明日の土曜ワイド劇場は温泉(秘)大作戦(13)

明日の,いえいえ日付的には今日になりましたが,土曜ワイド劇場温泉(秘)大作戦(13)
サブタイトルは仙台・秋保温泉に蘇る怨讐の殺意!エリート医師の野望と拘束された宿泊者たち!!真のおもてなしが真実を暴く

伝統的な2時間サスペンス風なサブタイトルがうれしいです。

ちなみに,このシリーズの初期のころ(第3作まで)は“大作戦”にふさわしく,

  • 伊豆稲取で海の宝石ギンデイをゲットせよ

  • 大分佐賀関で海の奇跡 関サバをゲットせよ

  • 北海道松前で海の王者本マグロをゲットせよ

といったサブタイトルでした。

「温泉(秘)大作戦」シリーズは典型的なお気楽ミステリーで,お気楽ミステリー大好きな私のもっとも好きなシリーズのひとつです。

毎度書いていますが(笑),おおむね次のようなワンパターンでした。ただ,最近は脚本を書く人がかわったせいか,このパターンどおりでないことも珍しくなくなってきました。

  1. 冒頭,断崖で殺人が起こる。
  2. 星野さつき(森口瑤子),森田梢(高樹マリア)(第3作までは桜井恵美(星野有香)),島慎之介(東幹久)の3人が建て直す旅館の最寄りの空港または駅から出てくる(第2作はさつきと恵美のみ)。このとき,女性2人がいったん立ち止まって見つめ合う(笑) やがて経営を立て直す旅館に到着し,情報収集のため経験ありの中途採用のふつうの職員として働きはじめる。

  3. さつきの「女将さん,ちょっといいですか」のあとレトロなロカビリー調のOPが流れる。

  4. さつきはいったん東京に帰って城ノ内社長(野際陽子)に初見を報告。社長は元刑事の岩田幸平(村田雄浩)に調査を指示する。

  5. その旅館の重要人物(女将,社長,支配人など)が殺人の重要参考人として連行される

  6. 岩田が割烹たいらにいる社長に捜査結果を報告し,その足でさつきたちのいる旅館に行く

  7. 岩田が入浴中のところに女性2人(星野さつきと桜井恵美,または星野さつきと森田梢)がはいってきて,キャーッ!! 最近はキャー!!はなくなりました(第1作にもなかった)。どうせだったら森田梢さんの入浴シーンにして欲しいです(笑) 別に脱げ!!とはいいません。1980年代の土ワイならともかく,今はダメでしょうねえ

  8. 拘留されていた重要参考人が証拠不十分で戻ってくる

  9. それをキッカケに3人が身分を明かし,星野さつきの「それでは建て直し作戦をはじめましょう」の鶴の一声で“建て直し作戦”開始。ちなみに,身分を明かすとき,さつき「実は私たちは旅館コンサルタントなんです」慎之介「わかりやすくいえば,温泉宿の仕掛け人です」 旅館コンサルタントより温泉宿の仕掛け人のほうがわかりやすいかどうか,はなはだ疑問です。

  10. この間いろいろあって犯人逮捕または自首。場所は断崖。犯人は断崖から飛び下りて死のうとするが阻止される。たいていはさつきがひっぱたく

  11. 慎之介の創作料理が板長に認められる

  12. 建て直しが成功し,旅館の経営が軌道に乗る

  13. ドラマの前半に伏線のあるほのぼの系エピソードの続き。最近はないことのほうが多い

  14. 城ノ内社長が旅館に登場。仕掛け人に次の舞台を指示し「えー,また休みなしですかあ(;_;)??」で終了

レギュラーの行動パターンもほぼ決まっていて,社長が岩田に指示を出すとき岩田は全然関係のない温泉にはいっているし,岩田が最初の報告に来るときは社長は割烹「たいら」で現在建て直し中の温泉あたりの名物料理を食べています。また,さつきは必ず「10年前からの帳簿を見せてください」と 10年前からにこだわっています。これは10年前まで銀行に勤めていたことと関係があるのかも知れません。あとでとってつけたようにいうのなら,はじめから伝えておけばいいのに。

最後の社長の指示と実際に放送される次の舞台が違うのもお決まりだったのですが,第7作から一致するようになりました。(第6作の指示先は三重県,実際は伊勢志摩だったので,違うとはいえないかも)

1件目の殺人は上に書いたように多くの場合冒頭かつ“断崖”ですが,2件目以降の殺人のタイミングはさまざま,場所もさまざまです。ただし,旅館内で殺人が起こったことは1回もありません。実際の旅館が舞台なので当たり前といえば当たり前かもしれません。従業員が犯人だったことはあります。

