古都の旅 ~昭和のうた~

1980年1~3月にTBS系列で放送された花王愛の劇場「古都」の主題歌。作詞:木下龍太郎,作曲:平尾昌晃,歌:芹洋子

(京都)北山の美しい自然を彷彿とさせるような,ゆったりとしたいい曲です。でも,紹介しようにも動画がない……。以前はあったんですけどね。うたまっぷなどの歌詞サイトにもありません。ただ,この曲が収録されている芹洋子さんのベストアルバムがありますので,興味のあるかたはそちらでお聞きください。公立図書館にあったりすることもあります。

『古都』は川端康成の小説で,何度も映画化やドラマ化がされていて,そのひとつが花王愛の劇場の「古都」です。主演は岡江久美子さんで,双子の姉妹,佐田千重子・苗子の2役でした。もちろん若いです。

10数年前にホームドラマチャンネルでたまたま観たのですが,ドラマ自体が面白かったかといえば,とくに面白いわけではなかったです。それでもなんとなく見続けていたのは「古都の旅」のおかげだったような感じです。

ホームドラマチャンネルで「古都」を見た2,3年後,土曜ワイド劇場をつぶしてドラマスペシャル「古都」が放送されました。主演は上戸彩。今となってはほとんどおぼえいませんが,たまたまmixi日記に感想的なものを書いてあるので,引用しておきます。花王愛の劇場版や「古都の旅」にもちょっと触れています。

今日の「土曜ワイド劇場」は何だろうと思っていたら,今日はドラマスペシャルとやらで中止,「古都」をやっていました。あの主演女優には無理があると思いつつ,最後まで見てしまいました(笑)

「古都」といえば,大昔,岡江久美子主演の連続ドラマがありました。もちろんσ(^^;)はそのときに見たわけではなく,つい2~3年前スカパー!のホームドラマチャンネルで見たのですが,今日の“上戸古都”はそれとは別ものといっていいほどストーリーが違っていました。原作にはどちらが近いのかは知りませんが。読む気もないし(笑)

昔の“岡江古都”は波瀾万丈の末にハッピーエンドで終わるというストーリーでした。ただ,今のドラマにはないゆったり感がありました。連続と単発を比較してもしょうがないかも知れませんが,σ(^^;)的には“岡江古都”のほうがよかったと思います。

ちなみに,“岡江古都”は芹洋子さんの「古都の旅」というテーマソングが絶品でした。

にほんブログ村 テレビブログ 推理・サスペンスドラマへ

第1回いわてみちのく馬検定 (2011年)

2011年2月11日,第1回いわてみちのく馬検定が行われました。

岩手日報のWebニュースより:

馬博士目指し170人が挑戦 盛岡、奥州で検定

 ご当地検定の第1回いわてみちのく馬検定(県南広域振興局主催)は11日、盛岡市と奥州市を会場に行われ、受検者は「みちのく馬博士」を目指して解答用紙に向かった。

 馬全般を扱ったご当地検定は例がなく、受検者は2会場合わせて170人。北海道から神奈川県までの11歳から82歳が全50問の4択式に挑んだ。100点満点の70点以上が合格となる。

 奥州市水沢区横町の商業ビル・メイプルでは79人が受検した。「日本在来馬のルーツは」「春の駒ケ岳に馬形に雪が残ると里では何のしるしとされるか」「メイセイオペラ号が制した中央GⅠレースは」など歴史や民俗風習、競馬をテーマとした問題に、受検者は時折首をかしげながら鉛筆を走らせた。

 最高齢受検者だった奥州市前沢区三日町の今野昌(しょう)さん(82)は「何でも興味を持って学ぶのは健康にもいい。悩ましい問題もあったが、勉強の成果を出せた」と手応えを感じていた。

 合格者は21日に発表予定で、合格証と馬をかたどった鋳物鍋敷きが贈られる。

(2011/02/12)

