今日は二夜連続ドラマスペシャル「オリンピックの身代金」第1夜

今日は土曜ワイド劇場がつぶされ中止でかわりに二夜連続ドラマスペシャル「オリンピックの身代金」第1夜が放送されます。

前にも書きましたけれど,土曜ワイド劇場をつぶして放送されるドラマスペシャルの類はつまらないと相場が決まっています。もちろんだましゑ歌麿とかSP警視庁警護課などの例外はあります。面白いか面白くないかはキャストやスタッフを見ればだいたい予想がつきます。「オリンピックの身代金」はおそらく面白くないです。

予想どおり面白くなかったらあとで文句をいうとして,「オリンピックの身代金」の舞台はもちろん1964年の東京五輪です。

1964年の東京五輪を扱ったドラマで思い出すのは「特捜最前線スペシャル 疑惑のXデー・爆破予告1010!」です。
なんといっても極上の晴天で知られる開会式の日,世田谷の一部で雷雨があったことが事件を解く手がかりになるという,なんとも私好みの展開でした。詳しくは1964年10月10日の雷雨 – NotenkiExpress 2013をご覧ください。

ついでですが,1964年の夏の東京は渇水に見舞われ,東京砂漠とよばれました。東京都は7月21日から35%節減の第三次給水制限,さらに8月6日からは45%節減の第四次給水制限を実施しました。2020年の東京五輪はこんな時期に開催されるわけです。

ついでのついで,開幕直前の9月24日には台風20号が大隅半島付近に上陸,その後四国,近畿,北陸地方を通って日本海に出たあと新潟付近に再上陸し,三陸沖に抜けました。この台風による強風で選手村を含む五輪施設の一部が破壊しました。あまり知られていないのでここに書いておきます。

二夜連続ドラマスペシャル「オリンピックの身代金」のあらすじ

ストーリー|オリンピックの身代金|テレビ朝日より:

昭和39年夏――東京オリンピック開催を間近に控えた東京で、2件の火事が連続発生した。
火事が起こったのは東京オリンピック警備の最高責任者である幕僚長・須賀修一郎(岸部一徳)の私邸、そして中野の警察学校。だが、両火事は発生するやいなや、なぜか箝口令が敷かれる。警視庁捜査一課の刑事・落合昌夫(竹野内 豊)がその事実を知ったのも、偶然噂を耳にした同僚刑事・岩村傑(斎藤工)の口からだった。記者のみならず、なぜ捜査一課にさえも情報を伏せるのか・・・落合は、そう訝しがる。

そんななか、中野警察学校の火事から数日後、事態は急展開を迎える。落合が所属する捜査一課五係の面々が、極秘で集められたのだ。そこで捜査一課長・玉利(沢村一樹)と捜査一課長代理・田中(大杉漣)から発表されたのは、須賀幕僚長の私邸火災の前々日、警視総監宛てに送られてきた切り抜き文字の脅迫状の存在だった。
脅迫状は中野警察学校の火災事件の前にも、届いていたという。我が国にとって最も重要な東京オリンピック開催に、いささかたりとも不安を抱かせるようなことがあってはならない――玉利の命を受け、落合らは公安の指揮のもと、極秘捜査へと乗り出すことになった…。
やがて、落合は事件直前に須賀幕僚長の私邸付近で、赤いスポーツカーに乗った男女を見たという目撃証言を入手。車の持ち主が須賀幕僚長の次男・忠(速水もこみち)であることを突き止める。落合ら一課の刑事は、須賀忠を追及するが、玉利課長によって捜査は止められる。
落合らが、懸命に東京中を走り回り、捜査を続ける中、大田区にある『北野火薬』が工事用ダイナマイト25本を紛失していたことが判明。そこで、落合は『北野火薬』によく出入りしている人夫斡旋会社『山晋興業』へ。社長の山田晋一(柄本明)から、同社で働く秋田出身の貧しい東大生・島崎国男(松山ケンイチ)の存在を聞かされる。対面した島崎が発した“ある一言”が引っかかる落合。そんなある日、またしても新たな事件が発生する…!
そして容疑者の一人として島崎の周辺を調べ始めた落合は、東大に通う自分の妹の有美(黒木メイサ)が島崎の恋人であることを知り、愕然とする…。
真犯人は誰なのか? その目的は? 戦後最大の国家的イベント『東京オリンピック』を前に、国家の威信を賭けた警察と謎の犯人との息詰まる対決が始まった…。

追記[2013/11/30(Sat) 23:24]

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