舞台の旅館は実名のときも仮名のときもあります。

今回の舞台は秋保温泉
行ったことのある温泉,このシリーズに初登場です\(^o^)/

ただし,ホテル瑞鳳は前を通っただけですが(笑)

温泉(秘)大作戦(13)のあらすじ

テレビ朝日|土曜ワイド劇場より引用:

城ノ内コンサルティングの今回のクライアントは、宮城県仙台市にある秋保(あきう)温泉郷のホテル『瑞鳳』。“櫻離宮”と名付けられた高級感あふれる離れでのおもてなしを、さらに心温まるものにするため、星野さつき(森口瑤子)と森田梢(高樹マリア)が和式礼法を取り入れた美しい配膳の仕方を指導している。

そんなさつきたちに、支配人から驚きの情報がもたらされる。数日後に開催予定の『宮城県地域医療の会』の学会を中止にしないと、死者が出るとの脅迫状がホテルに届いていたのだ。同じ内容の脅迫状は、学会幹事の板野(金児憲史)、梶川(池田努)両医師にも送られていた。さつきは板野らに警察への通報と学会の中止を促す。しかし、板野は不安がる梶川を説得し、予定通りの開催を断固主張。さつきたちはお客様の要望に応えるべく、万全の対策を講じることにする。

手始めに、岩田幸平(村田雄浩)が学会周辺の情報を収集すると、脅迫状が送られてきた数日前に、学会幹事の一人、坂上医師(松川荘八)が勤務先の病院屋上から謎の転落死を遂げていたことが分かる。事故か事件か、また今回の脅迫状と関連はあるのか、一抹の不安を抱えながら、さつきたちは学会の前夜祭を迎える。

板野と梶川は、離宮にチェックイン。ほかにも、学会出席者とは別に、離宮用に特別な野菜を納めている農家の茶沢健三(松澤一之)と久恵(秋山りこ)の親子、姉妹でスナック経営している松尾典子(大竹一重)と小春(遊井亮子)、そして一人客の滝沢京香(藤田弓子)が宿泊していた。

そのころ、前夜祭会場には再度、学会中止を求める脅迫状が届いていた。万が一を案ずる梶川は板野に中止を持ちかけるが、板野は頑として強硬開催を譲らない。結局、「全責任、俺が取る!」という板野に押し切られ、岩田を中心に厳戒態勢を敷く中、前夜祭がスタートする。

同じころ、離れの宿泊客にも島慎之介(東幹久)が心を尽くした料理が振る舞われていた。母の命日に遺影を持参している松尾姉妹の部屋には、亡き母が好きだったというワインが一緒に供される。また、茶沢の部屋には島が自ら出向き、貴重な地元野菜を提供してくれることへの感謝をのべる。そして、さつきは新任ながら仲居歴15年の石森可奈子(大路恵美)とともに、京香の部屋を担当。おもてなしの心で京香に接するが、京香からは可奈子を担当から外してほしいとのクレームが寄せられてしまう。さつきの目には、可奈子の接客に落ち度はないように映るのだが…。

幸いにも、前夜祭は無事に終了する。しかし、離宮で予期せぬ騒動が起こる。酒に酔った茶沢が、板野と梶川を「人殺し同然だ!」と激しくののしり、つかみかかったのだ。久恵に咎められた茶沢は、おとなしく自室に退散。大事には至らなかったが、その一部始終を見ていた松尾姉妹は、夜遅くに梶川の部屋を訪ね…。

翌朝、念願の学会当日を迎えたその日、板野は車の中で絶命しているところを発見される!さらに、梶川宛に新たな脅迫状が届き…!?

大竹一重遊井亮子の姉妹っていかにも何かありそうな,すごい姉妹ですね。犯人ではないでしょうが。

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クラーベセクレタ引退

クラーベセクレタが引退式でファンにお別れ – 競馬ニュース : nikkansports.comより一部引用:

牡馬クラシック2冠制覇など名牝として活躍したクラーベセクレタ(牝6、船橋川島正行)の引退式が19日、地元の船橋競馬場で行われた。

長い間お疲れさまでした。

クラーベセクレタで思い出すのは,2010年大晦日に行なわれた第34回東京2歳優駿牝馬。詳しいレース結果はNARの公式サイトなどを見ていただくとして,2着チェリペタルに3馬身の差をつける圧勝でした。

このレース,競馬場で生で見ていました。例年だと帰省しているのですが,この年は年末~年始に某公営競技(残念ながら(?)競馬ではありません)の予報業務があったので帰省せず,たまたま休みの大晦日に大井競馬場に行ってみたのでした。

