6月6日にUFOが
今日の新聞の見出しから(6月6日)
今日の新聞の見出しから(6月5日)
今日の新聞の見出しから(6月4日)
今日はダービーめでたいな
これから始まる 大レース
ひしめきあって いななくは
天下のサラブレッド 四才馬
今日はダービー めでたいな
走れ走れコウタロー
本命穴馬かきわけて
走れ走れコウタロー
追いつけ追いこせ 引っこぬけ
40年前のヒット曲「走れコウタロー」です。以前カラオケのレパートリーでした(爆) 今は実況部分で舌がまわりませんけど。
この歌の中でコウタローが出走したのはダービーではなく,第4レース。今も昔も競馬プログラム的には未勝利戦です。スタートしてすぐ第2コーナーを回っているところを見ると,芝2000mのようです。
レースはホタルノヒカリが逃げ,出遅れて道中後方に待機していたコウタローは直線を向いて猛然と追い込んできました。
ところが奇跡か 神がかり
いならぶ名馬を ごぼう抜き
いつしかトップにおどり出て
ついでに騎手まで振り落とす
この時期,未勝利戦に出走している馬に“名馬”がいならんでいるとは思えません。のちに名馬になる馬はもしかしてまれにいるかも知れませんが。
それはともかく,ゴールしてすぐに次のような審議放送が流れたことと思います。
東京競馬第4レースは,決勝線手前でコウタロー号の騎手が落馬したことについて審議いたします。……
調べたところ,コウタローという馬はかつて2頭存在しました。
| 生年 | 父 | 母 |
|---|---|---|
| 1960年 | ヒンドスタン | グレイベルベツト |
| 1963年 | ホールインワン | ヒメトヨ |
1960年生まれのコウタローは中央で66戦15勝,うち重賞を3勝(阪神3歳S,愛知盃,阪神大賞典)しています。種牡馬登録もしています。おぼろげな記憶ですが,「走れコウタロー」が出る直前に急死したというような話を聞いたことがあります。
100年前の今日の東京は大雷雨だった
今日04時45分発表の大雨と雷及び突風に関する関東甲信地方気象情報:
大雨と雷及び突風に関する関東甲信地方気象情報 第2号 平成22年5月26日04時45分 気象庁予報部発表 (見出し) 関東甲信地方では、26日昼過ぎから夜遅くにかけて、関東地方南部の平野 部を含む広い範囲で雷雲が発達し、雷を伴った1時間に50ミリ前後の非常 に激しい雨の降る所がある見込みです。低地の浸水、河川の急な増水に警戒 し、落雷、竜巻などの激しい突風、降ひょうに注意して下さい。 (本文) 26日は、関東甲信地方の上空およそ5500メートルに氷点下15度以 下の寒気が流れ込み、大気の状態が不安定となる見込みです。 このため関東甲信地方では、26日昼過ぎから夜遅くにかけて、関東地方 南部の平野部を含む広い範囲で雷雲が発達し、1時間に50ミリ前後の非常 に激しい雨の降る所がある見込みです。27日6時までの24時間の雨量は 多い所で120ミリに達するでしょう。 低地の浸水、河川の急な増水に警戒して下さい。落雷や竜巻などの激しい 突風のおそれがありますので、屋外活動などには注意して下さい。また、降 ひょうのおそれもありますので、農作物の管理などにも注意して下さい。 今後、地元気象台の発表する警報、注意報、気象情報に留意して下さい。 この情報は、「雷と突風及び降ひょうに関する関東甲信地方気象情報」を 引き継ぐものです。 次の「大雨と雷及び突風に関する関東甲信地方気象情報」は、26日17 時頃に発表する予定です。
さて,ちょうど100年前の今日1910年5月26日,東京地方は「稀有の大雷雨」に襲われました。
稀有の大雷雨
全市民を戰慄せしむ二十六日は日本晴れの好天氣なりしに午後三時過ぎ北西方の空に現はれたる雲次第に押廣がり五時頃には一天墨を流したる如く掻き曇り暗澹たる光景を呈し遠雷の音囂々たり此時恰も變電所の故障にて市内の電燈一時に消滅し約十分間眞暗闇となり之と同時に疾風颯と吹き來たり車軸を流す如き大雨沛然として降り電光閃々として雷の音次第に近く聞こえ始めたれば市民はいずれも青くなつて騷ぎ出し電燈の消えしと大雷雨と何か關係ありて天變地異の起る前兆にあらずやと疑ひ戰々兢々たり電燈は暫らくにして點きしに雷風益々烈しく天地も裂ける計りの雷鳴,瓦も破れるかと思はるゝ大粒の雨,窓を透してキラキラと輝く稲妻の光,刻一刻と猛烈の度を加へ軈て蠶豆大の雹さへ雨に交じりて軒を叩きたり約一時間半の後七時二十一分漸く雷雨は東南の方角に去り行しが一時は餘りの物淒き光景に東京中の人をして戰慄せしめたり(國民新聞)
天変地異云々とあるのはおそらくハレー彗星大接近の直後だったからで,同じ紙面にこの雷雨が去ったあとハレー彗星がよく見えたことが書かれています。
気象要覧にはこの日東京市内数か所に落雷し,「震死者一名」とあります。
ちなみに,この「全市民を戰慄せしめ」た「稀有の大雷雨」(当時の新聞は表現が大げさです)の2日前の24日から関東,甲信,北陸地方を中心に激しい雷雨が発生しており,おそらく寒冷渦がゆっくりと南下してきたものと思われます。
iPad殺人事件?!
