キジア台風が上陸

1950年9月13日の13時ごろ,キジア台風が鹿児島県志布志湾付近に上陸しました。

キジア台風は死・不明53人,家屋損壊4836棟,同浸水12万1924棟,田畑被害約9万ha,船舶損失845隻などの被害をもたらしましたが,どちらかというと錦帯橋を流した台風として有名です。

この台風の進路については中央気象台と大阪管区気象台が対立,大阪管区側が勝利するという“中央”の名前が泣く結果となりました。

また,福岡管区気象台は上陸の前日の12日,「九州に与える影響は少ない」という予想を発表していました。

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先島諸島が……

平成20年台風第13号に関する沖縄地方気象情報 第15号
平成20年9月12日16時45分 沖縄気象台発表
(見出し)
八重山地方では、2007年に八重山地方に被害をもたらした、台風第15
号に匹敵する最大風速40メートルの猛烈な風が吹く見込みです。先島諸島
では暴風に厳重に警戒して下さい。なお、与那国島地方や多良間島では、1
2日16時頃、暴風域に入ったと見られます。
(本文)
 非常に強い台風第13号は、12日15時には
石垣島の南約100キロの
北緯23度25分、東経124度00分にあって、
1時間におよそ15キロの速さで北西へ進んでいます。
中心の気圧は935ヘクトパスカル
中心付近の最大風速は45メートル、
最大瞬間風速は65メートルで
中心から半径150キロ以内では
風速25メートル以上の暴風となっています。
また、中心から半径370キロ以内では
風速15メートル以上の強い風が吹いています。
[台風の今後の予想]
 非常に強い台風第13号は、今後もゆっくりとした速さで北西に進み、1
2日から13日にかけて、非常に強い勢力を維持したまま、先島諸島に接近
する見込みです。台風の動きが遅く、先島諸島では長い期間、台風の影響を
受けるおそれがあります。
[防災事項]
<強風・暴風>
 石垣島地方では、風速30メートル以上の猛烈な風が吹いています。与那
国島地方や多良間島では16時頃に、風速25メートル以上の暴風域に入っ
たと見られます。台風の接近に伴い、急激に風が強まり、猛烈な風が吹く見
込みですから暴風に厳重に警戒して下さい。
予想される最大風速(12日)   (13日)
宮古島    23メートル    20メートル
多良間島   25メートル    23メートル
石垣島地方  40メートル    35メートル
与那国島地方 35メートル    40メートル
<高波>
 先島諸島の沿岸の海域では、うねりを伴い波の高さが10メートルを超え
る猛烈なしけとなっています。海上や海岸付近では高波に厳重に警戒して下
さい。
 また、本島地方では、うねりを伴い波の高さが5メートルに達するしけと
なっていますので高波に十分注意して下さい。
<大雨>
 先島諸島では、13日にかけて非常に発達した雨雲がかかり、雷を伴って
1時間50ミリ前後の非常に激しい雨の降る所があるでしょう。また、13
日18時までの24時間に予想される雨量は、多い所で300ミリの見込み
です。
<高潮>
 八重山地方では、12日から13日にかけて、台風の接近に伴って潮位が
高くなる見込みです。海岸や海岸付近の低地では、高潮による浸水や冠水に
注意して下さい。
 予想される最大潮位(標高)(12日から13日にかけて)
 石垣島地方  150センチ
 与那国島地方 150センチ
<雷、突風>
 先島諸島では、13日かけて非常に発達した雨雲がかかり、局地的に雷が
発生するおそれがあります。発達した積乱雲の下での落雷や竜巻などの激し
い突風に注意して下さい。
[観測値(速報値)12日15時40分現在]
<最大風速>
 波照間空港   12日15時40分  北東の風  32メートル
 竹富町大原   12日15時35分  北東の風  27.2メートル
 石垣市登野城  12日15時33分 東北東の風  25.6メートル
<最大瞬間風速>
 竹富町大原   12日15時31分  北東の風  43.3メートル
 石垣市登野城  12日15時37分   東の風  40.9メートル
 次の台風情報(文章形式)は12日20時頃の予定です。
 位置情報については、府県情報(図形式)を参照願います。

