新聞の見出しから(8月22日)

  • 又も朝鮮大水害 二箇村殆ど全滅して警官數名が行方不明 (1922年 東京朝日)
  • 母親の洋子が犯行自供 茶箱づめ少女殺人 “手で絞め殺した” 愛人が通報,公園で逮捕 死体と三日間寝る 愛人に捨てられるのを心配し凶行 (1960年 朝日)
  • 帰宅の足,大混乱 中央線武蔵小金井駅 回送車,ホームへ傾く (1964年 朝日)
  • 台風14号は広島に上陸 台風12号が復活 (1990年 朝日)
  • 新たに114頭感染 馬インフルエンザ,金沢競馬で全頭検査 所属の2割超す (2007年 北国新聞)

新聞の見出しから(8月21日)

  • 雨乞に死者の首 恐しい朝鮮人の迷信 (1922年 東京朝日)
  • 九州の大暴風 佐賀で民家倒壊堤防決潰 長崎縣一帶の大被害 佐世保軍港も大波濤 (1924年 東京朝日)
  • 台風 「余波」の威力も恐ろしい 現状では完全予測できぬ (1954年 朝日)
  • 14号 異常コースを進む 気象庁 予報もズレの連続 (1960年 朝日)
  • ありがとう 天からの雨 東京の雨量,本年最高 消える ダムのヒビ 小河内,水位ぐんぐん (1964年 毎日)

新聞の見出しから(8月20日)

  • 高知宿毛の街頭 死屍累々 夜半濁水に没せる全町民の阿鼻叫喚 現世の終末を見る如く 判明せる死者七十餘名 (1920年 東京朝日)
  • 九月一日を白粉,酒なしデー ポスターで宣傳する (1924年 東京朝日)
  • 一日に八人が殺されている=警察庁で上半期の犯罪白書発表= めだつ凶悪犯の急増 アプレ型の成長 青年層に多い (1954年 朝日)
  • 東京サバクに干天の慈雨 水源地帯うるおす 炎暑記録29日でストップ 10ミリ以上の雨は42日ぶり (1964年 毎日)
  • 惜しむ夏 水辺に悲報 台風でうねり高く (1990年 朝日)

手が抜けなかったり,“流す”ものが“流され”たり

2009年8月20日付下野新聞より:

便器から手が抜けず電車停車 JR矢板駅
 19日午後8時40分ごろ、JR宇都宮線黒磯行き下り普通電車内で「車内のトイレの便器に携帯電話を落とした男性(57)が、取り出そうと手を入れたところ、抜けなくなった」と、JRから119番があった。電車は矢板駅で一時停車。男性は約15分後にレスキュー隊に救出された。

 塩谷地区消防本部によると、男性は和式トイレにかがんだまま、便器の奥まで手を入れていたという。便器を取り外すなどして救助した。乗客約150人は、後続の電車に乗り換えた。

ヲイヲイ,おっさんよ,んなもの拾い上げたってどうせ使いモノにならないだろうに。メ~ワクな話です,まったく。

気分を変えるつもりで(?),翌日8月21日付の同紙:

「流す」ものが「流された」 大雨で仮設トイレ流出 花火翌日、小山の思川
 小山市は20日、9日に開いた「おやまサマーフェスティバル」花火大会に伴い思川河川敷に設置した仮設トイレ56基すべてが、翌10日午前中に思川の急激な増水で流出したと市議会に報告した。19日までに36基を発見、うち10基を回収したが、20基ほどが見つかっていないという。

 トイレはレンタルで、10日午前中にくみ取り作業を行い、同日午後撤去する予定だった。しかし台風9号の接近で県北を中心に激しい雨に見舞われ、思川も朝から急激に水位が上昇。作業車が河川敷に入れず、56基すべてが流されてしまった。

 市は、思川を管理する県、利根川上流河川事務所、同下流河川事務所や関係漁協を訪れて報告。関係機関の協力も得て、これまでに36基と部品10個ほどを発見した。このうち21基は茨城県取手市以南の下流域で見つかったという。20日から専門業者による船からの回収作業を下流域で始めており、新たな発見にも期待している。

 市は「58回の歴史の中で初めて。今後必要に応じて夜中でも撤去できるような態勢を整えたい」と言う。環境への影響は「水量が多かったため、ほとんどないのではないか」としている。

 市によると、同様のトイレは新品で約40万円ほど。トイレや回収費用の弁償・補償はレンタル業者の試算を受けた上で協議する。

2日連続で臭そうなネタを扱うとは,この新聞はこういう話が好きなのでしょうか?!

