はほとんどゼロメートル地帯でしたし,それを引きずっているのがいまのJR各社なのでしょう。

この年は20号を含めて3つ台風が上陸しましたが,なぜかすべて男性台風でした。

ついでにいうと,その3つのうちのひとつの16号Owenは,9月30日に室戸岬付近に上陸したのち大阪から本州を縦断して北海道をかすめました。強風が吹き荒れた京都ではクレーンが暴走して新幹線の架線を支えている鉄柱に激突,架線が切れて新幹線は不通になりました。このため,10月1日に予定されていた新幹線15周年の記念式典は中止になりました。

なお,参考記録として,枕崎台風が沖縄本島の南東海上を進んでいるときにアメリカの病院船リポーズが中心付近で856mbを観測したとされています。しかしまあ,どうしてこんなすごい台風の中心付近まで紛れ込んでしまったのでしょうねえ? そしてよく生きて帰ってこられたものです。

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今日の土曜ワイド劇場はタクシードライバーの推理日誌35

【注意!!】私基準ではネタバレはありませんが,未放送のドラマのストーリーをほんのわずかでも知りたくない人は放送が終わるまで読まないでください。

今日の土曜ワイド劇場はタクシードライバーの推理日誌35。サブタイトルは分かれ道の乗客 瀬戸内尾道~“道の駅”連続殺人!!

1992年の第1作から約22年半。よく続いています。なによりスゴいのはレギュラーがほとんど変わっていないこと。土曜ワイド劇場でもっとも長いシリーズは十津川警部の西村京太郎トラベルミステリーですが,レギュラーがゴッソリ変わってしまっているため(ついでにテーマ曲も変わった),もはや単一のシリーズといえません。それを考えると,土曜ワイド劇場最長のシリーズといっていいでしょう。ただし,作品数のもっとも多いシリーズではないことは今日の土曜ワイド劇場は法医学教室の事件ファイル38 | Notenki Express 2014のとおりです。

最近では“2番目に乗せた女性客”(最初の乗客は背景を説明するためなので,実質的には最初の女性客)が犯人というパターンが定着しており,第1作がそうだったためずうっとそうだと思っていたのですが,チャンネル銀河で過去のシリーズを見てビックリしました。

例えば,第4作では“女性客”ではなく男性客でしたし,第5作では“女性客”は殺人には関与しておらず,第6作では犯人は“女性客”の従姉,第12作ではそもそも“女性客”を乗せておらず,第16作では“女性客”は最初の被害者になりました。

今のようなパターンが定着したのは少なくとも第17作以降です。

タクシードライバーの推理日誌35のあらすじ

テレビ朝日|土曜ワイド劇場より引用:

タクシードライバーの夜明日出夫(渡瀬恒彦)は、元警視庁の敏腕刑事。ある夜、都内の路上でひとりの女性を乗せた夜明は、後部座席の彼女から「私を覚えていらっしゃいませんか?」と声をかけられて驚く。
その乗客こそ、かつて夜明が捜査を担当した殺人事件の被害者の娘・小村真希子(釈由美子)だった。2人が出会ったのは20年前、東京・大田区の住宅に空き巣に入った男が、住人の小村宏夫(本城丸裕)と鉢合わせし、刺殺した事件――。当時17歳だった真希子は2階に隠れていて無事だったが、唯一の家族である父が刺されるのを娘が目撃した…という、痛ましいものだった。その後、真希子の証言により、窃盗の前科を持つ沼田令次(川野太郎)の逮捕に至ったが、20年の時を超えた偶然の再会に、夜明は深い感慨を覚える。

翌朝、都内の公園でケーキ店経営者の妻・谷本久江(クノ真季子)の刺殺体が見つかった。臨場した東山刑事(風見しんご)は、被害者の顔を見てがく然とする。久江は、かつて沼田と同棲していた女だったのだ。20年前の事件は当時、捜査一課に配属されたばかりだった東山にとっても、忘れられないヤマだった…。調べると沼田は先月、刑期を終えて出所したばかりとわかり、東山たちは沼田の行方を追う。

一方、夜明が勤務するタクシー会社の営業所を真希子が突然、訪ねてきた。なんと広島・尾道まで、夜明の運転で送ってほしいという。3年前、颯爽と文壇デビューし一躍人気作家となった真希子は元々、尾道の向島(むかいしま)の出身で、今回の旅は尾道市内にある両親の墓参りと取材を兼ねたものだと話す。編集者・鴻上浩(河相我聞)も途中の“道の駅”で同乗、夜明は2人を宿泊先まで送り届けた。
ところが翌日、帰京する直前に道の駅に立ち寄った夜明は、東山たちに遭遇しビックリする。東山によると、久江殺しで沼田を追っていたところ、この道の駅の駐車場で沼田が死体となって発見されたという。東山は、沼田に恨みを抱く真希子の犯行を疑うが、沼田の死亡推定時刻、彼女には夜明の運転するタクシーに乗っていたという確かなアリバイがあった。
そんな中、夜明は、沼田が刑務所仲間に「20年前の事件には共犯者がいた」ともらしていたことを知る。当時、共犯者の存在を疑う要素は何もなかったはずだ…。もしや20年前の捜査に見落としがあったのか…!? 夜明が苦悩する中、また新たな事件が起きて…!?

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