明日の土曜ワイド劇場は温泉(秘)大作戦15

明日の土曜ワイド劇場は温泉㊙大作戦151,サブタイトルは「出雲大社が結んだ美人女将の数奇な縁!パワーストーンの神秘が運命を変えた?美肌の玉造温泉と宍道湖を巡る愛憎の連続殺人」。

2004年にはじまったこのシリーズも15作目。当ブログでも何回か取り上げています。

最近は毎回取り上げているような気がしていましたが,案外そうでもないんですね。

前回までは古きよき時代の2時間サスペンスの流れを汲むワンパターンぶりを取り上げていましたが,最近は違うパターンのことも多いのでやめにして,第1回からの舞台を取り上げることにします。

次がそのリストです。あくまで個人調査なので間違いがある可能性があります。もちろん転載は禁止です(笑) 転載しようなんて物好きはいないでしょうけど。

放送日 舞台 前回の指示
1 20040221 静岡県 東伊豆 稲取温泉 旅館あさひな
2 20050115 大分県 九重 筋湯温泉 九重悠々亭(*) 別府温泉
3 20060415 北海道 松前温泉 温泉旅館矢野(*) 函館・湯の川温泉
4 20070721 石川県 能登輪島温泉 ホテル高州園(*) 加賀温泉郷
5 20080119 山口県 長門湯本温泉 西京(*) 下関
6 20080816 三重県 鳥羽市 慶泉(*) 三重県
7 20090221 富山県 大牧温泉 大牧温泉観光旅館(*) 大牧温泉
8 20091205 徳島県 鳴門温泉 ルネッサンスリゾート・ナルト(*) 鳴門温泉
9 20100327 宮城県 気仙沼市 気仙沼プラザホテル(*) 宮城県気仙沼
10 20110820 青森県 浅虫温泉 海扇閣(*),南部屋(*) 青森県の浅虫温泉
11 20120310 和歌山県 南紀勝浦温泉 ホテル浦島(*) 和歌山県南紀勝浦温泉
12 20130112 北海道 洞爺湖温泉 洞爺サンパレス(*) 北海道洞爺湖
13 20140329 宮城県 秋保温泉 ホテル瑞鳳(*) “仙台の奥座敷”秋保温泉
14 20140816 岩手県 安比高原 ホテル安比グランド(*) 岩手県安比高原温泉
15 20150328 島根県 玉造温泉 ホテル玉泉(*) 島根県玉造温泉

“前回の指示”というのは,エンディングで社長が指示する次の舞台です。はじめのころは違っていたのですが,第7作あたりから一致するようになりました。このあたりの理由はわかりません。最近はもしかすると何作か先まで舞台が決まっているのかもしれません。

ちなみに,「ラーメン刑事龍の推理」でも最後に「次は○○の××ラーメン」と次回の舞台の紹介があったのですが,一致したためしがなかったようなおぼえがあります。

(*)は実名で登場していると思われる旅館です。ってかほとんど実名じゃないかい(笑) 初期のころ仮名の旅館がもう2,3軒あったような気がしていたのですが,人の記憶はアテになりませんね。

考えてみれば,このドラマの舞台になれば最初から最後まで旅館の施設やサービスを詳しく取り上げてもらえ,まわりの名所や歴史,名物なんかも紹介してくれるので,いい宣伝ですよね。殺人事件が起こるといっても,このシリーズでは旅館の中で殺人が起こったり料理に毒が仕込まれたりしたことは一度もないので,旅館の名にキズがつくことはなく,仮名にする意味がないような気がします。もしかすると旅館からの売り込みなんかもあるのではないでしょうかね。最近は地域でグループをつくったり,さらには自治体自らドラマのロケ地の招致活動をしているところもありますし2

今回の舞台の玉造温泉でも,次のように大はしゃぎ(?!)です。

おそらく今回“建て直し”の対象となる「ホテル玉泉」では,このドラマで生まれた宿泊プランや料理を準備しているそうですよ。

そうです,慎之介のあの料理が食べられるのです!!

温泉㊙大作戦(15)のあらすじ

テレビ朝日|土曜ワイド劇場より引用:

 星野さつき(森口瑤子)ら城ノ内コンサルティングの面々が玉造温泉のクライアント先に到着すると、一足早く訪れていた岩田幸平(村田雄浩)の見合い現場に遭遇する。幸平の見合い相手は民謡歌手の高野和歌子(秋本祐希)で、ホテルのラウンジで民謡ショーに出演していた。笑顔を見せるさつきらを尻目に和歌子と2人、デートにでかける幸平。彼女をすっかり気に入った幸平は、早くもプロポーズを決意する。
 ホテルでは、支配人の樫山高志(中西良太)と3か月前にホテルのメインバンクから出向してきた女将の姫島珠緒(藤吉久美子)がさつきたちを迎える。再建のキャリアを積んできた珠緒には経済ジャーナリストの涌井圭吾(井田國彦)が密着取材中。そんな珠緒は、ホテルの立て直しに経費削減と人員整理を強く主張するが、さつきは個人客誘致の策を提案する。
 出身が松江で、30年ぶりに戻って来たという珠緒は、さつきと森田梢(高樹マリア)に地元の伝統工芸でもある勾玉づくりを紹介。工房では、師匠であり、珠緒の幼馴染でもある殿村龍介(渡辺いっけい)と珠緒の弟の翔太(蟹江一平)が職人として働いていた。そこに、和歌子が殺されたという連絡が入る。
 和歌子が殺された夜、彼女は涌井とロビーにいたと仲居たちが証言。和歌子は「どこに人殺しの証拠があるんですか!」と怒りを露わにしていたという。だが、涌井には行きつけの店で飲んでいたというアリバイがあった。
 そんな折、ホテルに旅行代理店の小沢雅恵(中山エミリ)が70名の客を連れてやって来る。珠緒の了解を得たとメールを見せる雅恵だが、珠緒には返事をした覚えがなかった。突然のことに困惑する珠緒にさつきは「お受けしましょう!」と、仲居たちに手際よく指示。厨房では島慎之介(東幹久)も奮闘し、事なきを得る。
 さらにさつきはホテルでの和歌子のショーに代わって、勾玉作りの実演を提案。龍介と翔太がホテルにやって来ると、そこへ、和歌子の事件の手がかりを求めて幸平が突撃する。翔太と和歌子は同級生だった。あまりのショックに、普段の冷静さを失った幸平は、和歌子と幼馴染みの珠緒にも詰め寄り、困惑させてしまう。さらに、涌井へ疑惑をぶつける幸平。というのも、涌井は経済ジャーナリストといいながら、様々な事件の真相に迫るフリーのルポライターとして活躍していた。和歌子が涌井に言った「人殺しの証拠はどこに?」という言葉から、もうひとつ別の殺人事件があると踏んだ幸平。その事件を追って、涌井は珠緒に近づいたのだった。
 幸平からの報告を受けたさつきたちは、仕事柄、人から恨まれることもある珠緒を心配するが、そんな矢先、「女将は人殺し」という珠緒への中傷が、旅行代理店やネット上にばら撒かれる。涌井はいったい、どんな事実をつかんでいるのか?だが、その涌井も殺害されてしまい…!

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  1. Shift JISでは㊙が使えないので今まで「温泉(秘)大作戦」と記載してきましたが,もちろん正しくは「温泉㊙大作戦」です。デフォルトをUTF-8に切り換えたので,これからは正しい表記を使うようにします。 
  2. 私の住んでいるところもやっています。残念ながら温泉はないので,温泉㊙大作戦の舞台になることはありません。