今日の土曜ワイド劇場はタクシードライバーの推理日誌35

【注意!!】私基準ではネタバレはありませんが,未放送のドラマのストーリーをほんのわずかでも知りたくない人は放送が終わるまで読まないでください。

今日の土曜ワイド劇場はタクシードライバーの推理日誌35。サブタイトルは分かれ道の乗客 瀬戸内尾道~“道の駅”連続殺人!!

1992年の第1作から約22年半。よく続いています。なによりスゴいのはレギュラーがほとんど変わっていないこと。土曜ワイド劇場でもっとも長いシリーズは十津川警部の西村京太郎トラベルミステリーですが,レギュラーがゴッソリ変わってしまっているため(ついでにテーマ曲も変わった),もはや単一のシリーズといえません。それを考えると,土曜ワイド劇場最長のシリーズといっていいでしょう。ただし,作品数のもっとも多いシリーズではないことは今日の土曜ワイド劇場は法医学教室の事件ファイル38 | Notenki Express 2014のとおりです。

最近では“2番目に乗せた女性客”(最初の乗客は背景を説明するためなので,実質的には最初の女性客)が犯人というパターンが定着しており,第1作がそうだったためずうっとそうだと思っていたのですが,チャンネル銀河で過去のシリーズを見てビックリしました。

例えば,第4作では“女性客”ではなく男性客でしたし,第5作では“女性客”は殺人には関与しておらず,第6作では犯人は“女性客”の従姉,第12作ではそもそも“女性客”を乗せておらず,第16作では“女性客”は最初の被害者になりました。

今のようなパターンが定着したのは少なくとも第17作以降です。

タクシードライバーの推理日誌35のあらすじ

テレビ朝日|土曜ワイド劇場より引用:

タクシードライバーの夜明日出夫(渡瀬恒彦)は、元警視庁の敏腕刑事。ある夜、都内の路上でひとりの女性を乗せた夜明は、後部座席の彼女から「私を覚えていらっしゃいませんか?」と声をかけられて驚く。
その乗客こそ、かつて夜明が捜査を担当した殺人事件の被害者の娘・小村真希子(釈由美子)だった。2人が出会ったのは20年前、東京・大田区の住宅に空き巣に入った男が、住人の小村宏夫(本城丸裕)と鉢合わせし、刺殺した事件――。当時17歳だった真希子は2階に隠れていて無事だったが、唯一の家族である父が刺されるのを娘が目撃した…という、痛ましいものだった。その後、真希子の証言により、窃盗の前科を持つ沼田令次(川野太郎)の逮捕に至ったが、20年の時を超えた偶然の再会に、夜明は深い感慨を覚える。

翌朝、都内の公園でケーキ店経営者の妻・谷本久江(クノ真季子)の刺殺体が見つかった。臨場した東山刑事(風見しんご)は、被害者の顔を見てがく然とする。久江は、かつて沼田と同棲していた女だったのだ。20年前の事件は当時、捜査一課に配属されたばかりだった東山にとっても、忘れられないヤマだった…。調べると沼田は先月、刑期を終えて出所したばかりとわかり、東山たちは沼田の行方を追う。

一方、夜明が勤務するタクシー会社の営業所を真希子が突然、訪ねてきた。なんと広島・尾道まで、夜明の運転で送ってほしいという。3年前、颯爽と文壇デビューし一躍人気作家となった真希子は元々、尾道の向島(むかいしま)の出身で、今回の旅は尾道市内にある両親の墓参りと取材を兼ねたものだと話す。編集者・鴻上浩(河相我聞)も途中の“道の駅”で同乗、夜明は2人を宿泊先まで送り届けた。
ところが翌日、帰京する直前に道の駅に立ち寄った夜明は、東山たちに遭遇しビックリする。東山によると、久江殺しで沼田を追っていたところ、この道の駅の駐車場で沼田が死体となって発見されたという。東山は、沼田に恨みを抱く真希子の犯行を疑うが、沼田の死亡推定時刻、彼女には夜明の運転するタクシーに乗っていたという確かなアリバイがあった。
そんな中、夜明は、沼田が刑務所仲間に「20年前の事件には共犯者がいた」ともらしていたことを知る。当時、共犯者の存在を疑う要素は何もなかったはずだ…。もしや20年前の捜査に見落としがあったのか…!? 夜明が苦悩する中、また新たな事件が起きて…!?

