梅雨明けの発表は何時?

タイトルの何時は“いつ”ではなく“なんじ”です。あまり調べている人がいないようなので調べてみました。

2003~2010年の発表時刻を調べてみると(2010年は沖縄のみ),

10時00分 29%
10時30分 13%
11時00分 32%
14時00分 11%
14時30分 08%

などとなりました。

他に少数派として11時15分,11時30分,13時30分,15時00分があり,15時00分が最も遅い時刻です。

新聞の見出しから(7月13日)

  • 規律なき競馬 板橋の二日目 規則も何も無視 (1908年 東京朝日)
  • 九州關西方面風水害甚し 家屋の流失倒潰夥しく近年稀有の惨状を呈す 鐵道の被害亦甚し (1918年 東京朝日)
  • ジロー南極に死す 心臓衰弱から (1960年 朝日)
  • 「UFO」目撃,433人から情報 YES89 (1989年 朝日)
  • 心に深く地震の傷跡…遺品手つかず,玄関で夫婦待つ愛犬 (2008年 読売)

新聞の見出しから(7月12日)

  • 板橋競馬の大混乱 数百人馬場に飛出す 妨害,決死隊,投石 (1908年 東京朝日)
  • 颱風九州を襲ふ 京阪以西にも被害 (1918年 東京朝日)
  • 去年の景気を夢と語る川開き 鼻息は素晴らしいが御常連さへ申込ぬ淋しさ (1920年 東京朝日)
  • 一瞬・京阪神に豪雨禍 死者四十名出す 京都市周辺に惨害 百九名のまる 惨たる水禍の中心地 (1951年 朝日)
  • “熱的界雷”各地で大あばれ 交通も一時マヒ 落雷や停電事故続出 (1961年 朝日)

新聞の見出しから(7月11日)

  • 高瀬川大氾濫 京都三條以南一面の海 居宅堀川に顛落し家族四名濁流に流さる 二十年来の大洪水 (1921年 東京朝日)
  • 小野訓導に愛された少女悲しんで發狂 同居してた學校前の家の娘 會ひ度い會ひ度いと毎日病床に泣き叫ぶ 美しい生前の面影 (1922年 東京朝日)
  • 関西,中国に豪雨 大阪府下で 死者十一名を出す 広島県でも十二名 東京地方に大雨特報 (1952年 朝日)
  • 隅田川花火に「果たし状」 板橋区が都に 大会期日かち合う (1978年 朝日)
  • 波にさらわれ2人死亡 修学旅行の児童と教諭 長崎・福江島 (2003年 西日本新聞)

新聞の見出しから(7月10日)

  • 東海道又不通 静岡縣水害 (1903年 東京朝日)
  • 「熱中できるのはこれくらい」 ダービー 暑さ吹飛ばし12万人 (1972年 朝日)
  • 大阪の阪急百貨店に女性専用専門店街 男性はご遠慮を (2002年 朝日)
  • ネットに補導少年の個人情報 法務省が管理者に削除要求 (2003年 朝日)
  • カイドウ東で貫禄V! 夏も「メイショウ」ここにあり 七夕賞 (2006年 サンスポ)

新聞の見出しから(7月9日)

  • 日射病と熱中病 夏季行軍の兵士を悩ます二つの病気 陸軍では種々研究してゐる (1917年 東京朝日)
  • 俄の酷暑に苦しんだ市民 昨日は九十一度六分 又もや梅雨気分に 山登りは待て 兵士倒る 世田谷で 演習中に (1929年 東京朝日)
  • 「ねつ造」の見方強まる 山形・袖原3遺跡 (2001年 毎日)
  • 台風の高波にさらわれ1時間半、奇跡的に2女性救助 (2002年 読売)
  • 長与で突風 屋根瓦が飛ぶなどの被害 (2004年 長崎新聞)

今日の新聞の見出しから(7月8日)