2007年の台風15号に関する記事↓

 先島地方を暴風域に巻き込んだ台風15号は次第に勢力を弱めながら沖縄地方から遠ざかっている。与那国島地方は7日午前3時15分に暴風警報が解除された。全域が台風に巻き込まれた八重山地方では依然、広範囲で停電が見られるなど混乱が続いた。住宅や車両の損壊、けが人も新たに確認された。宮古島地方では4千万円余りの農作物の被害なども確認され、台風のつめ跡が広がりを見せている。八重山では8日以降、被害状況の把握や復旧作業を進めるため、今後、被害の拡大が懸念される。 県宮古支庁は7日、台風15号の影響で宮古島市多良間村で農産や畜産、農林水産施設に計4232万5千円の被害が確認されたとの速報を発表した。同市城辺では港道路、遊歩道のアスファルト損傷などで250万円の被害を確認した。石垣市のタクシー会社では、タクシー7台のガラスが割れた。
 県防災危機管理課の7日午後3時半現在のまとめによると、台風15号の影響で電柱が石垣市で4本、竹富町7本、与那国町10本の計21本が折れ、電線34本も断線した。八重山では1時1万戸以上が停電した。沖縄電力沖縄本島からの81人の復旧要員を含む158人態勢で復旧に当っているが、7日午後11時現在も八重山地方で約1400戸で停電が続いている。
 NTT西日本沖縄支店によると7日午後8時現在、与那国島久部良で約200回線の電話、西表島上原で約200回線のインターネットなどが依然不通。同社でも沖縄本島からの70人を含む約130人態勢で復旧に当っているが、復旧のめどは立っていない。
 与那国町久部良では2戸の住宅が半壊。八重山全体で33戸の民家が一部損壊。石垣島真栄里でガラスが、竹富町波照間で倒木により屋根がそれぞれ損壊。与那国町では久部良で10戸、比川で3戸、祖納で18戸に上った。同町では倉庫など14戸で床上浸水もあった。2隻の船舶にも被害が出ているもよう。
 県防災危機管理課によると、新たに石垣島で30代女性と50代男性がそれぞれ風にあおられ転倒するなどしてけがを負った。今回の台風によるけが人は6人となった。
最終更新:10月8日9時40分
琉球新報

被害がないことを願っています。

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ただの熱帯低気圧?

千葉県の東方沖を北上中のTDってホントにただの熱帯低気圧なんでしょうか?(下図は気象庁HPより)

2008/09/11(Thu)22時

まあ,銚子だけ異様に強いという感じもしますが。

かつて“弱い熱帯低気圧”を大あわてで時間をさかのぼって台風に昇格させたことがありました↓

鹿児島沖で台風発生、初上陸=太平洋高気圧ずれ「北生まれ」-発表に遅れ(時事通信)

 気象庁は14日夕、鹿児島県の東海上にあった熱帯低気圧がごく小さく弱い台風16号になり、午後5時ごろ宮崎県串間市の都井岬付近に上陸したと発表した。台風の上陸は今年初めて。台風の周辺や東側には暖かく湿った空気が流れ込んでおり、同庁は大雨と強風に警戒を呼び掛けている。今年の夏、太平洋高気圧の中心位置が平年より北東にずれた影響で、平年より北よりの位置で台風が発生するケースが相次いでいる。
時事通信社 1999年 9月15日 00:36 ]


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台風13号に関する総合情報第2号

きょうの16時40分に気象庁が発表した台風第13号に関する情報 第2号です↓

平成20年 台風第13号に関する情報 第2号
平成20年9月10日16時40分 気象庁予報部発表
(見出し)
 強い台風第13号が、発達を続けながら沖縄の南の海上を北上し、12日
から13日にかけて先島諸島に接近する見込みです。先島諸島では、今後、
風が強まり、波もうねりを伴い次第に高まってきますので十分注意・警戒し
てください。
(本文)
[現況]
 強い台風13号は、10日15時には沖縄の南の海上にあって、ゆっくり
とした速さで北北西へ進んでいます。中心の気圧は945ヘクトパスカル、
中心付近の最大風速は40メートル、最大瞬間風速は60メートルで、中心
から半径200キロ以内では風速25メートル以上の暴風、中心の北東側4
60km以内と南西側370km以内では風速15メートル以上の強い風と
なっています。
[今後の予想]
 台風はさらに発達しながら、ゆっくりとした速さで北上し、12日から1
3日にかけて先島諸島に接近する見込みです。
[防災事項]
<高波>
 先島諸島では、台風の接近に伴って、11日明け方にはうねりを伴い波の
高さが6メートルを超える大しけとなり、12日から13日かけて波はさら
に高くなるでしょう。
<強風・暴風>
 先島諸島では、10日夜遅くから風速15メートル以上の強風域、12日
には風速25メートル以上の暴風域に入るおそれがあります。
 今後、先島諸島では、台風の接近に伴い、風は強まり、波は高まる見込み
です。強風、暴風や高波に注意、警戒してください。
[補足事項]
 今後の台風情報や地元気象台が発表する注意報、警報、気象情報などに留
意して下さい。
 次の台風第13号に関する情報(総合情報)は、11日5時頃に発表の予
定です。