大した写真もありませんが,何枚か紹介します。

坂本競馬ゆかりの地をウリにしている立会川駅:

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駅から競馬場のほうにちょっと行ったところにある坂本競馬像:

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レースの写真はこの1枚だけ:

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いちおう,1着と2着の間にシャッターが切られたということにしてあります(笑)

この日は夕映えがきれいでした。

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表彰式:

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語られることもないですが,表彰式前に次のようなハプニング(?)がありました。

ちなみに,私の収支はどうだったかというと……,

東京2歳優駿牝馬は確か2着がいなかったような記憶があります。

2010年はこうして穏やかに暮れていったのでした。

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腐れメロス

あえて断わるまでもなく,走れメロス太宰治が発表した小説です。中学校の国語の教科書でおなじみでしょう。
今は青空文庫で読めます。図書カード:走れメロスでどうぞ。

1か月ほど前,ある中学生の自由研究がネットで話題になりました。
「走れメロス」は走っていなかった!? 中学生が「メロスの全力を検証」した結果が見事に徒歩 – ねとらぼより一部引用:

一般財団法人 理数教育研究所が開催した「算数・数学の自由研究」作品コンクールに入賞した「メロスの全力を検証」(PDF)という研究結果がとても興味深いです。中学2年生の村田一真くんによるこの検証では、太宰治の小説「走れメロス」の記述を頼りにメロスの平均移動速度を算出。その結果、「メロスはまったく全力で走っていない」という考察に行き着きます。端的にいうとメロスは往路は歩いていて、死力を振りしぼって走ったとされる復路後半の奮闘も「ただの早歩きだった」というのです! なんてこった!

この研究によると,往復の平均の速さはたった時速3.9kmだったそうです。不動産表記の徒歩1分は80mで,時速になおすと4.8km/hですから,これよりも遅かったことになります。

公開されているPDFを見ると若干無理な仮定も見受けられますが,本質的な問題ではないと思います。

メロスに関する謎については,実はこのブログの前身のブログで取り上げたことがあります。

もともとは2004年8月12日に発行したメルマガ能天気Express No.128に書いた話題です。

ただ,タイトルでもわかるように,メロスが走った距離に注目したもので,速度に関しては考慮しませんでした。今となっては悔やまれます(笑)

Wikipediaによると,走れメロスにはしょうもない創作逸話があるそうです。
走れメロス – Wikipediaより一部引用:

懇意にしていた熱海の村上旅館に太宰が入り浸って、いつまでも戻らないので、妻が「きっと良くない生活をしているのでは……」と心配し、太宰の友人である檀一雄に「様子を見て来て欲しい」と依頼した。
往復の交通費と宿代等を持たされ、熱海を訪れた檀を、太宰は大歓迎する。檀を引き止めて連日飲み歩き、とうとう預かってきた金を全て使い切ってしまった。飲み代や宿代も溜まってきたところで太宰は、檀に宿の人質(宿賃のかたに身代わりになって宿にとどまる事)となって待っていてくれと説得し、東京にいる井伏鱒二のところに借金をしに行ってしまう。
数日待ってもいっこうに音沙汰もない太宰にしびれを切らした檀が、宿屋と飲み屋に支払いを待ってもらい、井伏のもとに駆けつけると、二人はのん気に将棋を指していた。太宰は今まで散々面倒をかけてきた井伏に、借金の申し出のタイミングがつかめずにいたのであるが、激怒しかけた檀に太宰は「待つ身が辛いかね。待たせる身が辛いかね。」 と言ったという。
後日、発表された『走れメロス』を読んだ檀は「おそらく私達の熱海行が少なくもその重要な心情の発端になっていはしないかと考えた」と『小説 太宰治』に書き残している。

この小説にはいろんなパロディがありますが,お気に入りは

ところで,この前腐った方々と話していてたまたまメロスの話題になったのですが,この作品には妄想ネタがいろいろちりばめられており,とくにラストの部分は妄想ビンビンだそうです。

このブログは残念ながらこういった筋のブログではありませんので,詳細は省きます。興味のある腐った方々はぜひ原作をお読み下さい。

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練習中に被災した羽生結弦選手

今さらな感じもしますが,ソチ冬季五輪フィギュアスケート男子シングルで羽生結弦選手がみごと優勝しました。

金メダルの羽生「復興に役立ちたい」 NHKニュースより,一部引用:

羽生選手は会見で、報道陣から試合後にあまり笑顔を見せない理由を問われて、「金メダルの実感が沸かないこともありますが、震災からの復興のために自分に何ができたのか分からない。複雑な気持ちです」と答えました。

そして、震災の当時を振り返って、「スケートができなくて、本当にスケートをやめようと思いました。生活するのが精いっぱいというなかで、大勢の人に支えられてスケートを続けることができました。金メダルを取れたのは、被災した人たちや支えてくれた人たちの思いを背負ってやってきたからです」と語りました。

そのうえで今後について、羽生選手は「将来、プロになったとき、震災からの復興のために何かできればと思っています。金メダリストになれたからこそ復興のためにできることがあるはずです。これがスタートになると思います」と真剣な表情で話していました。

羽生選手は3.11のとき練習中に地震に遭ったという話をどこかで聞いたか読んだかしたようなおぼえがあったのですが,Evernoteにクリップしてありました。
2012年11月21日付河北新報より:

フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第6戦のNHK杯は23日、宮城県利府町セキスイハイムスーパーアリーナで開幕する。東日本大震災の復興支援を掲げる大会に、仙台市で生まれ育った男子の羽生結弦(宮城・東北高3年)は特別な思いで臨む。 今春からカナダに強化拠点を移した羽生は17日に帰国し、被災者のため「何か少しでも力になればという思いはある。自分自身の演技をして好結果を残すことが大事」と神妙な面持ちで語った。

仙台市内のリンクで練習中に被災し、避難所暮らしも経験した。練習拠点を失い、全国各地のアイスショーを約60公演も回りながら滑り込んだ。被災地への思いが心身を突き動かし、初出場だった3月の世界選手権で銅メダルに輝いた。

それにしても,最近の若い選手のインタビューはきちんとしてますねえ……。

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ホワイト・バレンタインデー

本日10時30分発表の大雪と強風及び高波に関する東京都気象情報 第1号:


大雪と強風及び高波に関する東京都気象情報 第1号
平成26年2月13日10時30分 気象庁予報部発表
(見出し)
発達する低気圧の影響で、14日から15日にかけて、東京地方と伊豆諸島
では荒れた天気となるおそれがあります。東京地方では大雪への注意が、伊
豆諸島では高波への警戒と大雨や強風への注意が、それぞれ必要です。
(本文)
[気象状況と今後の予想]
 14日から15日にかけて、前線を伴った低気圧が発達しながら本州の南
岸を東北東へ進む見込みです。
 この低気圧の影響で、東京地方と伊豆諸島では、14日から15日にかけ
て、荒れた天気となるおそれがあります。
[防災事項]
<大雪・大雨>
 東京地方では14日から15日にかけて雪が降り、東京23区でも積雪と
となって大雪となるおそれがあります。大雪による交通障害や路面の凍結、
着雪に注意してください。
 また、伊豆諸島では14日から15日にかけて、大雨となるおそれがあり
ます。土砂災害、低い土地の浸水や河川の増水に注意してください。
<強風・高波>
 伊豆諸島では15日に非常に強い風が吹き、海上は大しけとなる見込みで
す。強風に注意し、船舶や海岸施設では高波に警戒してください。
[補足事項]
 今後発表する警報・注意報、気象情報等に十分留意してください。
 平成25年台風第26号の大雨の影響で、大島町では大雨警報・注意報の
土壌雨量指数基準を通常基準より引き下げた暫定基準で運用しています。
 次の「大雪と強風及び高波に関する東京都気象情報」は、13日17時頃
に発表する予定です。

このように明日の東京はホワイト・バレンタインデーになりそうな予報になっています。

というわけで,かつて東京でバレンタインデーに雪が降ったことがあったのか調べてみました。
データは気象庁天気相談所によるもので,1960年以降です。

バレンタインデーに雪が降ったのは1990年,2001年,2011年の3回あります。
このうち積雪になったのは2011年で,最深積雪は2cmでした。

 気象庁は14日、本州の南海上を進む低気圧の影響で同日夜から15日未明にかけて東京都心を含む関東甲信地方で大雪となる見込みだと発表した。

 14日深夜の段階で、東京や千葉、横浜、前橋、水戸などで積雪が確認され、各地の交通機関にも乱れが出ており、同庁で注意を呼び掛けている。

 同庁によると、各地の積雪は午後11時現在、東京都心2センチ、横浜市4センチ、埼玉県熊谷市5センチなどとなっている。東京都心の積雪はこの冬初めて。

 この雪の影響で、東京都内では、午後10時現在、男女計10人が転倒して病院に搬送された。東京消防庁によると、豊島区と板橋区では、それぞれ帰宅途中の男性が雪で足を滑らせて転倒、足や腕の骨を折るなどのけがをした。また、JR中央線ではポイントが切り替わらなくなるトラブルが発生。午後10時10分頃から東京―高尾駅で約1時間運転を見合わせた。
(2011年2月15日03時03分 読売新聞

また,当日は雪が降らなかったものの前日までの降雪がバレンタインデーに積雪として残ったことが1967年,1994年の2回ありました。

明日はどのくらい降るんでしょうね。楽しみではあります。

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謎はすべて解けた!!

