1994年5月10日の深夜,井の頭公園で週刊誌記者の他殺死体が発見されました。(内田康夫『幸福の手紙』)
この作品が出版されたのは1994年8月でしたが,同年4月に井の頭公園バラバラ殺人事件が起こっており,『浅見光彦のミステリー紀行第7集』によるとやはりこの事件を多少参考にしたようです。
幸福の手紙は今のところ1度も2時間サスペンスドラマ化されていません。理由はわかりませんが,“捜査中”の事件と似たような事件が出てくるからなのかもしれません。
ちなみに,井の頭公園バラバラ殺人事件は犯人が見つからないまま2009年4月23日に公訴時効が成立しています。