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サツキとメイ,トトロに会う

1952年6月23日,雨の中,サツキとメイがバス停でトトロに会いました。

6月23日というのは小学校の黒板に書いてありますが,問題は1952年のほうです。実は1952年とするにはかなり矛盾もあるのです。

お母さんが入院している病室のカレンダーがたびたび映ることがあり,それによると8月1日が金曜日になっています。また,同じことですが,7月1日が火曜日になっています。8月1日が金曜日になるのは 1947年,1952年,1958年といったところなので(今年も8月1日が金曜日です),1952年とするのがもっとも妥当だと思います。1958年の可能性が消えるのは,当時のデータを見ると1958年6月23日に雨が降ったとは考えられないからです。

ところが,となりのトトロの世界が1952年だとすると,6月23日は月曜日になります。しかし,黒板には

6月23日(水)

とハッキリ書かれています(原文はタテ書き)。この矛盾は説明がつきません。
日直が間違えて書いたのだろう……ということで(カレンダーはウソつかない(笑)),スッキリはしないのですが,σ(^^;)は1952年ということにしています。1952年説を唱えているのはおそらくσ(^^;)ひとりでしょう。1958年と考えている人が多いようです。

ちなみに,他の解決策がないことはありません。7月23日の間違いとすることです。かなり無理がありますが。このあたりは7月11日に予定されている放送を見てから考えることにしましょう。

ところでこの日(6月23日),ダイナ台風が紀伊半島に上陸しています。その影響もあって東京では39.8mmの雨が降りました。

そしてお父さんの帰りが遅くなったいいわけ。

電車が遅れてね,バスに間に合わなかったんだ。

もうおわかりでしょう。大雨の影響で電車が遅れたのです(ナットク(笑))

さらに,ダイナ台風は東京の真上を通過していきましたが,その実体はトトロが乗ったねこバスだったのかも知れません(笑)

※この記事はサツキとメイ,トトロに会う | 能天気Express Hyperを一部書き直したものです。

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252 ネタバレあり episode 0

252 ネタバレあり | Notenki Express 20141でレビューした爆笑映画「252 生存者あり」には,公開前日にテレビで放送された「252 生存者あり episode0」というスピンオフドラマがあります。

録画し忘れて見ることができず,今年の3月に日本映画専門チャンネルで放送されたときに録画しておいたのですが,震災のゴタゴタでほったらかしてありました。ちなみに,録画したのは3月6日で,たしか2回目以降の放送は中止になったはずです。

それで,昨日は土曜ワイド劇場がなかったので2,DVDを引っ張り出して見てみました。

ドラマの中では語られていないのですが3,映画(2008年)の2年前が舞台のようです。

兵庫県南部地震で両親を失った早川勇作と,新潟県中越地震で倒壊した家屋に閉じ込められ4第8方面本部ハイパーレスキュー隊の篠原兄弟に救助された経験をもつ西村純が主役です。2人の対立軸を中心に展開するあたり,最初の「海猿」やいまテレ朝で放送中の「陽はまた昇る」と似ています。さらに最後のほうで規則を破って訓練生を救助に向かわせるところなど,「海猿」とまったく同じです。

とまあ,設定はありがちですが,よくまとまっていて本編の「252 生存者あり」よりはるかにおもしろいです。

ドラマの後半,飯田橋駅近くにあるCANAL CAFE5で地震雲を見たと気象庁に電話をかける頭のおかしいねーちゃんが,本編映画ではなぜか気象庁本庁の予報部に勤務していて,いろいろ出しゃばって救出活動を引っかき回すことになります。

※2015/09/11(Fri) リンク先を変更しました。

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  1. “巨大台風直撃”が9月16日なのでそれに合わせて書き換える予定です。 
  2. 「砂の器」とかいうのが放送されましたが,清張モノはつまらないと相場が決まっているのではじめから見る気なし。 
  3. ドラマの中のポスターなどを見ればわかるようにはなっている。 
  4. このときのショックで「狭いよ,暗いよ,恐いよ」の面堂終太郎のようなトラウマが残っている。 
  5. よくドラマのロケに使われるが,料金高め,味は?? 