とはいっても金田一少年ではありません。

解いた謎はこれ。

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公式サイトは 謎解きミステリー | (公社)小江戸川越観光協会

一部引用:

月は隠れ、皆が寝静まった午前零時。
川越のシンボル「時の鐘」の音が三度響き渡った。
誰が、何のために。
この日より川越の日常は終わりを告げ始めた・・・
カラクリ時計は奇妙な刻を告げ、
いにしえより鎮座する石像は怪しげな歌を唄う。
江戸の頃より伝わる書物によれば、
五人の町人に受け継がれた秘密を解き明かし、
町中に仕掛けられたカラクリを紐解く時、
川越を事変より守る事ができるという。
襲いかかる試練、受け継がれる想い。
美しき小江戸の「時」を取り戻す為、隠されし謎を解き明かせ!

なかなか楽しかったです。ただ,タイムリミットが実質6時間なので,川越の地理がある程度頭にはいってないと1日でクリアするのはけっこう大変かも知れません。

ちなみに,これが三度鳴った!?川越のシンボル時の鐘です。

IMG_6007.JPG

川越を舞台にしたドラマでは必ずといっていいほど出てきます。例えば火曜サスペンス劇場監察医室生亜季子シリーズしかり,土曜ワイド劇場100の資格を持つ女8しかり。

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明日(1月18日)は「火災調査官紅蓮次郎」を放送すべきである

明日のテレビ朝日,21時からの番組は土曜ワイド劇場ではなく,松本清張二夜連続ドラマスペシャル「三億円事件テレビ朝日開局55周年記念となっています。

よせばいいのに土曜ワイド劇場をつぶして放送するドラマスペシャルはつまらないと相場が決まっていますし,清張モノの2時間サスペンスはつまらないとこれまた相場が決まっています。マイナスの数と違って,“つまらない”を2つかけてもいっそうつまらなくなるだけです。

それにどうして今どき3億円事件?

♪あ~めに轟くオートバイ~
昭和の義賊 怪盗ルパン~

実際の事件をもとにしたサスペンスドラマが面白かったためしはありません。

そういうわけではやばやと来週の土曜ワイド劇場に思いをはせるわけですが……おおっ,待ってました,火災調査官・紅蓮次郎14です。前作が放送されたのが2012年1月10日ですから,約2年ぶりの放送です。

好きなシリーズだし放送されるのはうれしいのですが,この時期に放送するのなら,清張モノなんて後回しにして明日放送して欲しかったです。というのも明日は1月18日,あの明暦の大火が起こった日だからです。

ここで,明暦の大火とは――。

明暦三年一月十八日(グレゴリオ暦では1657年3月2日)午後1時ごろ,本妙寺付近から出火した炎は折りからの北西風に煽られて南東方向の湯島,神田方面に燃え広がり,湯島天神神田明神を焼き,駿河台の大名屋敷を焼き尽くし,浅草から隅田川を越えて牛島新田(現在の墨田区)まで達し,翌十九日午前2時ごろにどうにか鎮火しましたが,午前11時ごろ新鷹匠町(現在の文京区小石川)から再び出火,東南東~南に燃え広がり,正午ごろ江戸城天守閣が炎上,さらに増上寺付近まで焼いて,翌二十日の朝やっと鎮火しました。江戸市中の6割が焼失,死者は10万人以上といわれています。

ちなみに,両国にある回向院は,この火災の焼死者を葬ったのがはじまりとされ,

「有縁・無縁に関わらず、人・動物に関わらず、生あるすべてのものへの仏の慈悲を説くもの」として現在までも守られてきた当院の理念です。
開創 | 回向院 | 歴史の中で庶民と共に歩んできたお寺より

今ではペット供養でも有名です。犬の供養塔や

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ネコの供養塔や,

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小鳥の供養塔などもあります。その他,猫の恩返しの碑や鼠小僧の碑があったり,かわいいネコちゃんがいたりするのですが,話がそれたので明暦の大火に戻します。