  • 女教員と兒童溺死 女教員の屍體のみ發見せるも 兒童死體は行衛不明 (1922年 河北新報)
  • 豪雨關西を襲ふ 線路崩壞して山陰線不通となる 上下の各列車全部が立往生 大混雑の下關驛 (1926年 東京朝日)
  • タニノハローモア栄冠 日本ダービー マーチスは4着に終わる (1968年 読売)
  • 競馬狂騒曲 夏の福島 あたった はずれた 指定席 なんと39倍の競争 お中元にもなる?! どうしようもない加熱 (1973年 福島民報)
  • 台風,首都圏襲う 茨城で死者 暴風雨で各地に被害 (2000年 朝日)

大あわての彦星さん

七夕の前日の雨を“洗車雨”といいます。いつだったか,確か倉嶋厚さんが何かでいったのを聞いたことがあります。『雨のことば辞典』によると,

……七夕の前日,牽牛が年に一度の逢瀬に使う牛車を洗う水が,雨となって降ると言い伝えられている。七月七日,七夕の当日に降る雨とする説もある。

ええっ,彦星さんって歩いて白鳥のつばさを渡るんじゃなかったの!!

童謡「スワンのつばさ」に

あまの川です ぎんがです
スワンがつばさを ひろげます
わたりなさい わたりなさい
つばさの橋です わたりなさい

とありますし。確かに徒歩とはどこにも書いてないけど,白鳥のつばさを牛車が渡るってかなり無理がありそうな……。

それはともかく,一昨日昨日今日と雨が降っているところを見ると,彦星さん,気合いを入れて車を洗っているに違いありません。もしかして自己車検でもやっているのか。もっとも,水の使いすぎで地球にやさしくないですけど。

でも,待った!!

今日は五月二十六日,七月七日ではありません。フライングは別にかまわないけれど,月が出ていません。明かりがない真っ暗の中,いくら早くやりたい会いたいからって大あわてで不安定なスワンのつばさを渡るなんて危ないですよ。無理をすると

二十七日午前五時ごろ,天の川の河口付近に若い男性が浮いているのを,釣りに来ていた南斗六星さん(年齢不明)が発見した。男性はすでに死亡していたが,所持品などから彦星さんと判明した。

なんて新聞記事に……。

事故2倍保障で織姫さんには保険金がどっさり……。

今日の新聞の見出しから(7月7日)

  • 都心で赤トンボ乱舞 異常低温,秋と勘違い? おや もう 夏はこないの (1976年 朝日)
  • 龍神村でひょう被害「こんなの生まれて初めて」 野菜の葉に大きな穴 強い雷でテレビに影響 (2000年 紀伊民報)
  • 夏本番,滝で涼満喫 6日の県内の最高気温が30度超え 滝で涼求める人でにぎわう (2002年 富山新聞)
  • 路面電車でスピード違反,都電荒川線の運転士停職処分に (2004年 朝日)
  • やっぱり女子高生の方が…小学校教師がのぞき見 (2008年 スポニチ)

ゲリラ豪雨ってどういう雨?

いったいゲリラ豪雨ってなんなんでしょう? 説明してほしいのはこっちのほうです(笑)

昨日から今日にかけてやたらゲリラ豪雨ということばがいやでも目にはいってきますが,ことばがひとり歩きしている感じがします。

ゲリラ豪雨が新聞ではじめて使われたのは,私が調べた限りでは1969年8月10日の読売新聞です。以前,当ブログのえっ?新語・流行語大賞トップ10にゲリラ豪雨!? | 能天気Express Hyperに1969年8月12日の朝日新聞と書きましたが,調査が進み(?!),2日ばかりさかのぼっています。もしかするともっと古い使用例があるかもしれません。

この8月10日の読売新聞には次のようにあります。

……さらに,始末が悪いことに,この集中豪雨は,いつごろ,どこで,どれくらいの雨が降るか全く見当がつかないこと。つまり,前線のどの部分が活発化しているかがつかめないわけで,気象庁の予報官も「前線付近は十分な警戒をしてくださいとしかいえません」と,すっかりお手上げ。それほど,今度の前線豪雨はゲリラ的なのだ。

今のゲリラ豪雨報道より,本質をついているような気がします。