4月29日は春天の日
古い人間なので,4月29日は春の天皇賞……という条件反射がいまだに起こります。歴史を見てみると1957年以降,ストなどで順延した年を除けば1990年まで連綿と4月29日に行なわれてきたので,しかたがないでしょう。4月29日は昭和の日などというくだらない名前ではなく,春天の日あるいは天皇賞の日と名づけましょう(笑)
4月29日に行なわれた天皇賞の中から6レースほど。
- AD1973/04/29 第67回天皇賞,突然降り出した激しい雨の中,2周目の3角の坂で最後方に下がったタイテエムが,直線大外から先頭に立つ。「四白流星,無冠の貴公子に春が訪れます」(by 杉本アナ)
- AD1976/04/29 第73回天皇賞,エリモジョージが逃げ切り,なんにもないえりもに春を告げる
- AD1977/04/29 第75回天皇賞,4歳時無冠に終わったテンポイントが夢に見た栄光のゴールを駆け抜ける
- AD1978/04/29 第77回天皇賞,グリーングラスが亡きライバル,テンポイントに捧げる勝利
- AD1981/04/29 第83回天皇賞,カツラノハイセイコが直線で馬群を割って先頭に立ち,父の果たせなかった天皇賞を制覇。「見てくれ,この根性だ」(by 杉本アナ)
- AD1985/04/29 第91回天皇賞,シンボリルドルフ,シンザンに次ぐ史上2頭目の五冠馬に
お天気屋の立場からもっとも興味深いのは1973年のレースで,スタートの50分ほど前から雷を伴った激しい雨が降りはじめました。いわゆる熱界雷です。馬場はかなり悪化しましたが,なぜか発表は“良”のままでした。成績公報の天候はさすがに“雨”になっています。
シンザンミサキの最後まで白いままの帽子が印象的でした。詳しくは無冠の貴公子に春が訪れます | Notenki Express 2014をご覧ください。
最近では
- AD2001/04/29 第123回天皇賞・春,テイエムオペラオー,史上初の天皇賞3連覇,G1の6連勝
このレースもスタート前に(というより昼ごろから)雨が降り出しました。これは低気圧の接近によるものでした。
ところで,敗戦前の1935年から1938年までは4月29日に東京優駿(大)競走が行なわれていました。
- AD1935/04/29 第4回東京優駿大競走(東京競馬場)2戦2勝のガヴアナーが優勝。ガヴアナーは2週間後の調教中に骨折し安楽死。さらにその数日後,担当していた廐務員も事故死
- AD1937/04/29 第6回東京優駿大競走(東京競馬場),ヒサトモが制し,牝馬として初の東京優駿の勝ち馬となる
傘いる?
仕事柄……というわけでもないのですが,iPhoneにお天気アプリをけっこうたくさん載せています。最近見つけたお気に入りは「傘いる?」,115円のアプリです。
天気予報ではなく,出かけるときに傘を持っていったほうがいいかどうかを教えてくれるアプリです。音声ではなくあくまで文字でですが,口調をお天気お姉さん,メイド,落語家などなどいくつかのパターンから選べます。約40種類あるそうです。また,“教えてくれる”人の写真を自分で設定することができます。このアプリを気に入っているのはこの機能(?)があるためといっても過言ではありません(笑) 何の写真を使っているかはナイショです(爆) この写真のおかげで自分のiPhoneを人に見せにくいなあ……(^^;) ちなみに,写真はあらかじめついてきません。私はこのアプリの紹介サイトで見たお姉さんの写真がついてくるのかと思っていました。
予報(!?)精度ですが,ハッキリいってあんまり期待しないほうがいいです。私が使ってみた印象では,最初にレーダーらしきものが表示される割にはレーダー情報を使っておらず,どうも短期予報と短期予報の降水確率のみで判断しているようです(違うかもしれません)。
まあ,遊びと割り切ったほうがいいでしょう。その割に遊びの要素は少ないですけど。
それから,GPS情報と連動したコメントが投稿可能な「つぶやきボード」なるものがあるのですが,Twitter連動にでもしない限りほとんど存在価値はないです。
