アグネスといえば・・・

やはりアグネスデジタルですね。テイエムオペラオーと並ぶ1990年以降における日本競馬の最強馬の1頭だと私は思っています。

という話ではなくて,実は台風の話だったりします。

1948年11月12日にマリアナ東方海上に発生した“低気圧”は14日に台風アグネスAGNESとなり,19日,房総半島に上陸しました。

「気象要覧」には上陸したとハッキリとは書かれていないのですが,JTWCのベストトラックデータによると,19日の15時と21時の間に房総半島に上陸しています。その前後の中心付近の最大風速は55~50ノットです1

『続・台風物語』などによると,これは記録上4番目に遅い上陸です。

とくに強い台風ではなかったのですが,やはり台風は台風で,東京都内では墨田区で約600戸が浸水,葛飾区や江戸川区でも床下浸水の被害がありました。また,愛知県で新築中の中学校が2校,全壊しました。被害は全体で死者・不明11人,家屋全壊137棟,床上・床下浸水2902棟などとなっています。

アグネス台風は1952年11月に再度?!来襲し,上陸はしなかったものの,大島に300mmの大雨を降らせました。その後も何度かあらわれていますが(1957年7号,1960年13号,1963年8号,1965年27号,1968年13号,1971年27号,1974年22号,1978年9号,1981年18号,1984年24号,1988年7号),再び上陸することはありませんでした。

そういえば,大昔,アグネス・ラムとかいう元祖グラドルのようなタレントがデビューしたときスゴい騒ぎだったみたいですが,ある意味これもアグネス台風ですね。

ちなみに,アグネスタイフウという競走馬は昔も今もいないようです。

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おもな参考文献: 饒村曜. 続・台風物語 – 記録の側面から. クライム, 1999.


  1. これは日本で通常使われている10分間の平均ではなく,1分間の平均です。 

寒くなります

シベリア上空約5100mにある-42℃以下の寒気が,北海道に近づいてきます。

西日本の寒気の南下と低温に関する全般気象情報 第1号
平成20年11月17日11時00分 気象庁発表
(見出し)
 日本付近は、11月18日からこの時期としては強い寒気が南下し、冬型
の気圧配置が数日間続く見込みです。西日本を中心に、低温や降雪による農
産物への被害や交通障害のおそれがありますので、注意してください。
(本文)
 日本付近は、11月18日から21日頃にかけて冬型の気圧配置が強まり
、西日本を中心に、この時期としては強い寒気が大陸から南下する見込みで
す。このため、西日本を中心に気温が下がり、最高気温・最低気温は1月中
旬から下旬並となる見込みで、降雪となるところがある見込みです。
西日本では、低温や降雪による農作物への被害や交通障害のおそれがありま
すので、注意してください。


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強力ハリケーン,キューバを襲う

1932年11月9日,ハリケーンがキューバ南東部を襲いました。

キューバを襲った2番目のカテゴリー5のハリケーンで(最初のカテゴリー5のハリケーンは1846年),中心気圧は27.01インチに達し,21フィートの高潮を発生させ,210mphの暴風を引き起こし(ホントか?),サンタ・クルス・デル・スールの街は壊滅,2500人が死亡しました。

ちなみに,換算するのは簡単ですが,あえて現地の単位を使用しています。

このハリケーンについては日本の新聞でも報じられており,例えば12日付の読売新聞朝刊に

キューバの颶風 死者一千名
スール港全滅

ハリケーンに相当することばとして“颶風”が使われています。当時すでに“颱風”が一般的になっていましたが,颱風が使われる前は颶風が使われていたので,颱風とは発生場所が違う熱帯低気圧の意味で颶風を使ったのかも知れません。

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シルバーウィーク

1950年代の一時期,春のゴールデンウィークに対抗して,11月3日前後をシルバーウィークと称していたことがあります。黄金週間=ゴールデンウィークと同じく映画業界の発案のようです。

ウィークといっても当時は週休2日ではなく,祝日は文化の日1日しかないのでどう考えても名前負けですが,11月3日前後は晴れることが多いということはすでに経験的に知られていたので,おそらくハイキングやピクニックに客を取られまいという意図だったのでは……と思います。

今はことばのニュアンスも変わり,シルバー=年寄りというイメージになっていますね。

ちなみに,シルバーと聞くと,σ(^^;)は真っ先にシルバー仮面が思い浮かびます(笑)

♪シルバー仮面は さすらい仮面
銀の光の 流れ星・・・

なお,11月3日前後が晴れることが多いことについては能天気Express~新世界版~  11月3日は“晴れの特異日”ではないをご覧ください。

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東京で木枯らし1号を観測

きょう,東京で木枯らし1号が観測されました。

木枯らし1号:東京で観測 – 毎日jp(毎日新聞)より一部引用:

