平城山を越えた女

05/10の金曜プレステージ浅見光彦シリーズ47「平城山を越えた女」が放送されました。

原作は1990年10月に出版された作品で,どうしてこんな古い作品を放送したんでしょうねえ?

この作品は1943年に起こった香薬師仏盗難事件がそもそもの事件の発端であるため,20年ばかり時間をシフトさせて盗難は1963年に起こったことになっています。フィクションなのでそれはそれでいいのですが,1か所致命的ともいえる矛盾がありました。浅見家にある仏像事典はお父さまが戦前に買ったそうですが,そうすると雪絵お母さまは現在いったい何歳なんでしょう?

時間の経過がストーリーに影響がないなら,どんなに古い作品を放送してもかまわないかもしれませんけどね。

なお,TBS月曜の浅見光彦シリーズのカオスな時間軸に比べれば,この程度の矛盾はまだマシです。