風が吹き荒れ 屋根が飛ぶ

4年前の今日,2004年12月5日,東京で最大瞬間風速40.2m/sが観測されました。12月では歴代1位,通年でも歴代2位の記録です。

今日は4年前ほどではありませんが,サハリン付近を通過する低気圧に向かって南よりの強い風が吹いています。

ところで,その昔「緊急指令10-4・10-10」(きんきゅうしれいテンフォーテンテン)という特撮ドラマがありました。主題歌がすばらしい。

嵐の中で ただひとり
風が吹き荒れ 屋根が飛ぶ

屋根が飛ぶって?!……めったに聞かれない歌詞です。

2番は

吹雪の中で ただひとり
風が吹き荒れ 屋根が飛ぶ

3番は

瓦礫の中で ただひとり
息が苦しい 目がくらむ

いただけないのは

緊急連絡 テン・スリー・フォー
(テン・フォー テン・フォー 了解!)

というフレーズ。“テン・フォー”は“了解”の意味であるため,“テン・フォー 了解!”というのは不自然です。ドラマの中でも使われていて,違和感がありました。

映画「252 生存者あり」の予告編でもレスキュー隊員が「252! 生存者あり~!!」と叫んでいるシーンがありますが,はっきりいってシラケます。

ちなみに,“252”は本来は生存者ありという意味ではなく,要救助者(逃げ遅れ)という意味です。“生存”しているとは限りません。「252は852。体幹轢断」とか「252は852。高度脳実質脱出」なんてたまに聞きます。

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1964年10月10日の雷雨

1964年10月10日,東京五輪開会式が行なわれました。

開会式が10月10日に決まった経緯については,この日が晴れの特異日だったからとする俗説がいまだに語られることがありますが,それがデタラメだという件については10月10日は晴れの特異日ではなかった | Notenki Express 2014をご覧下さい。

簡単にいうと,10月10日を開会式とする案はもともとは存在しなかった,それどころか10月開催という案すらはじめは存在しなかった――ということです。

さて,その1964年10月10日,北出清五郎アナウンサーの「世界中の青空を集めてきました」というようなアナウンスのとおり,国立競技場の上空には抜けるような青空が広がりました。気象庁の公式記録である「気象要覧」にも次のように記述されています。

特に10日のオリンピック開会式当日は,前日までぐずついていた天気も一挙に快晴に逆転し,奇跡的ともいわれるほどの最上の五輪日和になった。

ところがこの日,ちょうど日本選手団の入場行進が行なわれていたころ,世田谷の一部で落雷があったという記録があります。

その記録自体は手元にないのですが,

昭和39年10月10日,世田谷地方は一瞬,集中的な雷雨に見舞われ,お宅の前のトランスに落雷,付近一帯は午後2時30分から3時まで停電。当時の東京電力の記録です。

と橘警部が読み上げています。

えっ,橘警部? 橘警部って……???

はい,そうです。これはフィクションであり,実在の人物・事件等とは何の関係もありません。1985年10月10日に放送された「特捜最前線スペシャル 疑惑のXデー・爆破予告1010!」に出てくる話です。

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ジャンプ団体の忘れられた過去!?

1994年2月22日,リレハンメル冬季五輪のジャンプ団体,「途中で落ちてしまったぁ~!!」(工藤アナ)の原田の失敗ジャンプばかりが有名になっていますが,この中継の最中にNHKが大失態をやらかしたことをおぼえている人は今ではあまりいないでしょう。

かくいうσ(^^;)もすっかり忘れていたのですが,去年,別用でパソコン通信の某ネットの古いログを見ていて思い出しました。

その某ネットでのσ(^^;)の書き込み:


71     DEN186 94/02/22 21:23   171 やいNHKその2
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    BSが止まっているぞ!!

    WOWOWは映っているみたいだが。

    せっかくいいところなのに。

                                                              Kink

なんと,中継の最中,BSの電波が止まってしまったのです。しばらくして別のチャンネルで復帰し,原田のジャンプは電波に乗りましたが,大事なときにやってはいけない大失態でした。

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