 気象庁は1日、東京地方に「木枯らし1号」が吹いたと発表した。昨年より17日早い。

 木枯らし1号は、10月中旬~11月末、最大風速8メートル以上で最初に吹く北寄りの風。1日未明から西高東低の冬型の気圧配置となり、午前10時59分に千代田区の北の丸公園の風速計で最大瞬間風速15.5メートルの北西の風を観測した。その後、強風は東京湾岸部に移った。

木枯らし1号については当ブログでも何度か取り上げています。例えば↓をご覧ください。

なお,上の記事の中に

今はなき月刊誌「気象」に掲載されていた「天気図日記」では意外に早く,1957年10月17日に登場しているように見えますが,「天気図集成」に収録する際に編集でつけ加えられたものかも知れません(未確認)。前年の1956年11月16日には「木枯らしNo.1」ということばも見えます。

とありますが,1957年2月にはまだ「気象」に「天気図日記」は掲載されておらず,『天気図集成』の「天気図日記」は「天文と気象」に掲載されていたものです。そこにはたんに“木枯し”とあるだけで(“ら”を送っていない),「木枯らし1号」は登場していません。

『天気図集成』における「木枯らし1号」の初登場は実は1956年10月20日です。このときは「気象」は創刊前で,「天気図日記」は同じく「天文と気象」のものです。ここには「木枯らし1号」はありませんが,「木枯し第一号」が登場しています。

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ノルマントン号と暴風雨

「ノルマントン号沈没の歌」と題する長~~~~~い歌があります。

岸打つ波の音高く
夜中の嵐に夢さめて
青海原をながめつつ
わが兄弟は何処ぞと

ではじまり,なんと59番まであります。「鉄道唱歌」を全部歌える物好きはいるかも知れませんが,この歌を全部歌える人がいるとすればかなりの変人でしょう(笑)

そのノルマントン号が沈没したのは1886年10月24日のことです。沈没そのものや時代的な背景についてはググればいくらでもヒットしますので,ここでは書きません。

ノルマントン号は潮岬付近で暗礁に接触する前,暴風雨に巻き込まれていました。この暴風雨が台風によるのか,温帯低気圧によるのかはわかりません。

『日本の気象史料』が引く『測候瑣談』に,『紀伊の海底の水屑』からの引用として次のようにあります。

ノルマントン号は横濱居留地三十六番館の英人 アダム,ソンベルの持船で 一五三三噸の二本檣の汽船で英國ロンドンのスコツト・ウード・オン・タイン會社の建造である……横濱と神戸の第三回目の航海として明治十九年十月二十三日午後六時に横濱を出航した ……乘客は日本人二五名であつた 船員は船長以下三十八人 支那人ボーイ一名で合計六十四名であつた

翌朝夜の明ける頃は相模灘を經て 御前崎へさしかゝるまでは天氣は良好の方であつたが 午後四時頃から荒れ出し南東の風が吹き雨を交へ 日暮の頃は咫尺も辧ぜざる程暗澹たる荒天となり 大島燈臺に近づく頃に七時三十分頃 暗礁に乘り上げ 日本人乘客は全部死亡したが船員は避難して助かつたものが多かつた

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約1か月ぶりに全般気象情報

本日16時40分,9月21日以来約1か月ぶりで気象庁から全般気象情報が発表されました。

大雨と雷及び突風に関する全般気象情報 第1号
平成20年10月23日16時40分 気象庁予報部発表
(見出し)
 西日本から北日本にかけての広い範囲で、24日にかけて局地的に雷を伴
い激しい雨となり、太平洋側では大雨となる見込みです。河川の急な増水や
はん濫、低地の浸水、土砂災害に警戒してください。落雷や竜巻などの激し
い突風にも注意が必要です。
(本文)
[気象状況]
 現在、西日本から東日本では南から暖かく湿った空気が流れ込み、所々で
雷を伴い激しい雨が降っています。23日夜には西日本に停滞前線が発生し
、24日は前線上の低気圧が西日本から東日本の南岸を通過する見込みです
。
 また、日本海にある低気圧が発達しながら北東に進み、この低気圧からの
びる前線が24日に北陸と北日本を通過する見込みです。これらの前線に向
かって暖かく湿った空気が流れ込むため、西日本から北日本の広い範囲で大
気の状態が非常に不安定となり、24日にかけて局地的に激しい雨となり、
太平洋側では大雨となる見込みです。
[雨の予想]
 西日本は、24日昼前にかけて、
   局地的に1時間に50から70ミリの非常に激しい雨、
 東日本は、24日明け方から夕方にかけて、
   局地的に太平洋側では1時間に40から50ミリの激しい雨、
       日本海側では1時間に20から30ミリの強い雨、
 北日本では、24日昼前から夜遅くにかけて、
   局地的に1時間に30ミリ前後の激しい雨
 のおそれがあります。
 24日18時までの24時間に予想される降水量は、いずれも多い所で
  四国太平洋側・東海地方     250ミリ
  北海道地方太平洋側       200ミリ
  近畿地方南部          180ミリ
  関東甲信地方          150ミリ
  近畿地方中部・東北地方太平洋側 120ミリ
 の見込みです。
 河川の急な増水やはん濫、低地の浸水、土砂災害に警戒してください。
 また、落雷、竜巻などの激しい突風にも注意が必要です。
[補足事項]
 地元気象台が発表する警報、注意報、気象情報に留意してください。
 次の「大雨と雷及び突風に関する全般気象情報」は24日5時頃に発表す
る予定です。