当時,エフエム岩手で勝ちそー研究室といういわて競馬の番組が放送されていました。番組レギュラーの3人か受験に行き,そのときの話題が試験日当日の夜に放送された回で話されていました。

合格発表は同じ月の21日に行われました。「いわてみちのく馬検定」で合格者発表-合格者は90%以上に – 盛岡経済新聞より:

「いわてみちのく馬検定」で合格者発表-合格者は90%以上に

 「いわてみちのく馬検定」で1回目の合格者が2月21日、発表された。

 奥州市のメイプル(水沢区)と盛岡市のアイーナ(盛岡駅西通)の2会場で、今月11日に試験が行われた同検定。岩手県南広域振興局などが、明治時代から軍馬の産地として栄えた岩手の馬事文化を見直す事業として実施した。

 出題数は45分間で50問。内容は馬に関する一般問題から、東北地域と馬、チャグチャグ馬コに関するものまで多岐にわたった。

 100点満点中、70点以上が合格で、両会場で170人の受験者中160人が合格。94%を超える高い合格率となった。合格者の中で満点だったのは5人。最年少は盛岡会場で受験した11歳で、最高齢は奥州会場の82歳だった。

 同局企画推進課の担当者は「決して簡単な問題ではなかったのにもかかわらず、高い合格率になったのは驚き。事前に販売されたテキスト本をしっかり勉強してくれた結果では」と話している。

私は第2回を受けようと思っていたのですが,試験からちょうど1か月後にあんなことが起こるとは……。いつになってもいいので,第2回が行われることを願っています。

にほんブログ村 競馬ブログへ

多摩テック,9月末での閉園が決定 (2009年)

2009/02/07のasahi.com(=リンク切れ)より:

多摩テック、9月末で閉園 ホンダ系列の遊園地

2009年2月7日19時8分

 遊園地「多摩テック」(東京都日野市)が、9月30日を最後に営業をやめる。運営会社でホンダが100%出資するモビリティランドが7日、発表した。客足が落ち込んでいるためという。閉園後の跡地活用策は決まっていない。

 多摩テックは、自動車やオートバイが普及しつつあった61年に、「乗り物の楽しさを広める」との狙いで開園。子どもも乗れるゴーカートなどが売り物だった。97年には温泉施設もつくり、02年度は来場者が100万人に達した。だが少子化などでその後は低迷し、07年度は62万人に。モビリティランドは「時代が変化する中、役割を終えたと判断した」(広報)という。

 モビリティランドは鈴鹿サーキット(三重県鈴鹿市)、ツインリンクもてぎ(栃木県茂木町)も運営しており、ほとんどの従業員はこれらの施設へ配置転換する見通しという。

翌日のasahi.comにはこんな記事もあります。

ゆるい遊園地「多摩テック」 半世紀愛され9月閉鎖

2009年2月8日9時0分

 半世紀近く親しまれてきた東京都日野市の遊園地「多摩テック」が、9月末を限りに閉鎖されることになった。07年に併設された温浴施設「天然温泉クア・ガーデン」も同時に閉じる。跡地の利用方法は決まっていないという。発表された7日、来園者からは惜しむ声が聞かれた。

 この日、2歳の男の子を連れてきた府中市の会社員石塚正さん(35)は「初めて来たが、小さな子ども向けでいい遊園地だと思ったのに」。小学1年の長男と半年に1回来ているという川崎市多摩区の主婦伊藤玲子さん(38)は「ほかはジェットコースターなどの絶叫系ばかり。ここは落ち着いていて気に入っていたのに残念です」と話した。

 従業員らには前日の6日、閉鎖が伝えられたという。約140人の従業員は勤務1年未満の契約社員を除き、同じ「モビリティランド」(三重県鈴鹿市)が運営する三重県と栃木県の施設への転勤を打診する。

 同社役員の山下晋・事業企画室長は「48年の歴史を通じ、3世代に親しんでもらえた。ご愛顧に感謝したい」と話した。閉園前の3カ月間には感謝イベントを企画するという。

 多摩テックは1961年、ホンダグループが自動車・オートバイの普及を目的に開園した。広さ約10ヘクタールの丘陵地に、ゴーカートや観覧車など24種類の乗り物を備えているが、ここ数年は客足の減少が目立っていた。

近年閉園した首都圏の遊園地には多摩テックの他に谷津遊園(1982年),二子玉川園(1985年),向ヶ丘遊園(2002年)などがあります。最近ではとしまえんの閉園予定も伝えられています。

遊園地≑浦安ねずみ園というのもどうなんですかね?

