今日の土曜ワイド劇場は土曜ワイド劇場特別企画「京都人情捜査ファイル」。サブタイトルは……ない(笑) なんと,連ドラの初回2時間スペシャルを土曜ワイド劇場のワクで放送してしまおうという浅ましい企画です。
毎度書いているように,一部の例外を除いて特別企画は駄作であるのが相場ですが,連ドラの2時間スペシャルがつまらないというのもまた相場なので,どう考えても駄作の悪寒以外しません。どうせオチは,続きは木曜8時で,なのではないのでしょうか。
連ドラの初回2時間スペシャルを土曜ワイド劇場のワクで放送したケースとしては,ドラマスペシャルとして放送されたものですが,「陽はまた昇る」があります。タイトルは「最後の晩餐~刑事・遠野一行と七人の容疑者~」という連ドラとは似ても似つかないものでした。ちなみにサブタイトルは“犯人は誰だ!?放火殺人現場から生存者が消えた…そして彼らはなぜ嘘の証言をする?本格推理ミステリー”。ネクラヒッキーがのこのこレストランにやってきたり,部下の刑事役がシロウト顔負けのヘタさだったり,ドラマスペシャルの名に恥じない駄作でした。
連ドラのほうも見ましたが,いろいろ引っ張った割にはしまらない最終回でした。
木曜に放送される「京都人情捜査ファイル」に関してはよくわかりませんが,今日のところは期待しないでおいたほうがよさそうです。
土曜ワイド劇場特別企画 京都人情捜査ファイルスペシャルのあらすじ
土曜ワイド劇場特別企画 京都人情捜査ファイルスペシャル|ストーリー|京都人情捜査ファイルより:
コンビニ店員の永山雅夫(小須田康人)が出勤の途中で何者かに射殺される。
犯罪被害者支援室・室長の吉崎仁美(松下由樹)は、妻の和恵(遊井亮子)のケアを任されるが、和恵は激しく取り乱し仁美の言葉に耳を貸そうとしない。
そんな和恵に、仁美の部下として着任したばかりの戸隠鉄也(高橋克典)が、“支援”のセオリーを逸脱した言葉を掛ける。「しっかりしてください」。被害者支援においてプレッシャーとなるような言葉はご法度だ。
仁美は戸隠を厳しくとがめるが、戸隠は意に介さず、和恵に対して「必ず犯人を見つけ出す」と続ける。これもまた、捜査権限がない犯罪被害者支援が口にしてはならない言葉だった。
しかし、仁美の心配とは裏腹に、和恵は戸隠の言葉と真摯なまなざしに触れて、次第に落ち着きを取り戻していくのだった。
そんな仁美と戸隠に次なる事件の一報が届く。ホテル京禄の経理課長・関田陽介(高橋和也)が誘拐され、身代金が要求される事件が発生したのだ。仁美と戸隠がホテルに到着したとき、そこには犯人の要求に応じ早くも現金三億円が用意されていた。
犯罪被害者支援の任務は、陽介の唯一の家族、一人娘の七海(小林里乃)のサポート。父親が誘拐されるという衝撃の出来事に、捜査員の取り調べに対し一言も話せずにいる七海を、二人は自宅まで送り届ける。そこで戸隠はあることに気づく。コンビニ店員が射殺された公園がすぐ近くにあったのだ。仁美は、今は七海の支援に集中するよう戸隠をたしなめる。だが、七海が初めて口にした言葉で、事態に大きな変化が生まれる。その言葉とは「お父さんを助けないで!」。娘がたった一人の肉親である父親を助けないでとは…。七海は何かを隠していると確信した戸隠は、仁美をある場所へと連れ出す。
そこは、とある日本庭園内の茶室。中では和服姿の岩瀬厚一郎(松平健)警務部長が二人を待ち受けていた。
戸惑う仁美をよそに、戸隠は捜査現場で感じた射殺事件と誘拐事件の関連性を岩瀬に報告。戸隠の推理に一理あると解した岩瀬は直ちに、戸隠たちに“特捜支援”の許可を与える!
岩瀬の許しがあるとはいえ、犯罪被害者支援室の捜査はあくまでも非公式。警察内部にも知られてはならない秘密の任務とあって、まじめな仁美は素直に受け入れられない。だが、そんな仁美が自ら特捜を願い出る事件が発生する。10年前、仁美が支援に携わった家族が、新たに発生した傷害事件の容疑者として浮上したのだ。
事件の被害者は山崎宏史(馬場良馬)。何者かに刺され意識不明の重体となる。妻のいずみ(宮地真緒)は、夫は誰かに恨まれるような人ではないと、突然の出来事に混乱するばかり。しかし、宏史の母・麻子には思い当たる節があった。山崎は10年前、仲間と傷害事件を起こしていたのだ。仁美はその時の被害者、神田昇と家族を支援していた。捜査一課は、今回の事件が後遺症に苦しみ続けた昇の死後すぐに発生していることから、妻の美津子(朝加真由美)による復讐の線で捜査を開始する。だが、事件から立ち直ろうとしていた美津子を知っている仁美は、捜査一課が立てた筋書きに納得がいかず、特捜の許可を得て自らの手で真実を明らかにしようとする。ところが、かつて美津子を支援したときのように畑仕事を手伝う中、仁美は作業小屋で被害者の山崎のライターを発見してしまう…!?
さらに支援室を揺るがす新たな事件が発生。その事件をきっかけに、戸隠の秘められた”悲しい過去”が明らかになっていく。
追記 [2015/04/25(23:11:43)]
- 2時間ドラマではなく,1時間ドラマの2本立てだった。
- 京都である必然性を感じない。
- 誰も京都弁を話してなかった。
- 篠崎(下條アトム)さん,連ドラの最終回あたりで事件に絡みそうな気がする。おそらく被害者。