1996年の今日,大井競馬場から逃げ出した1頭の競走馬が首都高1号線を爆走して話題になりました。スーパーオトメです。
スーパーオトメはそのあと2月3日にデビューしました。ダントツの1番人気に支持されましたが(入場者も普段よりかなり多かったらしい),大井のダートコースは走り慣れた高速路面と勝手が違ったのか,5着に敗れました。
しかし,首都高を事故もケガもなく3kmも爆走したことから,交通安全の象徴としてオトメちゃん人気はしばらく続き,スーパーオトメの単勝馬券は交通安全のお守りとして珍重されました。
スーパーオトメはデビューから約1年半後の1997年7月に初勝利をあげ,その年の10月に引退して故郷に帰りました。半兄にフェブラリーHを勝ったチアズアトムがおり,けっして悪い血統ではありません。
2004年に出産した牡馬はハシルコウソクドウと名づけられ,荒尾で走っています。4戦して着順は8-6-3-4。(2007/01/25(Thu)現在)
最近は珍しいのかも知れませんが,競走馬が逃げ出すことはたまにありました。実際,σ(^^;)は福島で2回ほど見たことがありますし,1964年の皐月賞(シンザンの一冠目)ではサツポロホマレがパドックから逃げ出して甲州街道を快走しました。1988年には川崎競馬場から逃げ出したイナズマライデンが堀之内のソープ街を爆走してちょっとした話題になったこともありました。