出火原因については次のような伝説もあります。

麻布の質屋の娘・梅乃はお参りに行った本郷丸山の本妙寺でイケメン野郎に一目惚れ,そのイケメン野郎が着ていたのと同じ模様の振袖をつくらせて“夫婦遊び”をしたりしていましたが,ついに恋い焦がれて死んでしまいました。両親は本妙寺で葬儀を行ない,納棺の際その振袖を棺にかけてやりました。

お寺では慣習に従いその振袖を古着屋に売りました。ところが翌年の同じ日,その振袖がかけられた棺がお寺に運ばれてきました。お寺では慣習に従いその振袖を古着屋に売りました。ところがまたまた翌年の同じ日,その振袖がかけられた棺がお寺に運ばれてきました。

お寺でもいくらなんでも気味が悪くなったのか,明暦三年正月十八日,娘たちの親を施主として施餓鬼を行ないました。そして供養のために振袖に火をつけたところ,一陣の怪風とともに火のついた振袖が舞い上がり,火はみるみるうちに燃え広がったという……。

このため,明暦の大火は振袖火事ともよばれます。

この話は江戸時代の怖い話を扱った本などにのっていたりして,事実と思っている人もいるようですが,お寺でイケメンに一目惚れするあたりが八百屋お七の話とそっくりで,お七の話を真似してつくられたのだろう……というのが定説になっています。

写真は本妙寺があった付近のいまです。

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出火元は実は本妙寺ではなく,となりの老中・阿部忠秋の下屋敷だったという話もあり,さらには浪人放火説,果ては老中・松平伊豆守黒幕説もあります。私的には阿部忠秋下屋敷出火説がしっくりしていたのですが,調べてみると阿部忠秋の下屋敷はとなりにはなかったようで,

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最近は松平伊豆守黒幕説に傾いています。

上の地図はiOSアプリ今昔散歩より。少なくとも明暦の大火のあとの地図なので,どの程度参考になるかはわかりません。

早い話が,要するに,とどのつまりが,出火元についてはいまだに不明になっているのです。そこで,そうです!! 火災調査官・紅蓮次郎の登場です!! 1月18日にはピッタリではないでしょうか。

現在から明暦の時代に行くにはタイムマシンが必要です。それはドラえもんに借りましょう(もちろん今のドラえもんモドキではなく,大山のぶ代さんのほう)。犯人を逮捕するのは警察ですから,特命捜査課にも参加してもらいましょう。神代課長をはじめ故人も多いですが。故人でOKなら安浦刑事にも参加してほしいです。現在の特命である杉下警部と歴代の“相棒”が加わるのもいいかもしれません。「相棒」は見ていないのでどうでもいいですが,もともとは土曜ワイド劇場のシリーズでしたしね。

土曜ワイド劇場と同じくテレビ朝日で放送された必殺シリーズでは,仕事人が元禄に現われて吉良上野介を討ったり,アメリカに渡ってインディアン・スー族を助けて第7騎兵隊を全滅させたり,果ては子孫が現在に現われたりしたくらいですから,紅蓮次郎や特命課が明暦の時代に現われても別に不思議はないでしょう。

とまあ,ゴチャゴチャとただの妄想を書いてきました。しかも面白かったためしはないと上で断言している実際の事件をもとにしたサスペンスドラマ(なのか?!)だし(笑)

公式ページに載っている来週放送のあらすじ,もちろん残念ながら(?!)全然違います。

北海道の大学に行っていた俊介が別人になって帰ってくるようです。でも,円ちゃんはどうなんでしょう? 第9作で北海道の大学に行ったと説明のあった俊介と違って消息不明になっているので心配です。(Wikipediaには京都の大学に行ったとありますが,そんな説明ありましたっけ?)

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西武秩父線の車窓から見た2013年1月14日の雪【修正版】

2013年1月15日付毎日新聞より:

本州南岸で急速に発達した低気圧の影響で「成人の日」の14日、首都圏を中心に大雪となる大荒れの天候となった。いずれも初雪となった横浜市で13センチ、東京都心でも8センチの積雪を記録。首都圏のJR各線などが運休や大幅遅れで乱れたほか、首都高速の通行止めや羽田空港の欠航が相次いだ。各地でけが人も出た。国立競技場で予定されていた全国高校サッカー決勝は19日に延期となった。気象庁は路面凍結などに注意を呼びかけている。

気象庁によると、14日は最大で▽千葉市8センチ▽甲府市10センチ▽仙台市20センチ–の積雪を観測。東京都心で8センチを記録するのは06年1月以来7年ぶりだった。雪は東北南部で14日深夜まで降る見通し。風も強く、最大瞬間風速は東京・三宅島で38.6メートル、千葉県銚子市で38.5メートルを観測した。