海外のいくつかの機関の予報をネットで見ると,この台風の予報はまちまちで,なかなか面白いです。

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台風13号外伝~電光石火作戦~

前の日記に書いたように台風13号Sinlakuの動きが気になるところですが,台風13号といえばウラン怪獣ガボラです。

1966年9月11日,要するに42年前の明日,「ウルトラマン」第9話「電光石火作戦」が放送されました。その冒頭は次のようなナレーション。ナレーターはまだ石坂浩二さんです。

台風13号は本日午後3時14分,伊豆半島に上陸北上中。中心付近の気圧は913mb,最大風速45m/s,暴風圏は半径50km。

上陸時刻が分刻みだったり,中心気圧の割には最大風速が弱かったり,“暴風圏”(今流でいえば暴風域のことでしょう)にいたっては信じられないくらい狭かったりしますが,あくまでドラマ上の台風ですからツッコまないことにします。

それよりも,このお話,今に通じる教訓を含んでいます。“非常に強い”台風がやってくるというのにバカ少年団がキャンプを続行して孤立,この連中の存在がウラン怪獣ガボラ退治のジャマになります。DQNの無謀な行為はいつの時代も迷惑をまき散らします。こんなやつらほっときゃいいのに……。

それにしてもホシノというガキ,何回見てもウザいなあ……。


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台風13号列伝(1)

沖縄の南海上にある台風13号Sinlakuの動きが気になるところですが,忘れたころに登場する「台風××号列伝」,もちろん13号です。歴代の13号の中から今回は1953年の13号Tessを取り上げたいと思います。

とはいうものの,この台風については気象庁のHPに台風第13号 昭和28年(1953年) 9月22日~9月26日として載っていますので,台風そのものものや被害状況についてはそちらを参照してください。

ここでは気象庁のHPには載っていないことを紹介します。

13号が日本に近づいてから,気象庁の進路予想はネコの目のように二転三転しました。とくに上陸が間近となった25日の09時から12時までの間に,「室戸岬から紀伊水道へ」「潮岬から東海地方へ」「やはり紀伊水道へ」「やっばり東海地方へ」というように3回も大きく変わりました。

テスTessといえば,トマス・ハーディの小説『ダーバヴィル家のテス』(Tess of the D’Urbervilles)の主人公で,純情でだまされやすい女性です。しかし13号Tessは性格的には正反対,気象庁をだまし続けたわけです(笑) もしかして,だまされるほうが悪い?

この台風の勢力は,当時としては1945年の枕崎台風に次ぐ戦後2番目のものでした。その割に被害が少なかったのは,大都市を避けて通ったから……ということがあげられます。9月26日付読売新聞に次のようにあります。(送りがななどは原文のまま)

珍らしい“田舎まわり”型

・・・・その通過地点がほとんど大都市をさけていわば“田舎まわり”となったために幸い大都市には予想されたほどの被害をもたらさなかった。

今なら抗議殺到,まずお目にかかれない表現でしょう。

ちなみに,この13号による被害の復旧・復興をめぐる行政のドタバタを描いたルポルタージュ,杉浦明平『台風十三号始末記』(岩波新書)はなかなか面白いです。今も変わっていないでしょう。

