東京で-8.6℃(1927年)

1927年1月24日,東京で-8.6℃を観測しました。東京における歴代3位の最低気温です。(東京の歴代の低温記録については東京の最低気温 | 能天気Express〜新世界版〜をご覧ください

25日付東京朝日新聞夕刊には――

何もかも凍りついて泣かされた朝の支度
枕許のコツプの水まで凍つて 絶頂のけさの寒気

一方,日本海側の地方では,20日ごろから北陸地方を中心に大雪が降り続いていました。

立徃生列車救ひ出しに死力を盡くす六千名
北陸線の雪ますます猛烈に 排雪車も活動にぶる

しかし,史上空前の昭和2年豪雪はまだはじまったばかりです。

今日のできごと3件

今日は次のようなできごとが起こった日です。

1902/01/23 神成大尉率いる陸軍第八師団青森歩兵第五連隊210名が八甲田山の雪中行軍に出発。途中,小峠付近に達したとき(11時半ごろ),天候が急変する

1910/01/23 七里ヶ浜沖で,逗子開成中のボートが転覆。生徒12人全員死亡

1963/01/23 雪の中,上り急行「越路」が新潟駅を出発

それぞれすでに記事がありリンクを張りましたのでそちらをご覧下さい。明らかに書き直したほうがいいところもあるので,来年には書き直したいと思います。

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今日のできごと3件

今日は次のようなできごとが起こった日です。

1902/01/23 神成大尉率いる陸軍第八師団青森歩兵第五連隊210名が八甲田山の雪中行軍に出発。途中,小峠付近に達したとき(11時半ごろ),天候が急変する

1910/01/23 七里ヶ浜沖で,逗子開成中のボートが転覆。生徒12人全員死亡

1963/01/23 雪の中,上り急行「越路」が新潟駅を出発

それぞれすでに記事がありリンクを張りましたのでそちらをご覧下さい。明らかに書き直したほうがいいところもあるので,来年には書き直したいと思います。

第25回日経新春杯(1978年)

◎◎◎◎◎ 1 1 テンポイント   66.5 鹿戸
▲×注○× 2 2 エリモジョージ  60  池添
×   △ 3 3 ジンクエイト   52  清水英
△△△△▲ 4 4 タニノチエスター 58  久保敏
      5 5 マチカネライコー 51  柴田光
 ××   6 6 ビクトリアシチー 50.5 福永洋
   ×  7 7 ヤマニンバリメラ 52  池江
      8 8 スリーファイヤー 49  小谷内
○○○▲○ 8 9 ホースメンホープ 57  小野

印はスポニチ(大阪版)のものです。

紙面には

世界へのステップ台! 負けられぬ

走れTポイント

酷量66・5キロに挑戦

などの見出しが第1面にデカデカと躍っています。

結果は,テンポイントの圧勝!! 秋の凱旋門賞ブリーダーズカップクラシックも快勝したことに,σ(^^;)の記憶の中ではなっています。

ちなみに,ブリーダーズカップクラシックの創設は公的には1984年です。

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第25回日経新春杯

◎◎◎◎◎ 1 1 テンポイント   66.5 鹿戸
▲×注○× 2 2 エリモジョージ  60  池添
×   △ 3 3 ジンクエイト   52  清水英
△△△△▲ 4 4 タニノチエスター 58  久保敏
      5 5 マチカネライコー 51  柴田光
 ××   6 6 ビクトリアシチー 50.5 福永洋
   ×  7 7 ヤマニンバリメラ 52  池江
      8 8 スリーファイヤー 49  小谷内
○○○▲○ 8 9 ホースメンホープ 57  小野

印はスポニチ(大阪版)のものです。

紙面には

世界へのステップ台! 負けられぬ
走れTポイント
酷量66・5キロに挑戦

などの見出しが第1面にデカデカと躍っています。

結果は,テンポイントの圧勝!! 秋の凱旋門賞ブリーダーズカップクラシックも快勝したことに,σ(^^;)の記憶の中ではなっています。

ちなみに,ブリーダーズカップクラシックの創設は公的には1984年です。

アリバイに使われかけた“台湾坊主”(1974年)

