台風10号が沖縄本島を直撃

2003年8月7日10時前,台風10号沖縄本島北部を通過しました。

平成15年台風第10号に関する沖縄地方気象情報 第28号
平成15年8月7日10時05分 沖縄気象台発表
(見出し)
台風第10号の中心は、7日10時前、沖縄本島北部を通過しました。
(本文)
なし

台風10号>本島直撃、6人重軽傷 4万6000世帯停電

 大型で強い台風10号は7日午前、中心が名護市付近を通過し、本島中北部が台風の目に入った。午前10時現在、本島地方と久米島を暴風域に巻き込みながら時速20キロで北に向けて進んでいる。最大瞬間風速は那覇で午前5時44分、50・4メートルを観測。沖縄市胡屋で7日午前10時までの24時間で163ミリの雨量を記録するなど各地で激しい雨となった。暴風域は本島中南部と久米島で7日夕方まで、本島北部では同日夜遅くまで続く見通しだ。強い風雨のため、本島で倒れて骨折するなど6人が重軽傷、道路陥没や家屋損壊などの被害も出た。県内で約4万6000世帯が停電した。本島でバスが運休したほか、海や空のほとんどの便が欠航した。

 7日夜遅くまでの総雨量は本島地方で250ミリ、久米島で150ミリに達する見込み。

 台風の中心が通過する際に1時的に風雨が弱まることもあるが、今後は吹き返しの風が猛烈に吹き、雨も強まる見込み。
 沖縄気象台は本島地方と久米島に大雨、洪水、高潮などの警報を出し、災害への注意を呼び掛けている。
 台風10号は7日午前10時、名護市付近の北緯26度40分、東経128度10分にあり、時速20キロで北に進んでいる。中心気圧は950ヘクトパスカル。中心付近の最大風速は40メートル。中心から半径200キロ以内で25メートル以上の暴風が吹いている。南東側600キロ、北西側460キロで15メートル以上の強い風が吹いている。
 7日午後9時には名護市の西約40キロ、北緯28度25分、東経129度五分を中心とする半径110キロの円内に達する見込み。
琉球新報)


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