そうそう,浦安ねずみ園といえば,

初デートで浦安ねずみ園を訪れたカップルは別れる!!

という“ジンクス”があります。お気をつけくださいませ(笑)

にほんブログ村 環境ブログ 天気・気象学へ

C.アギレラがスーパーボウルで国歌の歌詞を間違える (2011年)

ロイターのWebニュースより:

C・アギレラ、スーパーボウルの大舞台で国歌の歌詞間違える
ロイター 2月7日(月)16時43分配信

 [ダラス 6日 ロイター] 米プロフットボール(NFL)の年間王者を決めるスーパーボウルが6日開催され、試合に先立ち国歌を独唱した米歌手クリスティーナ・アギレラが、大舞台で歌詞を間違える失敗をした。

 この件に関してはインターネット上で若干批判も出ているが、ハーフタイムショーで米歌手ジャネット・ジャクソンの胸があらわになった2004年のときのような騒ぎにはなっていない。

 今年のハーフタイムショーでは、ヒップホップ・グループ「ブラック・アイド・ピーズ」が「アイ・ガッタ・フィーリング」や「ブン・ブン・パウ」などのヒット曲を披露したほか、ギタリストのスラッシュやR&B歌手のアッシャーも登場。

 会場のカウボーイズ・スタジアムは、試合とショーを見に来た約10万人の観客で埋め尽くされた。

今もリンクが生きているアギレラ、国歌斉唱で歌詞を間違えた!スーパーボウルの大舞台で緊張?ツイッター上では大騒ぎ – シネマトゥデイによると,次のような間違いだったようです。

まずは見事な歌い出しで国歌を斉唱し始めたアギレラだったが、歌の途中「O’er the ramparts we watched」と歌うべきところを、直前の歌詞「What so proudly we hailed ~」と混同してしまったようで、「What so proudly we watched」と歌ってしまった。歌詞を間違えた瞬間に、中継の映像は彼女から斉唱を聞く選手たちの表情を映す映像などに切り替わったが、特に騒ぎにもならず、その後斉唱自体は何事もなかったように続いた。そして、アギレラが歌い終わると、歌詞の間違いはあったとはいえ、その圧倒的な歌唱力とパフォーマンスに対する惜しみない歓声と鳴りやまない拍手に会場は包まれ、大盛況の中無事終了したという。

ちなみに,最初に引用した記事の中にある「ハーフタイムショーで米歌手ジャネット・ジャクソンの胸があらわになった」というのは,次のような事件です。

歌手の胸あらわ、真相調査へ スーパーボウルのショー

 米国のテレビ放映などを監視する米連邦通信委員会は2日、米プロフットボールリーグ(NFL)のスーパーボウル(1日)のハーフタイムショーに登場した歌手、ジャネット・ジャクソンの胸が一瞬あらわになった騒動について調査する意向を明らかにした。

 騒動はステージに立った歌手、ジャスティン・ティンバーレークが、ジャクソンの衣装を一部はがした時に起きた。ジャクソンはすぐに胸を隠したが、偶然に見せかけた演出だったとする疑惑も生じている。

 中継したCBSは「知らなかった」とし、NFLは「とても落胆している」と表明。またジャクソンは「(演技の)最後の場面をしくじった」と陳謝した。スーパーボウルの視聴率は41.3%だった。2日朝の各テレビ局はこぞってこの騒動を扱うなど、注目を集めている。

