「252 生存者あり」を見てきました。
いやあ,予想以上にツッコミどころ満載で楽しめました。
まず,設定ミスと思われる点から。首都圏直下地震でどうして小笠原付近からメタンハイドレートが湧出するんでしょう? もしかするとσ(^^;)の状況把握が間違っているのかな?
それと海水温上昇との因果関係も不明。さらにいえば,台風の“巨大化”との因果関係はもっと不明です。
次に,なんといってもあの高潮でしょう。あの高潮は変です。津波ならありえますが,高潮はあんなに急激にやってくるものではないでしょう。それに,あれだけの高潮ならいわゆる東京低地全体が水に浸かってもおかしくないはずで,そうするとゼロメートル地帯は水の底,死者・不明1300人なんてケタが2~3ケタは違うでしょう。新橋でたった5人にかまけている場合ではないはず。
しかも,台風がまだ去ってもいないのに潮が引いていったぞ。
この台風もナゾです。かつてない規模の台風の割には吹き返しがはじまってからずいぶん早く風が収まりました。あれなら眼の通過時に無理して救助に向かうことはなかったのに。
なお,中心気圧870hPaの台風というのはかつてない規模の台風というわけではなく,1979年の20号TIPが同じ気圧を記録しています。場所はかなり違いますが。
仙崎大輔……じゃなかった篠原祐司が地中から出てくる最後のシーンは爆笑モノでした。σ(^^;)は爆笑を通り越してシラケましたが。
ツッコミどころが多すぎておぼえきれないので,あとはおぼえていることを箇条書きで。
- スローモーがけっこうウザい。時間稼ぎか,と思ってしまう。稼いでどうなるものでもないでしょうけど。
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あの女の子(篠原しおりちゃん。けっこうかわいい),トラウマで一生地下鉄には乗れないでしょう。
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気象庁の女性職員(海野咲。パンフレットには“気象予報士”となっていますが,法律上,気象予報士にはあの業務はできません),出しゃばりすぎ。というよりジャマなだけで何の役にも立っていない。それにどうやって新橋まで行ったんだ? ノートパソコン抱えて。ネットのインフラは生きていたのか?
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気象庁の予想はしょせんハズれるんですね(笑)
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生存を知らせるために「2, 5, 2」ってたたく必要があったのでしょうか? なにがしかたたいていれば伝わるでしょうに。もしなんかの間違いで「8, 5, 2」ってたたいていたら,「252は852。救助の要なし」となったのでしょうか?(笑)
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あのキムチ姉ちゃん,キムチである必然性があるのか?
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ルー大柴は何のために出てきたんだ? 累々たる死体のひとつになったのであれば,それはそれで意味があるかもしれないけれど。