福島競馬がまたまた雪のために中止

JRAニュース【緊急】本日の福島競馬は中止となりました(4月21日(日))より:

いちおうテキストも貼りつけておきます。

本日(4月21日(日))の福島競馬は、積雪の影響により開催を中止いたします。
これに伴い、WIN5も中止となりました。なお、今後の予定につきましては、決定次第お知らせいたします。また、福島競馬の勝馬投票券は、競馬場・ウインズの払戻窓口で返還いたします。返還の有効期限は60日間となっておりますので、ご注意ください。

3年前の4月17日に福島競馬が降雪のために中止になったことについては この時期に福島競馬が降雪のため中止(2010年) – NotenkiExpress 2013 で取り上げましたが,それ以来の雪による中止です。

4月の雪による開催中止はこのときがJRA史上はじめてだったので,4月に雪で中止になったのはJRAでは福島だけということになります。来年の開催を決めるにあたって問題になるんじゃないんですかねえ……?

JRAが発足する前は1908年4月11日の目黒競馬が雪で中止になったことがあります。

なお,今日10時現在,福島の積雪は3cm。最晩積雪更新です。

空馬1着

1912年4月21日,好天に恵まれた目黒競馬場。呼び物は第8競走「内国産馬優勝競走」(距離1マイル半)。前年5月の帝室御賞典(目黒)をレコード勝ちし秋の優勝内国産馬連合競走も圧勝したラングトンと,1週前の帝室御賞典をレコードで勝ったコイワヰの一騎討ちに注目が集まりました。

スタート直後はラングトンが逃げ,コイワヰは4番手。1マイル付近では両馬の併走になりましたが,ゴールが近づくにつれてコイワヰがラングトンをぐんぐん引き離し,ゴールインしたときには8馬身もの差がついていました。タイムはそれまでの記録を約3秒上回る2分45秒23/100のレコードでした。

ところでこの日,観衆が沸いたレースがもうひとつありました。第7競走「濠洲産抽籤新馬優勝競走」(距離1マイル1/8)。22日付時事新報より:

・・・第七回目には中途木村氏の持馬キンデンの騎手川崎落馬したるに馬は一切お構ひなく落ちたのは騎手の勝手と計り他の五頭と優劣を競ひ素より空馬の見事なる快足力を出して第一着となりたる滑稽は曾つて前例のなき事とて馬見取内は拍手喝采歡聲暫くは鳴りも止まざりき

いわゆる空馬1着の最も古い例だと思います。

空馬1着といえば,1985年の札幌日経賞のギャロップダイナは同じ年の秋天とともに今でも語り草になっています。

2008年エリザベス女王杯のポルトフィーノは大外を回っての“圧勝”劇でしたが,鞍上のジャマ者がいなくなったからのびのびと走れたのかもしれません。それが証拠に次走の阪神牝馬Sでは……(以下略

最近では去年の全日本2歳優駿が記憶に新しいところです。

上の記事などを見ると,空馬1着で盛り上がるのは今にはじまったことではなく,明治の昔からそうだったことがわかります。

ちなみに,空馬1着の第1号(?)となったキンデンの馬主は木村政次郎,通称「ドロ政」という人物で,ググってみるとかなりのトンデモ人物だったようです。

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練馬のアメダス

去年の12月に石神井公園に移動した練馬のアメダスについては,前のブログに上げましたが,こっちのブログにも上げておきます。
実はPicasaのテストを兼ねていたりします。

全体はこんな感じ:

風向風速計:

武蔵大学にあったころの練馬アメダスでは風速5m/sといえば暴風でしたが(笑),ここに移転してからは今のところまともな風速を記録しています。

風向風速計以外を拡大するとこんな感じ:

ちなみに,写真の手前側は閑静な住宅地です。