(02/03 12:54)
asahi.com

ググればいくらでも関連記事が出てきますので,興味のあるかたはググってみてください。

にほんブログ村 競馬ブログへ

不祥事により大相撲春場所中止へ (2011年)

nikkansports.com(=リンク切れ)より:

春場所中止へ…不祥事では初

 深刻さを増す八百長疑惑に揺れる日本相撲協会が、3月13日に大阪府立体育会館で開催する予定だった春場所を中止する方針を固めたことが5日、相撲協会関係者の話で明らかになった。
 疑惑を持たれた14人もの親方、力士に対する特別調査委員会の調査が長期化する点や、社会問題に発展した影響を考慮した。6日の臨時理事会で正式決定する。

 理事の1人は「こんな状況で場所を開けば混乱を招くだけで、各方面に迷惑がかかる。協会執行部は決断した。特別調査委の調査次第では5月の夏場所も微妙だと思う」と話した。

 中止となれば、戦争で被災した国技館修復の遅れを理由とした46年夏場所以来、65年ぶり2度目。不祥事による中止は初めてで、角界は非常事態を迎えた。

 6日の臨時理事会では、八百長行為を認めた竹縄親方(元幕内春日錦)、十両千代白鵬、三段目恵那司の3人を、賞罰規定で最も重く、過去に適用されたことがない除名処分とすることが濃厚となった。八百長を否定しながらも関与が決定的とみられる十両清瀬海ら数人の力士には、解雇処分ではなく、引退勧告が検討されている。

 相撲協会は八百長メール問題を受けて2日に開いた緊急理事会で1度は春場所開催の方向を確認。しかし疑惑の調査が終了しないまま開催するのは困難との意見が複数の理事から相次いだ。4日には放駒理事長(元大関魁傑)と春場所担当部長の北の湖理事(元横綱)らが協議し、6日のチケット販売開始延期を発表したばかりだった。

 [2011年2月5日19時23分]

中止を正式に決定したのは翌6日だったようです。

ちなみに,この年の初場所の番付・星取は次のとおりでした。(大相撲平成23年1月場所 – Wikipediaより)
Image from Gyazo

にほんブログ村 競馬ブログへ

明暦の大火と回向院,ついでに紅蓮次郎【修正版】

明暦三年一月十八日(グレゴリオ暦では1657年3月2日)午後1時ごろ,本妙寺付近から出火した炎は折りからの北西風に煽られて南東方向の湯島,神田方面に燃え広がり,湯島天神,神田明神を焼き,駿河台の大名屋敷を焼き尽くし,浅草から隅田川を越えて牛島新田(現在の墨田区)まで達し,翌十九日午前2時ごろにどうにか鎮火しましたが,午前11時ごろ新鷹匠町(現在の文京区小石川)から再び出火,東南東~南に燃え広がり,正午ごろ江戸城の天守閣が炎上,さらに増上寺付近まで焼いて,翌二十日の朝やっと鎮火しました。江戸市中の6割が焼失,死者は10万人以上といわれています。

両国にある回向院は,この火災の焼死者を葬ったのがはじまりとされ,

「有縁・無縁に関わらず、人・動物に関わらず、生あるすべてのものへの仏の慈悲を説くもの」として現在までも守られてきた当院の理念です。
開創 | 回向院 | 歴史の中で庶民と共に歩んできたお寺より

今ではペット供養でも有名です。犬の供養塔や

ネコの供養塔や,

小鳥の供養塔などもあります。その他,猫の恩返しの碑や鼠小僧の碑があったり,かわいいネコちゃんがいたりするのですが,話がそれたので明暦の大火に戻します。

出火原因については次のような伝説もあります。

麻布の質屋の娘・梅乃はお参りに行った本郷丸山の本妙寺でイケメン野郎に一目惚れ,そのイケメン野郎が着ていたのと同じ模様の振袖をつくらせて“夫婦遊び”をしたりしていましたが,ついに恋い焦がれて死んでしまいました。両親は本妙寺で葬儀を行ない,納棺の際その振袖を棺にかけてやりました。