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屋島丸台風と嫁威し肉付の面

1933年10月20日04時ごろ,台風が中心気圧725mmHg以下の勢力で鹿児島県枕崎の東に上陸,07時に宮崎の西方,08時に愛媛県を通過,12時には瀬戸内海を横断し神戸と岡山の間に達しました。その後,14時ごろ若狭湾付近,16時ごろ金沢付近を通過して,18時には能登半島と佐渡の間に抜けました。

20日07時50分,定刻よりやや遅れて高松を出港して神戸に向かった大阪商船別府航路の旅客船「屋島丸」(946トン)がこの台風に遭遇,13時05分に須磨沖で沈没,旅客41人及び船員26人計67人が死亡し,旅客2人が行方不明になりました。

この沈没で,名工春日の作になる嫁威し肉付の面《よめおどしにくづきのめん》も海の藻屑と消えました。

「嫁威し肉付の面」には次のような伝説があるそうです。(あそびーのマガジン(2008年)特集1|あそびーのフクイより)

信心深い十楽(じゅうらく)村の「お清」は夫に先立たれ、毎夜毎夜、吉崎御坊に弔(とむら)いのため通っていました。
村人の評判も良く、それを苦々しく思っていた姑の「おもと」は、お清を懲らしめようと家に伝わる鬼の面を被り、お清を夜道で待ち伏せします。しかし、お清は動じることなく、「南無阿弥陀仏」を唱えながら立ち去っていきました。慌てて家に帰った姑は面を取ろうとしますが、面は顔に張り付いてどうしても取れません。
家に帰ったお清は驚き、姑に念仏を唱えるよう勧めます。おもとが「南無阿弥陀仏」を唱えると面が落ち、その後は「おもと」も熱心な門徒になりました。

いろんなサイトを見ていると,屋島丸の沈没によって海の藻屑と消えたはずの嫁威し肉付の面が,なぜか今もあるみたいです。どちらかがマガイモノなのか,もともと複数あったのか,どうなのでしょう?

ついでですが,ある英国人女性を救助した功績により,のちに2人の日本人が英国皇帝ジョージ5世から銀牌を贈られました。

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台風19号が四国に上陸

1987年10月17日00時ごろ,台風19号が高知県室戸市付近に上陸しました。

台風はその後,四国の東部を北北東に進み,同日04時すぎ兵庫県明石市付近に再上陸,07時ごろに日本海に抜けました。さらに能登半島を通過後,同日18時すぎ青森・秋田県境付近に3度目の上陸,21時すぎにむつ市付近で温帯低気圧に変わりました。

この台風の影響で,広い範囲に強風が吹き,また四国,紀伊半島東部,鳥取県では大雨が降り,西日本を中心に死者9人,建物全壊24棟,同半壊・一部損壊194棟,床上浸水4670棟,床下浸水20266棟などの被害が出ました。

この年は9月まで台風の上陸がなく,前年は1つも上陸しなかったため,1985年8月31日に上陸した13号以来,約2年2か月ぶりの台風上陸となりました。

ちなみに,どこかの国で今年の9月,なりたての総理大臣が,

台風はまだ一度も本土に上陸しておりません。こんなことは過去に例がない。

などと大ウソをホザいた件については,能天気Express~新世界版~  アッソ~のウッソ~をご覧下さい。

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あしたのジョー,盗難に遭う

1980年10月14日,前日に放送がはじまったばかりの「あしたのジョー2」の原画1万3000枚が盗まれたと,東京ムービー本社から杉並署に届け出がありました。

ちなみに,アニメの「あしたのジョー」も「あしたのジョー2」も,原作マンガの「あしたのジョー」も,まったくといっていいほどまともに見たことはありません。あしからず……。アニメの主題歌は歌えますが(爆)

なお,同じ新聞紙面上では,劇作家の田中澄江さんがパンパカしかけたと報じられています。

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