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ジェーン台風が招いた鳴尾競輪暴動事件

1950年9月3日に神戸市付近に上陸したジェーン台風は大阪湾に高潮を発生させ,大阪府から兵庫県南東部にかけて大きな被害をもたらしました。

復興資金を調達しようと,9月8日からの兵庫県営鳴尾競輪ジェーン台風災害特別救援レースと名づけられました。

そして第2日目の9日に事件は起きました。

17時40分発走の第11レース,本命の③三滝(=仮名)が発走後300m付近でクランクピンがはずれ競走不能となって着外に去り,⑤-①とはいって11820円の“大穴”となりました。このため,一部が「八百長だ!!」と騒ぎ出しました。

当時は本命が消えて大穴が出ると一部の人間が「八百長だ!!」と騒ぐのはしょっちゅうで,暴動に発展することもとくに珍しくはありませんでした。実際に八百長だったケースもあったので,話は単純ではありません。

このレースで本命だった三滝選手は,前年の4月に名古屋競輪で八百長の疑いをかけられ,半年の出場停止処分を受けていて,この日は復帰戦でした。そういう“前科”があるので,実力的には本命であっても疑いをもっていたファンも少なくなく,どの程度根拠のある話かは知りませんが,当たりとなった⑤-①も本来なら5万円くらいの払い戻しがあってもおかしくない車券だったという話です。

主催者は抗議を無視して配当金の払い戻しと第12レースの車券の発売をはじめたため,約5000人が暴徒と化しました。

その後、元々待機していた消防車がガソリンを抜き取られた上に横倒しにされたり、車券発売窓口が襲撃されるなどした。その上、当時の木造スタンドが放火され全焼、危険なためスタンド内に待機していた車券発売窓口の女性が逃げ遅れて犠牲者が出るなど大惨事へと発展した。
更に、威嚇のため出動した一人の警察官が発砲したところ流れ弾が観客に命中し死亡したことから、より騒ぎが大きくなってしまい収拾がつかなくなり、最終的に駐留米軍も出動するほどの異常事態となってしまった。結果的に、250名もの観客が逮捕された。
Wikipediaより(最終更新 2008年7月15日 (火) 18:32)。なお,“犠牲者が出るなど…”とありますが,流れ弾が当たった観客以外に死者は出ていません。ちなみに,この項に関するWikipediaの記事には間違いが多いです。そもそも日付が間違っているし)

「ジェーン台風災害特別救援レース」ということもあり(?),ジェーン台風の被災者も多く競輪場に来ていました。“射殺”された人も「床下浸水一尺,屋根ガワラはほとんど飛んでしまったという被災者の一人,しかしそれにもめげず四日から勤務先の工場の復旧に働き,八日夜も工場で徹夜,やっと十日から操業できる見込みがついたので九日午後四時ごろから友人四人とともに競輪場に行き,この災難にあったもの」(9月10日付大阪朝日)。

しかし,一方で前夜から不穏な動きもあったようです。偏見も混じっていそうですが。

第一日の八日夜には競輪場の芝生の上で四,五百名のファンがごろ寝して夜を明かした。「家はどうするのだ」という署員(鳴尾署員=引用者注)の質問に対し「家はドロ水の中。帰っても寝るところがなく,往復の電車賃さえ惜しい。家の復旧費かせぎに一か八かだ」血走った目で答えるやけっぱちさに何かぎょっとさせるものを感じたという。(同)

この事件をきっかけに,競輪を廃止せよ( ゚Д゚)ゴルァ!!の声が一気に大きくなりました。しかし結局廃止されなかったところを見ると,当時は自治体の収入源としての役割がかなり大きかったのでしょう。

ちなみにこのころ,キジア台風が硫黄島の南方海上を北北西に進行中で,東日本に接近すると予想されていました。

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樽見京一郎が津軽海峡に投身自殺

樽見京一郎なる人物が津軽海峡に投身自殺したのが今日9月8日だそうです。

これは水上勉の『飢餓海峡』の中での話で,樽見京一郎は架空の人物だと思います。

「だそうです」とか「と思います」とか自信なさげに書いているのは,実はσ(^^;)は『飢餓海峡』を読んだことがないからです。以下はネットからかき集めた『飢餓海峡』のストーリーに基づいて書いたものです。多少の誤りはご容赦ください。映画も混じっているかも知れません。

1947年9月20日,“台風10号”の嵐の中で北海道の岩内で質店一家3人が惨殺される事件が発生。そして大しけの海で青函連絡船「層雲丸」が転覆,530人が犠牲になります。

