台風15号列伝(2)

1961年の台風15号は8月15日21時,硫黄島の西方海上で発生しました。少し発達しながら北~北西に進み,宮崎上陸は時間の問題と思われましたが,宮崎市に接近するころから急速に衰え,上陸する前に弱い熱帯低気圧(死語)になりました。

最近ではまずお目にかかれない新聞記事。

ごく弱い台風とはいえ,まともに上陸すれば油断はできぬと警戒していた気象庁もいささか拍子抜けの形だった。(1961.08.18 朝日朝刊)

最近はほとんどワンパターンの記事しか見ないだけに,新鮮に映ります。