台湾坊主というのは,このブログでは何回も登場してきたとおり(これからも登場するでしょう(笑)),台湾近海で発生する低気圧のことです。新聞でも好んで使われ,もしかすると台風の次に有名な総観スケールの気象現象だったかも知れません。1975年3月に気象庁が「台湾低気圧」にいいかえるように部内に指示したことがきっかけで,新聞でも使われなくなったようです。ただ,あくまで気象庁では使わないというだけです。私のような部外者が使う分にはまったく差し支えありません。

さて,1986年6月16日,ロッキード裁判丸紅ルート控訴審の最終弁論が行なわれました。その弁護側の最終弁論に,なんと台湾坊主が登場します。

16日付朝日新聞夕刊より,弁論要旨:

【第三回(49年1月21日)の授受や搬送時間に関する原判決の不自然性,不可能性】

当日の気象は「台湾坊主」といわれる悪天候で,都内では強風を伴うみぞれや雪が降っていた。このような日に授受を行うのは不自然で,現実性に欠ける。

3回目の現金受け渡しが行なわれたとされる1974年1月21日,つまり35年前の今日,低気圧が発達しながら本州付近を通過していました。ただし,この低気圧は華中から東シナ海を通ってやってきたもので,残念ながら台湾坊主ではなく,いうなればニセ台湾坊主あるいは台湾坊主モドキです。

この低気圧のおかげで関東から東北地方にかけて雪が降り,前年11月11日以来71日間続いていた東京の無降水記録はやっと終息しました。

ところが,当初の予想以上に雪が降り,東京ではとくに21-22時の1時間に3cm積もる“短時間強雪”になりました。この影響で首都圏の交通は大混乱,東海道線,横須賀線,京浜東北線,常磐快速線,総武線などが相次いでストップ,首都高も22時20分に全面閉鎖となりました。

“台湾坊主”の悪天だからカネの受け渡しは現実的でないというのは,当時は“台湾坊主=荒天”の図式が成り立っていたとしてもバカバカしい論拠ですが(実際荒天だったわけですけど),メインはそこではなく,いわゆる榎本アリバイの補強のようです。第一審で退けられた榎本アリバイについて,独自の走行実験に基づいて次のように主張しています。

弁護人の実験によると,この往復にかかる自動車走行の時間だけで,高速道路利用の場合に六十六―八十二分,一般道路だと六十―八十二分を要した。本件当日は悪天候で積雪もあり,通常日の何倍もの渋滞があったことは容易に推定でき,一審認定によっては田中邸への現金搬入は不可能。

これに対する検察側の弁論要旨は次のようになっています。

第三回授受に関し,参院議員会館往復の時間を根拠にした弁護人主張は,本件当時とは交通事情が格段に異なる現時点の走行実験をもとに一審判決を論難するもので,失当である。また,当時,降雪があったことは認められるが,高速道路が通行不能であったとの立証はない。

上記の“ニセ台湾坊主”によるアリバイ主張が判決ではどのように扱われたのでしょうね? 今さら興味もありませんが。

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礼拝所不敬罪

昨日から礼拝所不敬というあまり聞き慣れない罪が話題になっています。

葬式妨害:知人の葬儀で大声、棺押し倒す 42歳男を逮捕 – 毎日jp(毎日新聞)から一部引用:

知人の葬儀を妨害したとして、東京都世田谷区の会社役員、新保修洋(にいほ・のぶひろ)容疑者(42)が葬式妨害容疑で逮捕されていたことが警視庁世田谷署への取材で分かった。葬式の妨害は刑法の「礼拝所不敬及び説教等妨害罪」にあたり、1年以下の懲役か禁固、または10万円以下の罰金が科せられるが、同容疑での摘発は異例だという。

以前,1998年1月の大雪についての新聞記事を調べていたときに,1998年1月13日付読売新聞の次の記事が目にはいりました。

通り魔殺人 哀悼の花・お菓子

「まだ食えるで」と盗む 大阪 若者ら数人

1998年1月8日に殺人鬼・北口誠が起こした通り魔事件の現場での話です。

板倉宏・日大教授(刑法)の話として,

法的には微妙だが,供えられた花束の所有者を被害者の遺族とすれば窃盗罪,供えた道路上を礼拝所の類と考えれば礼拝所不敬罪などが考えられる

この大阪のバカども,まだ生きているんでしょうかねえ……?