12日~14日の3連休,私は秩父に出かけていまして,14日の朝帰ってきました。乗ったのは西武秩父駅08時30分発飯能行きの各駅停車です。ちなみに特急のレッドアローは飯能で向きが反対になるので,めったに乗りません。

車窓から見た雪のようすを前後を含めてまとめてみました。

07時過ぎ,ホテルの窓から:

2013-01-14 07.06.24

08時09分ごろ,西武秩父駅:
2013-01-14 08.09.27

08時21分ごろ,西武秩父駅。発車を待っているレッドアロー:

2013-01-14 08.21.53

西武秩父横瀬間:

2013-01-14 08.34.15

横瀬芦ヶ久保間:

2013-01-14 08.39.56

芦ヶ久保駅:

2013-01-14 08.41.15

正丸トンネルを抜けると雪ではなく雨が降っていました。

2013-01-14 08.53.29-2

ここから先,飯能までは雨が続きます。

飯能で副都心線直通の快速渋谷行き(当時はまだ東横線につながる前)に乗り換えたあとは混んできたこともあり写真は撮っていません。代わりに実況(?)ツイートから。

いったん地下に潜ったあと地上に出ると,そこには一面真っ白な世界が広がっていましたとさ。

2013-01-14 10.35.32

※少し前に同じブログを上げましたが,Flickrの仕様で画像表示にiframeタグが使われていたため,すべてimgタグに変更して上げなおしました。どうしてこんなしょうもない仕様変更をしたんだろうね>Flickr

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明日の土曜ワイド劇場は100の資格を持つ女(8)

今日の金曜プレステージ新春特別企画HAMU―公安警察の男―でしたが,特別企画と名乗る2時間サスペンスはつまらないの相場のさらに上を行くつまらなさで,30分で見るのをやめました。

それで明日の土曜ワイド劇場に早々と期待をするわけです。100の資格を持つ女(8),サブタイトルは小江戸・川越の老舗レストランに潜入捜査!名店の裏に隠された親族の崩壊と復讐!!小さな命を奪った連続殺人事件の真実

100の資格というとおり,このシリーズにはいろいろな資格が出てきます。以前も書きましたが,第1作から第7作までに出てきた資格(のうち判別できたもの)を改めてまとめておきます。

気象予報士と聞いては黙っていられません。
登録証によると登録は平成15年11月4日,登録番号は第42786号となっています。実際にはこんなにたくさん気象予報士はいませんし,必要もありません(笑) ちなみに私は1000番台です。

話がそれました。第4作以降を続けます。

  • 第4作
    • フォークダンス公認指導者4級
    • 腹話術インストラクター
    • 夜景鑑賞士1級
  • 第5作
    • ラジオコントロール検定ビギナーズ級
    • グリーンアドバイザー
    • フードコーディネーター3級
    • きものコンサルタント
    • マナー検定・上級
    • グリーンセイバー・アドバンス
    • リフレクソロジスト
    • 鉱物検定士3級
    • 野菜ソムリエ
  • 第6作
    • バルーンプロ検定
    • 鮮魚士
    • 編み物技能検定
    • 経理診断士
    • 温泉ソムリエ
  • 第7作
    • デザートクリエーター2級
    • 日本ティーインストラクター
    • そば打ち三段
    • 理科検定2級
    • 鉄道テーマ検定1級

そういえば,西郷美千花さんには学歴に不審な点がありましたね。それはまたの機会にします(いつまで引っ張るんだろう?(笑))。

100の資格を持つ女(8)のあらすじ

公式サイトテレビ朝日|土曜ワイド劇場より引用:

バツイチで二人の子持ちの西郷美千花(渡辺えり)は、リストラ時の備えとして資格の取得に励む渋谷中央署の事務職員。事件捜査には関わらないが、資格の勉強で得た知識を生かして事件解決のヒントを見つけるなど、小山田刑事(草刈正雄)らの手柄に貢献している。

ある日、小山田らに埼玉県川越市で起きた殺人事件の一報がもたらされる。被害者は、迫田加奈子(手塚理美)が経営するイタリアンレストランのシェフ、大牟田祐樹(森岡豊)。管轄外の事件だが、加奈子が一年前に渋谷で起きた未解決強盗殺人事件の重要参考人だったことから、小山田は急きょ川越へと向かう。

川越の所轄署に到着した小山田は、取調室に連行される加奈子と遭遇する。一年前の事件をいまだ解決できない悔しさから、少しでも手掛かりを得たい小山田。だが、担当刑事の香川(小沢和義)は縄張り意識が強く、早々に追い返されてしまう。