新聞の見出しから(8月19日)

  • また暑くなる この冷氣は颱風の爲 奄美大島にうろつく颱風 (1924年 東京朝日)
  • 西日本またも豪雨禍 浸水家屋10万余 死者九一,行方不明一五五 雨量は八六五ミリ (1849年 朝日)
  • また女子三人切らる 逗子海岸 (1953年 朝日)
  • 台風五号,高知へ上陸 阪神―中部通過か 今夕,風速衰え北関東へ? (1954年 朝日)
  • 「いや面目ない」黒星一週間 気象庁 小さな熱低甘くみた… (1977年 朝日)

新聞の見出しから(8月18日)

  • 村民九百名 堰を破らんとす 狩野川治水工事未着手が原因で 水害を受けた靜岡の両郡 (1920年 東京朝日)
  • 颱風百五十時間 吹き續けて漸く歇む 沖縄地方でも稀有の例 (1924年 東京朝日)
  • 東北線に“第二の三鷹事件” 旅客列車が轉覆 三名死亡 集團的犯行か (1949年 朝日)
  • 五木村の豪雨禍甚大 住家など62戸流失 道路・電話線ズタズタ 山津波の恐れも 安否気づかわれる樅木 (1963年 熊日)
  • 暗夜,土佐市内へ濁流 台風通過後,ドカ雨被害 高知県 仁淀川決壊,七人不明 一万五千人に避難命令 (1975年 朝日)

新聞の見出しから(8月17日)

  • 連日の豪雨に各地出水 中央線石和駅 浸水で列車不通 阿武隈川の出水 沿岸の浸水三百戸 濃尾の大洪水 被害一千万円 最もひどい瀬戸町 (1925年 東京朝日)
  • 台風,全九州に猛威 通信線各地で断たる 関門トンネル一時不通 雨量三五〇ミリ 台風,ようやく衰う (1949年 朝日)
  • 城北地方に再び集中豪雨 杖立温泉郷も浸水 県下で三千五百戸に (1963年 熊日)
  • 雨の中悲しみの合同葬 涙にくれる学友 まだ帰らぬ二人の遺影も飾って 青島 (1966年 宮崎日日新聞)
  • Uターンに台風追い打ち フェリー待ち徹夜 高松 欠航恐れる車の列 食糧買い込み持久戦の構え 高知市民 (1975年 朝日)

新聞の見出しから(8月16日)

  • 東京へ雨を運ぶ ヤツプ島に現はれた颱風 うまく来て呉れゝば好い (1923年 東京朝日)
  • この晴れも束の間 又も雨か風かの襲來 動き出した問題の低氣壓と首つ引する氣象臺 レコードを破つた昨夜來の雨量 豪雨の爲に鐡道の被害 東海道線は大遅延し 中央線未開通 (1925年 東京朝日)
  • 南九州,三たび豪雨 ジュディス台風 氣遣われる早場米 (1949年 朝日)
  • 片瀬でまたモモ切り 花火見物の三女性襲わる (1953年 毎日)
  • また四人モモを切らる 片瀬東浜で (1954年 毎日)

新聞の見出しから(8月15日)

  • 小野訓導の父病死 我子の溺死から病重る (1922年 東京朝日)
  • 北鮮大洪水 鴨緑江の増水二十二尺 死傷者多し (1923年 東京朝日)
  • 片瀬にまたモモ切り (1954年 毎日)
  • 東京への雨は望めず アベック台風 14号,鳥島を通る (1954年 毎日)
  • 9人,濁流にのまれる 青井岳キャンプ場で 青島中の先生,女生徒 五人死に四人不明 中州に孤立 救出できず (1966年 宮崎日日新聞)

新聞の見出しから(8月14日)

  • 颱風で汽船沈没し四十五名行方不明となる 那覇を距る二十海里沖にて 漂流者僅かに一名のみ (1921年 東京朝日)
  • 颱風 本土を狙ふか 今夏最大 廿日前後十分ご注意 (1946年 読売)
  • 催涙弾で鎮圧 三名負傷 宇都宮競輪騒ぐ (1950年 朝日)
  • 泥水の中,八時間 守り続けた揚水ポンプ 台風禍の高知で水道課員八人 (1963年 朝日)
  • 郷里は水害,列車は満員 帰省客はふんだりけったり 着席券できても半分立ちんぼ 奥羽線の復旧難航 大鰐駅の鉄橋“宙づり” (1966年 読売)