1962年8月26日朝,台風14号が潮岬付近に上陸,そのあと三重県から福井県に抜けました。
この日の午後,毎度のことながら多摩川でのんきに釣りをしていたマヌケな連中がいました。夏休み最後の日曜日ということもあったのでしょう。
そして,急な増水で中州に取り残されるという,これまたありがちなパターン。しかも折からの17~18m/sの強風で救助隊は立ち往生,警視庁や自衛隊のヘリも離陸できない状態でした。
こうした中,果敢に救助に向かったのは立川基地所属の米軍36空軍救助中隊の大型ヘリ。のちに警視総監から感謝状が贈られました。誤爆しか能のない米軍も,ごくまれにいいことをすることがあるものです。あくまで例外中の例外でしょうけれど。