お寺では慣習に従いその振袖を古着屋に売りました。ところが翌年の同じ日,その振袖がかけられた棺がお寺に運ばれてきました。お寺では慣習に従いその振袖を古着屋に売りました。ところがまたまた翌年の同じ日,その振袖がかけられた棺がお寺に運ばれてきました。

お寺でもいくらなんでも気味が悪くなったのか,明暦三年正月十八日,娘たちの親を施主として施餓鬼を行ないました。そして供養のために振袖に火をつけたところ,一陣の怪風とともに火のついた振袖が舞い上がり,火はみるみるうちに燃え広がったという……。

このため,明暦の大火は振袖火事ともよばれます。

この話は江戸時代の怖い話を扱った本などにのっていたりして,事実と思っている人もいるようですが,避難先のお寺でイケメンに一目惚れするあたりが八百屋お七の話とそっくりで,お七の話を真似してつくられたのだろう……というのが定説になっています。

写真は本妙寺があった付近のいまです。

出火元は実は本妙寺ではなく,となりの老中・阿部忠秋の下屋敷だったという話もあり,さらには浪人放火説,果ては老中・松平伊豆守黒幕説もあります。私的には阿部忠秋下屋敷出火説がしっくりしていたのですが,調べてみると阿部忠秋の下屋敷はとなりにはなかったようで,

最近は松平伊豆守黒幕説に傾いています。

上の地図はiOSアプリ今昔散歩より。明暦の大火のあとの地図なので,どの程度参考になるかはわかりません。

早い話が,出火元についてはいまだに不明になっているのです。そこで,そうです!! 火災調査官・紅蓮次郎の登場です!!

現在から明暦の時代に行くにはタイムマシンが必要です。それはドラえもんに借りましょう(もちろん今のドラえもんモドキではなく,大山のぶ代さんのほう)。犯人を逮捕するのは警察ですから,特命捜査課にも参加してもらいましょう。神代課長をはじめ故人も多いですが。故人でOKなら安浦刑事にも参加してほしいです。現在の特命である杉下警部と歴代の“相棒”が加わるのもいいかもしれません。「相棒」は見ていないのでどうでもいいですが,もともとは土曜ワイド劇場のシリーズでしたしね。

土曜ワイド劇場と同じくテレビ朝日(朝日放送)で放送された必殺シリーズでは,仕事人が元禄に現われて吉良上野介を討ったり,アメリカに渡ってインディアン・スー族を助けて第7騎兵隊を全滅させたり,果ては子孫が現在に現われたりしたくらいですから,紅蓮次郎や特命課が明暦の時代に現われても別に不思議はないでしょう。

そういえば,明暦は3代将軍家光の時代。家光といえば土曜ワイド劇場の前の時間帯に放送されていた将軍家光忍び旅があります。将軍さまみずから放火犯を成敗するというのもいいかもしれません。黒幕が松平伊豆守だと都合が悪いですが,将軍さまの側近を黒幕に仕立てた真犯人がいるという展開は,この手の時代劇ではよくあるパターンです。

[2020-01-18] 明暦の大火と回向院,ついでに紅蓮次郎 | Notenki Express 2014の画像のリンク切れを修正しただけです。

にほんブログ村 テレビブログ 推理・サスペンスドラマへ
にほんブログ村 環境ブログ 天気・気象学へ
にほんブログ村

春には花の下で ~昭和のうた~

春には花の下で」でググったらいきなりこんな動画が出てきたんですが,いったい何なんでしょう(笑)?