最近では,去年6月に鬼畜・加藤智大が起こした秋葉原事件の献花台からの盗みが問題になりましたが,礼拝所不敬罪の適用は検討されなかったのでしょうかねえ?

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礼拝所不敬罪

昨日から礼拝所不敬というあまり聞き慣れない罪が話題になっています。

葬式妨害:知人の葬儀で大声、棺押し倒す 42歳男を逮捕 – 毎日jp(毎日新聞)から一部引用:

知人の葬儀を妨害したとして、東京都世田谷区の会社役員、新保修洋(にいほ・のぶひろ)容疑者(42)が葬式妨害容疑で逮捕されていたことが警視庁世田谷署への取材で分かった。葬式の妨害は刑法の「礼拝所不敬及び説教等妨害罪」にあたり、1年以下の懲役か禁固、または10万円以下の罰金が科せられるが、同容疑での摘発は異例だという。

以前,1998年1月の大雪についての新聞記事を調べていたときに,1998年1月13日付読売新聞の次の記事が目にはいりました。

通り魔殺人 哀悼の花・お菓子
「まだ食えるで」と盗む 大阪 若者ら数人

1998年1月8日に殺人鬼・北口誠が起こした通り魔事件の現場での話です。

板倉宏・日大教授(刑法)の話として,

法的には微妙だが,供えられた花束の所有者を被害者の遺族とすれば窃盗罪,供えた道路上を礼拝所の類と考えれば礼拝所不敬罪などが考えられる

この大阪のバカども,まだ生きているんでしょうかねえ……?

最近では,去年6月に鬼畜・加藤智大が起こした秋葉原事件の献花台からの盗みが問題になりましたが,礼拝所不敬罪の適用は検討されなかったのでしょうかねえ?

東京で積雪22cm(1984年)

1984年1月19日,本州の南海上を低気圧が発達しながら通過,このため九州から関東地方にかけて大雪となりました。

大分では1月の最深積雪となる14cmを記録しました。東京の22cmは1969年以来15年ぶり,1月としては第5位の記録です。

この影響で首都高,中央・東名の各高速道路は全面閉鎖,東海道・山陽新幹線のダイヤも大きく乱れました。また,雪による転倒者が続出しました。σ(^^;)はこのとき,いい歳したオトナが雪で滑って転ぶのをはじめて見ました。

この年の冬は首都圏でとにかく雪が降りまくり,東京の冬季の降雪日数は29日に達しました。

中でも1月31日の3度目の雪,2月17~18日の5度目の雪は受験にも大きな影響を及ぼしました。このことについては雪と入試(2) | 能天気Express~新世界版~をご覧下さい。

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122年前の大雪

気象庁のサイトから東京における1月の最深積雪のベスト10をあげると,次のようになります。

1887/01/18    31cm
1954/01/25    30
1925/01/30    27
1923/01/25    23
1984/01/19    22
1978/01/03    21
1897/01/14    19
1998/01/15    16
2006/01/21     9
1971/01/05     9

というわけで,122年前の今日,東京で1月の最深積雪が観測されました。この記録は通年でも第5位の記録です。

この日は明け方から雪が降りはじめたようで,読売新聞に「細かくして灰の如き降り方ゆゑ……」とあるので,今の東京ではまずお目にかかれないパウダースノーに近い雪だったと思われます。

往来は雪かき人以外人影が消え,鉄道馬車は朝1便だけ運転しただけで運休になりました。

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