土砂降りの東京ダービーとコンフェデ杯

東京ダービーといっても,もちろん都下のスタジアムで行なわれる球蹴りではありません。

“ダービー”あるいは“ダービー・マッチ”のいわれについては知っているつもりですが,球蹴りの東京ダービーには違和感ありありです。東京ダービーはあくまでTCKで行なわれる3歳馬の南関東S1レースに対する固有名詞です。歴史も古いし。

百歩譲って,試合の会場が都区内にある例えば国立競技場というならまだしも,東京都下民の感覚からしても調布は東京ではありませんし,さらにいえば,ヴェルディは根無し草の余所者チームで,今さら“東京”を名乗るんじゃねえ……という感覚を持つ人も多いと思います(σ(^^;)だけか(笑))。ざまあ見ろなことにJ2に落ちているし……って今の落ちぶれたヴェルディにはとくに恨みはないですが(笑)。

さて,2001年6月7日の東京ダービートーシンブリザードが快勝して史上はじめて無敗で南関東三冠を達成しました。

雨の中のレースでした。にもかかわらず,なんと,見に行ったのです(笑) めんどくさがりのσ(^^;)がどうしてわざわざ出かけたのかはわかりません。

大雨洪水警報が出ていたのですが,σ(^^;)が出かけたころはまだ雨が降っていなかったので傘を忘れていきました(笑)

挙げ句の果て,いつものとおりモノレールで行けばいいものを何を血迷ったか乗り慣れていない京急で行ったため,立会川で降りたのはいいものの,道がわからない(^^;) しかもすでに雨が強く降りはじめていたので,人通りもまばらで人の流れについていくことができない。それでも,雨の中さまようこと30分くらいで着きました(笑) 傘はどこかのコンビニで買ったはずです。

羽田のAMeDASではこの日の15-21時に70mmの雨を観測しています。ただ,レースのはじまるころは小降りになっていました。そしてレースが終わって帰るころにはすっかり止んでいました。

この年で東京王冠賞が廃止されたため,トーシンブリザードは旧来の形(羽田盃東京王冠賞東京ダービー)での最後の南関東三冠馬となりました。1か月後,ジャパンダートダービーをも征し,おそらく最初で最後の南関東四冠馬になりました。

一方,同じころ(実際には1時間半くらい前),やはり土砂降りの雨の中,横浜の小机駅近く(笑)の横浜国際総合競技場でのコンフェデレーションズカップ準決勝前半43分,オーストラリアを相手に中田英寿が決勝進出を決めるフリーキックを決めています。このゴールは今でもある種の伝説として語られているようです。