これから紹介しようとしている「春には花の下で」は,作詞:山川啓介,作曲:芥川也寸志,歌:五堂新太郎。1977年にワーナー・パイオニアから発売されました。

なんと,「天は我々を見放した……」で有名な映画「八甲田山」のイメージソングです。つまり上の動画とまんざら無関係ではありません。

イメージソングなので,映画のストーリーとは直接関係はありません。やるせない愛の心象を白い雪地獄に投影しているような歌です。

ただ,1番~2番はいいのですが,3番が気持ち悪いです。

おれの死ぬ日が もしも春なら
桜の下に 埋《うず》めておくれ
次の春には 花になって
おまえの髪に 落ちて行《ゆ》けるように
そっと大地に 帰って行《ゆ》こう

“もしも”つきではあるとしても,おまえに取り憑いてやるぞー!!と宣言しているようなもので,いわれたほうはたまらなく不気味だと思います。

桜の木の下に死体のまま埋まっていてくれよ……と思ってしまいます。

おそらく西行法師の有名なあの歌と梶井基次郎氏の『桜の樹の下には』へのオマージュと思われますが,ちょっとね……。しかも西行法師は反魂の秘術の使い手(?)でしたからね。

五堂新太郎さんは今ではほとんど知られていませんが,「八甲田山 オリジナル・サウンドトラック」の解説書によると,当時は「中年の新人」と話題をまいたシンガーソングライターだったそうです。ちなみに,この歌の歌手を決めるオーディジョンにはあの子門真人さんも参加したとのことです。

残念ながら歌を載せることはできないので,ここでは映画「八甲田山」の予告編を貼っておきます。「天は我々を見放した……」のシーンもあります。

なお,「八甲田山」の史実についてはこのブログでも取り上げていますので,よかったらお読みください。若干古いですが。

にほんブログ村 環境ブログ 天気・気象学へ

西武秩父線の車窓から見た2013年1月14日の雪【再修正版】

2013年1月15日付毎日新聞より:

本州南岸で急速に発達した低気圧の影響で「成人の日」の14日、首都圏を中心に大雪となる大荒れの天候となった。いずれも初雪となった横浜市で13センチ、東京都心でも8センチの積雪を記録。首都圏のJR各線などが運休や大幅遅れで乱れたほか、首都高速の通行止めや羽田空港の欠航が相次いだ。各地でけが人も出た。国立競技場で予定されていた全国高校サッカー決勝は19日に延期となった。気象庁は路面凍結などに注意を呼びかけている。

気象庁によると、14日は最大で▽千葉市8センチ▽甲府市10センチ▽仙台市20センチ–の積雪を観測。東京都心で8センチを記録するのは06年1月以来7年ぶりだった。雪は東北南部で14日深夜まで降る見通し。風も強く、最大瞬間風速は東京・三宅島で38.6メートル、千葉県銚子市で38.5メートルを観測した。

2013年1月12日~14日の3連休,私は秩父に出かけていまして,14日の朝帰ってきました。乗ったのは西武秩父駅08時30分発飯能行きの各駅停車です。ちなみに特急のレッドアローは飯能で向きが反対になるので,めったに乗りません。

車窓から見た雪のようすを前後を含めてまとめてみました。

07時過ぎ,ホテルの窓から:

08時09分ごろ,西武秩父駅:

08時21分ごろ,西武秩父駅。発車を待っているレッドアロー:

西武秩父~横瀬間:

横瀬~芦ヶ久保間:

芦ヶ久保駅:

正丸トンネルを抜けると雪ではなく雨が降っていました。

ここから先,飯能までは雨が続きます。

飯能で副都心線直通の快速渋谷行き(当時はまだ東横線につながる前)に乗り換えたあとは混んできたこともあり写真は撮っていません。代わりに実況(?)ツイートから。

いったん地下に潜ったあと地上に出ると,そこには一面真っ白な世界が広がっていましたとさ。

※少し前に同じブログを上げましたが,Flickrの仕様で画像表示にiframeタグが使われていたため,すべてimgタグに変更して上げなおしました。どうしてこんなしょうもない仕様変更をしたんだろうね>Flickr [2014/01/13]

※もうFlickrは利用していないので,Googleフォトの画像に変更しました。[2020/01/11]