一年前、強盗殺人の被害に遭ったのは加奈子の夫の弟である道彦と、たまたまその日、弟の家に預けられていた5歳の娘・星羅。星羅は先妻の子で、加奈子と血のつながりはない。当時、加奈子の夫・俊一は重病を患っており、加奈子は治療費の金策に奔走していた。また、道彦の家からは700万円が盗まれていたが、それだけの大金が家にあることを知っていたのは身近な人物だけとのことから、加奈子が真っ先に疑われたのだ。幼い子どもの命が奪われ、いまだ解決していないことに心を痛めた美千花は、いつもは嫌々押し付けられている潜入捜査を自ら提案。自主的に加奈子のレストランへと面接試験を受けに行く。

『オリーブオイルソムリエ』の資格を生かして見事、レストランでの就職を決めた美千花は、早々に迫田家の複雑な人間関係の洗礼を受けることになる。カッとなりやすい性質の加奈子は、一年前の事件で殺された義弟・道彦の妻・真美(国生さゆり)とも、義父の英介(小野寺昭)とも、事件以来うまくいっていなかった。また、加奈子が星羅に体罰を与えていたという噂も美千花の耳に入る。そんな加奈子に英介は、面と向かって「孫を殺した女の顔は見たくない」と言い放ち、英介所有の土地に立つレストランの閉鎖を指示。跡地には、真美が役員を務める自然食品の営業所を開く計画を、独断で決めてしまう。加奈子の夫・俊一はすでに他界。店を守ることが夫との約束だという加奈子は、英介と激しく対立する。

複雑なのは迫田一家ばかりではなかった。従業員の宮島妙子(寺田千穂)によれば、加奈子は殺されたシェフの大牟田とも口論していたという。だが、その妙子にも、そして大牟田の死後、厨房を任されるようになった若手シェフの斎藤守(浜田学)にも、大牟田殺害時のアリバイはなかった。

そんな中、美千花は、加奈子が人目を避けるように見知らぬ男性と会っているところを目撃する。また、大牟田のレシピ帳を見つけた美千花は、ノートの間に妙子の預金通帳が挟まっているのを発見。調べると、一年前の事件後、強盗事件の被害額と同じ700万円が謎の男から振り込まれていることが判明する!

今回の事件のみならず、一年前に渋谷で起きた未解決強盗殺人事件を解決するためにも、管轄外にも関わらず、課長の栗林が刑事とばれないよう変装するなど、美千花だけでなく渋谷中央署の面々も総出で今回の事件の捜査に繰り出す・・・!

舞台は勝手知ったる川越。楽しみです。

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今年の土曜ワイド劇場

今年の土曜ワイド劇場は「終着駅の牛尾刑事VS事件記者・冴子 家族の食卓」で終了しました。
そこで2013年の土曜ワイド劇場を簡単に振り返ってみます。

まず,今年も放送された私の好きなシリーズ。

  • 温泉(秘)大作戦
  • 遺品の声を聴く男
  • 100の資格を持つ女
  • おかしな刑事
  • 東京駅お忘れ物預り所

温泉(秘)大作戦12は洞爺湖が舞台でした。次回の舞台は秋保温泉とのことでした。
撮影はしているんでしょうか。情報がないのが不安です。

100の資格を持つ女7では次のような資格が登場しました。

  • デザートクリエーター2級
  • 日本ティーインストラクター
  • そば打ち三段
  • 理科検定2級
  • 鉄道テーマ検定1級

次に,今年は放送されなかった私の好きなシリーズ。

  • 火災調査官紅蓮次郎
  • 炎の警備隊長五十嵐杜夫
  • 司法教官・穂高美子

炎の警備隊長五十嵐杜夫は去年も放送されなかったので,もしかするともう終了したのかもしれません。

司法教官・穂高美子は,高崎フィルム・コミッションのサイトによると第3作がすでに撮影されているようです。

ちなみに,このドラマの舞台になっている司法研修所のホンモノは拙宅(?)の近くにあるのですが,ここでロケが行なわれたという話は寡聞にして聞きません。

印象に残っているのは7月13日に放送された西村京太郎トラベルミステリー60「秩父SL・3月23日の証言」。内容云々ではなく,たまたま秩父に行っていて秩父のホテルで見たことです。偶然の一致でした。

来年の土曜ワイド劇場は予定では1月11日に100の資格を持つ女8ではじまります。渡辺えりさんのブログによると,舞台は川越だそうです。いきなり楽しみだったりします。

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