1935年5月3日付福島民報より:
豬苗代町龜ヶ城の櫻花は今が見頃の三十日午前十時頃から,雪が降り出し地方民を驚したが翌一日午前三時頃から雪となり人々が目覺めた頃には木と言ふ木にみな花が咲き,どれが花やら雪やらまつたく見當つかな風景が描き出され午前中ずうつと牡丹の樣な雪が降り續き午後にない猛烈な吹雪と化し櫻花と雪とが入り亂れて飛ぶ有樣は美麗なうちに淒みをおびて一寸形容の出來ない風景であつた
ちなみに,亀ヶ城は猪苗代観光協会 猪苗代・磐梯を遊ぶ 史跡によると,
磐梯山南麓の泥流地形突端部に築かれた平山城で、中世この地を支配した猪苗代氏代々の居城でした。戊辰戦争によって建物等は焼失してしまいましたが、明治時代に整備され今ではお城山公園と呼ばれて町民の憩いの場になっています。頂上に米国アラメダ海軍航空隊基地協会より日米友好の証として寄贈された野口英世の胸像があります。
とのことです。