にほんブログ村 環境ブログ 天気・気象学へ

故郷は地球 ~昭和のうた~

1971~1972年に放送された特撮テレビ番組シルバー仮面の主題歌。ウルトラマンに同じサブタイトルの回がありますが,関係ありません。そもそも“歌”ではないですし。

この手のヒーローもののOPにしては珍しく勇壮感や悲壮感がまったくなく,もの悲しさしかない歌です。シルバー仮面を含む兄妹たちの境遇から来ているのかもしれません。

淋しいときには呼んでみる
兄よ 妹よ 弟よ

2番は

シルバー仮面は 旅行く仮面
帰る家なし 親もなし

ここまでいうか的な……。しかし,これだけではありません。3番は

シルバー仮面 戦う仮面
燃える正義の 銀の色

これまでとは打って変わってかっこいい出だしなのですが……,

シルバージャンプは つむじ風

は若干意味不明。そして

シルバーキックは 命がけ

そうか,命がけなんだぁ。そこまでして……。ウルトラマンが命がけでスペシウム光線を撃っていたとか,初代仮面ライダーが命がけでライダーキックを放っていたとかという話は,聞いたことがありません。シルバー仮面だけかもしれません。兄妹たちを守るために命がけでシルバーキックを放っていたのでしょう。

シルバー仮面 - Wikipediaによると,

主題歌の歌詞に存在する「シルバーキック」は、ピューマ星人とゴルゴン星人を倒してはいるものの、映像では特に必殺技として描写されているわけではない。

とのことです。命がけなので,そうそう何発も撃てなかったのでしょう。

最終回では主要メンバーが宇宙に旅立ちます。快獣ブースカもそうでした。古くは海底人8823でも誰かが宇宙に飛び立ちました。ミラーマンは2次元の世界に旅立ち,ダイヤモンド・アイは中東に旅立っていきます。最終回で新たな世界に旅立つ――というパターンの作品はけっこうありました。最近のは知りませんが。

「シルバー仮面」は10年くらい前に確かファミリー劇場でまとめ放送されたときに全回録画してDVDに焼いた……と思っていたのですが,見つからない。おそらく何らかの理由で焼かずにHDから消したのか,焼いたDVDはあるのに記録にないのか,どちらかだと思います。後者ならいいんですけどね。ただ,もう1回全編を観たい作品かどうかは微妙です。

《参考》:
[1]「シルバー仮面」, Wikipedia. 18-8月-2019.

にほんブログ村 環境ブログ 天気・気象学へ

燃える雲 ~昭和のうた~

写真はイメージです(笑)

大昔「燃える雲」という映画がありました。

燃える雲 | 映画-Movie Walkerによると,1967年製作,監督は野村孝となっています。

航空検察官という架空のプロフェッショナルの活躍(?)を描いた映画で,渡哲也高橋英樹二谷英明宍戸錠十朱幸代などそうそうたる俳優が出演しています。しかもみんな若い。当たり前ですが。

10年ほど前,確かファミリー劇場だったかで放送されたのをたまたま見たのですが,いやあ,ストーリーがかなりブッ飛んでいます。クライマックスで流れる「赤とんぼ」がいやが上にも雰囲気を盛り下げます。

しかしもっとスゴいのは主題歌。タイトルは映画と同じ「燃える雲」。滝田順作詞,伊達政男作曲。主演の渡哲也が歌っています。

めったにない壊れっぷりです(笑) とくに2番の

山がじゃまなら 吹き飛ばせ
雲がじゃまなら 吹き飛ばせ

とかねぇ~。雲はともかく,山を吹き飛ばすって……。その昔,宇宙戦艦ヤマトのパロディで,ヤマトが地球帰還の軌道にはいるときに減速できなくなって波動砲で地球をブッ飛ばすというのがありましたが。

今ではほとんど知る人もなく,私もたまたまテレビで見なかったら知ることもなかった歌だと思いますが,昭和の時代にこんな歌もあったということをメモしておきます。

ブログランキング・にほんブログ村へ