1947年といえば,カスリーン台風が有名です。この台風による被害の一端については首都を水没から守れ!!~1947年カスリーン台風~をご覧下さい。

カスリーン台風は当時の発表ではこの年11番目の台風ですが,中央気象台的には9番目の台風だったようで,今流にいえば台風9号となります。したがって9月20日の台風10号というのは番号的には合っていますが,北海道を襲ったという事実はありません。

このように,災害を勝手にデッチ上げるとつじつまが合わなくなります(笑)

もちろん,この“台風10号”が1954年の「洞爺丸台風」をモデルにしていることは明らかです。この台風では洞爺丸を含む青函連絡船5隻が沈没,1430人の犠牲者が出ました。また,岩内で大火が発生しています。

どうしてわざわざ1947年にタイムシフトさせたのでしょう? σ(^^;)は原作を読んでいないし読むつもりもないのでよくわかりませんが。

ところで,洞爺丸台風が描かれている作品に三浦綾子『氷点』があります。印象的なのは次のシーンです。

……ふいに近くで女の泣声がした。胃けいれんの女だった。「ドーシマシタ?」宣教師の声は落ちついていた。救命具のひもが切れたと女が泣いた。「ソレハコマリマシタネ。ワタシノヲアゲマス」宣教師は救命具をはずしながら,続けていった。「アナタハ,ワタシヨリワカイ。ニッポンハワカイヒトガ,ツクリアゲルノデス」啓造は思わず宣教師をみた。しかし啓造は救命具を宣教師にゆずる気にはなれなかった。……

この話がそのまま事実だったかどうかはわかりませんが(少なくとも“啓造”は実在の人物ではないし),上前淳一郎『洞爺丸はなぜ沈んだか』や田中正吾『青函連絡船 洞爺丸転覆の謎』などに,沈んでいく船内での3人の宣教師の崇高な振る舞いが紹介されています。このうち,いちばん若かったドナルド・オースが奇跡的に生還しています。

ちなみに,一昨年の11月にテレビ朝日で放送されたドラマ「氷点」では,この場面がまったく無視されていました。この場面がどう描かれるのかにしか興味のなかったσ(^^;)は,もちろんそこでチャンネルを変えました(笑)

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「ととろ」バス停が倒壊

大分県宇目町轟《ととろ》にその名もととろというバス停があります。昔からあったようですが,名前が「ととろ」である上に,雨の中サツキがメイを背負ってお父さんの帰りを待っていた「稲荷前」バス停に雰囲気が似ているというので,有名になりました。

さて,2004年9月7日09時半ごろ,台風18号Songdaが長崎市付近に上陸しました。そしてこの台風18号の強風によって,ととろバス停が吹き倒されてしまいました。

宇目町轟(ととろ)地区の「ととろの里」で、台風18号のため、「ととろ」バス停の待合所が倒壊した。町では建て替えを検討しているが、「ピカピカのバス停にしてもイメージが壊れるし…」と頭を悩ませている。

 「ととろ」バス停は大分バスの現役のバス停。「となりのトトロ」のブームで一躍、有名になり、多くの観光客が訪れるようになった。

 地区の人によると、待合所は五十年ほど前に建てられたもの。今月七日の台風18号で小屋ごと飛ばされ、ひっくり返った状態で数メートル後ろに倒れた。現在、「メイ」と「サツキ」姉妹の看板だけが雨ざらしのまま待合所の跡に立っている。

 待合所は二平方メートル余りの小屋。昔懐かしい雰囲気が売り物だけに、町企画商工課は「新しい材料を使えばすぐにでも建て替えられるのだが…。イメージに合う古材がなかなか見つからず、困っています」と話している。
大分合同新聞

ところが意外に早く,この年の9月17日には復活しました。

ところで,このととろバス停,写真で見る限り,田舎にあるというだけで,アニメの「稲荷前」バス停と似ている感じはσ(^^)的にはまったくしません。そもそもアニメのバス停には“待合所”はありません。もしあったら,サツキは傘を差したままメイを背負っている必要はなく,またトトロも雨の中に立っている必要がなかったわけで,トトロとの出会いも違ったものになっていたでしょう。もっとも,あのデカいトトロがバス停の中で座ってねこバスを待っているという状況は想像できませんが(笑)

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